RISING SUN ROCK FESTIVAL 2017 in EZO フジファブリック

今年のライジングサンは過酷だった…。雨はスコールみたいで装備してれば気にならない、ライトのところ見てあんなに降ってんだって感じるぐらい。気温もそんなに寒くない、ただ、田んぼが…。沼に足を取られて移動がままならず、ステージ間を軽快に動き回る事が出来なかったり草や藁の上で好きなようにゴロゴロ出来なかったのが残念。

フジファブリックのステージ&出演時間が発表になった時もテンション下がったなー。14時って。しかも今年も前回と同じ屋根ありレインボーシャングリラって。夏フェスの野外の夜の屋根のない場所でフジファブリック、今年も叶わないかー。出来ればRED STAR FIELDで観てみたかったなぁ。(結果、屋根ありレインボーシャングリラで雨を気にせず集中して観る事が出来たので良かった…!ってなるんだけど)まぁ直前になったらもう楽しむしかないか!というモードになった。

今年タイムテーブル出る前に飛行機押さえちゃったから到着が結構ギリギリに。トップバッターだったら間に合ってなかった。ライジングのシャトルバスはいつもめちゃくちゃスムーズ。麻生駅の改札出た時のシャトルバスの列の長さにはビックリするけど、するする〜っと進んで15分ぐらいで乗れたかな。その後も次々とバスが来ていた。帰りもそんな感じ。あれはほんとすごいなと思う。

2015年にライジングサンで買ったフジファブリックのBOYSモバイルウォータープルーフポーチが活躍する日がとうとう来た。



雨に濡れる入場口


14:00- RAINBOW SHANGRI-LA フジファブリック


サウンドチェックはBOBOさん→加藤さん→金澤君の順で出てきて(加藤さん、金澤君が登場した時は拍手や声援が)マイクのチェックで金澤君が「こんにちはー!こんにちはー!」って笑いながら声出してそれに対してお客さんが毎回「こんにちはー!」と返していた。(金澤君満足そう)金澤君の柄on柄の衣装かわいい。最後に山内くん抜き全員で夜明けのBEAT合わせてた。サビで金澤君がお客さん煽って歌わせたりとかして、1番で終了。夜明けのBEATインストで聴く機会ないから新鮮でおもしろかった。最近はフェス本番前バンドが出てきてサウンドチェックといいながら+2曲ぐらいやる光景がよく見られるしフジファブリックの徒然モノクロームとかよくやってたけど最近は山内くんは出て来なくなったね。歌は本番でのお楽しみとかそういうことなのかな?出てきても出て来なくてもどっちでも構わないんだけど。


セットリスト

1.銀河
2.カンヌの休日
3.Sugar!!
4.虹
5.Gum
6.LIFE
7.SUPER!!
8.Surfer King
9.若者のすべて


ライジングサンへの憧れ、敬意、やっぱりライジングサンの空気を纏ったフジファブリックは格別だな〜。それが見たいが為にここに来てしまう。這ってヨレヨレになって辿り着いた果てのご褒美みたいな感覚がある。

フジファブリックはMC少なめで機関車みたいに猛進してた。とにかく前へ、外へ向かうエネルギーがすごかった。ゆるふわMCも人の心をほぐすのに役立ってると思うけど、こういうのもすごくいいなぁ。

初っぱなの銀河の最後でイェ〜〜〜〜〜〜ア〜〜〜〜〜〜ア〜〜〜〜〜〜って思う存分声張り上げてて今日も気持ち良さそうだなと思った。

カンヌの休日が始まって「あっそうだこの曲もあったんだった」って思い出した。この夏のメインイベントだった!ライブで何度聴いても楽しい!「悪魔の陽の下に」のドスがすごい。「真っ赤な絨毯歩く人〜」で山内くんの右斜め前に敷いてある(んであろう、)(山内くんには見えてる)赤い絨毯悪い顔して指差してたのなんか意味わかんなくておかしかった。山内くんは今日、全般的にストーリーテラーのように歌ってた。

Sugar!!聴いてる時楽しすぎて楽しすぎてなんか泣けてしまった。しあわせって今この瞬間なんじゃないかと自覚して感情が高ぶってングッと胸が詰まった。いつもライブで見てるのにな。間奏でフワーッとフジファブリックを包み込む歓声、甘酸っぱい、でもしょっぱい…でだんだん昇っていく感じ、でもなんか、悪くはない!で爆発、前しか見てなくて、キラッキラしてた。フジファブリックはこれからも未来も希望しかない。フジファブリックは、希望の塊。

