JAPAN JAM 2017 フジファブリック

JAPAN JAM 2017
千葉市蘇我スポーツ公園
5/5(2日目)13:00- フジファブリック


フジファブリックはサンセットステージ2番手の13:00-。

昨年末のレディクレの時もそうだったけど、タイムテーブルが発表になって割と早い時間帯で若干テンションが下がる。最近よくこういう時間割り当てられるなー、トップバッターよりはマシだけど…日が暮れてから本番って感じがするじゃんー。とか思ってたけど、初夏みたいな明るい昼間の日差しと会場内のまだ始まったばかりのさらぴんみたいな空気が合ってて悪くないな。って思った。視界が眩しくて真っ白に輝いてて、そのせいか記憶も極彩色。山内氏の衣装の奇天烈な色彩と共に・・・。

今日の並びはSTAND!!ツアーと同じキーボード・ギター・ベース・ドラムのドラムが前に出てる横一列形式。この形式、全員が見えておもしろいんだけど、客席から見て半円状になるっていうかキーボード・ドラムが前に出てギター・ベースのあたりが少し奥に入る形になるからフロントマンがちょっと遠くなるのとドラムの音のバランスが?なので元の形がいいなぁ。たまにだったらいいんだけど。

リハでは今回のサポートドラム玉田豊夢さん→加藤さん→金澤君が順番に出て来てちょこっと。山内くんはリハなし。

本番で山内くんが出てきた時その衣装にちょっと会場がざわついてた。あのシリーズを着せるスタイリストは一体何なのだ…?他の2人はともかく、山内くんの良さを生かしてるとは言い難いような。あのシリーズ(というか下手したらあのピンク×水色)でこの夏を駆け抜ける可能性も…?

山内くんのアンプの上に右からレッドグレープフルーツみたいな色した小さいペットボトルの飲み物(本番中一口も飲んでない)・ペットボトルの水・スタバの富士山ブルーマグ。飲み物がズラー。


夜明けのBEAT

フェスってだいたい3曲目ぐらいまで状況がゴタゴタしてて記憶ないんだけど、今日はよい感じでスペースがあってまわりも落ち着いていたので最初から記憶があった。最近続いてた半音?下げはやったりやらなかったりみたいな感じだった。

続けざまに次の曲の前奏が始まって「ジャパーーーーン!!!」
あれジャパンで良かったんだっけ?と思ったらそうだこれはJAPAN JAMだ。RIJでもCDJでもジャパン、ずっとジャパン。山内くんの叫ぶ濁った「ジャパン」好きだな。笑


SUPER!!

金澤ギター来るのわかってるから前奏終わったあたりで金澤くんがごそごそしだすとそわそわしてしまう。金澤君が舞台袖にちらっと入って出てきた時持っていたのが山内くんが学生時代に最初に買った裏に魂と書かれた青いストラト!!!(裏側の魂もちゃんと確認した)まさか魂ギターも今こうやって盟友金澤君にフェスのステージで弾かれる日が来るとは思っていなかっただろうなー。このギターを買った学生山内くんも。学生時代の友達と今の友達が一緒にいるのを見てるみたいな不思議な感覚。

盛り上がるねー金澤君のギターは。そしてとうとう(?)JAPAN JAMのレポのページの写真もギター弾いてる姿に。(これでいいのか・・・?)ふわふわギター弾いてる右手が初々しかった。昔金澤君ギター弾きたかったんだっけ。(ライブでアコギは弾いた事あるけど。昔イメージしていたギタリストというのはこういうエレキバリバリ(?)みたいな姿だったのでは)SUPER!!でちょっと夢叶ったって感じ?

フジファブリック| JAPAN JAM 2017 クイックレポート

「びっくり足したら飛び上がった!!」のドスの利いた声がすごかった。


山内「フジファブリックです!ジャパーーーン!!!」
客:イエーーーー!!!
山内「……今日、暑くない?」
客:暑いーーー!!!笑
山内「倒れないよう、帽子かぶったり、お水飲んだり・・・帽子かぶったりお水飲んだりしながら」
客:笑
山内「楽しんでください!」
客:イエーーーーー!!!


カンヌの休日

カンヌの休日はフェス映えすると思うんだよーー。「失われた週末〜」ってすんごい悪そうな顔して歌い始めた。この曲の時加藤さんがキモいベース弾いててああこんなフレーズもあるんだーと嬉しくなった。最後のブレイク、途中で拍手起こらない?えっみんな把握してる人達?と思ったら途中からパチパチと拍手が起こりそこへすかさずトドメみたいな最後の〆。フライングに対ししてやったりな悪い笑顔。(・・・に見えた)


Green Bird

「これを聞くために来たんだなぁ」って思える曲があるライブが好きで、今日のGreen Birdはそんな曲だった。FM802の弾き語りで歌ってたGreen Birdがほんっと好きで、それはバンドで演る時とはちょっと違う感じで、一人だから、個人的なものだから出たものなのかな、あーこんな歌がバンドで出せたらいいのにな、・・・・というのがまさにバンドに乗っかってたんだ!!!

