フジファブリック2マンツアー"フジフレンドパーク 2018" w/スガシカオ

2018.06.29 (FRI)
フジファブリック2マンツアー"フジフレンドパーク 2018"
会場 Zepp Osaka Bayside
開場 18:00/開演 19:00/終演 22:00
ゲストアーティスト:スガ シカオ

小雨降るZepp Osaka Bayside。
最近Zepp Osaka Baysideへ向かう道で小雨降ってる事多いな。

今日は重大発表がある。すごいプレッシャー。(私が。笑)楽しみすぎて辛くなってきた……。笑

今日こちらは重大な局面を迎えますけどその場に立ち会った対バン相手はどう思うんだろ、と思ったけどそういえばこの前のKANA-BOONの時はまさにそっちの立場でしたな。(普通にめでたいねーと思った)

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スガシカオ

バンドメンバーはベースにギターに女性ドラマーに女性コーラスの5人編成。豪華〜(コーラスがいると豪華に見える)。しばらくしてから「あれ?あれってそうじゃね??」って気付いたけど、以前山内くんとGiGSという音楽雑誌でkenさんとともに対談してたDuranさんがスガシカオさんのバンドメンバーにいて、フレパで会うとは思ってなくてびっくりした。スガさんの水玉衣装がZOZOSUITみたいに見えた。

そして始まったスガシカオのライブ。いや・・・ベテランってすごいなと思った。最初っから開き方がすごい。すげーすげーと思って自然と笑いながらスガシカオワールドに入っていってしまった。「今日は人に提供した曲とかいろんな曲やりたいと思います!」って言って二曲目からKAT-TUNに提供したReal Face!(超大盛り上がり)SMAP夜空ノムコウ(ちらっと歌うだけかと思ったらフルで歌ってくれた!)、サービス精神旺盛で、手を変え品を変え、いろんな武器を次々と惜しみなく見せられて、ただただ「ベテランの業すげぇ・・・」だった。

声掛けるお客さんが多くて、あれ、スガシカオのワンマンライブに来たかな???という盛り上がりで、フジフレンドパークに来てる感じが全然なくて、フジフレンドパークの幕がスモークでだんだん霞んで見えなくなっていった。笑 スガシカオ観に来たと思しき男性ファンも多かったなー。ヒュー!とか言って楽しそうだった。

Progressの時はもうプロフェッショナルになったね、会場が。本物を生で聴けて感動した〜。

スガシカオのライブ=しっとりとした弾き語りとかミディアム調、バラードみたいなイメージがあって、今日はそういうライブになるんだろうと思っていたけど、事前に想像してたのとちょっと違った。笑 ノリノリでファンキーでお立ち台駆使して所狭しとアグレッシブに動き回る人だった。そうだ、この人はファンクの人だったと思い出した。「みんなファンクは好きかーーー!」って言って始まった最後の曲、しばらくボーゼンとしてしまった。笑

ずっとギターを抱えてる感じでもなくて(サポートギターもいるし)、ハンドマイクになった時は自分が動くからいろんな場所から姿が見やすくて、こういうところが(多少動くとはいえ)バンドのライブとは違うなーと感じた。

フジファブリックとの関係性とかそういう話はあんまりしなかったな。「フジフレンドパークに呼んでもらえて嬉しかったです。これまでもアジカンハナレグミ、キュウソ、Suchmos・・・と偏った人選で(笑)、僕が呼んでもらえると思わなかったんですけど、ああ、自分もそっちの人間だったんだなって(笑)。薄々感づいてはいたけど、そうだったんだなって(笑)。嬉しかったです」って言ってて笑った。そっか、言われてみれば人選偏ってるかな。笑

曲の最後「去年20周年だったんですけど、今年21周年目なので21回ジャンプしてもらえるでしょうか!ちゃんと数数えてね、間違える人いるんだよ〜〜・・・間違えたら台無しだから(笑)!」と言って音に合わせて21回ジャンプ!・・・一回多く飛んだ人が何人か。笑


転換時間20分。(まぁ対バンの転換時間ってだいたいこんな感じだね)



フジファブリック


今日もマイクスタンドにiPad設置。


??????????

