FENDER×SMA "SUNBURST SOUL SESSIONS"
FENDER×SMA "SUNBURST SOUL SESSIONS"
2017/8/23 LIQUIDROOM
OPEN 18:00 / START 19:00 / END 21:50出演:山内総一郎(フジファブリック)/ハマ・オカモト(OKAMOTO'S)/澤竜次(黒猫チェルシー)/Rei/OKAMOTO'S/黒猫チェルシー/金澤ダイスケ(フジファブリック)
ここ最近で一番何が起こるかわからないイベントだった。オフィシャルの紹介で「当日は【OKAMOTO'S×Rei】、【黒猫チェルシー×山内総一郎×金澤ダイスケ】という2つのコラボレーションバンドを軸に展開」とあったのでそれが軸になる事と、GiGS(音楽雑誌)の出演者アンケートの回答を読んで、なにか洋楽のカバーをするんだなという事は想像出来たけど。
黒猫チェルシーのギター澤君が8/15のツイッターで「今月23日に恵比寿リキッドルームでのFender×SMAライブ、フジファブリック総さんとダイスケさん&黒猫チェルシーメンバー班のリハ初日だった。かなり良い感じ。世のどんなフェスでも有り得ない、夢のようなセットリストのライブになるのでお楽しみに。」って書いてて、すごく気持ちを盛り上げる文章を書く人だな!と思った。
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転換なしで出来るようステージ上に全部のバンドの機材が置いてある。キーボード、ドラム×2、アンプ類、持ち替える楽器いろいろ。高さが様々なマイクスタンドが6本ぐらいズラーッと並んでて、最初に全員でセッションするんだろうなーと思わせる。
セットは真ん中にドーンとSunburst Soul Sessionsのイメージビジュアルが飾られてて、その周りに散ってる照明がよくよく見ると「F.E.N.D.E.R」の文字になってる。かわいい。
よく見るとFENDER。
19:00ちょうど、司会のFenderのTシャツ着た女性が出てくる。今回のイベントも司会ありなのね。その女性に紹介されてフェンダーの社長が登場。最初ちょこっと日本語で話した後は英語で通訳を付けて話してた。そしてその社長に一人ずつ紹介されて、Reiちゃん、澤竜次、ハマ・オカモト、山内総一郎の順番で登場。山内くんは「最高の音を奏でるギタリスト、山内サン」って紹介されてたかな。山内くんは社長と両手でハイタッチ。
最初は先に呼び出された四人+ドラムにOKAMOTO'Sのオカモトレイジを迎え、イベント前にYouTubeで公開されていたセッションを披露。
FENDER×SMA SPECIAL SESSIONS “All” - YouTube
セッションだったかいつか忘れたけど、ボンゴが前にセッティングされてる場面で山内くんがギター弾きながらマラカス持って振ってた。マラカス姿、初めて見た!曖昧に振ってた。マラカス2本左手に持ったままギター弾こうとしててすごく邪魔そうだった。最後は後ろに置いてた。
セッションが終わって、ここで山内くんと澤君が手を振って退場。OKAMOTO'S×Reiの時間へ。
OKAMOTO'Sの曲はだいたいオカモトショウが歌い、Reiちゃんの持ち歌はReiちゃん、カバーは大半オカモトショウが歌いたまにReiちゃん、という感じだった。Reiちゃんは斜め上に引っ張り上げられてるみたいにギターを弾くスタイル。
ハマ・オカモトに「ここにはいないのに山内総一郎の機材が多すぎる!」って言われてた。笑(ステージを占領していた様子)
オカモトショウが「フェンダー」とお客さんに言わせるようなコール&レスポンスをしようとして、まだ序盤で戸惑いのあるお客さんのノリに「いきなりそんな風に言われてもねぇ?」「でもやってもらいたい!」って煽ってた。
途中で出てきた黒猫チェルシーの渡辺大知が「バンド始めた時にカバーした思い入れのある曲」と言って一曲。黒猫チェルシー初めて見るし聴くんだけど(ドラマでしかこの人見たことなかった)イメージちょっとだけ違った。峯田とかぶるというかもっとフォークよりかと思ったら艶っぽくハードな感じで歌うんだね。出てきてすぐ「楽しい!楽しい!」って言っててハマ・オカモトに「楽しくなるの早すぎ!」って言われてた。
サマータイム・ブルースはフレパで山内くんがウルフルズとドタドタ歌った日本語歌詞が思い出される。
ステージの前に出て反り返ってギターを弾くReiちゃんをハマ・オカモトがMCでいじってた。
