FM802 MIDNIGHT GARAGE(1)ジングル解説編
FM802 MIDNIGHT GARAGE
2016.12.20 TUE 24:00~27:00
DJ:土井コマキ
ゲスト:山内総一郎
■ジングル解説
──ちょっと久しぶりかもしれない。
そうなんですよー。久しぶりなんですけど、俺はずっと心の中にありましたから。
──なにが(笑)
MIDNIGHT GARAGEが。
──ジングル作らなきゃー(笑)。
あははははは
──あのメガネ言ってたなみたいな。
いやいや。あぶねーあぶねーと思って。
──なにが(笑)?
えーっとそのー、どっからどこまでが15周年だったっけなーと思って。
──あーなるほどねー。大丈夫、私達もぼんやりしてるから。
でしょうね(笑)
──うん。なんとなくずっと15周年って言ってる気がして(笑)。
そうですよね。ずっと15周年って言ってます?
──ずっとは言ってないけど、一応10月で15周年のきっかりが来て、なんですけど、まぁ。
じゃあそっからまた15周年。
──(笑)
イヤァ、イヤーみたいなやつね。
──わからへんけど、まぁ今年いっぱいぐらいはなんかこう15周年の気持ちで。
なるほど。
──感謝を伝えながら、いろんな人に、更にお願いしたりしながら、
ははははは
──(笑)はい。やっていきたいなと思っていたところ、ジングルありがとうございます。
いやいやいやいや。
──いやいやいやいやいや。
いやー作りましたね。
──もう忘れられてるかと思って。
忘れるわけないじゃないですか、っていうのが言いたいんですけど、若干忘れてたんですよねー。
──忘れてたよねー。忙しいですもんねだってねいろいろ。
まーアルバム作ってましたからね。
──もあったり。
はい。
──フジフレンドパークもあったり。
あったり。まぁツアーもあったりとかして、えー前回いつ出さしていただきましたっけ?
──いつやったっけー?
そのツアー前、ですよね。ポラリスの5月……だから、半年は忘れてたんですよ。ははははははは
──(笑)もーちゃんと言ってくれるところが好き。はい。ありがとうございました。
半年忘れてました。
──なんですけれども、なんと、ジングルが5タイプ。
はい、5パターン作りました。
──こんなにいっぱい作っていただいてほんとありがとうございます。
いやいやいやこちらこそ、なんか……
──もうちょっとあんまりにも嬉しいんで、せっかく来ていただいたんで、一個ずつ、これいいでしょ?みたいな
あ、わかりました。
──話を一個ずつ聞きたいなと。
楽曲解説ってやつですか。
──(笑)
ははははははは。ジングルの楽曲解説なんて俺したことないすよそれ。
──私達も初めてです(笑)。
はい。
──じゃあ、ひとつめのジングルから、えー聴いてみたいと思います。
♪ジングル1
──いいじゃないですか。
はいこれまともバージョンですね。
──まともバージョン(笑)すごいでも、ああ、山内くんのギターだっていう。
わかりますー?
──ってみんな思って聴いてると思います。
あー
──違ったらどうしよう。
しかも家ですからね。
──そうなんだー。
これあの全部、このジングルは全部家で、家で、家での二時間です。
──二時間で作ったの?
二時間……ぐらいかな。
──すごい。
……そうです。
──すごい集中力ですね。
細かい事言うと、僕んちにあのー曲作りで集まるんすよいつも。月に何度か集まるんですけど、それで、あのまぁ僕んちなんで、作業中はあのーコーヒーを、みんなのコーヒーを入れたりしてて、
──ふーん。
でコーヒー入れて、で「ミルクいる人ー」って言って、みんな「いりまーす」みたいな感じであの二人が手を挙げてて、ぱっと冷蔵庫を開けた時に、なんでかわかんないけど「MIDNIGHT GARAGEだ」と思って、やべぇ、やべぇやべぇやべぇっつって、わ、な、どれぐらい時間経っただろう、でも作ろうって事になって、ちょうどその時アコースティックな曲を作ってたんで、アコギ持ってて、「ダイちゃんすぐ録って」っつって。
──えー。
でアコギを録って、でマンドリン足して。
──マンドリンかこれ。
マンドリンも、押し入れの上の方にあったんすけど(笑)、ガーッて出してきて、「どう?どう?」みたいな事言いながら、「いい感じ、いい感じ」とか言って。みんなすごいんすよフジファブリック。お互いの事めちゃめちゃ褒めますからね。ははははは。
──(笑)
めちゃめちゃ褒めますから。「これどう?MIDNIGHT GARAGEに合うかな」「いやもう最高でしょ」みたいな。
──うん最高やと思います。
はははははは。
──最高。
いや、で最後に、みんなで「MIDNIGHT GARAGE」ってあの言わさせてもらってるんですけど、あれはもうテンション的にも、自分達が思うジングルっぽいジングルですね。
──なるほど。
はい。
──そう思ってもう一回聴きたいところですけど、それはまた番組のどこかで
そうですよ。
──流れるので聴いてください。さぁそして二つ目
♪ジングル2
──はははははは
はい。
──いいじゃないですかー。
えーこれの……これはねー、まぁまぁ、前、土井ちゃんに「え、ジングルってどんなやつ?」って聞いたら「ギター一本でギャーンってやってるのんでもうジングルだから」って言ってもらってたんで、それを思い出して、でよく楽器屋であの燃えてる試奏してる人みたいなんをちょっとやろうと思って(笑)。
──(笑)
まぁそれにしても、もうちょっといい音で録りたいから家でギターアンプ鳴らして
──(笑)
家で15Wぐらいだったかアンプ鳴らして
──すいませんなんか(笑)。
あのー加藤さんダイちゃんなんかは「俺が隣人だったら壁ドンどころじゃないよ」って言われ……(笑)まぁまぁそういう音で。
──すいませんありがとうございます。
でダイちゃんが、ハイトーン。
──そうなんや(笑)誰だと思っ……
いや、これはやっぱりなんか、例えばローリーさん的な
──あーーー
「ローリーさん的なのどうかなぁ?」って言ってたら、あのーどうだろうねって、まぁダイちゃんは、ダイちゃんの神はローリーさんなんですよ。
──そうなの!?
