フジフレンドパーク2016 @Zepp DiverCity TOKYO w/クリープハイプ

クリープハイプ、尾崎さんは去年のラジ友夏祭りの弾き語りで見て、バンドで見るのは初めて…だっただろうか。


尾崎「山内さんはいとこのお兄さんみたい。初めて会った時も、楽屋の扉あけたら「あ、どーもー。」って感じで。」
客:笑
尾崎「親戚のお兄さんのうちに来たみたい。緊張してたんですけど、いろいろ話をしてくれて。」

歌の途中で演奏止めて

「祐介」という小説を書いたんですけど、本屋に全然置いてないとかツイッターに書かれてて、自分の本がちゃんと本屋に並んでいるか心配になって最寄りの本屋に電話をかけて問い合わせたんですけど、店員さんに在庫を確認して折り返し電話をしますと言われて、咄嗟に「吉田です。」と答えました。

というおもしろMCを挟んで、そのあと最後のサビを演奏してた。
いつもこういう事やる人なのかな・・・?笑

でも最後の曲の前に

尾崎「おもしろい事を言うのとか別にどーでもよくて、……今日ちょっとおもしろい話しましたけど(笑)」
客:笑
尾崎「みんなライブとかで"今日は名前だけ覚えて帰ってください"とか言うけど、そんな訳ないじゃないですか。やっぱり好きになって欲しいし、曲を聴いて欲しいし…。曲を覚えて帰ってくれたら嬉しいです。」

尾崎「フジファブリックはいい音楽を作って、それを守って、歌い続けて、そういうスタンスにとても憧れるし尊敬しています。そして自分達もそんなふうにありたいと思っています。」

なんか掴みどころのない人だけど、ちゃんと見て欲しいところを見てくれていて嬉しかった。「守って」って言葉がとても印象的だった。


フジファブリック


山内「尾崎さんのいとこです。」
客:笑
(尾崎「さん」なんだ…と思った。)


山内「クリープハイプ、いいよねぇ〜。好きー。クリープハイプ。」
客:笑
山内「尾崎さんと初めて話をしたのは弾き語りのイベントの楽屋で、同じ楽屋だったんですけど扉を開けて入ったら、マスクしてて、キッ!って感じに見えて。」
客:笑
山内「でも話してみたらすごく良くて、それから好きな作家さんとか好きなアーティストとか教え合ったりとかして……普通にフレンドなんですよ。」
客:笑
山内「そのあと自分達のイベントに呼んでくれて。"出る出る〜"って。」
客:笑
山内「弾き語りとかでは見てたんですけど、もちろん音も聴いてましたけど、バンドで見るのはその時初めてで。すごく優しいよね〜(と言ってやさしい弾き終わりのマネ)」
客:笑
山内「すごく優しい、なんかもう、抱かれたい系・・・・・?」
客:ざわざわ
山内「いや、音楽ってそういうところあるやん?包み込まれるみたいな……」あたふた
客:笑
山内「………なんで俺は余計な事を言ってしまったのか……。」
客:笑


山内「小説も、書いてる途中とか話聞いてたり、"ちょっと書き直そうと思うんです"って言ってるの聞いてたりとかしてて。うちのバンドにも本を2冊出してる人がいますけど。キーボード、金澤ダイスケ!」
金澤「僕はブログ、料理と出してるんですけど。」
山内「本屋で並んでるの見た事ない。」
金澤「料理本のところとかに並んでますよ。」
山内「俺そこは行かへんわー」
金澤「さっき、MCの途中に本の話してましたけど、斬新でしたね(笑)。僕も3冊目が出たらあれやりたいと思います(笑)。」
客:笑
金澤「別に予定とかありませんけど。」


山内くんが「LINEって知ってます?」って問いかけて客席ざわざわしてた。笑


山内「フジフレンドパーク、今年で3年目なんですけど、対バン!VS!っていう感じではなくて、それやると僕等が負けてしまう気がして(笑)お友達になろうよ!って趣旨で始めたんですけど、いつか、そんなフレンドをたくさん呼んでイベントとか出来たらいいなーと思います。よろしくお願いします。」

これ、ちょっと匂わせてるかなー?
でもそんなフジファブリック主催のフェスとか出来たら嬉しいな。


アンコール

山内「せっかくフジフレンドパークなので、一緒にやりたいと思います。尾崎世界観!」
客:ヒョーーーーー!!!
尾崎さん登場。
尾崎「……抱きましょうか?」(穏やかに微笑みながら)
客:ヒューーーーーー!!!!
山内「俺はなんで変な事を言ってしまったんやろ…」
客:笑
山内「クリープハイプ、タイトルとかめっちゃいいよね。鬼…」
尾崎「お兄ちゃん。」(ニコニコ)
客:ざわざわ
山内「いや…全然違うよ(笑)。『鬼』ね。漢字の『鬼』」
客:ざわざわざわ