何だこの音?ドラムの音しか聴こえない。ギターとかキーボードとかベースの音出てる?って何度も確認してしまった。いや、一応出てはいるみたいなんだけど・・・え?まるでドラムとボーカルだけで虹やってるみたいだ。

以前、二階で聴いた時もZepp Osaka Baysideってやや独特な音がすると思っていた。硬くて強い感じというか。でもそれもこのライブハウスの特徴としてまぁまぁ気に入っていた。でも一階、めっちゃ音悪くない?BIG CATも大概音悪いなーと思ってたけど、それを上回る悪さ。というか今までライブを観てきた中で一番の悪さ。いやいやいやでもスガシカオの時はそんな事なかった。箱の問題ではない。ポジショニングの問題?でもさっきから場所変わってないけど。PAの問題?わからない。

バスドラムの音があのカラフルで繊細なフジファブリックの音を全部ふっ飛ばしていった。そう、山内ソロ弾き語りにおけるあのフットペダルのように・・・(また言う)

実際ギターの調子も悪かったみたいだけど。(どのタイミングでか忘れたけど赤いストラト途中で交換したよね?)


バタアシParty Night

んーーーーーーー、やっぱり音が変。1曲終わっても直らない。バスドラムの音が会場の壁に跳ね返って会場全体に膜を張ってるみたい。籠もってる。集中出来ない。振りのぐるぐるも気がそぞろ。ずっと頭に???が点滅していた。フジファブリックのライブでこんな事今まで思った事ないのに。ステージ上は特にそんなトラブルが起こっている様子もないようだ。いつも通り進行している。スガシカオ観に来た人にフジファブリックの音の良さが伝わっているだろうか。


電光石火

記念すべき日なのに、ダメだ、乗り切れない、(今日は)もう終わりだ・・・・・

と思いつつ、せっかくのフジファブリックのライブ、もったいないのでそういうの置いといて気にせず楽しもうと考える。

電光石火を聴いてるとやっぱりちょっと楽しい気分になってくる。電光石火の最初違和感感じた部分(あーいすべーきのところ/のびやかな上の南風〜のメロディに対しなんか硬すぎる感じがした)が見事にライブで好きなポイントになってる。


夜の中へ

好きな曲パワーで今までのモヤモヤが吹っ飛ぶ。楽しすぎてこの辺からいろんな事が気にならなくなった。(実際だんだん音も整っていったのかもしれないけど)好きな曲パワーおそるべし。

今日は最初から芝居がかってるというか歌詞に合わせて身振り手振りが激しい。音頭パートでは「身振り手振りで返してねえ」「踊らにゃソンソン」でとうとう山内くんが踊り出した!客席も踊りたい!!

「○か×かで決めてよね」のあとのミョンミョンとしたおかしなギターも大好きだ!

「わかってくれよ〜」のあと、楽器の音が混ざり合うところで客席もヒューーー!!!って混ざり合って盛り上がってすごく楽しかった!


山内「スガシカオさんのステージ、最高でしたね〜」
客:ヒューーー
山内「スガシカオさんの曲に初めて出会ったのは、僕茨木出身なんですけど、高校生の頃茨木のスタジオに出入りしてる時スガシカオさんのアルバムCloverの曲が流れてたんですけど、「兄ちゃん兄ちゃん、この曲何〜?」って聞いて」
客:笑
兄ちゃん兄ちゃん、からいきなり演技始まって笑った。笑
山内「そしたら「スガシカオだよ」って。あ、今スガシカオって呼び捨てにしましたけどその時の再現しただけですからね」
客:笑
山内「その時のスタジオの兄ちゃんっていうのはGreen Birdを一緒に製作した百田留衣なんですけどね」
客:おーーーー