ダイちゃんもうずっとファンクラブも入ってて。
──知らなかった。
いまだに、ダイちゃんはローリーさんは神だから、あんまり喋れないですあの人。
──……そうなんだー知らなかった……
そうそう。だから事務所の先輩なんですけど、僕とか民生さんとか会うとドキドキしちゃう。まぁ喋ってますけど、内心かなりドキドキしてるんですけど、ダイちゃんは民生さんなんか「ん?」っていう感じですからね。ははははははは。
──(笑)
失礼かお前、って言いながら(笑)いや、なんとも思わへん、みたいな。
──えーーーそれもすごい話ですけど。太いなぁ!
でもローリーさんは「うわー!」ってなっちゃって、「じゃ、ローリーさんの気分でやって」って言ったのが今のです。ローリーさん的なロッカーの……が、このバージョン2ですね。
──めっちゃ合点いった。誰かなーと思って(笑)。
ちなみにあの「ガレェェェジ」って巻き舌で言っている時に、まわりが反響している音も入ってるんですけど、あれダイちゃんがうちで上向いて歌ったから、壁が鳴ってます。はははははは。
──上の人すいません(笑)。
上の人すいませーん、みたいな。はい。
──でまた、イイね今の!って褒めて……
いや、「なんでそんなんできんの、すごくない?」って言って
──すごいと思う。
でダイちゃんも、「や、そうかなー」っつって、これで何かいける、みたいな、アゲ合い。アゲ合いです。
──アゲ合いで(笑)。
ほんとに。
──その勢いで五個までいってしまったって感じですね。
そうですよ。
──褒め合いながら。
褒め合いながら。
──はい。それでは続いて3パターン目です。
♪ジングル3
ははははははは。
──(笑)
これ、これはもうぜひやりたい。やりたい。
──誰がこれ一番やりたかったんですか(笑)?
っていうかこれ、まず俺が、全曲俺が弾いて、それに対してあの二人の反応を見るってところから始まってるんで、基本的に僕がやって、まぁドラムはあのソフト音源みたいな感じなんですけど、ダイちゃんとにかくツーバスで。とにかくツーバスで速いやつお願いします。みたいなんで。そうです。
──(笑)いやーいいですね、フジファブリックって。
そうですねー。まぁずっとこんなんやってますからね。
──ほんまに(笑)
ずーっとこんなんやりながら、気が付いたら、あのーなんかこんなに時間経っちゃった、みたいなん結構ありますね。
──それマズイやつですねー。
マズイやつで、だから時間決めてるんですよ。14時から20時まで。
──家だしね。
家だし、それ以上絶対いっちゃうんですよ。そのあとダラダラしてきりがないから、20時で終わって、ごはん食べに行くっていうのは、毎回三人で。今日何食べに行く?みたいな。
──もう仲良しすぎて(笑)。
ちょっと気持ち悪いぐらいなんですけど、ほんとにそんなんなっちゃったんですよね。そういう、そういうタイプの大人になっちゃったんですよね。
──(笑)
男の……男の大人。
──いいと思います。
デスボです。ダイちゃんはすごく喜んでました。あのー、「俺、デスボ出るじゃん」って言ってました。
──初めてチャレンジした感じ?
初めて。
──使わへんもんね、フジファブリックって。
「これやる時は金澤ダイスケハンって名前にしようぜ」って言いながら。
──今何個目でしたっけこれ?三つ目。じゃあ後半いきましょう。四つ目どうぞ。
♪ジングル4
──おやおや?
