フジファブリック LIVE TOUR 2018 "帰ってきた!!三日月ADVENTURE"@岐阜 CLUB ROOTS

公演日 2018.02.25 (SUN)
会場 岐阜 CLUB ROOTS
開場 17:30 開演 18:00 終演 20:20

岐阜 CLUB ROOTS、三回目だけど、土地柄なの?毎回絶対圧縮が起こる。初回が割と攻撃的な圧縮だったのでこわーってなって、今回圧縮が起こった時もやや恐怖感があったんだけど、とても平和な圧縮だった。年々穏やかになってる?

名古屋-浜松で「ライブの最初の数曲集中出来ないのを克服出来つつあるのかも!」とか思ってたけど、また逆戻り・・・。圧縮でまた前半記憶飛んでしまった。でもまぁいいや。これがライブよね。

この会場、個性あるよねぇ。「ハコ」っぽい。ステージ上も四角くて、建物そのまんまというか朴訥としていて無造作な感じで。でも、そこが良い。三回目にして「この会場に愛着あるかも」って思った。音もいいような気がする。空調をステージ上の人(金澤君)が調整してる時、ああ、前回も詳細は覚えてないけどこういうくだりあった!って思い出して、帰ってきた!って感じがした。このライブハウスに、帰ってきた。そういう感覚はここが初めてかも・・・?ちなみに空調の空気の吹き出し口みたいなのがあって金澤君の髪がちりちりになってたのはどの会場だっけ。

    • -


山内「今日でツアー半分終了なんです。なのでツアー前半戦のいいとこどりみたいなライブにしたいと思います」
客:ヒューーーー(拍手)


マボロシの街

なんか既に懐かしい気がする。金澤君の思い出を加藤さんがインタビューして歌詞にしてそれを山内くんが感情込めて歌う。フジファブリックでこねくりまわしたこの曲最高だな。

2番から始まる、カンカンしたピアノの音大好き。


Gum

あのGumの音がここから生まれてる、というのをちゃんと実感した気がする。あのモワモワゴワゴワしたギターの音。懐かしいような鍵盤の音。フジファブリックってほんと、曲によって音像が全然違うね。


Splash!!

お客さんに声を出させる場面で、山内くんいい顔〜。メンバーの顔それぞれ見て、いいよね!って確認するような笑顔。昔パレードの映像とかでよくやってたな。あの顔、久々に見た気がするな。


電光石火

やっぱりあのCメロのコーラスがゴツゴツしてるというか強すぎる気がするなー。南風〜とか歌詞に出てくるんだから風に乗るように伸びやかに歌って欲しい気がする。


金澤「この会場は、出演者が空調を調整するんです」
客:笑
金澤「熱くなってきたので、下げます!」
客:ヒューーーーーー!!!(拍手)
(背中を向けてキーボードブースのうしろにある空調ボタンを下げる動作をする金澤さん、大盛り上がりする客)
金澤「2℃下げました」
客:ヒューーーー!!!!笑
金澤「寒かったら上げます(笑)」
山内「それさみしいね(笑)」
客:笑


金澤「今日岐阜で行こうと思ってた店があるんですけど、中華料理店で」
金澤「行ったら閉まってて。それで思い出したんですけど、中学生の頃修学旅行で」
山内「そんなに遡るんや」
客:笑

そのあと金澤君のMCで滑った感じになった?時、(反応がなかった)「温度上げますか(笑)?」って言って2℃上げたのおもしろかった。

金澤「(温度)調整しちゃうよ〜?」

その後、金澤君が何度もそのセリフを連呼してて、それが「どんだけ〜?」みたいな言い方だったので、

山内「ちょっとIKKOさんみたいやね」
客:笑
山内「そういうLINEスタンプ作ったらええんちゃう」
客:笑

そのあとで加藤さんがいきなり芝居じみた感じで
加藤「・・・ん?なんかベースのボリュームが急におかしくなったぞ?」
(みんながチャンダイさんに期待する目)
金澤「・・・・そのベースのボリューム、調整しちゃうよ〜☆」
客:笑


玉田「今日この会場初めてなんですけど。岐阜 CLUB ROOTS。」←注意深く確かめるように言う
客:笑
玉田「昨日浜松窓枠でライブやったんですけど、会場名を浜松窓際って言ってしまって」
客:笑
玉田「この会場は、すごく音がいいんですよね。ステージでやるミュージシャンにとって音の良さっていうのも大事な事で、音が気持ちいいとテンションがあがるんですよね」

