フジファブリック LIVE TOUR2015 ”はじまりましツアー”@沖縄 桜坂セントラル

沖縄では既に真夏が始まってるんだね。
湿気を含んだものすごい暑さだった。
移動するだけで体力消耗した…。
地元に帰ってきた時「サラッとしてる!涼しい!」と晴天の中思ってしまった。

このたび初めて「ゆいレール」に乗れて嬉しかった。
電車ない時どうやって移動してたっけ。随分便利になったもんだ。

いろいろ地方に行ったけど、やっぱり沖縄って独特だなー。

小学校の横とか民家の間を抜けそんな事を思いながら、桜坂セントラルに着いた。
道わかりやすかった。
初めてのライブハウスを訪問するのはほんと楽しい。
沖縄のライブハウスなど生まれて初めてだしこの先来る事があるかな。
風情のある狭い建物で、音がとても良かった!爆音じゃなかった。

番号順に入場してる時、喫煙所?から普通にBOBOさん覗いててビックリした。

ツアーで毎回目の前のライブが楽しかったけど、
岡山のライブに行った時、「あ、完成した。」って思った瞬間、次の展開が見たくなった。
自分の中でツアーはそこで完結したような気持ちになっていたけど、
この沖縄のライブでまたちょっとじわっと前に進んでいたような気がした。
「毎回目に見えて進化」って、いうほど簡単なことじゃないと思うけど、
嬉しかった。


    • -

声の調子は回復していた。

「もう空が持ち上がる」でやっぱり両手挙げたあと手を振ってた。
あれ見たら、笑っちゃうよ。

アウトロで山内くんが金澤君のキーボードブースの中に侵入して
金澤君の背後にまわり、何すんのかと思ったら、右から左から顔を出してた。


Sugar!!

「空は満天の星空だよ」でライブハウスの天井見るから、
いつか「星空…じゃな〜い」って歌い出さないかどきどきしてしまう。


シャリー

マイクスタンドを、弓のようにしてギターの弦に当てて音出してた!
かかかかっこいいい

去年CDJで見た時は「これがライブ定番曲になるのかー」と思ってたシャリー、
ツアー通してすっかり好きになってしまったもんなー。


ブルー

最後の最後に出たビブラートが美しすぎてギェッてなった。

アウトロのギター、なんかすげかった。

ブルー終わった後
山内「なんか熱入っちゃうな。」
(ワカル……………。)


MC

山内「沖縄暑いねーーーー!いつもこんなんなの?」
汗だくだくになりながら、「今日は全部出し切ります!」って言ってた。

山内「BOYSが発売になりました!みんな聴いてくれたー?」
客:聴いたー!
山内「いえーい」(ピースの指を指しながら)「BOYSのY。」
客:笑(戸惑…。)
今日2回それ言ってた。笑 お客さん戸惑いすぎ。

お客さんを惑わせたといえば、

山内「元気シーサー?」
客「??????」
山内「なんでも思った事口に出しちゃうから。今日は無礼講だから。」
みたいなのもあった。

今日ブレイコーレイコー言ってた。
帰りに例のメッセージポスター見たら「ブレイコー」って書いてあったから、
始まる前から既にブレイコー気分だったのね。


Green Bird

CDがリリースされて、ちゃんと歌詞を把握して、聞き込んだ上で聴く曲というのがこんなに自分の中に入ってくるものとは。
・・・やっぱり、ここに行き着く為のツアーだったのかなぁって思ってしまう。
これを見に来たような。

いろいろ確認したい事あったけど、出来なかった。
一番見たいものを正直に見ようと思った。

前は「カタチ」が背筋が伸びるような曲だったけど、今は「Green Bird」がそういう曲になってる。
最後のかぶせる高い音は金澤君が歌っていただろうか?(よく見えず)
山内くんも最後までオーオーーって歌ってた。

終わった後拍手が鳴り止まなくて、更に拍手の音が増していくような感じだった。
ワカル。ほんとに素晴らしかった。


MC

山内「良かった?」
客:拍手(めっっっちゃ良かった………!!!←という自分の心の声)
山内「今までと全然違うでしょ?」
客:違うーーー(っていう空気)
山内「飽きっぽいって訳じゃないんですけど…毎回全然違うものが出来上がってビックリします。
って作ってるの自分達なんですけど(笑)。
デビュー前に「アラモルト」っていうアルバムを作って…にわとりがヒュッとなった(客:笑)
あれからアルバムを出してきましたけど、FAB FOXからTEENAGERも違うし、TEENAGERからCHRONICLEも全然違うし。」