山内「スガシカオさん、最高ですよね。いい意味で、変態」
客:笑


山内くんが「ここでフジフレンドパークのキャストを紹介したいと思います」って言ってメンバー紹介。

パリパリお菓子を食べ始める金澤君。
山内「何やってんの」
金澤「ドラゴンポテト食べてる」

金澤「これ、いつものサイズより小さく見えると思うんですけど、僕が大きいって事で」
サラッと普通に言うので客席がざわざわ。笑

最初ドラゴンポテトを食べてSNSでなんだこれ超うまいってつぶやいたら会社の方がライブにお花を贈ってくれるようになって、今度僕が考えた味を発売する事になった、来年ぐらいに発売になると思う、という話をしていた。

金澤「今日は帰りにこのドラゴンポテトをみなさんにお土産として持って帰ってもらいたいと思います!」
客:ヒューーーーーー!!!拍手(大喜び)
山内「お土産付き(笑)」

お菓子が付いてくるフジフレンドパーク。

山内くんの紹介を誰もしない(よくある)

山内「山内総一郎です」
金澤「あ、ごめん」
山内「一応言っとこうと思って」


山内「大阪で大きな地震がありましたけど、皆さん、大丈夫でしたか?」

山内「大阪でライブがあって、次の日東京に戻ったんですけど、その次の日だったかな、大阪で地震が起こって。その時はどうする事も出来ず、心痛めてたんですけど。何か出来る事はないかなって、東京でライブがあった翌日に茨木に帰る時間を作る事が出来たので、戻ってボランティアとかしてきたんです。市役所に勤めている友達がいるんで、その人のところへ行って、何か手伝える事はないかと、こういう助けが出来ますよーってチラシを配ったり、一人でいるおじいちゃん、おばあちゃんのところを訪問して話を聞いたり。

すごいと思ったのは、ガスとか止まっちゃってるんですけど、全国からガス会社の人とかグランドに集まって、我先に、我先にっていうのは違うか、こんな事が出来るよ、こっちはこれやるよって感じで集まってきてて。

その時思ったんですけど、暗くなってるの俺だけだな!って。出会った人達はみんな明るいんですよ、起こった事を悲しむだけじゃなくて前を向いてて、すごく勇気をもらいました。そして、僕も自分の出来る事をしたいと思いました。」

おじいちゃん、おばあちゃん、出会った人みんな明るいんですよ、って話してる時、ちょっと声が弱まったというか、目や鼻のあたりを触ったりしてた。泣いていたのかな。


山内「今日やりたいと思った曲です。聴いてください。」


ECHO

MCを聞いてて、大阪城ホールが決まって(ってこの時点では発表になってないけどそうなんだろうなと思ってた)浮かれてはいなくて、逆に地に足がついて落ち着く人もいるんだな、と思った。

話の流れから、PRAYER歌うのかな、と思ったら(熊本の震災直後のアラバキの東北大作戦ステージの時はPRAYER歌ったから)選んだ曲はECHOだった。

ギターを弾き始めて、ハッとした。あ、今は山内くんの弾き語りじゃない、まわりにメンバーがいたんだった、と。それぐらいこの場面では山内総一郎が強く出ていた。

なりふり構わずどろどろになりながら歌う山内くんを見て、山内総一郎ってこんな風に歌う人だったのかって初めて出会ったみたいに心動かされた。すごいメッセージだった。

この人が歌に感情を本気で込めた時のパワーは、すごい。震えた……。

もう、クールなだけじゃいられないんだな。真ん中に立って歌う道を選んだっていう事は。

今日の歌が、今まで聴いた歌の中で一番好きだと思った。


大阪で大きな地震が起こった時、山内くんはブログで自分もTwitterとか何かSNSをしていれば声を掛けられたりしたのに、と自分がSNSをしていない事を嘆いていたけど、嘆く必要なんてない。そういう思いは全部歌で伝わるから、いいよ。


・・・って思ったんだけどね・・・笑(アンコール後に続く)