OKAMOTO'S×Reiの時間が終わり、いよいよ・・・!というところで椅子がマイクスタンドのところに運び込まれる。「ん?次の組は座りスタイル?」と思ったら、また司会の方が出てきて前回みたいにここからトークセッションに入るらしい。GiGS編集長司会のもと、事前に募集していたそれぞれに対する質問に一人ずつ答えてもらう形式。
【座り順】ハマ・オカモト Rei 山内総一郎 澤竜次 司会(GiGS編集長)
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<トークセッション>
■ハマ・オカモトへの質問「ピック弾きと指弾きの違い」「ジャズベとプレベ」
ハマ・オカモトがピックの事を「他人」と言って、「他人が間に挟まると音が変わる」的な事を言ってた。Reiちゃんが指にはめるサムピック?使ってるという話をしていて山内くんが「俺使った事ないわ〜」って言ってた。
■Reiへの質問「基本練習はどういう事をしましたか?」
Rei「ギターはクラシックギターを4歳から始めていて…」(「4歳!」とデカい声で驚く右隣の人)
そっか、4歳からギター弾いてたら山内総一郎と共演出来る未来があるのか…。
Rei「ペンタトニックとか練習してました」
山内「ペンタトニックといえばあれでしょ〜」
Rei「あれ??」
弾いて見せる山内総一郎。
Reiちゃんが「ギターの指板上で同じ音が出るところがいくつかあるので、違うポジションで同じ音を弾く練習をしてよりスムーズな運指を見つける」というような事を説明してそのいろんなポジションでの同じフレーズをバラバラ〜っと弾いてみせた。
■山内総一郎への質問「曲によってのギターの使い分け」
山内「なぜ曲によってギターを替えるかというと、だいたいチューニングで替えてます。あと、インストとかギター1本であればその音の事だけ考えていればいいんですけど、僕らはバンドでアンサンブルであったりするので、他の音を聴いて、例えばベースやったら"加藤さん、あれが弾きたいんやろうな〜"みたいな(笑)、そしたらそれに合う音は、みたいな感じで選びます。」
「同じギターでも設定によって全然違う音が出たりするんですけど」と最初オリーブ色のストラトを抱えてて、途中で自分の赤いギターに持ち替えて音色の違いを聴かせてみたりしていた。
赤いギターが出てきた時、Reiちゃんが「きれいな色。フェスタレッドっぽい」って言ってた。赤いギターをスタッフから受け取ってシールドを差しながら突然
山内「こいつとずっとやってきたんや〜!!!」(芝居じみた悲壮感ある感じで叫ぶ。笑)
客:笑
山内「こっち(赤)はパチパチした音が出ます。パチパチ(笑)?」と音の感じを説明するのに苦心していた。
このイベントを経てGIGS10月号(2017/8現在発売中)を読んだ時も思ったけど、山内くんによる赤い相棒が出す音の表現かわいいなぁ。
これ以外にもいろんなこといっぱい喋ってた。
■澤竜次への質問「どうやったらストラトでそんな太い音が出せるんですか?」
澤「今持ってるのはテレキャスターなんで、いつもはストラトなんですけど」
他社ギターの名前を出してしまって「あ・・・・」みたいになって、他の三人も「聞こえない、聞こえない・・・」みたいな感じで耳パタパタやってた。
澤「さっき散々総さんがストラトについては説明したので…」
客:ざわざわ笑("散々"て。笑)
澤「あ・・・・(笑)」
山内「あの・・・なんか、ごめんね(笑)?」
客:笑
今日は山内くんが真ん中に立ってイベントを進行して仕切っていて、前回のフェンダーのイベントの時も思ったけど、そういう立場になったんだな〜としみじみするとともに、ほんとギターの事になると饒舌だね!と思った。なので今日は真ん中で山内くんが仕切っている事になんの心配もなかった。
澤「空気を入れてボゥン!!!みたいな感覚で弾いてる。ボゥン!!!って」(空気を入れてるような激しい動作)
客:ざわざわ笑(あ、また音の説明が下手な人が出て来た・・・笑)
ハマ・オカモト「Reiちゃん以外の男達、みんな言葉で説明するのが下手(笑)!だから楽器やってんだって話かもしれないですけど。」
・・・
ここでハマ・オカモトとReiちゃんが去ってステージの上には山内くんと澤君二人きりに。椅子から立って自分達でマイクスタンドの位置を直しながら二人で立ち話。
山内「さっきも話しましたけど、この後やるんですけど、一生懸命考えてがんばって作ったリフのメドレーとかね?」
澤「打ち合わせで、会議室で6時間ぐらいでしたかね?ずーっと二人で弾いてましたもんね」
客:えーーー(6時間!)
