カンヌの休日 feat. 山田孝之

カンヌの休日 feat.山田孝之
Here
カンヌの休日
カンヌの休日 (Instrumental)

カンヌの休日 feat.山田孝之→カンヌの休日→Here→インストをエンドレスで聴くのが好きだわ。どうしても直後に聞き比べたくなる。笑 そのあと落ち着いてHere聴きたい。順番変えようかしら。


1. カンヌの休日 feat.山田孝之

iTunesでCD読み込んだら1曲目だけどっか行ってしまった。アーティスト名が「フジファブリック feat.山田孝之」だから違うアーティストとして認識されてしまったらしい。ややこしいのでアーティスト名はフジファブリック、タイトルのうしろにfeat.山田孝之を付け直した。

ミョンミョンとした前奏からの、キレキレの演奏、男くさい乱暴な歌、好き、好きすぎる。こういうゴリゴリした感じが久しくて、ドラマに引き出されたのかと思うと感謝したくなる。

監督の案でカンヌ受賞作のタイトルを並べた歌詞、と聞いて山手線の駅名並べたみたいな意味の無さにならないかと危惧してたけど、いつもと違うシュールさの意味深な物語に仕上がっててめちゃくちゃかっこいい。語感も気持ちいい。これがセンス……!特に パッパパッ パパは出張中!

作詞作曲フジファブリックになってるし、実際みんなで作ったんだろうけど、メロディの叩き台は山内くん、歌詞の総監督は加藤さんってイメージなんだけどどうでしょう。曲の系統が夢みるルーザーとかBOBOさんが好きだと言っていたような「パッと作った」系、金澤くん言うところのナチュラル・ボーン的な感じがする。

ドラマのオープニングで流れる時、毎回シーン変えてくれるのが嬉しい。かっこいいのでオープニングだけ集めて編集している。。でもやっぱり一番インパクトがあったのは最初に聴いた第一回目!

テレビで聴いた時は「山田孝之どこ歌ってんの?」と思っていた。MV見て、まさかサビの一発目を歌ってるとは思わなかった。


カンヌの休日 Feat.山田孝之とカンヌの休日(フジファブリックonly Ver.)の比較

これは、演奏・山内くんの歌は全部一緒で山田孝之が歌ってるとこだけ差し替えてるのかな?微妙に違うような気もするけど、順番に聴いても確信が持てる違いが今のところわかんない。聴いてるうちにわかってくるだろうか。一度同時に流して聴き比べてみたい。

聴き慣れてるからか、音源としては山田孝之の声入ってる方が緊張感があって好きかも。企画物としてのまとまり感も。ちょっと質の違う声が交互に来るのがおもしろい。山田孝之の声は、なんと言ったらいいのか・・・確かに山内くんの声に似てるんだけど・・・すっきり?・・・とかいろいろ考えたけど、「イケメンボイス、略してイケボ」という(身も蓋もない)表現が一番しっくりきてしまって他に考えられない。歌い方も声質もカッコイイ。似た系統で山田孝之の声がすっきりしてる分、そこに山内くんの声が来ると「味」「・・・艶♡」って感じられて嬉しい。似た系統の比較対象が近くにあると、いやがうえにも山内くんの個性が見えてくる。

最初はそうでもなかったのに山田孝之が山内くんの声に寄せてきたって話おもしろい。

ドヤッてる語尾いいわ〜、好きだわ〜。


2. Here

情報全然入れてなかったから初聴き。我慢する事こそ至高!って思ってるわけじゃないけど(自分が一番感じられるタイミングで聴くのが一番大事)、FREEDOM初聴きの時のあの衝撃を体験をしてしまうと・・・。やっぱり断片でなく、発売日に一気に全貌に触れるっていいなぁと思っちゃう。それをしたいと思えるのは、今のところフジファブリックだけなんだけど。(他の好きなアーティストの新譜は聴けるタイミングですぐ聴いちゃう)

最初の音聴いた時からもう降参だった。へなへなとしたやさしい音。ぽつりぽつり話し始めた言葉、この人何を言い出すのかなって、最後まで真剣に話を聞いてるみたいに曲聴いた。やーっと最近見せてくれるようになった、弱くて近い部分。

年末にラジオでGreen Birdの弾き語りを聴いて、なんか、この、ざらっとした生々しい感じをフジファブリックに落とし込めないかなぁ!?って思ってたものが思いっきり落とし込まれてた。

泣くわこんなん。

山内総一郎の寝床表現好き。(SUPER!!の毛布とか)
今の季節にぴったり。シーンとした夜の冷たい空気の中、笑った顔思い出したらその冷たい張り詰めた空気に暖かいさざなみが立つみたいな感覚。なんて素晴らしい歌詞なんだ・・・・

山内くんの孤独はいつも誰かがいるんだよね。だから寂しいのにあったかい。

たまにあるんだけど、ハナレグミの「おあいこ」とかもそうなんだけど、全然落ち込んだりしてないのに、聴いたら酷く傷ついた気分になるというか、音楽に引きずられて落ち込んだ気分になったり黄昏れてしまうような曲があって。でもフジファブリックでそういう経験した事ってなくって。(昔から) きっとフジファブリックは自分にとってはそういう類ではなくて、そういうところがまた好きで・・・って思ってたけど、Here聴いてたら歌ってる人の思いが感染してきてしまった。すごく寂しくなって、心底愛しさが湧いてくる。そういう類ではなかったはずなのに。音楽でそういうの、しんどいわー笑 とか思ってたはずなのに、いつのまにか、そういう淵に立ってしまっているのかも。君もまた。音楽家として、表現者として。そうやって引きずり込まれるの、嬉しいなー……って思ったり。

PRAYER聴いた時も思ったけど、山内くんの中に酷く静かで穏やかな時が流れているのを感じる事がある。普段はあんな感じなのにね。その根源は何なんだろう。

間奏でぶわぶわ思いが溢れるみたいな感じ

あそこで春を差し込むのが・・・!