Cメロでの感情の決壊みたいなのがすごかった。

山内くんは苦しい事を歌う時苦しそうな顔して歌うようになった。より歌と感情が近くなって、それが思いっきり表に出るようになったんだなーと感じられて嬉しくなった。

山内くんを「この人、誰?」って思わされる瞬間がすごく好きだ。

フェスでGreen Birdを歌い終わった後の拍手って他とちょっと違うんだよね。さざなみみたいにうしろからザザーッと追いかけてくる長い拍手。質が違うんだけど若者のすべてを歌い終わった後の拍手とちょっと似てる。感嘆の溜息みたいな。そんな拍手がしたくなる説得力がある歌を新たに生み出せた事が素晴らしいなと思う。


MCの時だけ\ドゥン/\ドゥン/って他のステージのドラムの音が遠くから聞こえてきてて、
山内「ドゥン。」
客:笑
山内くんって聞こえてくる音真似るの好きだよね。

山内「今日は夏みたいなので、夏の歌をやろうと思います。」
ポロポロとギター鳴らして、カウントが始まる、ってところで思い出したように
山内「その前に、ドラム、玉田豊夢!」
客:パチパチパチ(このタイミング…)
戸惑いの豊夢さん


若者のすべて

MCで「若者のすべて」だなって思ったけど、(もう夏の終わりの歌・・・)と何人ぐらい心の中で思っただろう。

山内くんのふわっとした歌い出しで、あんなキンキンだった夏の日差しが柔らかい夏の終わりの夕方の日差しみたいになった。山内くん若者のすべて、最初の頃とはまた違う表現で歌うようになった。歌は山内くんが歌えば歌うほど山内くんに溶ける。山内くんの中にある感情とか景色とか思い出に絡み合って誰の組織かわかんなくなる。

間奏でスライドバー使っていつもなら歌になる時ぱっとマイクのところにかけるけど、今日はしばらくずっと指にはまったままだった。違うタイミングではずしてかけてたけど。

「話す事に迷うな〜」ってところも苦しそうに歌ってた。

私は、山内くんの声が好きだ。


山内「僕らが最初にJAPAN JAMに出たのは2010年で、吉井和哉さんのステージだったんですけど、その時はまだバンドがこういう形ではなくって、それも決まっていないような時期で、ステージに立っていいのか、という戸惑いがありました。出たら楽しかったんですけど。またこうやってJAPAN JAMに出る事が出来てとても嬉しいです。ありがとうございます。」
客:拍手(だんだん大きくなる)
ちょっと噛んで、にやけながらほっぺたをベシベシベシベシ激しく叩いてお客さんに笑われてた。
山内「これからもフジファブリックは続いていきますし、時間もまだ13時、イベントもまだまだ続いていきますので、・・・帽子かぶったり、お水飲んだり(笑)帽子かぶったりお水飲んだりしながら最後まで楽しんでください!」
客:(笑)拍手
(後半の「帽子かぶったりお水飲んだり」は早口。笑)

吉井和哉 | JAPAN JAM 2010 | クイックレポート

今日のMCポイント「帽子かぶったりお水飲んだり」帽子かぶったりのジェスチャー付きでかわいかった。


LIFE

「大切な何か」で笑ってしまうのやめたい。最近は繰り返さないから!!最初歌詞間違えてもにゃもにゃもにゃ〜って誤魔化してた。

ギターソロのあとの「LOVE LOVE LOVE LOVE ME〜」のところでアレンジ変わってて、鍵盤の音が高らかに前面に出てその音が可憐で豊かでLIFE!!って感じでめちゃくちゃ素敵アレンジだった。

今日Green Birdで最後声ひっくり返ってたしLIFEでも声ひっくり返ってたけど、今日はそういう問題じゃないねん、みたいな。たいしたポイントではなかった。調子は悪そうではなかった。

エンディング色強くてLIFEで終わりかと思ったので、最後にギター交換で赤ギターかけててもう一曲ある!とテンション上がった。


フェスの割にしっとりめの曲が続いたので、最後盛り上がりたいーーー!と思ったので、虹、嬉しかった!曲に入るまでのドラムのリズムの煽るようなワクワク感が好きだ!Surfer Kingっぽいけどそれはないよな・・・虹だよな・・・みたいな

山内くん、お客さんザワつくぐらいニカーーーーッと嬉しそうな顔。あれは引きずられるわ。笑 野外でグーッと空に手を広げて空を持ち上げるの気持ちいい。「僕は生まれ変わってく」で山内くんが自分の胸を叩くとこすごく好き。最後のサビのシンガロングしあわせ感じるからすごく好き!本日のアウトロは山内「キーボード金澤ダイスケ!」→金澤「ギター山内総一郎〜!」までの短縮版。(時間がなかった様子)長いのはワンマンで!ギター山内総一郎の時、珍しく山内くんのカメラマンアピールがすごかった。あの映像見たいな〜〜。最後金澤くんのキーボードの土台部分の端っこに登ってた。