まー、これはまぁ、一番MIDNIGHT GARAGEっぽいかなと思って。
──ちょっと恥ずかしそうに今してましたけど。
いやいやいやあの(笑)このなんていうんすかね、微妙な口笛のピッチっていうのがやっぱりたまんないんすよね。これ口笛ピッチ合うのも録ったんですよ。なんっかまったくこう気持ち悪くて、気持ち悪いっていうかなんていうんすかね、あのー楽しげな感じが出ないっていう。あのー、なんていうか、キザだけじゃヤなんですよね、こういう、あのー、マイナー調のやつでいうと、なんかやっぱりどっかホロ酔い気分な人が、帰り道、歩きながら、なんか溝に落ちないように気を付けながらも、いい気分で口笛吹きながら帰ってる、感じですね。
──なるほどね、家に帰ってきて子供の耳元で。
そうです。"MIDNIGHT GARAGE"(笑)
──(笑)どんなお父さん
いや、これは、あのー基本的に僕が指示を出してたんで、「じゃ次加藤さん、はい、ウィスパーで」とか。はははははは。「じゃダイちゃん、ウィスパーで」みたいな。そういう感じで。これは加藤さんの声ですね。
──ちょっとレアな感じですね、じゃあ
そうですね、加藤さんはすごい鼻も通ってるんで綺麗なハイが出てますね。
──(笑)
なんの話やって感じですけど(笑)。
──いや、でもあのこれいいですよね。すごいあのMIDNIGHT GARAGEのダメな感じがちゃんとね(笑)。
(笑)でもやっぱりそのダメっていうのが、いいんですよね〜
──愛らしさにつながると(笑)。
そうです。
──自分達で言ってる(笑)。
そうです!もう、フジファブリックにもつながる、そういうとこです。
──そういうとこです(笑)はい、そしてラスト、五つ目です。
♪ジングル5
──はい。
はい。これはもう、説明不要ですね。
──(笑)不要ですか?
不要じゃないですか。まぁこれ、あの、完全にクイーンの事好きな人が(笑)。
──(笑)
これは、えっと、えーっと、説明って言っても説明……まま、
──最後わりとするっとMIDNIGHT GARAGEって言ってくれてますけど。
そうです、ここをフレディにする案もあったんですけど、えーっとなんていうかtoo muchじゃないかって、一回やったんですけどtoo muchな感じになっちゃって、ここはまぁ素でいいんじゃないかっていう。
──うん。うん。
この日集まって、えーまずまぁ自分達の曲をやってたんですけど、その前にいつもレコードを聴いたりとか、映像を観たりとかするんすよ。たまたまこの日クイーン俺がずっと観てて、ま二人めちゃめちゃ無視してたと思うんですけど、俺ずーっとクイーン観てて、でそれをこう、それが出たっていうだけです。はははは。
──(笑)
だから、すいません、MIDNIGHT GARAGEの事はもうあんまりない感じになってますけど。
──大丈夫です。
大丈夫ですか。
──あのー私達としては、その色んなギターを聴けたっていうのがこれ
はっはっは、そうですね。
──いろんな感じを出してくれたっていうのがね
もっとあるんですけどね。もういりませんかね。
──(笑)
はははははは。
──またでも
また機会があればね
──またレコーディングっていうか曲作りちょっと煮詰まったなーみたいな時に、じゃああの箸休めの気持ちで。
そうですね。
──はい。
なんかこう、タイム感的にどうですか?
──バッチリです。
バッチリですか。
──天才だなと。
……へーーー。
──ジングル職人か。
ちょっとね、ジングル職人に、なり……俺802専属のそういう人ないんすかね?
──(笑)
俺めっちゃやりたいんですけど。
──ほんとに?そんなん言ったらたぶんどこの番組もみんな言うよ?
あのー……仲いい人だけ。ははは。いやまぁ、そんな、それを仕事にしたいなんて言ってるのは甘ちゃんなんですけど
──いやいやいや、ねー。
うん、やりたいっすよ。
──またじゃあ、お願いするかも。
お願いします。でもまぁ仕事になったらなんかしんどとか言うかも。
──たぶんだからそういうなんかふとした時になんか気まぐれでやってみるのが楽しいのかもしれないですね。
確かに。でもなんか、あったらもう、どんとこいですよ。
──じゃあ新しいギターを買って嬉しい時にそのギターでなんか作ってくださいじゃあ(笑)
えっとね、それにもちょっと近くて、自分のギターが出来たとこで。
──あら、あらら。
自分のモデルのギターが。
──わお、ほんとに?
嬉しくて、弾きすぎて、手首ちょっと痛いんすよね最近。
──あかんやん。
あかん(笑)
──もう、ほんまに、ダメですよ。
でもまぁジングル出来たから良かったなと思ってますそれで。
──でもほんとにありがとうございました。
いやいや、こちらこそ。
──これからちょっと末永く、このジングル達を使わせていただこうと思いますんで、リスナーの皆さんはMIDNIGHT GARAGE聴いて、ね、「あ、流れた!」とか、ね、「あ、パターン3や!」とかね。
そうです。ま、来るたびに僕一曲ずつ持ってくるっていうのもありですけどね。
──(笑)
めっちゃ作りたがりみたいになってますけど。
──いや、それは嬉しいんで、じゃあ
ほんとですかー。
──アルバムとセットで待ってますんで。
はい
──ジングルだけじゃなくってまた、新譜もね
そうですよね(笑)。
──その都度お願いしますね。
はい。
──えーなのでどうぞお楽しみにということで、末永く仲良くしてください。
お願いします!
──はい。