豊夢さんが窓枠に続いて岐阜 CLUB ROOTSも初めてだったというのが意外。豊夢さんはMCで自分の感覚を誠実に伝えようとするところがすごくいいなぁ。

玉田「前回総ちゃんのMCについて破天荒とか言っちゃったけど、自分も人の事言えない……」
山内「そんな落ち込まないで(笑)」
客:笑

山内くんって拍手する時もだけど、めっちゃ手の平反ってたなぁ。いつもそういう感じだけど。あれは何なんだろう。


打上げ花火

稲妻みたいな轟くライト、だるまさんが転んだみたいな緩急、怖い日本昔話みたいな世界観。最高にキてる。


モノノケハカランダ

モノノケハカランダのどっか途中、たぶん1番終わってデッデッデッデッデッデって入るとこ、(ギターソロにすぐ入る方じゃなくておそらくその前)一番最後、キーボードで入る「ヴィッ!!ヴィッ!!」って音、聴いた瞬間にギェッ!ってなった。(たぶんそんなふうになってた人まわりにもたくさんいた)あれ、とんでもなく変態じゃないですか。音源には入ってない音。

Light Flightツアーの映像の時はもちろんだけど、Hello!! BOYS & GIRLSの時とも全然違うよね・・・・野音のライブ音源聴いてもまだちょっと角が丸くて甘く感じる。(歌だけじゃなくて、演奏も)今回のツアーのモノノケハカランダ、ささくれ立ったみたいにハードだよね。こっち方面、ここ最近でかなり強化されたよなー。カンヌの休日のおかげ・・・?


アンコール

ああ今日も終わっちゃうなーと思ってた最後の虹のソロまわし、金澤(キーボード)→山内(ギター)→加藤(ベース)ときて、豊夢さんが!!!

最初バカスカ普通にドラム叩いてて、途中で左手に持ってたスティックうしろにやや乱暴に投げ捨てて、「!?」と思った瞬間に、左手でグイッとペットボトルの水飲んで(!!)、右手のスティックも捨てて(!!!)、素手でドラムを叩きだした(!!!!!)

野生に還るようなドラム、それはもう衝撃的なかっこ良さで、ストンと恋に落ちそうなぐらいかっこよくて、会場は興奮のるつぼであった・・・・・・

それ見て山内くんがほんとに嬉しそうでなー、触発されて、ギタープレイにもろ影響が出てた。ああいうのに引き出されるんだよな山内くんは!他の人のアドリブとか枠をはみ出すようなジャム的な動きほんと好きだよな……。

豊夢さんがフジファブリックでこんな自分を出してくるとは思ってなかったから、ほんとーーーに嬉しかった。

大盛り上がりで興奮さめやらぬ中、終演。

メンバーが手を振りながらステージを去る中、チャンダイさんが一人ステージの真ん中へ。そしてマイクの前でおもむろに

金澤「・・・・今度の岐阜公演のみんなのスケジュール、調整しちゃうよ☆☆☆」
客:ヒューーーーーーーーーー!!!!!!笑

・・・最後美しすぎる締め。はぁはぁありがとうございました・・・楽しかったー!

    • -


このツアー終わったら「豊夢ロス」とか言い出すのかしら。(私が)まだ半分終わったところだけど。いやでも、ツアー進むの早いなー。

ああこれ、なんで三日月アドベンチャーの時だけ感じるんだろう。ツアーが進むごとに雪だるま式に人の熱を巻き込んで大きなグルーブになっていくこの感じ。それぞれ違う地方の違う会場なのに連動してつながっているようなこの感じ。

帰ってきた三日月アドベンチャーツアー、帰ってきたばかりだけど、また帰ってきてくださいお願いします。



SET LIST(後半の流れ間違ってると思う。)