13:00から始まって13:43ぐらいに終了。

JAPAN JAM出演が今年最初に発表になったフェスで、ツアーが終わって飢えてた時期でもあり、このフェスってセッションが売り?しかも今年は会場が変わる?(JAPAN JAM BEACHだったら絶対行ってなかった。砂浜とか無理…)スピッツも出るし、行くしか!と決めたけど、蓋を開けてみればセッションがあるスペシャルアクトにフジファブリックの名前はなし、フジファブリック的には至って普通のフェスで。で結局、何もなくても楽しいっていうか。フェスのフジファブリックはセットリスト固まってきてるし(目新しいのはカンヌの休日ぐらいであとはほとんど昨年のフェスと一緒だったのでは)変わった事は何も起こらないけど、太くて強くて優しくて、このバンドが一番好きだなーとただただ思うだけだった。

終わればリセットされていつも「この人達はほんとに存在しているんだろうか?」レベルまで戻る。いつまでも慣れない、奇跡みたいな人達。

今日はサポートドラムが玉田豊夢さんで、見るの初めてで嬉しかったし、フジファブリックの曲の新解釈って感じでおもしろかった。

お客さんの雰囲気もすごく良かったなー。


SET LIST

1 夜明けのBEAT
2 SUPER!!
3 カンヌの休日
4 Green Bird
5 若者のすべて
6 LIFE
7 虹

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ああ、アルバムの曲やらないんだなーと思った。この夏も聞けない感じかな。SUPER!!とGreen Bird入ってるけどそういう事ではなくて。なんかちょっと今を聞かせてやりたい気持ちがあった。あとダークで激しい目の何か。もうそういう感じのはやらないのかなー。

・・・っていうか野外でFREEDOM聞きたいんだよ〜〜〜〜〜〜。FREEDOMぅぅ〜〜〜・・・・・

GYAO!でライブ映像すぐ流してくれるの嬉しいけど今回もSUPER!!なんだよねー。んー。前回のCDJの時も思ったけどSUPER!!の映像は引きが弱い気がする。Green Birdかカンヌの休日観たかったなー。

ライブ見終わってからグッズ売場行ったら春フェスグッズのウサギ紺T各サイズとタオルが売り切れてた。ちょっと数の設定が弱気すぎやしませんかね…。グッズ発表になって「んあ…春フェスグッズなんてあるんだ…シュールだけどなんか好み…」と買う気満々だったのに。あとで着て歩いてる人見たら(その人は白だったけど)意外とプリントが大きくぺったりとしていてイラストも思ったよりファンシー寄りだったので(もうちょっとグラフィック寄りかと思ってた)もういいかな…とか思ってしまった。まぁ今後もフレパまで販売する機会があるので焦る必要はないかな、見かけてあったらぐらいでいいかなという気持ちに落ち着いてしまった。商機逃しててもったいない。今日は春フェスグッズの初出しの日なんだし、もっと作って持って来たらいいのに!自信を持って!

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GW中の移動、戦々恐々としてたけど行きもUターンラッシュも巻き込まれる事なくてほっとした。行く前は指定席になだれ込んで通路に立つたくさんの人!とか想像して怯えてたけどそんな事もなく。

JAPAN JAM、ステージ間が狭くて移動めちゃくちゃ楽だけどMCの時以外は音被り気にならないし各ステージあまり格差なく2万人ぐらい収容出来るみたいで入場規制ないし(見ようと思ってたのタイテ被りもなかったのでほとんど見られた)飲食ブース空いてるし休憩場所たくさんあるしフクダ電子アリーナの座席はサッカー見てるみたいで楽しいし(フクダ電子アリーナはワイバンにおけるドーム的オアシス)SUNSET STAGE後方の人工芝が気持ちいいし(フジファブリックのステージがここでほんとに良かった。3つの中で一番)人の数にゆとりがあって(といっても寂しい感じはない)最後まで見ても帰りがスムーズだし、一部砂以外は(SKY STAGEはできればあんまり近寄りたくなかった。今日はそんなに砂埃酷くなかったけど)ほとんどストレスのないコンパクトで快適な都市フェスだった。

あらかじめ決められたセッションというのは貴重なものが見られて楽しいけど興奮というのはあまりないものだなー。やっぱりサプライズ効果ってすごいな。まぁそのセッションすらない人はまったくないわけだけど。まーフェスでセッションって簡単に言うけど難しいよね・・・忙しい人達の打ち合わせとか実際合わせる時間とか。

これでこのフェスが全員セッションします!みたいな感じだったら他と違う特色が出て魅力的だと思うけど(最初はそうだったんだっけ)、過酷でも行きたくなるような魅力的なフェスとかあって、たくさんフェスがある中でこれを選ぶかとなると・・・来てる人の数が古き良きフェスというか、見たいものがふらっと見られてすごく快適だったけど、興業的にはこうだとちょっと厳しいのかなーという気もしつつ。見てるぶんには(もうちょっと多くてもいいかとは思うけど)これぐらいがありがたいんだけどなぁ。普段近くで見られないアーティストがよく見えた。←というのをのちにJCDで特集で放送してた時にすごくアピールしててちょっと笑ってしまった。

17:30〜とかそれぐらいの時間帯さわやかで結構いいなーと思った。

初めて観たにゃんごすたー、悶えるほどかわいかった・・・・