いきさつ22 山内外仕事1(映像編)くるり&斉藤和義

ここまでくると手を出してしまう、サポートで参加したライブのDVD。
どちらも山内くんの。金澤くんのアジカンも出てたら見てみたかった。


くるり 武道館ライブ 2011年3月7日

武道館ライブ [DVD]

武道館ライブ [DVD]

BOBOさんもいて半分フジファブリックじゃん?みたいな安心感で見た。
素晴らしい山内ギターDVDでした…。
フジファブリックのライブDVDでもこんなにゆったりと
ギターの手元映してるの見たことないんじゃないか?
というぐらい、ギター弾いてる手元を堪能した。
シタールとはこういう音色なんだなーとか
このギターはこんな音が出るんだなーとか
細かく確認出来て、ものすごくおもしろかった。

この撮影自体、「ボーカル!ボーカル映す!」してなくて、
楽器〜歌ってる人(または演奏してる人)を映す感じで、
くるりの撮影隊自体がそういう感覚なのかなーって。
(演奏シーンを大事にしてるというか)
よくある、カメラが臨場感出そうとして激しくシーンが移り変わるとか
カメラ自体が躍動するとかそういう効果が苦手なので、
せわしなくなくてとても良かった。

特に、「飴色の部屋」からの手元カメラ(ギターやベースにカメラを設置)、
山内総一郎の為の企画かっつーくらい素晴らしい試みだった。
カメラ右手近すぎじゃね笑?と思ったけど。
いいなぁぁぁ。
特に「青い空」のギュイーンな手元に興奮した。
この曲かっこいいなー。

奇跡はこの映像自体が奇跡だろ…。

なによりも、くるりがとてもあたかかく受け入れてくれてるのがすっごいよくわかった。
立ち位置も前3人近い!

ありがとうありがとう
ありがとうくるりさんおよびスタッフさん。

このライブ、このタイミングだったんだね。(日付確認してちょっとビックリした)


斉藤和義 LIVE TOUR 2010 Stupid Spirit at ZEPP TOKYO 2010.12.12

ソロアーティストだし、斉藤和義中心なんだろなと思ったら
そんなことはなく、すごくフラットなバンドの映像だった。

想像してたけど、やっぱりこっちは男っぽくてムサムサして
ガツガツくる感じ。こんな現場行ってほんと勉強になっただろうなー。

っていうかアルバムとかまともに聴かずいきなりDVD購入したけど、
普通にいいんだけど斉藤和義
音がなじむというか。ラフで荒くれ気味で重いバンドも好みだなぁ。

ギター3人とか、最初ビックリしたというか、
初めて見た・・・・・?
豪華なー。
すごい音が分厚い。

ポッキーの歌とか、ポッキーテーマでみんなでポッキーギター弾いてんのに
なんであんなにカッコイイの?みんなで決めポーズかわいい。

この現場でもいろんな山内さんを見せてもらってありがとうございますという感じ。
くるりの時の軽やかでなめらかな感じとはまた全然違う。
フライングV弾いてるの初めて見た。

「社会生活不適合者」の雰囲気とか、フジファブリックにはない成分だったから新鮮だった。
ああいう音楽の中ではあんな感じに変化するのか。

「いたいけな秋」は、もう、「新しい発見」「発明…?」みたいな感じで見てた。
どんな音楽にも対応するなー。素敵、素敵すぎる。
というかあの曲自体かっこいい。年齢入るとことか。

(追記)

たまに見たくなって見ます。
アルバム持ってないのに、DVD余裕で通しで見られる。すごくない?
斉藤さんはさらけ出してて、大人で、熱くていいなぁ。
このライブ、構成も素晴らしいね。

ミュージシャンで年を重ねていくなら
斉藤和義みたいなのが一番理想かもしれないなー。
過度に親父くさくなく、年を取る悲壮感がなく飄々としていて
これからどんどん年を取っても余裕でカッコイイ様が想像できる…。
なんなんだろう。曲調と…(体型?)

で、ギターが3本あるので、最初見た時
山内ギターの音を掘り出すの苦労したんだけど、2回見たら結構わかるようになった。
まぁ、山内目当てで買っているのでかなりそこに集中して見ているわけですが、
かなり山内ギターがフューチャーされた作りだね。
くるりの奇跡とは言わないまでも、あれのショートバージョン的ソロが多数ある。
手元のアップも多く、ほんと素晴らしい。

ここで改めて山内ギター的おすすめの曲。

1. Are you ready?(わかりやすい)
2. Stick to fun! Tonight!(手がつりそうなリフをしれっとやる)
7. ジレンマ(アコギシリーズも素敵。可憐な音)
8. ハミングバード ★(ソロ!)
9. 進め なまけもの
10. かすみ草(ギターの傷っていいよね)
13. Small Stone(フライングV。ざっくりした感じも良い)
14. 名前を呼んで ★(エロいソロ)
19. 社会生活不適合者 ★(ギャップ&コーラス)
20. 罪な奴(オギャー言ってて様になる人いいよなぁ。斉藤さんだけど。山内さんもコーラスで言ってる)
21. いたいけな秋 featuring Bose ★(2人の掛け合いに絡むみたいなギター。好きにやってる感じ)

★=特に好き

コーラスも良くてねぇ。
全体的にしれっとしてんのが良いなー。フジの時とギャップがあって。大人っぽい

浮遊系もアコースティックなのもジャキジャキしたのもなんでもござれなのが
この1枚に詰まってる。スライドバー多用。

彼女という曲は非常に良い空気感ですなー。
ギター掘り出す作業忘れてつい聞き入ってしまう。

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この2枚1組のような、違う魅力満載の2枚である。
普通に音楽DVDとしてもおもしろく素晴らしかったけど。
DVDの内ジャケットに冊子に写り込む山内総一郎さん、
構成似てるなと思ったら、どちらもビクターだったんだね。

いろんな音楽の中でしなやかに変化するイメージ。
色気のあるギターだなー。
そしてやっぱりこの人の、「演ってる人を感じながら弾くギター」がとても好きだ。
右手の腕の角度ごと好きだ。

ギター弾いてるところ見てるだけでも楽しいし
華があるしおなかいっぱいだし十分満足出来るのがすごい。
与えられた仕事を完璧にこなす男。

そして、遠慮せず自分のやりたい事のびのびやれる場所(フジファブリック)があるってほんと素晴らしい。