山内「今はあの頃想像していた自分になれているのかな、あの頃の未来に、僕らは立っているのかな?って」
客:笑(笑わせるつもりはなかったんだろうけど、なんか夜空ノムコウの歌詞まんま言ってるのがおかしかった。笑)
山内「あの頃思ってた未来の自分とは違うかもしれないけど、まぁいいかって曲を歌いたいと思います」


LIFE


そのまま何も言わず続けて


黄金の月(スガシカオカバー)

フジファブリックがカバーしたスガシカオの黄金の月がさ〜、スガシカオ発声だったんだよ。
笑ってしまった。うっすらくもったハスキーボイス。

最初は「モノマネ?」とかって笑ってたんだけど、聴いてるうちにだんだん怖くなってきた。今聴いてるのは山内総一郎の声?とわからなくなってきた。別人みたいだった。この人、曲に合わせてスイッチを変えるように自在に声を変えられる・・・・?

このギターどうやって弾いてるんだろ?って研究するがごとく歌に対してもそうなんだよ。どうやって歌ってるんだろう?って研究して、試して、自分のものにして、初めて聴くような声で歌ってたんだよ。気持ち良さそうにのびのびと。

ギターソロみたいな時間もあったし、金澤君の最後に弾いてた横に置いてあるキーボードのホロホロ〜〜っとした音も素敵だったなぁ〜。

今までやってきたカバー、全部、完成度高い!!!このクオリティ、どうかしてる!!!

歌い終わった後「……黄金の月ぃ〜……」とタイトルをセクシーに言っていた。


Green Bird

その流れを受けたままGreen Bird。今まで散々「Green Birdか…!?」(ガタン)を繰り返してきたので、今日ほんとにGreen Birdが始まって泣いた。今の山内くんが歌う、この強い歌が聴きたかったんだ。暗闇から見る眩しい光みたいな歌だった。

今日のセットリスト、最高だ…。大阪のセットリスト毎回良い。泣


SUPER!!

最近曲と曲の間に知らないメロディを奏でる。いつも曲が始まる前に山内くんが一人爪弾いていた動作のボリュームが増した版って感じ(メンバーも乗っかってくる)、ちょっとしたインストの新曲みたいで。今日はその度「おっ配信の新曲きた……!」と思ったような。笑

曲が始まる前の、曲の為のテーマのような。SUPER!!の前にやってたそれがめっっちゃくちゃ素敵で。(クラシックみたいな響きだった)そこからまた新しい曲のアイディアも生まれそうな。ああいう繋ぎ方、これからも増えるのかなー。すごくおもしろい。

三人が思い思いに動いていてそれがフォーメーションのように美しくて、間奏で下手に集まって左右に楽器を振って弾く姿は定番になったけど、今日は最後、山内くんが真ん中に戻ってきてドラムの方を向いてギター弾いてるところに加藤さんが近づいてきて、最後に金澤君も近づいてきて、最後三人で真ん中に集まって向かい合って楽器弾いてる姿は野生みたいだった。

曲の途中で山内くんが加藤さんと顔を付き合わせてタイマンみたいに楽器弾いてパァン!って弾けるように笑いながらふっ飛んで離れるのも新しかった。(加藤さん…!)楽しい、楽しい、楽しい!


山内「最後の曲です!!」
え〜〜〜

いつもここで虹かSurfer Kingかで迷う。今日はSurfer Kingと見せかけて虹かと思ってました。(※一曲目に虹をやった事を忘れています)


Surfer King

ファンクマスタースガシカオの影響を受けたのか、弾け方がすごい・・・!!!スカパラがいなくても既にこの弾け具合・・・!!!

