KIRIN BEER "Good Luck" LIVE/フジファブリック

臨場感なんてもんじゃなかったんだけど‼‼

もっとトークの合間に歌なのかと思ったら、ほんとにまるまるスタジオライブを放送する番組なんだね。

録音したライブ音源を流してるのと違うのはもちろん、普通にラジオの前で生演奏をしているのを聴いてる感覚じゃなくて、ライブ会場で扉の外で音だけ聴いてるみたいな、なんなんだこの近い感覚は。お客さんがいる＋ラジオで全国放送という二方向だったからかな。ライブでありつつ、目の前と目に見えぬ全国にも届けるーという気概が乗った？終わったあとライブを見てないのにライブ見たあとのような高揚が…。身体と脳が？？？ってなった。初めての感覚だった。

音のバランスがいつもと違って聞こえておもしろかった。自分の環境では「ボーカル、バーン！！！」って感じだったけど、各音が生々しくて、特にボーカルなんてこんなマジマジと聴かれて恥ずかしいんじゃないだろうかというぐらい地声っぽくて、観察、みたいな感じで聴いてた。

最初の山内くんの話し声がガラガラで、日々リハーサルとかで喉疲弊してんのかなと思って、歌い始めも伸びがなくて「声かさついてんなー」と思って、せっかくラジオでライブやるのにな…と一瞬テンション下がったけど、Green Birdで火事場の馬鹿力？みたいな声出てて（１番のサビのそれほど大事でもなァ〜〜〜〜い！の〜〜部分です）そこでギャッてなって、徒然モノクロームは毎回思うけど相当声が曲に合ってんのか艶を取り戻して、そのあとはいつも通りで、温めて最後には思い切り仕上げてくる山内クオリティ。

徒然モノクロームは「…越えたら〜持っ…」って思いっきり間違ってビクッとした（笑）けど、あとのはGirl! Girl! Girl!とかポラリスとか（虹もあやしい）ふわっとした間違いでフフッとなった。昨日Ｍステで見た草野さんといい、歌詞間違い（草野さんは入り間違いだったけど…）ってこんな生っぽさ溢れてホッとするものなんだなと思った。笑

金澤くんが徒然モノクロームの途中のギターソロの時「前に出ております」って喋った瞬間にパーッ！とあのライブでの光景が浮かんで、そうか、ラジオでもやるんだね…！ラジオでもどこでもフジファブリックのライブは変わらないんだね。全力。

セットリストも最近の曲入っていいなー。Girl! Girl! Girl!はまだライブであんまりやってないからライブバージョン聴けると新鮮なんだけど、Girl! Girl! Girl!の歌い声、すごく魅力的だなー。特に山内くんのキャラクターが曲に歌声に反映されているというか、歌が笑ってるというか声自体が既にデヘヘヘ！みたいな、ゆるくて温度高くて自由で好き。この曲のファルセットも好きだなぁ。最後にガリガリ弾くギターも。

ポラリス新曲なのに安定感あった。そして夜明けのBEATとか虹とかライブで演りまくってる曲の説得力。夜明けのBEATで「でーーーぃ！」って言うと思わなかった。笑　そして虹でいつも地名叫ぶところで何もなくて変な感じした。笑（「キリンー！」ってわけにもいかないしね…）…虹の声の包容力！長い長い長いギター山内総一郎！素敵じゃー。

山内くんは歌ごとに歌い方全然違うな。「曲ごとに表現変えてます」とかそういうんじゃなく。山内くんの歌は安定してない。ライブでいつも、その場で曲の中で探す感じ。これからも環境や目の前の人に影響されて左右され続けると思う。だがそこがいい。そこが好きだ…！！！

と今日のラジオを聴いて思った。

ラジオからもフジファブリックのライブの楽しさ伝わったんじゃないかな？（しかしこれ聴いて行きたいと思ってもたぶん近場のライブは軒並み売り切れ…）

終わったあとDJの人に「きれいな汗が…」と言われてておもしろかった。

セットリスト
1.Sugar!!
2.Green Bird
3.徒然モノクローム
4.ポラリス
5.夜明けのBEAT
6.Girl! Girl! Girl!
7.虹

KIRIN BEER "Good Luck" LIVE - 堤友香 - TOKYO FM 80.0MHz

↑何このレポの最後のコラージュみたいなの…。笑