山内「ただ楽しいからってだけやけどね。これこれ!このリフ!とか言いながら」
澤君がそのリフを弾こうとする。
山内「今弾いたらダメ!あとで弾くから!澤君すぐ弾こうとする!」
客:笑
山内「ま、そういうところがいいところやけどね。そういうところがいいんだけど。」
今日はReiちゃんのギターの音色を褒め、澤君を褒め、黒猫チェルシーの演奏を褒め、安部コウセイがイベントの直後ツイッターに書いてた「総くんはとにかく人を褒める」の部分が今日もすごく出ていた気がする。
そういえば、オカモトレイジや黒猫チェルシーのドラムの岡本君に対しても「かわいい」「かわいい顔して」って言ってた。山内くんてよく男の人に「かわいい」って言うよね。
この澤君と立ち話してる時の空気がとても良くてほんとに楽しそうで、そんなギターの話を山内くんと同じように楽しそうにしている澤君の事もまた好きになってしまった。尾崎世界観と話してる時の雰囲気も好きだったな〜。柔らかくておだやか。山内くんが関わるとみんな好きになってしまう。
黒猫チェルシー+金澤君が呼び込まれ(金澤君はどうもーみたいな穏やかな笑顔を浮かべながら颯爽とキーボードの位置に)いよいよその時間が、来た!
■山内総一郎(フジファブリック)×金澤ダイスケ(フジファブリック)×黒猫チェルシー
Soul Sacrifice(Santana)
演奏が始まって、前回のフェンダーのイベントで少し注がれてそのままになっていた(その器がある事も忘れていた)その場所に再びトクトク・・・と注がれていくのを感じた。あああ、(自分があまり所持してない)別の何かで満たされていくこの感覚、前回とまっったく同じ。
前回のイベント→2016-10-25 - blog.
あまりのカッコ良さにおかしくなりそうだった。
山内金澤黒猫編成は客席から見てステージ右側に寄ってて、
金澤(key) 岡本(Dr) 宮田(B)
山内(G) 澤(G)
(↑ちゃんと表示されるかわからないけど)
さっきまでハマ・オカモトがいた左側、金澤君の前あたりがぽっかりと空間があって、そのスペースは山内くんの好きに使える踊り場みたいになって、時に山内くんはそのスペースに入って泳ぐようにたゆたうようにギターを弾いてた。その姿があまりに自由で、楽しそうすぎて、見とれた。
Burn〜Lazy(Deep Purple)
黒猫チェルシータイムでボーカル渡辺大知じゃなくて再びオカモトショウかい!って呼び込まれた時ちょっと思った。
Seven Nation Army(The White Stripes)
この曲を弾いてる姿を見た時、「完璧な生き物・・・」とフジファブリックで見てる時は思った事もないような事思った。フジファブリックでは完璧な生き物じゃないからね(そこがいい)。しかしギターを弾いてる姿は完全体、とんでもなくかっこよく、全世界の人の脳に直接つないでこの姿を生配信したい!!!と思った。
すごく静かな表情を浮かべて前に出てきてギターを弾く場面もあった。表情は静かなのに音はエモーショナル。ああいうアプローチも初めて見た。
LIFE IS A MIRACLE(黒猫チェルシー)
ここでボーカル渡辺大知in。洋楽かと思った。曲が終わった後、
山内「声大きいよね。ここ(足元)にスピーカーが置いてあるんですけど、返ってくる音全部声(笑)」
山内「黒猫チェルシーもフジファブリックも今日みたいな曲ライブでやる事、まずないよね〜」
澤「ないですね〜」
って何回も確認しあうように言い合って、だから今日やれて嬉しいという事を言ってた。
渡辺大知が前に出て熱くガンガン歌っているそのうしろでそれを見ながら山内くんが笑みを浮かべて弾いてる姿を見て、ああやっぱりこの人このメンバーの中でベテランなんだなーというのを感じた。あんまり意識なく見てたのに急にきた。ただひたすら前へ向かう後輩のうしろにものすごい安心できる存在が控えている感じというか、軽やかなのに、どしーんとしていた。
Led Boots(Jeff Beck)
でもそれは威圧でもこなれた変なゆるさの入ったベテラン感でもなく。澤君と楽しそうに弾いてる山内くんは先輩も後輩もない、マインドは同じギター好きの単なる高校生だった。「こんな感じ」で後輩バンドと関わる人、他にいるだろうか。
山内くんが学生時代多大な影響を受けた、散々弾き倒してきたであろうJeff Beckを今聴けるのが嬉しかった。Led Boots最高でした。
山内「………楽しいぃ〜〜……」
客:笑
澤「これで終わっちゃうんだなと思うと終わりたくなかったです」