金澤君はショルキー。

ただよって〜打ち寄せて〜の時、アングルにより左右に揺れる人の手の波に山内くんが乗ってるように見えた。

最後、いつもは「サーファー気取り アメリカの…」ジャジャ〜〜〜ン!!!で終わるところ、上手(金澤)・真ん中(山内)・下手(加藤)それぞれお立ち台に乗った三人が山内→金澤→加藤の順で「サーファー気取り アメリカの」のメロディをそれぞれの担当楽器で弾いていくって仕掛けが楽しすぎた!新しいのどんどん投入してくるなぁ〜。

フジファブリックは"それ"が生まれる瞬間が楽しい、それが進化した姿はカッコイイ、手応えを感じたものはその場だけでは終わらない、次必ずやってくれる、それも更に発展させて。つまりフジファブリックはいつ乗り入れてきても楽しいよ!って事を言いたい。

最後に山内くんがマイクのところに突っ走っていって(間に合った…のか?笑)「サーファー気取り アメリカの!!」

ここで終わるのかと思いきや、

山内「さっきのスガさんの覚えてるかーーーー!俺達は、今年14周年だ!14回、ジャンプ!せーのっ」

ジャン、ジャン、ジャン、ジャン、ジャン、ジャン、ジャン、ジャン、ジャン、ジャン、ジャン、ジャン、ジャン、ジャン、ジャジャ〜〜〜〜〜〜〜ン!!!

さっきのスガさんのを見てすぐ取り入れる、そういう、そういうとこだよ・・・・・!!!ッッッ好き!!!!

ファンキーなスガさんファンのおかげもあって、好きなノリで自由に楽しめた!ありがとう!

重大発表あるの忘れるほど、今日のライブはギュッと詰まってて楽しかった。


アンコール

山内くんがコラボT、金澤君と加藤さんがモフVTを着て登場。コラボT、写真で見るより実物の方がかわいいんだよね。(終演後には全サイズ完売してました)

山内「最後一緒にやりたいと思います!スガシカオさん!」

スガさん登場。ハグしようとした?山内くんをスガさんは軽く触れるだけでスルッとすり抜けるように(?)山内くんの左側へ。笑

山内「さっき変態って言っちゃってすみません(笑)いい意味なんで」
スガ「いい変態(笑)?」
山内「いい変態(笑)」
客:笑

スガ「黄金の月良かった」
山内「ありがとうございます〜」
スガ「ギター上手いね〜!」
山内「ありがとうございます〜〜」←ふにゃふにゃ 笑
客:笑

好きです!!ってスガさんの方を真っ正面に向いて告白してた。

スガ「俺ギター習ってるんだよ。上手くなりたくて」
山内「えーーー?スガさんが習ってるんですか?」
スガ「そう。先生俺より若いんだけど(笑)」
山内「先生ビックリしませんか?」
スガ「……そうだね(笑)」

山内「……なんか変な雰囲気になっちゃいましたけど(笑)。一緒に曲をやりたいと思います」
スガ「この曲、カラオケで歌った時、「これ歌ったよー」ってカラオケの画面を写真に撮ってLINEで送ったんだけど」
山内「そう!写真に撮って送ってくださって、「スガさ〜〜〜〜ん!」って」
客:笑
スガ「点数が出るんだけど、88点で(笑)」
山内「それっていいんじゃないですか?」
スガ「他の人は90点とか出るんだよ」


山内くんが赤いストラト、スガさんがアコースティックギターだったので何やるのかなーと思ったら


若者のすべて

1番はまるまるスガさん。スガさんの声高い!違う歌みたい。キーを上げてるから柴咲コウとのコラボの時みたいに途中で転調するのかなと思ったらそのままのキーで山内くんが2番を歌った。山内くんが高いキーで若者のすべてを歌うのが新鮮だった。ちょっとだけがんばって苦しそうなのが良い。でもキー上げても出るんだよねぇ、声。ググッと伸びる高い声が気持ち良かった。サビは全部スガさんが歌って、山内くんは聞こえないような声(またはリップシンク)でふわーっと歌ってた。高いコーラスがうっすら聞こえるな、というのはたぶん金澤君の声だった。

途中のギターソロでは山内くんがガラスのスライドバー使用。

曲終わった後スガさんが「感動した〜〜!」ってテンション高めに伝えてくれたのが嬉しかった。

スガさんがはける時、今度は山内くんとがっちりハグ。金澤くんとはキーボード越しに右手同士ガシっとつないで去っていった。


山内「ここで、重大発表があります。みなさんに自分の口で直接言いたくて」

き、来た・・・・!!