徒然モノクローム
カンヌの休日
Sugar!!
熊の惑星
マボロシの街
Gum
かくれんぼ
電光石火
打上げ花火
モノノケハカランダ
炎の舞
Splash!!
徒然モノクローム
バタアシParty Night
SUPER!!
Surfer King
銀河
夜明けのBEAT

en.1/365
en2.虹

フジファブリック LIVE TOUR 2018 "帰ってきた!!三日月ADVENTURE"@浜松 窓枠

日時 2018.02.24 (SAT)
会場 浜松 窓枠
開場 17:30 開演 18:00 終演 20:20

浜松窓枠、好きなライブハウスだなー。浜松窓枠は「バンドのライブ」にすごく合ってる気がする。(ソロアーティストも合ってるわ!とかアイドルでも合ってるわ!って言われそうだけど。みんな大好き浜松窓枠。)ベーシック〜というか。ステージがほどよい高さなのかな、横幅が狭くて同じ整理番号でも他のライブハウスよりうしろの方にはなるけどいつも見やすい。そういえば今回のツアー照明に気が回ってなかったな、と思って。浜松窓枠の照明ってホールで観てるみたいな感覚になる。空間が感じられて素敵。赤が印象的。

空調のキーーーーーンっていう高い音が気になった。MCの時とかシーンとしてる時に聞こえてた。

そんなライブハウスで見たからか。今日のライブはすごくバランスが良くてスタンダードな印象で。と書くと平均的でつまらないものだったのか?みたいに受け取られるかもしれないけど決してそういう意味ではなく。むしろ、好き・・・。それぞれが個人的な事情とか感情とか抱えて持って集結しているのもライブの場だと思うけど、今日は特に自分側の過剰な偏った感情とかも持って行ってなくて。何か極端に偏ってたり突出したもののあるライブも好きだけど、こういうライブもすごく好き。すごく旨い野菜を食べているような。素材の味が旨い!!!みたいな。素材の地力がすごい、みたいな。最後も体操の着地みたいに完璧だった。

フジファブリックは良くも悪くもキッチリ作り込む、と思っていた。でも、「いや、悪くもなんかじゃないよ。これ完全にフジファブリックの個性だよ」と、このライブを観て思った。こんな強力な武器なくす必要ないよね。って誰もなくすなんて言ってないけど。最近はここにラフさとか粗暴さも加わりつつあるからなー。

会場の雰囲気もすごく良くて、プロかよ!!みたいなお客さんだった。まわりを気遣う空気に溢れていて(伸ばした拳引っ込めるときそぉっと腕を降ろしたりとか)途中で自然発生したモッシュも楽しかった。

    • -


バタアシParty Night

バタアシスタート、びっくりしたー!Aメロ歌ったあと「オォ〜〜」とかフェイク入れたりしてお客さんが盛り上がったりしてしょっぱなからいい雰囲気!ああいうのが入ると最初からリラックスしてるのかな?と嬉しくなる。

まわりの環境が良かったというのもあると思うけど、あれ、なんか最初から集中して曲に入っていけるようになってる!名古屋で克服出来たのかな?(だと嬉しい!)

バタアシの歌い方からなんか挑戦してる感じがあった。

のちの山内くんのMCで「バタアシで始まるなんて今までやった事なかったんですけど、そういうのやってみたいと思った」って言ってた。


カンヌの休日

もう、絶対サビ、わざと雑にがなって歌ってるよね!確信犯だよね。こういう今までにない乱暴さとかラフさもどんどん取り入れてって欲しい。


Sugar!!

最近「そうだよ多分」の多分のところの歌い方が好きでしょうがない。


スワン

スワンってサラッとした曲調と裏腹に山内くんが結構熱っぽく歌うのが意外で、そのギャップがいいね。


熊の惑星

加藤さんが演奏しながら足元がステップ踏むように踊ってるみたいで、そういうの珍しいな、あ、楽しい。と思った。


robologuer

うおー久しぶりにこんな曲もやっちゃうんだ!robologueって三日月アドベンチャーで大きく生まれ変わったイメージが強い。相変わらず「アハ」「イエァ〜」とか入れてくるアプローチ笑

山内「robologue、このツアーで初めてやりましたー」
客:オーーー(嬉) パチパチパチ
山内「robologueっていうタイトルはロボットとモノローグを組み合わせた造語で、ロボットのモノローグというか。業田良家さんってすごく大好きな漫画家がいるんですけど、その方が描いたロボットが出てくる漫画を読んで影響を受けてこの曲を作りました。この話も初めてするんですけど(笑)」

山内くんが読んだのは「機械仕掛けの愛」かしら。


Gum

Gumはこんな風に歌われたいと思ってるんじゃないかなー、と思うような歌い方だった。
ちょっと方向性は違うんだけど、TOKYO SESSIONで歌った若者のすべてを聴いた時感じたようなものすごい丁寧さ。音源で聴いて(音源のGumの歌も大好き)、武道館の映像で見て、RISING SUNで北海道の自然みたいなGum聴いて、そんな風に聞いてきたけど、今まで聴いたGumの中で一番しっくりきた。