立て続けにやった虹も、雨が降った今日、雨の中しおしおになった我々の為に絶対やってくれると思った!!(後日聴いたラジオで当日会場に入ってから曲決めたって言ってた。そういうの素敵だなー)持ち上がる〜で言わなくてもワラワラと上がる手。

山内くんの「石狩ぃ〜〜〜!!!!」が何度も聴けて嬉しい。

今日もたくさん前に出てきてギター弾きまくってたなぁ。

少ないMCの一部。
山内「フジファブリックには北海道にまつわる曲が何曲かあるので、それを今日は特別にやりたいと思います。」

特別に…!(魅惑的な響き)
フジファブリックの北海道にまつわる曲ってなんだろう?って思ってCHRONICLEの北欧系の曲がぱっと思い浮かんだけど、いやいや違うから…とすぐ打ち消した。大好きなあの前奏が始まってすぐGumだ……!とわかったけど、北海道の曲?地域的に北海道をイメージしてこの曲作ったのかな?とか若干???を浮かべながら&バンドでGum聴くの初めてでは?(LIFEツアーで聴いてるけど記憶がないのでカウントなし)ウワー!と思いながら聴き続けてたらすぐ「北海道くらい寒いらしい〜♪」と答えが出てきて「ああ…。笑」と思った。

Gumは特に、山内くんの歌唱の変化を感じる曲。音源では物憂げだったサビが力強い。(どっちも好きだよ)あの頃から数年経って、少し大人になって男くささと包容力が増した歌声に北海道の大地の匂いが混ざったGum、とても良かった。ライジングサンで今のフジファブリックが演奏すると音もちょっと違って聞こえた。Gumはコーラスもすごく素敵。

まさかフェスでGum演ってくれるとは思わないじゃないですか・・・・・・・・。こういう定番じゃないけどフェスにぽっと入れてくるの、すごく嬉しいなぁ。

LIFEの時「雨の日も〜」のところ太字で強調してるみたいな声で歌ったのでお客さん笑ってた。Surfer Kingは盆踊りみたいで会場がワシャーッとなって楽しかった。「コメディアン」で金澤君がバッと上着をはだけるところで山内くんはとうとう笑い声を歌に乗せてしまった。(シャリーみたい)


山内「ライジングサンには並々ならぬ熱意があります。またこのステージに立てて嬉しいです。ありがとうございます。」
客:歓声
山内「みんなそろそろやけくそになる時間じゃないですか?」
客「??????」
山内「そうでもない?」
男客「そう!!!」
客:笑
山内「ここからテンションの高い夏の曲を立て続けにやっていきたいと思います!」


ライジングサンは時間が長くて曲数多くていいな〜。このMC聴いてまだまだ続く!と思って嬉しくなった。

セットリストこのへんで聴くSUPER!!いいな。「君を忘れはしないよ」で山内くんは笑いながら天井をスパーンと指差してた。めちゃくちゃ楽しそうに金澤君と山内くんがギター並んで弾いてる様子に巻き込まれてお客さんもみんな笑ってた。後半ずっと金澤君が前に出てきて謎に渋い顔してギター弾いてて、その後方でそっちはそっちで真面目な顔してギター弾いてる山内くんが見え、なんだこの構図、と思っておもしろかった。

山内「これからもフェスは続きますが、体調には気を付けて音楽を楽しんでください!」

最後の曲、若者のすべての前奏が始まった時のお客さんの反応に鳥肌が立った。

もう今日は引いたりとか抑えたりとかいう瞬間は一切なくひたすら前へ前へだった。若者のすべてもそう。いろんな場面でいろんな思いを乗せていろんな歌い方してきたけど、今日は全編叫びみたいに(実際叫んでるわけじゃないんだけど)聞こえた。テントの外のどこまでも遠くまで届かせるかのように。終わってからのジャ〜〜〜〜〜〜〜って長いアウトロが感動的だった。

今日は曲毎の終わってからのお客さんのウォー…ッて歓声も鳥肌モノだったんだよなぁ。反応が熱い。

今日は目線が目の前を飛び越えてテントの外を何度も見てたのがわかった。あとでオフィシャルモバイルサイトの写真見て米粒みたいな(白く飛んでる)テントの外に溢れるお客さん見て、ああこの景色を見てたのかぁと嬉しくなった。見たかったんだーこの光景。直中にいると見られない。雨宿りでとりあえず来ましたーな人も何人か引き込めてたらいいな。

