MUSIC FAIR/ALTERNATIVE NATION

MUSIC FAIR

[出演者]
氷川きよし
柴咲コウ
フジファブリック
私立恵比寿中学


地上波の音楽番組に好きなバンドが出るのを緊張しながら待つとか、、、、いつぶり?
記憶にないぐらい遠い。
地上波音楽番組でフジファブリックを見るのは初。
昔は出た事あったみたいだけどー

地上波でしゃべってる〜 ・・・ ・・・

山内くんいない、と思ったら前列、柴咲コウの隣に思いっきり座ってておぉ……となった。
「氷川+柴咲セット」と「エビ中を全員フレームに収める」の狭間で全然映ってなかったけど。
右側の人数が少なかったらもうちょっとマシだっただろうか。
むしろ金澤ダイスケさんの方がよく映ってた。(加藤慎一さんは……)

トークもまぁまぁ無難にこなし(山内くんがN響の話してる時の「何を話し出すんだ…?」みたいなみんなの目が怖かったけど)
いつもテレビに出ないバンドが地上波音楽番組初登場時に醸し出す変な空気はあまり感じなかった。

待ちに待って、フジファブリックの歌唱は最後。

「Girl! Girl! Girl!」が表題曲になるとは思ってなかったなー。
(なんとなく「夜明け前」かなと思った。百田P作品で対にするのかなと思ってた。)

やっぱり誤解は避けられない作品ではあるかな、と思った。
誤解の上で立ってるフジファブリック。みたいなイメージ。
同じ誤解なら「Green Bird」で誤解された方が良かったかな。
誤解されても、それを越える何かがあると、あの曲をライブでいっぱい聴いて感じさせられているので。
ライブで育ってもいるし。
(なのでBSスカパー!のFULL CHORUSという素晴らしいコンセプトの番組でGreen Birdフルコーラス歌うのうれしー。
Green Bird歌ってるの映像化も初じゃない!)

とはいえ、新譜出るタイミングでそれはないかというのもわかる。
最新作に一番自信を持って送り出すのはアーティストとして正しい。
それがたとえ、異色作だとしても。
「Girl! Girl! Girl!」もまだライブで聴いた事ないし、これからどう育つかもわからない。

伝わるかな???と思いながら聴いてた。


逆に、誤解のないフジファブリックの曲って何かな、と思ったら

徒然モノクローム
WIRED
夢みるルーザー

あたりかな?と自分的には思ってるんだけど。
FAB STEP epに入ってる曲あたりとかでも。
やっぱりちょっとリズムが独特でヘンテコな感じ。
(人によって違うと思いますが。好みもある。)
でも徒然モノクロームって曲的に大好きだしインパクトもあると思ってるんだけど
なんかライブでの化け率が小さい気がする。
あの、ライブで異常に化ける曲ってなんなんだろうな。曲調に関わらず。
STARとかブルー、Magic、バタアシParty Night…(他にもあるけど)あたりはすごいと思うね…。


「Girl! Girl! Girl!」の話に戻り
山内くんの歌の不器用感ってこの歌い出しに現れてると思うなー。
曲の勢いに乗り切ってない、跳ねきってない感じが
気持ちに追いついてない感じでいいなー。

歌詞も見てしまった。まにまに。随に。齢。
「ずっと!ずっと!!ずっと!?」ってかわいいなー。

若者のすべて、予告見て「柴咲コウのキーに寄せて無理矢理歌うのかなー」と思ってたら
すごく綺麗に転調してどちらも気持ち良く歌えるキーにしてて、
「Cメロはやっぱり柴咲コウかぁ」と思ったら途中で山内くんに渡してくれた。
最後の締めも。

地上波でこんないろいろ大切にしてもらえるとは思わなかった。

    • -


そんな余韻でしばらく他のラジオとかに手を付けられなかったけど
(R&R Band Wagonの18時台を聴いてた人とかいるの?)
MUSIC FAIRの影に隠れてInterFMのALTERNATIVE NATION、なんかすごいボディブローじゃないですか……。

ターニングポイントって話題は今までもあっても「事務所決定した時ー」とかぼかしてきたけど、
今日は逃れようのない導かれ方だったので直球だった。
文字では見ても言葉で聞いたのは初めて。
DJの高樹さんもするっと聞くから。

当たり前だけど、フジファブリックの大きなターニングポイントは2009年。

山内くんはものすごく言いにくそうに、言葉を選んで、でも昔よりも明確に話してくれた気がする。

「また一年生からか」
「(ギターの変な、細かいフレーズいっぱい入れていた事について)なんで俺こんなことやってたんだろー」
「今となっては体が覚えてて慣れてる」
「真ん中を作んなきゃいけない」
「自分が歌うものを作る。歌いたくないものも」
「苦しかったというのは実は最初ではない」

時々笑いを挟みながら、柔らかい口調で

加藤さんの「(比較される事について)言われるのは前提でやろうっていう話はして始めたから」とか、
「(2009年の)出来ない、やりようがない」とか、くるなー・・・・・。


「いろいろ言われても全然大丈夫とは思わんかったけども、それよりも続けたい気持ちの方が全然勝っているっていう。
それまでの人生のすべてをかけてきたものを途中でなくす方がしんどかった。」


かける曲にECHOを選んだ事にもグッときた。
ECHOも当時は「それに限らず、状況を限定せず」な言い方してたけど、
今日は「志村君の事を思いながら作った曲」ってハッキリ言ってた。
それから流れたECHOに、今ならこう歌うかな、って声が重なって聞こえた。

最後の「ずーっとやりたいんですけど、そう上手くはいかないんだなって」ってなんだろな。

どうか支えて欲しいな。


ずーっと今まで前突っ走って引っ張ってってくれてたフジファブリック
このタイミングでこのラジオ聴けて良かったな。


その後もなんとなくボーッとラジオでかかる音楽聴いてた。
フジファブリックにはまってからいろんなものが染みこみやすくなってる気がする。


ALTERNATIVE NATIONのブログで

http://www.interfm.co.jp/alt/blog/2015/10/10/22/42/

お仕事でお会いする度に感じてきたことですが・・。

今日のインタビューを経て、改めて
「穏やかであること」「優しくあること」の
「強さ」を教わったように思います。

そして、その穏やかさを支える
「大きな覚悟」と「人を想う気持ち」に
心が大きく揺さぶられました。

ADすぐるの言ってることものすごい共感する。これ以上の言葉ないぐらい。