かくれんぼ

かくれんぼ歌い終わった後
山内「ツアーで歌うたびにどんどんエモくなっていきますね」
山内「いい曲書くねー。ダイちゃん」


ステージ登場でメンバーそれぞれかぶっていた帽子を投げてそれをのちに回収するくだり

山内「帽子を取った方いらっしゃいますか?あ、いらっしゃいますね。中に受け取った方へのメッセージが書いてあります。なんて書いてありますか?」
客:要返却(笑)
山内「要返却。そうですね。このツアーは帽子で始まり帽子で終わるというか、毎公演のみなさんの血と汗と涙といろんなものが滲んでいます」
客:笑(血……?笑)
山内「近くにいるメガネのスタッフに渡してください。メガネ先生」
客:笑
山内「メガネ先輩。メガネじゃない先輩にも」
金澤「それってただの先輩じゃない?」
客:笑

このメガネ先輩のやりとりめっちゃおもしろかった。じわじわきた。


炎の舞

イントロで独創的なギターを弾きながら山内くんが「……あ゛あ゛あ゛……」って変なうめき声みたいなの言い出した。見た事ない手法。あ、新しい……。笑 それ三回ぐらい入れて、最後にしゃがれた声で「……炎の舞(笑)」

なんなの?笑

あんなに長い間ざわめいてる前奏の時間初めてだった。笑

で、新しい試みをしたからか(うめき声)?
はいー山内また今日生まれ変わりましたー。見た事ない自由な動き。なんかまたひとつタガを外せた事を喜んでいるかのようにグネグネしてた。


終わった後、金澤君がズバリ聞いてくれたわ。

金澤「さっきのあれなんだったの?」
客:笑
山内「わかんない。勝手に出てきた。ゴラムみたいでしょ」
金澤「ロード・オブ・ザ・リングの」
山内「ゴラムってどんなんやったっけ」
客:笑(自分で言って振る。笑)
金澤「あなた、完全に事故物件になるものそのまま渡しただけでしょ」
客:笑

名古屋でもやってたけど、山内くんが嬉しそうな顔して赤いギターを高々と縦に上に掲げてポンポンネックの背面叩いて音を出してた。ギターヒーローって感じだった。まっすぐ高々と赤いギターを上に掲げる動き、昔福岡のドラムロゴスで「自分のギター作ったんです!」って掲げてくるくるまわってたの思い出す。


Splash!!

もっといけるだろー!ってちょっと強くなった煽りを見ながら、この人もまた人を引っ張っていく人なんだなーと思った。TOSHI-LOWさんとか細美さんとかそういう感じじゃなくて。違う形で人を引っ張っていく人。


山内「ダイちゃん、浜松来ると必ずいくところがあるよね。音を聴きに」
金澤「あなたそれ言ったら場所すぐわかっちゃうんじゃないですか?次浜松来た時みんなも来ちゃう」
山内「ええやん、みんなで聴いたら」
客:笑
金澤「トゥルネラパージュって店なんですけど」
客:知ってるー
金澤「知ってるでしょ。そこに大きいスピーカーが置いてあって。そのスピーカーを置く為にビルを設計したらしいんですけど」
客:へーーーー
金澤「一階はカフェになってて、ビルにスピーカーの音が爆音で響き渡ってるんですよ。そのスピーカーの方を向いて椅子が置いてあって、みんなその音を聴いてるっていう。ライブ状態ですよ」


玉田「さっきやったrobologueって曲、初めて叩いたんですけど緊張しました」

玉田「総ちゃんのMCを二人が締めて」
客:笑(締めてますかね……?)
玉田「いいバランスだなって。バンドっていいなーと思いました」
玉田「総ちゃんはB型なんだよね?B型ぽいなって思って。僕もB型なんですけど。そして二人はO型なんですよね。で、並べてみて、B、O、B、O……」
山内「って、アーーーー!!!(笑)」
各々「BOBO(笑)」
客:笑
金澤「初めての人に解説しますと、前回の三日月アドベンチャーでBOBOさんって個性の強い風貌のドラマーが叩いてたんですけど、いなくてもその存在感を示しているという」
客:ヒューーーー(拍手)