あれ見るまで、ライジングサンのオフィシャルな写真は金澤君の撮影の足元と802の集合写真だけ…?ライブ中の写真誰も撮ってない…の…?ってちょっともやもやしていた。ああいうのモバイルサイトの会員だけじゃなくていろんな人に見てもらいたいなぁー。ライジングサンのオフィシャルカメラマンは撮るもの偏りすぎじゃないですか…。(期待はしてなかったけど)1枚も撮ってないとか。とはいえ狭いライブハウスの前列にお客さんお構いなしに突っ込んで来るカメラマンとかフェスの空いてる真ん中あたりで見てる時に脚立持って乱入してきてカメラでいきなり肩どついてくるカメラマンとかだったら別にいなくていいとは思う。

山内くんのあの袴みたいな衣装好きだなー。髪型も相まってギターを持った侍っぽくもあり、軽快さもあり、とても気に入ってる。

ライブが終わってすっかりグッズの事忘れてて2時間後ぐらいに(泥をかき分けながら)物販ブースのところに辿り着いたら買おうと思ってたビッグT売り切れてた。うん、ですよね…。いつも買おうと思ったものが売り切れてる。



なんだかんだで愛着の湧くレインボーシャングリラ。

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その他

タイムテーブル見た時、「午前0時ぐらいまではいろいろ見たいのあるし結構余裕持って見られるなー、でもそのあとどうしようかな」って感じだったんだけど、実際見たいと思ってたの半分も見られなくてビックリした・・・・・。

あなたがいるならを生で聴きたい!と思って絶対観ようと思ってたコーネリアス。人生でコーネリアスを観る日が来るとは想像してなかった。ライブが完璧な作品(RisingSun2017 Ver.)って感じだった。歌詞が記号みたいだね。映像と演奏がリンクしすぎて映像ばっかり見ちゃったけど。あらきゆうこさんのドラムが技巧的でわけわからんことになってた(すごい)。外国の方もたくさんいた。最後、演奏者全員が前に並んで挨拶する時、小山田さんがサングラス外して笑顔だったのなんかほっとした。

山内サポート仕事で何回もDVDで観た斉藤和義のいたいけな秋をライブで聴けるとはー。感動した。バキバキでめちゃくちゃカッコ良かった。あのただでさえかっこいいギターを山内くんが弾いたんだよな〜・・・と、DVDを見返したくなった。ドラムは玉田豊夢さん。

久保田利伸、本人登場まで引っ張って盛り上げるところが往年のスター!って感じだった。でLA・LA・LA LOVE SONGを1曲目に演る太っ腹さ。ですよね…、ファンがいくらフェスでコアな曲を!って言ったところで、初めて観る人にしたら定番曲やらないのって何もったいぶってんだーってガッカリするもんなんだよね…。フェスで定番曲を演るのは正しい。しかしレアな曲を1曲すべりこませてほしいと思うファン心…。久保田利伸のMCなんか笑ってしまった。



Missingを遠くで聴きながらぱんじゅう@桑田屋


沼度がすごくて暗くなってからあまりサンステージ方面行きたくなかったので拠点はだいたいRED STAR FIELD周辺だった。FOREST周辺はまったりして落ち着いた雰囲気。入り口らへんにあるBOHEMIAN CIRCUSとか夜は使っていなかったので、こういうの有効活用すればいいのにー、山内総一郎弾き語りとかさ……とか思ったけど、小さなステージで弾き語りだったとしても準備etc難しいですよね、そうですよね。



閉まってるBOHEMIAN CIRCUS。空いてる時間こういうとこ使えません…ね。


2015年は夕方にフジファブリック-夜に公開ラジオ-深夜に山内ソロ弾き語りとまんべんなくフジファブリック用事があって忙しかったけど、今年はほんとに終わったら終わりなんだなー。ってそれが当たり前なんだけど、今までフェスでバンド+みたいな事が割とあって贅沢になってしまった。ゲリラ弾き語りとかもっと積極的に行われればいいのに。TOSHI-LOWさんの歌は夜中にうっすら聞こえてきたりしたけど。(すごい不謹慎な歌が聞こえてきた。笑)



RAIN TOPE 2017



レインボー池


イラクルの森、今年で最後なのかぁ。その事知った時は森をなくさないで!とか言う村人みたいな気分になったけど、再び訪れてみて、相変わらず綺麗だったけどそこにあの時の魔法はもうなかった。自分にとっては2015年の真夜中一度きり。



TAIRA-CREW2017