    • -

山内「僕達は音楽をやっているんですけど、レシピ本出したりとかしている人が……キーボード、金澤ダイスケ!」
金澤「沖縄のみんな、コンニチハ」(外タレ風?)
客:おかえりー!
金澤「ただいまなのかな?ただいまー。」
山内「ダイちゃんの料理で初めて食べて好きになったものとかもあるんですけど、あれ……なんだっけ…」
客:(え 忘れる!?笑)
山内「カルボナーラ。ああいう食べ物がある事知らなくて。こんなおいしいものあったんやーーー!
って好きになったんですけど、だって、ここ10年ぐらいでしょ?」
客:えええーーーーーー!?!?(なんかここでのえーって反応が凄かった。笑)
山内「そんなメジャーだった?(笑)知名度とか、この10年でだいぶ違うでしょ?
ミートソースとか、ナポリタンとか、たらこスパゲティとか。そういうのしか知らなかったし。」
金澤「思いっきり純喫茶のメニューだねー(笑)。」

    • -

山内「今日みんなとこの辺で、ほんとその辺で沖縄そば食べたんですけど、
食べ終わって「アイスコーヒーでも買って帰るかー」って言ってたら
BOBOさんが姿を消していて、BOBOさん沖縄そばがほんとに好きなんですよ、
もう一件はしごしてたという(笑)。」
(うん、ライブ前、twitterで2枚沖縄そばの写真載っけてたの見た…。)
山内「炭水化物すごい摂取して。」

    • -

山内「沖縄にまた来れて嬉しいんですけど、それと同じぐらい、俺に、この俺に、すごく嬉しい事がありました!」
客:笑
山内「聞きたい?」
客:聞きたいー
山内「どうしよっかな?(笑)」
客:笑(…もったいぶった!笑)
山内「自分モデルのギターが出来ました!!」

今日は天井が低いので横にして掲げてた。
裏側のフジファブリックマークを見せた時、列的にはうしろだったんだけど
今までよりかなりちゃんとマークが見えて。
その時、「この会場狭いのかな?」と初めて思った。
ステージもまぁまぁ高かったような。

そのままギターのネックの部分掴んで
岡山のようにバットみたいにして振る…?と思ったら
金澤君の頭の上へゆっくり振りかぶり、真剣挟み取り…で頭に刺さる。笑
後で「痛かったんちゃう?」って優しく気遣ってんの笑った。

山内「この赤はMOTHER2の赤なんですけど、
自分の音楽の原体験で、MOTHER2のゲームも音楽も好きだったんですけど、
サントラとか持ってて、カセットデッキのボタンをポチッと押して、
全然覚えてないんですけど、それに自分で作った歌詞を付けて歌って吹き込んだりしてました。」

山内「音聴きたい?」
客:聴くーーーー
ギターを弾く。
山内「しっぶーーー!」(渋)
またギターを弾く。
山内「しっぶーーーー!」
客:笑

そのまま即興で演奏へ。
そして…「ボーカル、金澤ダイスケ!」

みんなに聴きたい事があったんだけど
次の周で言う←笑
沖縄そばの麺は柔らかいけど、僕は硬いのが好きで
ある店で硬い麺はあるかと聞いたけど、「うちは柔らかめだからー」と言われ、
ある店で硬い麺はあるかと聞いたけど、「うちは柔らかめだからー」と言われ、
それなら製麺所でそばをもらって自分で作ったらいいんじゃないのと思ったので
その製麺所がどこにあるか教えて〜〜〜

という感じの歌だった。
台詞っぽい、結構遊んだ感じ(笑)の歌い方だったんだけど、
ああ、どうやっても1曲として成立させちゃうんだなー
と感動した。笑

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山内「シーサーの曲とかってあるの?」
客:ざわざわ
山内「〜〜♪ …あれはハイサイおじさんか。」
客:笑
山内「全然関係ないんですけど、ホーランド・ロップっていううさぎがいて、耳が垂れた。
かわいいなーと思って、飼いたいなと思ってた時に作った曲です。」


ホーランド・ロップ

このツアーで初めて完成品を聴いた気がする・・・・・
「大人になってもこのまま 元気でいてくれるんかな」を聴けた時の感動。笑
歌い切った時はゴールのテープを切ったような清々しい気持ちになった。
最後に繰り出した片手ウサ耳(初)は…。
でもああいう事突然やり出した訳ではなく、
FAB MOVIESとか見てたら山内くんてああいう要素元からあるよね。
なんか踊ってたりとか、謎のポーズとか。


MC

山内「まだまだ飛ばしていくけど大丈夫ですかー?」
客:イエー
山内「いけますかー?」
客:イエーーーーー!
山内「沖縄ー!」

「おきなわぁぁぁ!」ってよく言ってた。


今日の花屋の娘、印象的だった。

バタアシParty Nightの時、ライブハウスの客席天井に吊されたミラーボールがくるくるまわってきれいだった。

    • -

アンコール。
先に金澤君だけ出てきて真ん中のマイクの前に立って喋ってた。
今回のツアースウェット黒を着てて
金澤「楽屋にいったら、長袖が用意されていました…!」
客:笑
金澤「今日はほんとにどうもありがとうございました。」
客:拍手
その後もなかなかみんな出てこなくて、金澤君ちょっと困ってた様子。