玉田「僕初めてなんですよ浜松窓際」
客:えーー(ざわ)(ざわ)(窓枠)
山内「窓枠!」
玉田「あ………(笑)」
客:笑

字に書いたらすぐわかるけど、現場で聞いた時は気づかなかった。(メンバーに突っ込まれて気づいた)それより豊夢さんが窓枠初めてって意外すぎない???
山内「関係者の皆さん、すいませんでした」
山内くんがその後ワンテンポ置いて笑ってた。
加藤「じわじわくるやつね(笑)」
金澤「演奏中に思い出すやつだ」

山内くんが窓枠って言うたびに何度も「枠」を表す四角を指で描いて表現していた。笑

最後に豊夢さんが自分に言い聞かせるように「窓際!」ってまた間違えて言って「ああああ………」ってなってた。グダグタ。笑


山内「僕は前回浜松に来た時、夜コンビニでコーヒーを買って、出る時にそのまま落としてこぼしたんですけど」
客:笑
山内「その時店にいた夜のお姉さん、会った事のないお姉さん」
客:笑
山内「血縁関係とかないお姉さん(畳みかけるな……笑)に、「それ一番悲しいやつじゃん」って言われました(笑)」
客:笑
山内「そして今日の昼、みんなでお昼ごはんを食べに行った店で、ウーロン茶が出てきて秒でこぼしました」
客:笑


金澤「こんな自由自在な山内総一郎は浜松でしか見られませんから」
山内「自由自在?」
客:笑

山内くんの自由さ、という個性を金澤君がフジファブリックの強みと思ってる感じがいいなー。


ダンス2000

Sugar!!とか炎の舞とか加藤さんが煽るとこすごく盛り上がる。いつも淡々としてる加藤さんが自我、じゃないけどそういうの出してくる時、なんか怖い感じがする。


アンコール

山内「浜松は、やっぱり暑い!」

確かに浜松窓枠来るたび毎回暑くて床がなんとなくビタビタになってる。

山内「リリースの予定はないんですけど、新曲を色々作っていて。どういう形になるかはわかんないんですけど。それをやりたいと思います。Water lily flowerという曲です」

わ、また聴ける。二回目。前奏のあのコーラス部分めちゃくちゃ好きだ。綺麗。コーラスで金澤君と加藤さんの顔まじまじ見てしまう。最後のコーラスに山内くんも参加するのがいいなー。

何か大きなものが落とす影
何かに反射して映る虹
ざわざわ重なっている木々の下の木漏れ日
光が薄く差す教会の中・・・みたいなイメージ。

あの繊細な飾り細工みたいな影があって薄暗い世界が好き

だから、サビでバキッとそれまでの世界観と変わっちゃうのがちょっと勿体無い気がする。

・・・と思ってたけど、その後ずっと頭をぐるぐるまわるサビ、その強さに意味があるような気がしてきた。山内くんが全歯を剥き出しにして必死で歌ってたサビ。祈りみたいな歌。

最後にまた淡々と「コーヒーを飲もう」って言うのがずるいよね……。

頭をぐるぐるまわるこのメロディに責任取って欲しい。絶対リリースして欲しい。

また「フジファブリックらしくない」って言われちゃうんだろうな、どこかの誰かに。でもいいと思う。三人で作ってきた世界だ。Green Birdみたいに形を少し変えて整えられてまたいつかこの世に出てくるかな?


山内くんの最後のMC

「浜松で思い出した事があるんですけど、志村君が髪の毛を全部金髪にしてきた事があって。でもすぐ真っ黒に染め直したんです。なんでかって言ったら「おばあちゃんに会うから」って。そんなチャーミングなエピソードがある浜松なんですけど。また浜松に帰ってきたいと思います!」

    • -


何も引っ提げてないツアー。このツアーは、大阪城ホールへの思いを引っ提げたツアーかなー。

うわ、冷静に考えたら春の雪やらない日もあるんだ……。打上げ花火も……。夢みるルーザーもレギュラーでいいんじゃないかなぁ!?(好きだから!)ほんと変わり方すごいな。前回以上では?ツアー終わったら全公演のセットリスト並べて欲しい。それ見てその変わりように驚愕したい。「ギャーッあそこであれやったのかーー!」とかやりたい。

なぁ、こんなに変わるならGreen Birdやってくれよ。




SET LIST(順番不正確、なんか抜けてるかも、なんか入ってるかも)