山内「んっ?何?ライブ?」(←この意味もなくぶっきらぼうで素な言い方に客席から笑いが…)
澤「Led Bootsが。今日演ったら終わりじゃないですか」
山内「もう一回やる(笑)?」
客:笑
山内「7/8拍子出来るのすごいね!」(岡本君の方を向きながら)
岡本「大変でした…。すごい練習しました」
Misirlou(Dick Dale)〜Scuttle Buttin'(Stevie Ray Vaughan)〜Master of Puppets(Metallica)〜Back in Black(AC/DC)〜Can't Stop(Red Hot Chili Peppers)〜虹(フジファブリック)
怒濤のメドレーめちゃくちゃ流れがなめらかだった。メドレーの中で(虹以外で)一曲だけ山内くんがボーカル。洋楽カバーもみんなで歌ったりするのでなく一人でガッツリ歌うの、しかもこういう系は初めて聴くのでは・・・。最初は「こんな歌い方、初めて!しかも様になってる!」って思ってたのに(前半ちょっとパブリックエネミー@深夜喫茶スジガネーゼ感あったけど笑 あの時よりも全然はまってた)うええ、レッチリなのにサビで山内くんの歌い回しが出てフジファブリック臭する…。山内くんの声がフジファブリック。
今のフジファブリックならUpside DownとFireをどうやって表現するんだろう。もう一度聴いてみたいんだよなぁ。
澤君がリフを弾いて、山内くんが「そこから弾く(笑)」って笑って、最後は虹!フジファブリックの曲一曲だけってセットリスト、今日のイベント冷静に考えるとすごい攻めてるなー。他のバンドが演奏して山内くんの声が乗る虹もおもしろかった。(フジファブリックの演奏に乗る永積君の歌を聴いたハナレグミファンもこんな気分だったのかなー?)黒猫チェルシーの演奏する虹は硬質な感じがした。ベースの音が強かった。ほんとバンドの音によって全っ然違う曲になる。あーそういえば久々のギター二本の虹だったんだなぁー。
空が持ち上がる〜の時、ブワッと(たぶん山内くんの予想外に)客席の手が上がって、山内くんが目が飛び出しそうな「お、おう」みたいなビックリした顔して若干引きながら(?)笑ってた。
ギターソロでReiちゃんよろしくステージ前で苦悩の表情で仰け反って汗かいたデコがベローンって見えてた。(珍しい体勢)(好き)
ギターソロ弾く澤君のうしろで2回ぐらい山内くんがチューチュートレインの動きしてた。好きだな。笑 澤君は気付いてないのか気にしてないのか、うしろに気配を感じつつ薄く笑いながら構わず弾いてた。(回らない)
澤君とはよく向かい合って弾いてた。山内くんが共演者の表情見て感じながらギター弾く姿がすごく好きだーと思ってたけど、なんかもう、共演者を見てるというよりもうその空間ごと全部を包み込んでるみたいな。なんか……受け止め方がすごいなー……と思ってボーッとした。
そして舞台のへりをギターを弾きながらじわじわ歩いてるのを見て、「顔で弾いてる……」と思った。顔が音に操られていた。笑 山内くん自体がギター本体になって体から音出してるみたいだった。
目が奪われるとはまさにこの事、奪われっぱなしだった。
スライドバーも使ってた。さっと手にする職人みたいな玄人の所作が好きだー。
すごく短く感じた。あっという間だった。もっと見たい、もっと聴きたい!
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アンコール、山内くんが全員呼び込み
出てくる人全員「レイジ君、ダイちゃん」って感じで一人ずつ幼稚園の子供点呼するみたいに名前呼んでたのかわいかった。
山内「(ステージの上に人が)多い、多い」
「減らします(笑)?」「増やす?」客:笑「逆に」「やるならとことん」
みたいな会話をステージ上でしてておかしかった。
ハマ・オカモト「Led Boots聴いてて、ここはほんとに2017年LIQUIDROOMなのか、と思いましたよ」
山内「聴いてたぁ?」
ハマ・オカモト「聴いてました。2017年にLed Boots。SantanaのSoul Sacrifice始まりっていうのも」
山内「めっちゃやりたかってん。あれめっちゃやりたかったー、毛が生える前からやりたかったー」
客:ざわざわ 笑
山内「最後に、この人とも一緒にやりたいと思います」
と言ってフェンダーの社長が出てきた。社長がセッションに参加!しかもギター弾くのかな、やっぱり社長もギターがお好きで・・・と思ったら、歌うんかい!!
