スカパー!FM579「スズコウ★ナイト」後編
スズコウ★ナイト後編、あいわらず変な汗をかきつつ観てたけど、だんだんみんなの本気度が増していく弾き語りがスリリングでおもしろかった!山内くん触発されそう。贅沢な番組だなぁ。再放送何回もあるけど再放送何回もしなくていいし編集もあんまりしなくていいからこの日歌ったの全部流して欲しいよー。
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スカパーのサイトに記載された実際の演奏曲(オンエアされた曲 ★=前編/☆=後編)
1. カンヌの休日(山内総一郎)★
2. 6本の狂ったハガネの振動(向井秀徳)★
3. 春の夜の夢のごとし(前野健太)★
4. 守ってあげたい/松任谷由実(向井秀徳)
5. リバーサイドホテル/井上陽水(吉澤嘉代子)
6. BOY MEETS GIRL/TRF(前野健太)★
7. 同じ夜/椎名林檎(山内総一郎)
8. 残ってる(吉澤嘉代子)★
9. 線香花火(山内総一郎)★
10. 東京絶景(吉澤嘉代子)☆
11. 東京の空(前野健太)☆
12. 鉄風 鋭くなって〜ZEGEN VS UNDERCOVER(向井秀徳)☆
13. ECHO(山内総一郎)☆
14. Omoide In My Head(向井秀徳)☆
15. ねえ、タクシー(前野健太)
16. チェリー/スピッツ(山内総一郎)
17. 天気予報(前野健太)
18. はあとぶれいく(向井秀徳)☆
山内くんは1曲。まぁその1曲がめちゃくちゃ重くて意味があったからいいけど。
最後、再び向井秀徳が立ち上がってステージに向かった時、いやいやさっき2曲歌ったよな?とか大人げなく思ってしまったけど、いやでもこの世界こういうもんなんだよな・・・自分のステージは自分の手でもぎ取りに行くもの、そうしなければ生き残っていけないこと、インパクトを残すということ(そうして欲しいか、そうする事を自分が好きかは別にして)
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又吉「みなさん出身はどちらですか?吉澤さん」
吉澤「私は埼玉です」
前野「埼玉」
又吉「前野さん埼玉」
向井「私は佐賀県ですね」
又吉「山内さんは」
山内「大阪ですね、はい」
前野「大阪のどちらですか?」
山内「茨木市っていう、結構北の方なんですけど」
向井「生まれは私は高槻ですよ」
山内「ええ!……あ、でも、昔あの、みやこ音楽祭って京都の西部講堂で学生が主催でやってるライブに出た事があるんですけどその時向井さんも出演されてて、コタツ……楽屋にコタツがあるんですけど、そこに足を突っ込みながら向井さんとその話をしたのを覚えています」
吉澤「そうなんですね〜」
山内「高槻に生まれて、っていうのは」
又吉「高槻……茨木……淀川挟んで、斜め前の寝屋川ですね(自分は)」
山内「寝屋川!」
前野「寝屋川なんですね」
又吉「寝屋川」
山内「寝屋川はなかなか、あの、いらっしゃいますよね。豪栄道」
又吉「ああ豪栄道関とか、宇良関とか」
山内「宇良関とか」
又吉「あの、yonigeさん、お二人でやってるバンドの」
山内「ああ、PUFFYの由美さん、大人計画の平岩紙さん」
又吉「あ、そうなんですか。寝屋川に詳しいですね」
全員(笑)
山内「寝屋川は友達が多くて」
又吉「ご近所ですからね〜」
...
又吉「僕やっぱり上京っていうのがすごく一個ありますね。山内さんはどうですか?」
山内「あります。さっきおっしゃられてたその、赤羽に来た時、最初住んだんですけど、まぁ埼玉に近いって言うんですけど僕からしたらあれが東京だと思ってるんで、う〜わ〜〜、都会だな〜〜みたいな、渋谷行ったら「今日祭りかな?」みたいなところがやっぱり」
...
吉澤さんの歌聴いてる時、山内くんフリーズしてた。
吉澤さん、収録時間が大幅にオーバーしたので途中退場。そこからの男ばかりの時間の方が自由な感じでおもしろかった。
...
(前野健太「東京の空」を歌い終わったあと。このあたり前野さんは既に酔っぱらってます)
前野「でもやっぱりよくなかったですね〜〜熱くなる・・・ん〜歌に熱くなっちゃってどういう事なんでしょうね〜」
又吉「いいと思うんですけどね、僕は」
向井「歌に熱くなるのは、………熱くなるしかないでしょう。……クールに行きたい。最初クールに行きたいと思った事あるんですけど、無理だったっすねー……こう突き放した感じでね。サラーとね。そういうのもかっこいいなぁと思うし、そうされてる方もいる。…で、あの、出来ないですなんかね。表面的にこうクーッと熱くなるとかそういう事じゃなくて、気持……ハートがクーッと……あのー……あー……沸騰するっていうか、そうじゃないと……静かな沸騰でもいいと思うんですよね」
又吉「そうですね」
前野「沸騰しちゃうんですよねー。沸騰しちゃうんですよ。なんでしょう」
又吉「体重乗ってるっていうかね」
前野「体重乗っちゃうんですよ」
又吉「聴いてる側はやっぱりそれはすごく伝わってきますからね」
前野「……体重乗られた側の歌の気持ちをもうちょっと考えなきゃと思うんですけど」
又吉「ははは。でもそうおっしゃってる割には聴いてるかぎり、感情がむちゃくちゃ・・・」
スタッフ(笑)
又吉「感情だいぶ溢れだしてますよ」
スタッフ(笑)
又吉「それでいいと思うんですよ」
向井「最高だよ最高」
又吉「それでいいじゃないですか」
山内「すげー歌だなーって思いますねー」
又吉「いいですよね」
「体重乗られた側の歌のきもち」ってめっちゃかわいい。
...