するするするすると後ろの黒い幕が降りてスクリーンが現れる。ドキドキドキ!

山内「これです!」

バーーーーーーーン!

・・・ん?

赤と白で書かれた『山内総一郎 ツイに!! Twitter本日開設(トリのマーク)』
客:笑 ざわざわざわざわ!!

山内「本日ツイッターを開設しましたーーー!」
客:拍手(!?!?!?!?)
金澤「遅くない(笑)?」
客:笑
山内「10年後ぐらいにインスタ始めるかも」
客:笑
金澤「その頃には別のもんが出てるわ!」
客:笑

山内「みんなとつながって、ここから何かを発信したり、みんなの声を聞いたりしたいなと思って。どうぞよろしくお願いします。」


山内くんがTwitterを始めるのは驚きだけど、今日は大阪城ホールの発表はなくてほんとにこのお知らせが重大発表なのかと思い始めて、だんだんと「えええ〜・・・」って気持ちに。笑 今日発表しないつもりか〜?本気??と疑い始めたところで、

山内「もう一つ発表があります!」

切り替わる画面。

フジファブリック 15th anniversary SPECIAL LIVE at 大阪城ホール 2019「IN MY TOWN」2019.10.20(SUN)』

客:うわーーーーーーーー!!!!!!!

やっときたーーーー!!!涙
IN MY TOWNっていいなぁ!

大阪城ホールが背後に映る三人が並ぶ写真に、なぜか客席からクスクスと笑いが・・・・
三人とも今日の衣装と一緒。笑

山内「大阪城ホーーーーーー〜〜〜〜ル!!!!」←ビブラート?笑
客:ヒューーーーーーーー!!!!!

山内「……なんで写真見て笑ってるんですか?」
客:笑
山内「加藤さんなんかテキ屋みたい」
客:笑
山内「衣装の花火の柄が華やかでいいですね〜」
客:笑

山内「もう一度言わせてください。大阪城ホーーーーーーーーーー〜〜〜〜〜ル!!!!」
客:ヒュウウウーーーーーーーーーーー!!!!!!!

ほんと叫ぶの気持ち良さそう。笑

山内「今まで志村君は富士吉田、ダイちゃんは大子町、加藤さんは金沢市文化ホールと地元でライブをしてきたんですが、僕は地元大阪城ホールでライブをやるのが夢だったのでほんとに嬉しいです。地元に錦を飾るとか、凱旋とか、そういう気持ちももちろんあるんですけど、もっとシンプルに、俺のめちゃくちゃ仲のいい友達連れて来たで〜みたいな感覚なんです」

キーボードブースから山内くんをじっと見つめる金澤君。
山内「・・・何ですか?」
金澤「いや、山内くんの夢はもちろんフジファブリックの夢でもあるんですけど、こうやって夢を叶える瞬間に立ち会えるのは嬉しい事ですね。」
それ聞いた時、山内くんちょっと泣いてた?今までステージで見せた事ないような、弱くて柔らかい表情してた。


山内「僕らにはチャレンジですが、それに向けていろんな企画も考えてるんで、みなさん、ぜひ来てください!」
客:拍手

山内「あと、今日新曲が配信になるんですけど、故郷の事を思って作った曲です。タイトルは手紙というんですけど、今は遠くにいる人とか、会えなくなった人に向けて手紙を書くような気持ちで作りました。」

……!!!

