ARABAKI ROCK FEST.16(1)山内総一郎 @東北ライブハウス大作戦STAGE

ARABAKI ROCK FEST.16 2日目
16:10- 山内総一郎 東北ライブハウス大作戦STAGE

昨年はいろんな環境でライブ見たなーと思ってたけど、東北ライブハウス大作戦ステージ、これもまた初めてのシチュエーションだった。ちょっと小さめの屋根あるようなライブハウスみたいなステージかと思ってたので、前日見た時「これ・・・ですか・・・」と四度見ぐらいした。野っ原に物販ブースみたいに佇んでる。すんごいステージ低いし狭い。地面とあんまり差がない。こんなステージでライブ見た記憶がない。



ぜんじつのようす(天気が悪い)


前日に通りかかった時は少し前を空けてみんな立って見てて、細美さんとか山内くんとかどうなることかと思ったけど、当日細美さんがやってる時に行ったらみんな藁の上でのんびり座って見てた(すごい人だったけど)。遠くからも見えて平和。人気者だからもっと殺伐とすんのかと思った。小さいステージなのに、なんかいいなこういうの。

細美さん昔RisingSunでエルレちらっと観たっきりでちゃんと観るの初めてだったけど(何年か調べたらフジファブリックも出た2005年じゃないですかー)(あ、the HIATUSも見たな、2009年のレディクレ…)、やっぱりすごいなー。底力というか、なんか。相変わらず食われそうな歌だ。金星とか演るのね。良かった。



今日はアコースティックギター1本。弾き語りだからあまり時間かからないかとか思ってたけど、ローディーの人達が5人ぐらいでとても念入りにチェックを行っていた。(東京アコースティック百景の時、弾き語りなのに転換長っ!とか思って申し訳なかった…)ギター持ってエフェクターに近づくとヴーン…と大きい音で何度かハウってた。うしろのテーブルにHello!! BOYS & GIRLSのツアータオルとスタバの富士山の青いのじゃなくてアイボリーっぽいステンレスマグ置いてた。

細美さんがリハで1曲歌ってから「ここから本番ですっ!」ってそのまま本番迎えてたから、山内くんもそういうノリ好きそうだからやりそう思ったけどリハやらなかった。「時間が…」ってしきりに言ってたし、意外と東北ライブハウス大作戦のステージは(というかARABAKIのタイムテーブルが、か?)ゆとりがありそうでなかった。あと細美さんが英語の曲(True Colors)カバーしてたから1曲ぐらいカバーなんかやるかしらーと思ったけどやらなかった。


...


時間になって、メディアに出る時のようには整えられてない頭と顔で出てきた。(それが良い)

ボタンがななめについた黒の変わったシャツ着てた。

    こんなん



山内「近っ!近ーっ!!」
客:笑

出てきてから自分でもエフェクターいじってた。山内くんもさっきのスタッフの人と同じようにギター抱えたまましゃがんでエフェクターに近づいたらヴーンってハウって、「ヴーン…(笑)」って真似して言ってお客さんに笑われてた。しゃがんだらお客さんと更に近い。譜面台の下の目の前にいるって感じ。


山内「山内総一郎です。よろしくお願いします。」


ブルー

最初指弾きしててサビはピック弾きしてた。ピックが透けて見えたけどよくわかんない。


桜の季節

東京アコースティック百景でやってたのと同じバージョン。「心に決めたよ〜」を歌う時、デカい口が更にデカくなって吸い込まれそうだった。


山内「この東北ライブハウス大作戦ステージはみんなでどんどんパスをつないで行われているようなステージで、そんなステージに立つ事が出来て、とても嬉しいです。ありがとうございます。…熊本の事とかいろいろ大変な事がありますけど、こんなふうにみんなでパスをつなげていけば、なんとかなるんじゃないかなーと思ってます。」

山内「これもらったんだぜー」
と言って腕に着けた東北ライブハウス大作戦のラバーバンドを誇らしげに見せる。
山内「ラババン、ラババン。」
客:笑
山内「フジファブリックではラババン作ってないんですけど。……(自分が)付けると思う?」
客:笑