又吉「今まで心震えたライブとかあったりします?」
山内「……たくさんあると思うんですけど、やっぱり友達とか対バンとか、同世代……まぁ世代は関係ないかもしれないですけど、一緒に今日みたいなステージでまじまじと歌を聴くと、震えますね」
又吉「そうですね」
山内「言葉が……すんなりと入ってくる、まぁ環境とか関係性にもよると思うんですけど、こういう曲だったんだ、みたいな」
又吉「違う聞こえ方する瞬間ありますよね」
山内「あります。それこそ、東京の晴れた空は本当に思い浮かぶ、みたいなところで」
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山内くんが歌う番。
前野「蒲田への愛を!」
山内「蒲田への愛を(笑)」
前野「歌ってくださーい!もーう」
〜ナレーション「フジファブリック山内さんが蒲田への愛に選んだのはこの曲でした」〜
(歌うステージでギター持って座りながら話し始める)
山内「僕はあのー、元々あのー、ギターだけ……ギタリストなんですけど、あのー、ま、ボーカルー……バンドのボーカルが亡くなって、……でまぁ1年ぐらい、まぁこれでもう終わりだと思って、1年ぐらいまぁいろんなサポートとかやらしてもらって、まぁ音楽では生きていきたかったんでそういう事やらしてもらって、……でーまぁ1年ぐらい経って考えてやっぱり、まぁ、バンドがなくなんのはやだなと思って、まぁ続けようと思ったんですバンドを、メンバーと話をして、でーそれを続ける為には僕が歌って続けるのが一番いい、一番いいというかまぁそれしかないなと思って、かといってこう歌う音楽も作れてない、ってところで、いたんですけども、あのー……ま初めて自分で、これ自分で歌う曲だなと思って出来た曲があって、その曲をちょっと……やりたいなと思うんですけども、まぁ亡くなった志村君っていうのも、この店大好きで、スズコウが大好きで、すごく僕も思い出はあるんですけど、まぁ、そういった曲を(笑)自分で初めて作ったような曲をやりたいと思います。ECHOという曲です」
この話をする時は、いつも同じような感じの話し口調になる。言葉を選んでいる。「、」が多い感じ。
今のECHOって感じがした。山内くんの歌はいつもそうだけど。あの歌を歌う時(話してる時含め)取り巻いてた空気がなんか、すごかった。
そしてストロークする指に接近するカメラがくるりの山内専用カメラを彷彿とさせ・・・
(山内くんがECHOを歌い終わったあと)
又吉「めっちゃいい」
山内「ありがとうございます」
又吉「山内さんなぜこの曲はこれは自分が歌う曲だ、歌える曲だっていうのを感じられたんですか?」
山内「まそもそも歌を作るっていうところも誰かに聴いて欲しいっていうかは、自分の中でこう完結しちゃってる音楽が多かったんですけど、この曲をそういう状況で書いている時に、まぁ、まぁ簡単に言うと、あのー、むちゃくちゃ仲いい友達が急にいな……なくなってしまったんで、ほんとになんていうか……あのー……ちゃんとその人に向けて書けたっていうのが………歌いたいって思ったところかもしれないですね。………なんかしんみりしちゃいましたねすいません(笑)」
向井「いやしんみりするよ。しんみりするよ。良かったですよ。いい歌ですよ」
山内「ありがとうございます」
珍しく向井秀徳がまっすぐ山内くんの事を見て優しい言葉を口にした。
又吉の「めっちゃいい」がすごくリアルだったなー。お酒がまわってきてるのか又吉この時目が真っ赤で一瞬涙目なのかと思ってしまった。
山内「たまに思うんですけど、歌ってて、全部こう抜けちゃって、自分の中のものが抜けちゃったらだめなんじゃないかと思うんですけど、そういう曲もあるなっていうのが自分では感じてて。今のECHOっていうのも結構……歌い終わったあとでぽーんと何かが、自分の中の何かが抜けるような感じっていうのが………ある……なと思います。はい」
って魂抜けたみたいにふわふわしながら話してた。このECHO歌ってる時の感覚、初めて知った。
又吉「ほんま素晴らしい体験ですよねそういうのはね。なかなか……毎回得られるものでもないですもんね」
山内「そうです」
...