やっと出てきて、山内くんが金澤君の背後にまわり、
ポン、ポン、ポンと肩・背中・足を叩く。
終わり。
金澤「今の何?」
山内「や、別に意味はない。」
客:笑(ざわ…)
金澤「今日あなたそういうの多いね?結構謎よ?(笑)」
客:笑
山内くんそう言われてめっちゃ嬉しそうだった。

金澤君がいたセンターのマイクのところに山内くんが立った時、マイクが低くて
山内「ちっさ!!!!!」
客:笑
笑いながらマイクスタンドの角度上げてた。(←酷ぇ)
金澤君スルー。
山内くんてなぜか小柄に見えるんだけど、ラジオの写真とかでDJの人と並ぶとめちゃデカくてビックリする。


山内「ありがとうございましたー!」
山内「沖縄のみんな、元気で良かったよー」

山内「また、近々何かあるかも・・・?」
客:えーーーーー(今言えー教えろー的な。)
山内「沖縄にもまた来たいので、言っておいてください。みんな、いるでしょ?そういう人が」
客:笑
山内「そういう人に、呼んでくれるようにお願いしてください。ピュ!と行くので。」


山内「前回沖縄に来た時は2009年だったんですね。FAB BOOKって本もここで撮影したりして。」

2009年、いつライブやったんだろう、と思ったら
2009/11/29 Sakurazaka Breaker Premium Live 09(w/FUZZY Quartet Row,FLiP)
ツアーじゃなくてイベントで、冬に沖縄に来たんだね。

志村日記 2009-11-30

NY帰りのソウ君を迎えて沖縄ライブ。沖縄のみんな待っててくれてた。その気持だけでもう…出すとこ出します。今回は飛行機で行かせていただきました。

あまりにも気分が乗ってしまい、ジャンプしたら照明にぶつかって壊れてしまった。すみません。ライブの後は撮影。これもお楽しみにー。また沖縄行きたい。
しっかし盛り上がったね〜

そうかー 前回沖縄来た時は志村いたんだなー
同じ景色だといろいろ思い出しちゃうだろうなぁ

山内「さっきどんどん変わっていくって言ったけど
過去の事をなしにするとかそういう意味ではなくて、志村君の事もそうですけど、
過去を引き連れて進んで行きたいと思っています。」

ピシッと、決意表明みたいだった。


陽炎

今日、陽炎で聴いた声が一番澄んでてきれいだな、と思った。
今日もこの歌で志村が重なった。

フジフジ富士Qの時いろんな人が志村の作った歌を歌ってるのを聴いて思ったけど、
志村の作った歌のあの独特の刻んだようなリズムを歌おうとすると
志村っぽい歌唱にならざるをえないのかなというのもあると思うので
志村が重なる事は、似てると思っている訳でも投影してる訳でもないので
気にしなくても別にいいのかな、と思ってる。

で、こういう事があった時いつもは「今日は重なったなー」で終わってたんだけど、
今日、重なりつつ、それだけじゃなくて、
山内くんが陽炎を更に自分の中に寄せている事に気付いてうわ、と思った。

こんなことあるんだろうか。
「重なる」って状況と「歌が進化する」って状況が同時進行で起こるなんて思ってもみなかったのでビックリした。
2つの感覚の間で何か軋む感じがして、でもその歪みが、なんだかとても気持ち良かった。

そうか、歌は歌われると生きてしまって、進化してしまうんだ。

と思ったら、志村はいないけど、歌はツアーをまわって、
きっと次のツアーもまわっていくんだなー って


徒然モノクローム

ギターソロ弾いた後、最前の人にピック手渡しであげてた。
投げたものをキャッチ出来たりとか拾ったりとかそういうミラクルもいいけど
手渡し て。
フードのある服着てライブ見て終わったらフードの中にピックが入ってた、
とかあったら素敵、とかボーーーッと帰りのバスの中で考えてた。(不毛…)

    • -

山内「はじまりましツァー、大成功!」ってドッキリの看板持つ手してたけど
これもいつか通じなくなるのか…(既に通じてない…?笑)

山内「ちょっとしたメッセージを書いたので、帰りに見ていってください。」
と言っていたポスターは、福岡形式でライブハウスの向かいの駐車場にポンと置かれてた。
しょっちゅう車が出入りする駐車場。笑
自動販売機のほのかな明かりをたよりに撮影。

初めてのツアーラスト。
ものすごく特別な事が起こる訳じゃないけど、楽しかったねぇ。

帰りの道中で聴くGreen Birdに沖縄のにおいがくっついてた。



SET LIST

1.LIFE
2.虹
3.Sugar!!
4.Surrender
5.シャリー
6.WIRED
7.環状七号線
8.ブルー
9.Green Bird
10.ホーランド・ロップ
11.夜明けのBEAT
12.花屋の娘
13.バタアシParty Night
14.銀河
15.Magic
16.はじまりのうた
en1.陽炎
en2.夢みるルーザー
en3.星降る夜になったら
en4.徒然モノクローム