2019/5/4 JAPAN JAM 2019 フジファブリック

16:15ぐらいから山内くん抜きでリハ。夜明けのBEAT。あの奥でドラム叩いてる赤いシャツの濃い顔の若者が黒猫チェルシー岡本啓佑さんか。ドラムはうしろ形態。最近は横並びやってないね。うしろ形態のが好き。

 

LOTUS STAGE 16:30- フジファブリック


出て来た時、赤・・・!!!笑
最近の山内くんのデーハー柄シャツシリーズ好み。(Fenderのフリーペーパーの表紙の衣装はあんまり…だけど)華やかでインパクトがあって、それがまた似合ってて良い。パンツ・イン。


東京

珍しい、セッションみたいなのが始まって、何が始まるんだろう!?と期待に胸を膨らませていたところであの鍵盤が。東京ーーーー!!!興奮したー!東京はどこから入ってきてもかっこいいな。

Aメロ最初はハンドマイクで前へ出てきて「毒にもならな〜い ぜぇ〜〜」、金澤君のソロパートの時は左右パンチ繰り出して(←好きですね…)ご機嫌で踊ったり、キーボード弾く指真似をしたり、シェイカー振る動きをしたり(エア楽器がどんどん増えていきますね…)、頭から硬さが全然なくて楽しそうだった。後半はラップとコール&レスポンス。

東京の冒頭があーこういう東京が見たかった、って東京だった。年末RADIO CRAZYで東京を聴いた時、この曲はジャムとかセッションとかで発展していく曲だと思ってて、これからどんな風に変化していくんだろう!?とワクワクした。ツアー中盤名古屋からアレンジがヒップホップ路線に解釈されていって、「ああ、こっち路線に行くんだーー」という戸惑い?もあった。

いろんなフジファブリックの曲のタイトルが詰め込まれたフジファブリックの歴史を詰め込んだリリックには愛情を感じる、新しいチャレンジを見るのは好きだし、名古屋のライブでその瞬間に立ち会えたのはすごく嬉しくてツアー中もめっちゃ楽しんだのだけど。ただ、Everybody Screamー!って煽りがどうにも他人から借りてきたような感じがずっとあって。煽りの数ある定番のうちのひとつなんだけど、なんかフジファブリックにしっくりこなくて。こういう感じのコールアンドレスポンスのある曲ってフジファブリックになかったし、ハナレフジでの経験を取り入れて、お客さんと混ざり合う舞台にこの曲を選んだと思う、けどそういう役割を持たない、曲として追求された東京というのもまた聴いてみたいなーと思った。

東京のアレンジの意図についてはゆるいか#215で話してた。
「東京って曲はみんなのファンキーなアンサンブルの中でダイナミクスがどんどんあがっていく曲にしたくて、Talking HeadsのStop Making Senseのカセットテープ持ってってさ、カセットデッキ持っていって始めるやんデヴィッド・バーンが。なんかあの感じ、一本のライブをあの一曲に集約出来ないかなみたいな事はなんとなく考えてて、みんなのソロパートみたいなんがあった後にラップとかあれば、デヴィッド・バーンはラップはしてないですけど、バンド感出るんじゃないかなーと思ってやりました」

持ってくるところがすごいな…。自分の理解が追いついてないだけかもしれない。それを観た山内くんが飲み込んで解釈した表現、そのインプットにしてこのアウトプットおもしろいなと思った。この話、メンバーは知ってたんだろうか?ラジオの反応聞いてる限り、初耳?まぁ、すべてを説明する必要はないんだけど。

ラップ、弾き語りの時とはまた違ってラフな感じで言葉を発してる感じがした。毎回いろいろ試してるのかな。

最後の「華やぐ東京」をなんて言うかなと思ったら普通に華やぐ東京って言ってた。東京ディズニーランド形式ですかね…。

LOTUS STAGE2個前のBase Ball Bear見た時、ボーカルが「今日はヒップホップをやる面子がいないみたいなんで、そういうの総取りでやらせていただきたいと思います!」とか言ってラップやってたんだけど、いえ、あの、います・・・新人ラッパーが・・・笑 と思った。