LIFE

歌い始めたら手拍子起こって、しばらくしてから歌ってる合間に、

山内「手拍子すごい嬉しい!」
客:笑

間奏でギターと一緒にフフフーって歌う→疲れた!って止まるのまたやってた(笑)。お客さんウケる。その時唇ブルブルして音出すやつ(あれ、なんて言うんだろうなと思って調べたら「リップロール」って正式名称があった)何度かやってたけど、あのちょっとぶ厚めの唇が何度もブルブルして怖かった。笑

山内「これももらったんだぜー」
東北ライブハウス大作戦と黒地に白で文字が書かれたタオルを広げる。字が上下逆。
客:\逆、逆(笑)/


祈る事が自然な事になった、大袈裟な事じゃなくなった、そんな話をして、

「PRAYERという新曲なんですけど、今日初めてやるんで優しい目で見てください。」


PRAYER

おおお、ここでPRAYERが聴けるとは…!

PRAYER1カポだった。(カポが斜めってた)

PRAYER初聴きが弾き語りで全然知らない状態で聴くから、アレンジ前のこんなん出来たけどって原型を聴かせてもらってるようで。とても丁寧に作られたメロディを辿っていくように聴いてた。バンドで演ったら「夜明け前」みたいな雰囲気になるのかなーみたいな曲だった。カーテンって歌詞にあったのが印象的だった。「年を取って歌えなくなっても」って歌ってたのグッときた。未来を想う時、年を取ってギター弾けなくなっても〜と共に、歌えなくなっても〜って想像する未来も出来たんだなーみたいな。

ビュービューテントが風にあおられて山内くんの前髪の流れが逆になるのを見ながら(レアだなと思った。笑)新曲聴いてて、めちゃくちゃ寒いんだけど清々しい気持ちだった。しあわせだなあと思った。


山内「あんまり時間がないのですが〜〜、、 チューニング変えてます。」

と言いながらペグぐるぐるまわしてる。うまく合わないみたいで途中で「あああ〜」って情けない声を出していた。笑 以前チャウ大でステージ前に出てきてから焦りながら延々とチューニングしてた光景思い出した。人一倍チューニングに対してシビアなんだろうなぁ。そういうところもまたギターに対するこだわりを感じて良い。

山内「このチューナー電池なくなりかけてるんちゃう。」←愚痴
客:笑

目を細めてすんごい顔しながらチューニングしてる。

山内「老眼じゃないです。ライトが(笑)。」
って言って斜め上から照らしてる小さいライトを指す。
客:笑

チューニングしている時、ちょうど斜め上からライトが目を直撃してた。まるで右の人と左の人にその表情を見せるかのように体をそれぞれの方向に傾けてチューニングしていた。笑

チューニングで格闘を続けながら
山内「雨を…上げます。」
客:おおーーーー!!!
山内「もうすぐ虹も出るんちゃうかな…?」
ジャカジャカジャカジャカ


この虹の入り方かっこよかった。笑
「雨を上げる」って言ってたけど、さっきまで晴れてたのに、虹を歌い出してからポツポツと雨が落ちてきたの笑った。

「もう空が持ち上がる〜」で「持ち上げてーーー!!!」っていつもより強い調子で言われ(笑)みんな手を挙げたり、最後サビで合唱が起こったり、最後ただでさえ狭いステージの左と右の前に出てきてギター弾きまくり。アラバキはお客さんの反応もすごく良くて楽しかったー!


この前の東京アコースティック百景の時はギター!ギター!ギター!って感じだったけど、今日の弾き語りは「思い」みたいなのが一番強く感じられたなー。もちろん思いはいつもあるけれど。同じ弾き語りでも全然印象が違った。

自然と人とわいわい同じ目線の地面で混ざり合うようなステージだった。


セットリスト
1. ブルー
2. 桜の季節
3. LIFE
4. PRAYER
5. 虹