バタアシParty Night
カンヌの休日
Sugar!!
熊の惑星
スワン
robologue
GUM
かくれんぼ
電光石火
炎の舞
Splash!!
徒然モノクローム
ダンス2000
TAIFU
SUPER!!
夜明けのBEAT
LIFE

en1.Water lily flower
en2.虹

フジファブリック LIVE TOUR 2018 "帰ってきた!!三日月ADVENTURE"@名古屋 DIAMOND HALL

公演日 2018.02.22 (THU)
会場 名古屋 DIAMOND HALL
開場 18:00 開演 19:00 終演 21:20

名古屋、熱狂的で今日初めて来日したスターを見るような反応だった。笑 今日のセットリスト、ツアーに初めて参加したみたいに何が来るかわからないワクワク感があった。名古屋のために用意したセットリスト、もちろん事前に考えてきたんだろうけどドンピシャ、この雰囲気見てリアルタイムで決めてるの?みたいなセットリストだった。

前半・中間・後半で空気が少しずつ違うライブで、でも全体的に硬派な感じがした。そして今日のライブで強烈に感じたのは「生命力」。生きているのを実感して、生きて演奏出来る喜びに満ちていた。

すべての事をバンドの事につなげるのは好きではないし、それを引きずって今日のライブに臨んだわけではないけど、でも同じ日本に住んでいて喜びで輝き、悲しみに包まれた昨日のなんとも言えない空気を、その機微を何も感じてないとは思えない。それをそのままバンドに持ち込む事もしないと思うけど。

ただいつも通りやっただけ。でもいつも伝えているその部分が今日はより鮮明に浮き上がって見えて心に響いた。みんなが元気で目の前で歌ってるのが奇跡みたいな風景だな、と思った。

広島の時も少し感じたけど、ロックバンドが転がり始めるってこういう感じなんだなと思った。三日月アドベンチャーの時と同じ。バンド、転がり始めた。

フジファブリックと一緒にいるBOBOさんも好きだけど、フジファブリックと一緒にいる豊夢さんも好きになってしまった。二人ともフジファブリックとずっと一緒にいてくれ!!

    • -


いつものごとくフジファブリックの面々が入場してきてステージ前で挨拶(ペコッと)した時、「うわ、近っ!!」って思った。この会場はステージと客席の間が狭いのか?あと、ちょっとステージ高め?


STAR

これでくるかー!という選曲の1曲目、いきなりライブアンコール前ラスト3曲のような熱さ。ライブ終わるの?大丈夫?と思うような集中と並々ならぬ決意だった。

私はライブで最初の数曲だいたいあんまり集中出来てなくて、STAND!!ツアーでは大大好きな最重要曲FREEDOMとそれに続くGreen Birdの流れを、あの凛とした空気以外ちゃんと叩き込む事が出来なかった、けど今日は年に何回あるかないかぐらいの1曲目をちゃんと叩き込めた日だった。


ロマネ

・・・・・・ッッッッッ!!!!!!!!!!!

前奏始まって、すごい反応だった・・・
だって何の説明もなく始まったんだよ?
間奏入ったとこでもすごい反応だった。
なんだよ名古屋。いきなりなんなんだよ。

山内くんのロマネ、完全にロマネだった。よくもまあ、山内くん、志村の曲をここまで自分の中に抱き込めるね。すっごい山内くんの歌い回しででも歌の世界観そのままの寸部のズレもないロマネでほれぼれしちゃった。・・・いや、すごい。すごいよ。

なんかこの曲のすっとぼけた感じとかなさけなくて甘ったるくて切なくてかわいい感じが山内くんにすごく合ってて、とても気持ち良さそうに歌ってた。

ギターソロではあの頃のギタリストに・・・・なってたのかな。

これ、今年少し前にフルカワユタカがロマネカバーしたの関係あるのかなー。NICO Touches the Wallsのイベントでニコが花をカバーしたそのあとに花やったりしたし、やっぱりそういうのあるのかなぁ。


山内「(すごい反応に対して)・・・ありがとうございます。この体制になって初めてやりました」
客:ヒューーーーー!!!!(歓喜
山内「自分にとってはすごくチャレンジだったんですけど、大好きな曲なので、やりたいと思いました。やっと出来ました。」
客:拍手

「やっと出来た」って言葉に実感が。当たり前だけど、やっぱり、志村が作って志村が歌ってきた曲をやるのは、山内くんにとって毎回大きな山であり、チャレンジなんだなぁ。志村色が強い曲は特に。簡単ではない。だからきっとたくさん練習して歌い込んでものすごく愛情を注いで歌ってきたんだと思う。一曲一曲、毎回乗り越えて。