深夜0時の配信にほんの少し期待してたけど、今日昼間放送の802で音源を"初"解禁という事でライブ前に聴けなかったので、ライブで初めて知ろう、ライブで生で初めて聴こうと思った。それもちょっとおもしろいなって。

数パーセントのもしかしてはあったものの、十中八九完成してライブでも何回か披露しているWater Lily Flowerだと思っていたので、その前奏を聴いてWater Lily Flowerではない曲だと知って、「マジか・・・」ってなった。フジファブリックはいつも人をビックリさせる方を選ぶ。

Water Lily Flowerはもっともったいぶって出した方がいいと思っていたのでOK。あんなド名曲、今後世に出さないとは考えられないし。


手紙

シリアスな音で始まった。あ、これ江坂で歌ってた歌だ。大阪でやった山内ソロ弾き語りで一番最初にやって、江坂で形を変えて山内くんの弾き語りで披露された曲が、また少し形を変えて今日初めてバンドで演奏された。加藤さんが「バンドで形にしたいね」って言ってそれを聞いた山内くんがとても嬉しそうにしていた曲。歌詞が丁寧に一個一個聞こえてくる。「万博への道〜」とか「イチョウ並木」という歌詞はなくなっていた。

「さよならだけが人生だったとしても」って歌詞が山内くんから出てくるイメージ、ないんじゃないかな。


最後、四人で手と手をつないで挨拶。

山内「あと一つお知らせが、8/1、オリックス戦で始球式します」
客:えーーーーーー!!!笑
山内「野球経験ほとんどないっ・・・(笑)!」
と言いながら投球ポーズ。笑

山内「今日はありがとうございましたー!」

終演後、会場には電光石火が流れていた。


会場の外に出るとさっきビジョンに映し出された大阪城ホールの写真のポスターがペタペタ。

帰りの道中でドラゴンポテトを二袋くれた。二袋重なってたから上のひとつだけ受け取ろうとしたら「ふたつどうぞ!」って言って渡してくれた。みんなに二袋。太っ腹ジャパンフリトレー

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ほんとにあれは大阪で行われた3時間ほどのライブなのか・・・?
1ヶ月ほど放浪してよれよれで帰還したような疲弊感・・・いろいろありすぎ!!!!

今日、フジファブリックのライブが劇的に変化したと思うの。"流"で"動"。そして三人が一斉に殻を破ったって感じがした。

ライブを観てから、自分の血が全部入れ替わったみたいな、視界も変わって、フジファブリックの見え方も少し変化して、不思議な気持ちだ。それぐらい何もかもを変えるような影響力のあるライブだった。


大阪城ホールのお知らせをやっと聞けてほっとした。すっきりした。10月20日って山内総一郎さんの誕生日の直前の日曜じゃないですかー。盛り込むねー!スタッフの人とかみんなで日取りとかいろいろ考えたんだろうなーと思うと愛しい。そしてその10月20日まで全力で生きねば、と思った。

山内くんも自分で言ってた通り、武道館より大阪城ホールはチャレンジだと思う。無謀な挑戦なのかもしれない。東京だと人は集まりやすいし、東京で2デイズライブをする時は公演日までに完売する事もある、でも大阪のライブは昨年のアコースティック以外は毎回完売していない。フジファブリックに限らず大阪は難しいと思う。でも、1年ある。1年でどれだけたくさんの人を巻き込めるか。

黒い幕で覆われた大阪城ホールの2階席は見たくない。大阪城ホールを横に使うという方法もあるけど(チャウ大の時とかそうだった)出来れば通常の縦で観たい。それが私のいつも観てきた大阪城ホールの景色だから。満員の大阪城ホールに立つフジファブリックが観たい。

武道館に行き着くまでのあれこれを私は知らないけど、武道館の発表の時はどんな雰囲気だったんだろう。

ここから先は自分にとって全部初めて経験する事ばかりだ。

フジファブリックのアリーナ、山内くんの故郷、初の大阪城ホール。その一つ一つの行程とその間に起こる様々な出来事を噛みしめて、心に刻んで、全力で楽しみたい!!!




フジファブリック SET LIST


バタアシParty Night
電光石火
夜の中へ
ECHO
LIFE
黄金の月(スガシカオカバー)
Green Bird
SUPER!!
Surfer King

en1.若者のすべて(with スガシカオ
en2.手紙