いろんな話はしてない、言ってるのはシンプルなたったひとつの事だけ
それだけでこんな曲が出来るんだなー

先に音聴いてから歌詞カード見たけど、全然言葉の響きが違った。音で聴く言葉はもっと滲んでちぎれそうな感じがした。いつもはなんとなく歌詞カード見てから音源聴いてたけど、こんなに感じ方違うんだったら今後歌詞カード見ず音源から聴こうかなぁ。と思うぐらい、良かった。

メロディも。なんか、表現方法変わったね。肩の力が抜けたというか、殻が破けたというか。心のままに、丁寧に紡いだメロディ。


なんというか、膜がなくなった感じ。

最近のフジファブリックは初聴きの壁余裕で突破してくるし、好きな曲ランキングで新譜が俺も俺もって感じで上位に突き上がってくる。今まであれだけ毎回新曲初聴き微妙な反応してたのになー。(したくてしてた訳じゃないけど……)肩の力が抜けたのは自分の方かな?でもそのきっかけをくれたのはFREEDOMだ。壁をぶっ壊してくれたのは。

もしくは、SUPER!!で沈んで立ち直ってから作った曲が覚醒してんのかな?

発売日当日オフィシャルのツイッターが流してきた「山内、この曲で初ドラム叩いてます」情報が強烈で(そういえばカンヌスペシャルサイトでそういう事書いてるのをうっすらと見たような気が)、最初聴き始めた時は山内総一郎の初ドラムぅ〜〜とか思いながらフヘヘッて感じでドコンドコンいってるドラムの音聴いてたのに、前奏の1小節目途中あたりで(早)完全にドラムへの意識なくなってしまった。その後の世界と歌が素晴らしすぎて。(でもそれって歌の世界に集中出来るぐらい違和感がない=ドラム上手いって事では・・・?)やっと最近ドラムの音意識して聴いてみたりしてる。

いいよねぇ山内ドラム。山内くんが叩いてると思うだけで音も愛しい。加藤さんが「ドラムボーカルやったら?」とか言ってたけど、想像したら笑ってしまった。でも、楽しそうだなー。そんなの見られる日が来たら楽しすぎるなー。ドラム叩きながら歌う山内くんか・・・ギター誰が弾くんだ?笑(金澤氏・・・?)いろんな楽器修得していくのおもしろい。いろんな可能性が広がる。

もう、まず、Hereってタイトルからして好きなんだよーー。


3. カンヌの休日 Instrumental

カンヌの休日Instrumental、なんだ歌ってる人いるじゃん、て!!

それぞれの楽器が歌いまくってる。演奏だけで華ありすぎ。アーー興奮したー。インストこんなに繰り返し聴く事になるとは思わなかった。カラオケではなく、一つの作品として成立している。フジファブリックのインスト作品も聴きたい!!!

こんな贅沢なところでいつも歌ってんだなー。

サビで右から入ってくるギターが好きすぎ。あーあーギターたくさんあるのいいなー。
パルプフィクションもおもろい。

ルパン三世みたいな、歌ものじゃないのに歌ものみたいなポップさ、キャッチーさがある。このまま刑事物の挿入歌とかでもいけそう。

少しずつ違うカンヌの休日3種、こんなに雰囲気変わるなんて。かわるがわる聴いてるから、普通にシングル買って聴く3倍ぐらい聴いてる。濃い。笑 

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30個の映画のタイトルが入ってるはずなのに、28個しか見つけられない・・・

失われた週末(1回/1946年)☆ 主演男優賞
かくも長き不在(14回/1961年)☆
4ヶ月、3週と2日(60回/2007年)☆
永遠と1日(51回/1998年)☆
パリ、テキサス(37回/1984年)☆ 国際批評家賞
パパは、出張中!(38回/1985年)☆ 国際批評家賞
誰も知らない(57回/2004年)主演男優賞
ピアニスト(54回/2001年)☆ 主演男優賞、主演女優賞
秘密と嘘(49回/1996年)☆ 国際批評家賞
ユリイカ(53回/2000年)国際批評家連盟賞、エキュメニック賞
砂の女(17回/1964年)審査員特別賞
山猫(16回/1963年)☆
ダンサー・イン・ザ・ダーク(53回/2000年)☆ 主演女優賞
白い山脈(10回/1957年)記録映画賞
悪魔の陽の下に(40回/1987年)☆
鶴は翔んでゆく(11回/1958年)☆
愛の風景(45回/1992年)☆
甘い生活(13回/1960年)☆
美しき諍い女(44回/1991年)審査員特別グランプリ
逢びき(1回/1946年)☆
雪の轍(67回/2014年)☆
冬の街(56回/2003年)グランプリ、主演男優賞
ライフ・イズ・ビューティフル(51回/1998年)グランプリ
歩く、人(54回/2001年)「ある視点」部門出品
彼女を見ればわかること(53回/2000年)「ある視点」部門グランプリ
名もなき男の歌(66回/2013年)審査員特別グランプリ
美しすぎて(42回/1989年)審査員グランプリ
愛、アムール(65回/2012年)☆

黄金のシュロ(=パルム・ドール