前野「毎回ステージの満足感とかよりは新しい歌詞、誰も見つけてない視点みたいな、そういう歌詞書けたーみたいな時の方が僕、あがるんすよ。そういう時にもう、「うっしゃ!!」サンマルクとかで、チョコクロ食いながら、「うっしゃ!!!」ってなる」
又吉「美味しいすからね」
前野「うまいです」
山内「美味…しいですよね」
スタッフ(笑)
前野「新しい歌詞書いて「…ッシャ!!」ってなるんですよね」
山内「あっためると美味しいですよね、チョコクロ」
前野「あれーなー、言っていいんですか?店員さんに」
山内「言っていいんです、言っていいんです、はい」
又吉「自由です」
前野「俺、いっつも……、やっぱそうなんですか?」
山内「僕いつも言います」
前野「やっぱそうですよね、なんか頼んでる人いるなと思って。俺いっつも迷うんですよね」
又吉「あっためていいと思います」
前野「やっぱそうなんですか?」
山内「何秒……十何秒とかいう世界ですけどねー、はい」
前野「うーわっ、カチカチのかったいやつ食ってる」
スタッフ(笑)
山内「カチカチでもおいしい(笑)」
又吉「ちょっと固いでしょそのまま食うと」
前野「柔らかくなるんだよね」
前野「でもそんなサンマルクで作った曲もあるんですよ。…なんだこの流れ(笑)」
スタッフ(笑)
...
又吉「結構なんかミュージシャンのライブ見に行ってる時にめちゃくちゃかっこええから頭ぐるぐるまわって創作意欲満パンになって帰ることとかよくあります」
山内「さっきこう、見ながら、"あ、そういえばあれ歌にしよう"とかいうのが出てくる」
又吉「ああ、ああ」
山内「その、歌詞をもらうとかじゃなくて、あ、僕そういえばこういう事思ってたなとかあー、あれ形にしたいな、みたいな感じのそういうのがすごくありますね」
...
前野「いやいやいやいや。いい番組だなー!」
スタッフ(笑)
山内「こういうの僕初めてですねー」
又吉「僕も初めて」
前野「中野じゃないのがいいですよね。蒲田☆◎:〜」
(ここでガシャーン!と向井秀徳がギターを突然鳴らす)
前野「うわぁ!」(←驚いてる)
〜向井秀徳の演奏が始まる〜
♪蒲田ステディ!
MC、吉澤嘉代子
そしてMC、又吉直樹(拍手)
フジファブリックから・・・山村総一郎(山内くんが「山内です(笑)」って手の平に指で文字書いてる)
・・・山内総一郎!グハハハ!(←この笑いがなんか聖飢魔IIのデーモンさんに似てた)
そして新宿から・・・・・・(ここで向井秀徳がピックを椅子の下に落としてギターの音が止まり前野さんがズルってなる)
そして新宿から・・・前健(拍手)
私はマツリスタジオからやってきました This is 向井秀徳!
又吉「楽しかったですね」
向井「いやおもしろかった。結局おもしろい」
山内「あるんすねこういうの」
又吉「あと三時間ぐらいはほんまやりたいですけどね」
山内「ふふふ」
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最後流れてるテロップ、ナレーションすーさんって出てた。
自分の好きなミュージシャンが誰かの音楽を聴いてなにかを感じてる姿をただただずっと見てる機会なんてなかなかないよね・・・
山内くんは人が歌ってる時割と歌ってる人の方を見て真剣に聴き入ってる事が多かった。(その後頭部がよく映ってた)
向井秀徳がOmoide In My Head歌ってるの見ながらニコニコリズム取ってるのを見て、あーこんなリズムの刻み方するんだ、と新鮮に思った。なんかテーブルに左肘ついて耳の下のあたりを人差し指で支えて小刻みにリズム取ってた。
首筋のマッサージとかしてたなー。聴きながら無意識に。そういうほぐす癖が自然と出てる感じ。ボーカリストになったんだなー。
おもしろい事が起こった時、パァッとカメラの向こうにいるスタッフに笑顔向けすぎ。テレビ意識してなさすぎ。笑 出演者だけじゃなくて、そこにいる人全体で、なんだなぁ。
前野さんの事、今回までほとんど知らなかったけどいろいろ絡んでくれるしなんかいい人そうだな……と思った。後半本気で酔っぱらってるのが微笑ましかった。
そして又吉の目線は優しいなー。不思議な包容力があった。繊細で正直な感じがして安心する。ローテンションが山内くんと合いそうな気がした。でもこの人も不器用そうだけどこの世界を渡ってきた芸能人なんだなーという感じもした。
山内くんはステージではあんなにパキッとして簡潔でハッキリした人間だけど、素はこっちの方が近いのかなーと思った。穏やかで薄曇りで気を使ってる感じでどこかちょっと自信なさげな。でもなんか、すごく落ち着く。そしてそんな人がギター持って自信満々で毎回2時間余りの完璧なステージを見せている。人間ってすごいなー。
あと、メンバーと喋ってる時どんだけリラックスしてんだ、というのを再認識した。(好き)