「改めまして、フジファブリックです!」って山内くんが言おうとして、改めましてを噛んで3文字ぐらいの言葉になってた。笑 ?と思ってたら「改めまして〜」「改めまして」「改めまして…」って何度も言い直してた。

黒猫チェルシー岡本啓佑さんについて「かわいい顔してめちゃくちゃカッコイイドラムを叩くんです」と紹介。


山内「今日はどこでもやってない新曲をやろうと思います!」
客:オオーーーーー
山内「人は孤独なんですけど、」

ってところでどこでも聴いてない曲!?孤独!?Water Lily Flowerみたいな曲!?とか完全なる新曲を更に用意したのかと思ったら、

山内「それでもひとつになりたいっていう曲です」

を聞いて「O.N.Eだ!」とわかった。
わーーーO.N.Eここで初披露!

山内「聴いてください。O.N.E」


O.N.E

歌詞大好きだしプロモーションMVも凝っててかわいいし、なんだけど、「徒然草の再解釈」「サントリー天然水、緑茶」というイメージから瑞々しい叙情的な曲を(タイトルや歌詞からも)勝手に思い描いていたので、この曲調の最近続く元気路線がこのテーマに対してちょっともったいないかなーと思ったりしてて(崎山蒼志君とかtofubeatsはそれっぽいの作ってきそうだなと想像してしまうだけに)う〜〜んこれは……。とMVで一回聴いた後ちょっと封印状態になってて(MV楽しい、良い、曲の中にも好きなところもある、でも、でも・・・!みたいな)今は大阪城ホールに向けて邁進するような曲ばかりになるのはしょうがないと思うけど、大阪城ホールが終わったらGumみたいな薄曇りな曲もまた作って欲しいなー。その後ラジオで聴いていいかも、と慣れてきてはいたんだけど。

ライブで聴いてめっちゃ好きになってしまいましたわ。この曲すごくライブでぱぁっと開く。A→Bのシンプルな構成が新鮮で、小気味よく流れていく感じが爽やかで、〜やんって関西弁も自然で、歌の間に合いの手のように挟まれるラーラーラーラーが楽しい。ライブで聴くと結構切なさ成分が染み出すね。間奏のギターがめちゃくちゃ良くて、前に出てきてひらひら軽やかに弾いてる姿もちょっと違う新しい感じで、永遠に見ていたかった。

家に帰ってMV見直してしまった。いいじゃーん。


STAR

曲が始まる前に爪弾くギターの調べ(好き)でSTARだ!と思った。今日STARやるとはー。フジファブリックにおける定点観測曲はいくつかあるけど(ブルーetc)、STARもそれだなぁ。エモーショナルでドカーンと行くSTARが、今日はクッキリ一個一個のサウンドがバージョンアップしてて丁寧で、なのに勢いは失われず、更に強靱になった、まさにブラッシュアップ!!って感じ。

研ぎ澄まされると曲ってこんなに透明感増すんだーと思った。強化ガラスみたいなSTAR。ちょっと動き止まってしまうぐらい、感動した。これが2019年の、今のフジファブリックのSTAR!

そして、山内くんの歌声が去年からずっと絶好調。クリーン。聴いててほんとに気持ちがいい。この人の喉すごいな。今時は肩の力の抜けたひゅる〜っとした雰囲気のボーカルが多いような気がする中で、はっきり聴きやすくわかりやすいボーカル街道を堂々と突っ走ってるなー。


ちょっと距離がありますけど、大阪城ホールでアニバーサリーライブをやります、来てくださいって話をして、最後に手紙。この曲で終わってしまうという事がわかって、今日は最後にオーバーライトで盛り上がりたかったなーと思った。オーバーライトは野外にきっと合う。


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台風一過もそうだったけど、曲の一個一個の世界が違いすぎる。見せ場だらけ。1ライブに1つあるクライマックスが集結したみたいになってる。毎回すごいラインでライブやってると感じる。

新種の東京始まりも良かったしO.N.Eも初めて聴けてそれが良かったし更に上の段階にいったSTARに感動したしで満足していいもん観たーとホクホクLOTUS STAGEを後にしたんだけど、セットリスト改めて見直してみたら、あれ…?5曲しかやってない…?他のアーティストみたらだいたい7曲以上、11曲、12曲やってる人もいる。えっフジファブリック曲数少なすぎない?

