いきさつ4　ワンマンで見る

初めてワンマンライブを見る。

2005/7/15　フジファブリックツアー RAINBOW OF SUMMER 2005@なんばHATCH

当時のメモ

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人の入りはまぁまぁって感じスカスカではないけど余裕はあって。しょっぱなから「銀河」！んで立て続けに「TAIFU」だったかな。

普通、誰のライブ見に行ってもそうなんだけど、最初は様子見というか、空気馴染むまで固いんだけど、フジファブリックは最初からす〜っと自然にその場に入っていくことできるなぁ。

それですぐ本日の大本命「虹」も演っちゃって。ああ、好きだなぁ。銀河も虹も聞けちゃったし、今日はもう満足だなぁ〜笑、とか思ったんだけど、「新曲です」ってやった２曲が、めちゃくちゃ良かった。特に１曲目、頭から終わりまでまったく無駄なものがない、とても私好みな曲の展開だったっ！最初の、ピコピコ気味なリフも好みだし、曲が終始あやしげな雰囲気で、いろんな素敵メロディ投入しまくって、展開してって、サビでガーっとたたみ掛けバンド全体で前進してくる感じの。ゾクッとしてしまったよ。

…と、とても１回聞いただけでは言葉で表せない多彩さとヘンテコさが素晴らしい！これが「蜃気楼」って曲？（地平線を越えてでした）

２曲目の新曲も相当ヘンテコな曲だった。カントリーな感じ（？？？）で明るくて、最後に「ドシラソファミレドドシラソファミレド…↓チャンチャン」みたいな、テロテロテロテロ〜って感じで、腰が砕けそうな相当予想外でありえない、マヌケなメロディ…。素で「ふっ」と笑ってしまった。これは志村にしか歌えないだろう！そんな相当変なデコボコなメロディも、引いてみたらめちゃめちゃカワイイ１曲に仕上がっている。不思議だ。

私は、明らかに銀河以降に生まれた楽曲が好きだな！この、突き抜けた感じが。何を出しても志村節というか。バンドとしての線がすごく太くなってるのを感じる。勢いあるなぁ！

そして、このバンドはほんと、演奏がいい。音楽は演奏力の高低のみでは判断されない、ということはよくわかってるけど、やりたい事を表現する力があるっていうことはやっぱり、やりたい音楽の幅を広げることになると思うんだよ。フジファブリック見てると、すごく思う。この人達が「プロでバンドする為に集まった」って事、すごく感じる。いい意味でプロ意識感じる。（でも、志村って元メンバーと地元に帰った時セッションしたり、不思議な関係だなぁ。）

特に山内総一郎君には目を見張るものがあったよ。前見た時はキーボードが主導権握ってるバンドだなぁって印象だったけど、今日はギターの存在感が負けず劣らず凄くなってて、目が釘付けだったよ。ほんと、うまいし。若いのに、素敵なフレーズいっぱい持ってるし。ギター弾く姿にギター愛めいっぱい感じるし。今もぐんぐん育ってる感じ。専門的な事はわかってないので感覚でしかないんだけど、こういう「まっすぐで上手い」ギターもすごい、いいなぁぁ。

時々「せーのっ、総一郎〜〜〜！」って叫ぶ男グループがいて、笑いを誘っていたけれど、あれは地元の友達だったのかなぁ。（だとしたら、微笑ましい。）

志村の声がちゃんと出てなくて「？」って思う場面が５回くらいあった。この人がもうちょっと歌に底力ついて、歌い癖飛び越えるくらい強い場面とかがあったら、すごいかもなとか思うけど、

とにかく、新曲のインパクトがすごくて、あーこれ、聞きたいなぁ。でも今度出るシングルは茜色の夕日が表なんだっけ。茜色も好きではあるけれども、新しい曲でぐいぐい押し切って欲しかった気持ちもある。今回の新曲２曲でシングル切ったら最強だったのに。でも、それじゃ売れないか。笑

ふわ〜っとした気持ちで見に行ったライブだったけど、いいライブだったなぁ。フジファブリックをワンマンで見たのは初めてなんだっけ。広い会場に劣らないライブしてた。

しかし、なんばHATCHはライブ「ハウス」では、もはやないな…。ライブホール、くらいの。BIG CATもそうだけど。この規模になった途端、妙に公共性帯びるなぁ。

バンドは、いろんな種類の人にいっぱい見られる必要があると思う。そりゃ、好きだって言ってくれる人に囲まれて順調にやっていければ、しあわせかもだけどそれで満足できないから、プロであり、メジャーでやってる訳で。ガンガン線太くなって、しょーもない力に負けないバンド力を身に付けて、自分の好きな人達には、自分の好きなように音楽やってほしい。

今度、また大阪でライブやるみたい。蜃気楼（←×　地平線を越えて）もう一回見たいけど、対バンゴーイングとかかぁ。

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この時聞いてワタワタしている新曲、1曲目は「地平線を越えて」、2曲目は「唇のソレ」でした。