尾崎さんがすごく爽やかに迷いなく「お兄ちゃん」って言った気がしたんだけど、
え、あれ冗談言ったんじゃないよね、え、天 然・・・・・?
動揺しながら諭すように「違うよ」と言った山内くんがおかしかった…。

フジファブリックも「鬼」ってタイトルで曲作ればいいよ。めっちゃフザけたのかサイケなのになりそうだけど。バンドによってそのタイトルから思い描くイメージが全然違うのおもしろいね。フジファブリックの付けるタイトルはいつもシンプルでかわいい感じだけど(タイトルセンスは割と好きです)、たまにこういう攻めた「えっ」と思うようなタイトルが出てきてもおもしろいかも。

山内くんと尾崎さんの間を流れる空気、好きだったなぁ。まったく合わなさそうで意外と同じ温度のところがあるというか。山内くんがたまーに雑誌で話す「シャッター閉じる」とかそういう部分に寄り添うような。2人のギャップ、山内くんの意外と暗くてまったりした部分と尾崎さんの意外と人当たり良くて穏やかな部分が >< って近づいて中間点があるような。なんかなんでも見抜かれそうな不思議な空気を持った人だなー尾崎さんて。そういう2人が本の話とかしてるのがすごく想像出来るしとても合う。


山内くんが「選んでくれて嬉しかったです」って言って、何一緒にやるんだろう?とドキドキしながら音を待ってたら

・・・Green Birdの前奏!

あー


尾崎さんの内面など知らないけど志村に共感するものがあったんだろうなーと思うような感じの人で、影響受けた時代に聴いていたのは今とは違う形のフジファブリックで、なんだけど、一緒に演る曲にGreen Birdを選んでくれたのちょっとほろりときた。

みちっと音符いっぱいに力強く歌う山内くんの歌に慣れきってたから、というかそれしか聴いた事なかったから、尾崎さんの音にふわふわ当てるような独特の歌い方に最初ちょっと戸惑った、けど、尾崎さんのGreen Birdだった。ファンの人からしたらどうだったんだろう、こんなストレートな歌詞歌う尾崎さんて珍しかったんじゃないかなー?

最初山内くんが普通に歌ってる上を尾崎さんがふわーっとコーラスして、盛り上がりのところから尾崎さんが歌って、2番山内くんが歌って、最後は交互だったかなー、でも一番最後の残像〜〜〜は尾崎さんに歌わせるだろうな、と思ったらやっぱり尾崎さんが歌った。他の人ならどんな風に歌うのかな?せっかくだし尾崎さんの聞いてみたいなと思ったからよかった。やっぱり全然違うなー。尾崎+金澤コーラスというのもレアだった。

山内くんの右斜め後ろで、ギターも持たず歌だけで尾崎さんは終始淡々としてたけど、大阪のYONCEくんのように尾崎さんも時々歌詞を口パクでなぞってて、それだけで十分伝わるものがあった。尾崎さんが山内くんの書いた歌詞を歌ってるのがとても不思議だった。去年のスカパラの時とかもそうだったけど、コラボとかする時あんまりパァッて思いを表現する事はしないけど、この人はこういう表現の人なんだな。

最後尾崎さんがはける時、尾崎さんがぱっと両手を広げて山内くんを呼び込むような形で(笑)ハグ。(どっちが年上…)山内くんちょっと不意打ち。

そういえば、フジファブリックってあんまりこういう接触ないよね。あんまり人と触れ合ったりとかはない感じ。

尾崎さんが去った後

山内「あードキドキするー」
客:笑
山内「やっぱり尾崎さんが歌うとクリープハイプになるねぇ?」(←なんかふわふわしたまま)
山内「ダイちゃん俺に嫉妬したやろ」
客:笑
金澤「なんでそんな事言いはるの〜…」(ってなんか方言みたいな言い方してた)
客:笑

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終わって、なぜか叫び出したいほど清々しい気分だった。
フジフレンドパーク楽しい。

今日は声の調子も最高に良かったなー。


SET LIST

1.LIFE
2.Sugar!!
3.Sufer King
4.ポラリス
5.若者のすべて
6.ダンス2000
7.星降る夜になったら
8.虹
en1.Green Bird(with 尾崎世界観
en2.会いに