EN.Johnny B. Goode(Chuck Berry)
社長も音楽が大好きなんだなー。(経歴に「自身もミュージシャンとして活動」って書いてあった)真ん中ですごく楽しそうに歌ってた。
英語で話す社長の隣で理解してるのかしてないのかこちらからは判断出来ないような微妙な表情を浮かべる山内くんを見ていた。笑 そして何かを喋ろうとして社長とかぶる(笑)。会場から「あ〜〜〜……。」って声が。山内くんがあ〜〜〜ってなりながら「全世界共通、『かぶると気まずい』」って格言みたいに言ってたのがおかしかった。
社長が退場する時山内くんとハグ。Reiちゃんとは頬を合わせる挨拶してた。
山内くんが「またやりたい〜!」って言ってた。
終わって会場の扉を出たロビーのところに今日のメイン四人の使用楽器が展示してあった。
本日の山内総一郎使用モデル
Reiちゃん使用モデル
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バンドも出てたけど、やっぱり最初に発表された四人が前面に出たイベントだった。
もしかして演る側は「観てる人わからなくてポカーンとするのでは」と危惧していたかもしれない。でも自分達のバンドの曲はほとんどせず、自分達が見せたい!と思ってるもの思いっきり演ってくれたのすごく嬉しかった。そういう楽しさとか心意気って絶対伝わるし、もっと知りたい、聴いてみたい!とルーツを辿ってみたくなった。
今日は山内くんは2曲しか歌わなかった、けれどとても満たされた。歌がどうでもいい訳ではないけど、歌なしでも満足させられるような男なのである。弾き語りとか聴いてる時と反応する部分が全然違う。よくテレビとかでやってる脳の中の活性化してる部分が赤くなったりして可視化出来る機械にかけたらたぶん全然違うところが反応してると思う。
フェンダーのイベントがあるたびそこを刺激される。フジファブリックでも弾き語りソロでもない、過去にもない、第三形態。今のところフェンダーのイベントにしか現れない(ハナレフジにちょっとその気があったかな…)。フジファブリックが成熟しつつあり、弾き語りソロが育っている今、ここは空白だらけの広野、どうすればこの部分を継続的に見る事が出来るかわからない、でも私はこれがまた見たい!!!と強く思った。
そしてこの三つは最終的に全部融合すると思うの。
「もしあのままギタリストとしてギターだけやっていたら。」なくなってしまった未来と思い込んでた、それを具現してくれるのがフェンダーとのつながりから生まれたこの流れなのかもしれない。すごいなぁ、山内くんは結局全部を手にするのかもしれない。
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セットリストは黒猫チェルシーのオフィシャルツイッターより。終演後、特に今回は心の底から欲していたセットリスト、そこに自分達の次のライブの予定をちゃっかり併記、当日もグッズの販売時間のお知らせをしてくれたり、黒猫チェルシー陣営の告知力はしっかりしてて素晴らしいな!
セットリスト
OPENING SESSION
■OKAMOTO'S×Rei
1.Steppin' Out(John Mayall & The Bluesbreakers)
2.Route 246(Rei)
3.Beek(OKAMOTO'S)
4.Perfect(Fairground Attraction)
5.The KKK Took My Baby Away(RAMONES)
6.Good Times(Chic)
7.Summer Time Blues(THE WHO)
8.おまじないの唄(OKAMOTO'S)
9.BLACK BANANA(Rei)
■山内総一郎(フジファブリック)×金澤ダイスケ(フジファブリック)×黒猫チェルシー
1.Soul Sacrifice(Santana)
2.Burn(Deep Purple)〜Lazy(Deep Purple) ゲストボーカル・オカモトショウ(OKAMOTO'S)
3.Seven Nation Army(The White Stripes)〜LIFE IS A MIRACLE(黒猫チェルシー)
4.Led Boots(Jeff Beck)
5.Misirlou(Dick Dale)〜Scuttle Buttin'(Stevie Ray Vaughan)〜Master of Puppets(Metallica)〜Back in Black(AC/DC)〜Can't Stop(Red Hot Chili Peppers)〜虹(フジファブリック)
EN.Johnny B. Goode(Chuck Berry) ALL MEMBER