まさか初めて合わすドラムの影響…?とか思ったけど、曲の長さの問題なのかな。東京がセッションとかコール&レスポンス入れて長かったから2曲分、と考えても、考えても!O.N.Eとか短い曲だし。え〜〜〜、セットリスト見てから急に不満が。

JAPAN JAMって割と曲数やれるイメージだったんだけどなぁ。時間を短くされたとかじゃなくて、他の人と時間は同じだったと思う。そのあと観たUNISON SQUARE GARDENはMC挟まずガンガン曲いくタイプだったなー。とはいってもMCそんな喋ってた訳でもないし。

オーバーライトもやって欲しかったけど、Fevermanもやってみて欲しかったのよね。あまり知られていないアルバムの中の1曲だろうけど、野外でやったらお祭りみたいで楽しいんじゃないかって。ツアー中みたいに丁寧に振付指導しなくても、加藤さんがひらっひらって手の舞いをしたらきっとみんな適当に合わせてくるんじゃないかと。夏の野外とかでどうだろう。破顔も野外で聴きたい。曲を知らない人にもインパクトのある曲だと思う。この夏、フェスでのセットリストはどんな感じで来るんだろう。

今日のセットリストには満足している。初めて観た人の事はわからない。でも惹かれる時は曲を知ってようと知らなかろうと惹かれるものだと思う。もちろん「知ってる(聴きたかった)あの曲やってくれた!」という喜びや「あの曲やってくれなかった、がっかり」という感情がある事もわかるけど。でもなんとなくイメージを持ってる人に対して気持ちを先に進ませるものって「へーこんな曲もやるんだー」からかもしれない。

黒猫チェルシー岡本啓佑さんのドラムは違和感なかった。でも今回フジファブリックってメンバーにドラムがいないんだなーという事を改めて認識した。それをおもしろさにしているとも思うけど。BOBOさんも豊夢さんも忙しい人で、でもイベントとかにも必ずいてくれて、いつまでもいてくれるような気がしていたけど、BOBOさん今年に入ってから一度も叩いてないし、今までの歴代ドラマーのようにまた別の人に移り変わっていく事もあるかもしれない。今後BOBOさん豊夢さん以外の誰かに変わっていく事とか、あんまり想像出来ない。


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JAPAN JAMは今まで人が少なくて快適フェスだったけど、やっぱりたくさんの人に観てもらう方が喜ばしいので今日のチケットが数日前に完売したと知って嬉しかった。そして完売したので今までのようにはいかないかなーと思ってたけど、ライブ会場にはたくさんの人がいつつ後ろの方ではゆったり観られるスペースがあるし、食べ物ブースそんなに並ばない、飲食・休憩スペースいっぱい、フクダ電子アリーナ空いてる、人が増えても相変わらず快適フェスだった。

天気予報はずっと前後数日間晴予報だったのでなんの心配もせず当日も天気予報を見ず出発したんだけど、京葉線に乗ってる時から今にも降り出しそうな曇天。会場に着いたら雨が降り出した。聞いてない…!と思ったけどフクダ電子アリーナで雨宿りできたし通り雨でそのあとカンカンに日が照りつけたりもしたけど、基本は降り出しそうな曇天で涼しくて快適だった。

フクダ電子アリーナがドローンの拠点になってるみたいで、ドローン飛ばすの近くで見たの初めてだったけど、ブーンとアリーナの屋根の上に上がっていって出動していく様子はおもしろかった。そのドローンはライブ中も遠くの空を飛んでいた。

会場に着いた時、外からLOTUS STAGEのビジョンが丸見えで、これチケット持ってなくても見られるね。フジファブリックの時間帯の時も外に映像が流れていたと思う。それを見た人がファンに……とかあったりしてね。

 

2019/5/4 JAPAN JAM 2019 1日目
フジファブリック セットリスト

東京

O.N.E
STAR
手紙