かくれんぼ

今日サビのところ、ギターのエフェクター?のファンファンした音がすごくてちょっと歌の邪魔になってたような?(山内くんもちょっと気にしていたような)


春の雪

ほんとーに春の雪は素晴らしいな・・・・・・。間奏で金澤君を見て、加藤さんと豊夢さんを見て、山内くんが緩く笑う、それだけで、もう。


電光石火の前のMC、2009年ぶりにJスポーツのプロ野球中継のテーマソングに決まった、Sugar!!の時は「全力で走れ」がテーマだった、という話から山内くんが「言いたい事をコロコロ変えるようなバンドにはなりたくないんで!」ってちょっと強い感じで言って、そんな事掲げてるバンドでしたっけ?って感じでちょっと会場にクスクスと笑いがもれたけど、山内くんは少しも笑ってなかった。本気だった。


玉田「総ちゃんのMCは破天荒な感じで」
客:笑
山内「破天荒って」
玉田「それを二人がふわっと支えてる感じがいいよね〜。うしろから見てて。なんかかわいい。うしろから抱きしめたくなっちゃう」
客:ヒューーーー笑
山内「そんなキャラでしたっけ(笑)。いつでも抱きしめてもらっていいですよ。振り払うかもしれないですけど」
と言ってうしろ振り払う動作(なんかこの最後の一言が山内って感じ)


豊夢さんのMCに関して
山内「話すこと事前に考えてないの?」
豊夢「考えてない」
山内「俺と一緒……」
金澤「あなたはちゃんと考えて話しなさい」
客:笑


今日はやたらと山内くんがチャンダイに「かっこいい」「かっこよくなった」と言う日だった。
金澤「それ志村にも言われた事ある。『かっこいい。アゴが出てて。』って」
客:笑
山内「俺は普通にかっこいいって言ってるよー」

今日もまた話に志村が出てきた。電光石火の説明する時も「WBCの時、一緒にテレビ見ててー」とか言ってて、いっつもフツーにさらっと出てくる。そういうとこ好き。


チャンダイさんが合間にキーボードブースの中で実家からもらったどら焼きモグモグ

山内「もしかしてそれは今話題の……?あれは"女子"カーリングやぞ(笑)」
金澤「今からエンドが変わるから(笑)いろいろ作戦練ってる」
客:笑

そのあと「作戦練ってるんだよね?」って聞かれて「何にも考えてないよ」って言ってた。


Splash!!の前だったかなー、アンプの前にしゃがみ込んでブイブイ音鳴らしたり、スーーーッと赤いギター縦に高く掲げたりしてんのかっこよかったなー。


SUPER!!

山内くんがチャンダイさんと背中合わせになってギター弾きながら見て見て!って感じで加藤さん&豊夢さんの方見て、二人が保護者みたいにやさしく見守ってたのが何この空間・・・・・・・


バタアシParty Night

バ!タ!ア!シ!
一時期定番だったのに最近やらないなーと思っていたのだった!やっぱり「ハンドマイクになるんじゃないか」ってドキドキしてしまうよね・・・やらなかったけど。今回はきっちりギター弾きたいのかなって感じだった。転換では「キーボード光るんじゃないか」とドキドキした。長い期間かけて叩き込まれた記憶って怖い。笑

パレードとかも最近めっきりやってないね。いつでも突然放り込んできそうだけど。


1/365

この曲にあの怪獣ちゃんTシャツ、似合うな。

    • -


山内くんが「来年15周年、デカい花火を打ち上げたいと思ってますんで!それにつながるツアーにしたいと思います」って言ってた。デカい花火、楽しみだなー。



SET LIST(だんだん流れ摑んできた)

STAR
カンヌの休日
Sugar!!
熊の惑星
スワン
ロマネ
かくれんぼ
春の雪
電光石火
炎の舞
Splash!!
徒然モノクローム
バタアシParty Night
SUPER!!
銀河
夜明けのBEAT

en.1/365
en2.虹

フジファブリック LIVE TOUR 2018 "帰ってきた!!三日月ADVENTURE"@広島 CLUB QUATTRO

公演日 2018.02.12 (MON)
会場 広島 CLUB QUATTRO
開場 17:15 開演 18:00 終演 21:20

ううっううう、この春みたいな新しくて不思議な暖かみはなんなんだ……?「ハイまた生まれ変わりましたー」みたいな感じじゃなくて「あれ、もしかして今生まれ変わる……?殻が割れようとしてる……?」って感じ。生まれ変わるの?生まれ変わらないの?どっち?みたいな。バーンと割れ切るわけではなくて、ピシピシとヒビが入ってるのが見えるような。それを目を凝らしてほんとかどうか確かめているような。そんなライブだった。

これって玉田豊夢さんの影響も大いにあると思う!このツアーでフジファブリック玉田豊夢という新しい宝を手に入れてしまったかもしれない。豊夢さんのドラム好きだー!定番の曲も豊夢さんに着火されて違う跳び方してた。新鮮すぎる。

今日のMC神掛かってた。1個1個のエピソードトークが興味深くて心に刻んでおきたいと思うようなおもしろさだった。MCそのものはライブに関係ない(ぐだぐだでも)と思ってるけど、テンポがいいとライブ1本の流れとしてスムーズで気持ちがいい。

    • -


カンヌの休日

カンヌの休日、コラボ発なのにすっかりうちの子になっちゃってって感じ。(音源になってるフジファブリックオンリーVer.とも意味合いが違う)サビ、わざとダミ声っぽくしてるよね?曲により合っててかっこいいなー。最近ギターソロのとこそのまんまMiserlouもおもしろいけどオリジナルのさりげにMiserlouも好きなのでそっちも聴きたい。


Gum

・・・ふぉぉ〜〜〜!Gumぅ・・・!

最近Gumをたまにライブでやるようになって、大好きな曲なのですごく嬉しい。Gumは淡々と歌ってるイメージだったけど、今日はちょっと感情多めな気がした。歌い方に切なさダダ洩れ。

音源で叩いてる張本人の豊夢さんなのに、途中なんか違和感があるような気がした。(間奏後の歌とドラムだけになるところで割と強めにドンドコいってたなーと思って。あとで音源聴き直してみたら音源でもドンドコいってたわ)

ライブ終わってから数日後に「・・・マボロシの街!!」と、Gumとマボロシの街と入れ替わった事に気付いた……。今回のツアーここは固定かと思ってたら日替わりポジションなのか……。ライブで聴くマボロシの街が異様に好きなのでそれはそれでちょっと悲しい。

Gum歌い終わったあと
山内「いい曲だなー。手前味噌ですけど(笑)」
山内くんは手前味噌って言葉好きすぎるな。こんなに手前味噌って言葉使うミュージシャン他にいないのでは。


山内「ドラム、玉田豊夢!」
玉田「はじめまして。フジファブリックのツアーに初めて参加するんですけど、フジファブリックのツアーってどんな感じなんだろうと思ってたら、初日からすごいアドベンチャーで(笑)毎回違う曲をやるって事で、鬼のように曲が送られてきて(笑)」
山内「ごめんねって謝ったもんね(笑)」

山内「豊夢くんとは斉藤和義さんのツアーで一緒に回ったけど、レコーディングとかもした事があって。最近もね?言えない仕事やったけど。言っちゃダメよ(笑)」←って豊夢さんに念押し(なんだろー。たのしみ。)
山内「斉藤さんが遠いところでレコーディングしてる時呼ばれた事があって、宿泊施設があるレコーディングスタジオなんですけど、パジャマも用意してあって(笑)。(斉藤、山内、玉田)三人でお揃いのパジャマを着て、曲の練習するんじゃなくて一晩中Led Zeppelinコピーしてたっていう。よくスタジオの人怒らなかったなって」

山内「完成したの聴いて、こんな曲になったんだー!と思って。全然違う曲になってたから。歌詞も違ったし、メロディも変わってたよね?あ、こういうの言っちゃいけないのかな(笑)?人の曲の事を」
客:笑

その時録ってた曲、「Summer Days」とか「やぁ 無情」とか・・・って話してたので、「Summer Days」は山内くんが弾いてるの知ってたけど「やぁ 無情」も弾いてたのか??知らなかった!と思って帰ってからクレジット確認したら「やぁ 無情」はやっぱり弾いてなかった。(その時に斉藤さんがレコーディングしてた曲って意味だったみたい)その曲が入ってる斉藤さんの「月が昇れば」ってアルバムのクレジット見たけど、ほとんどの楽器斉藤さんが弾いてるんだねー。すごい。


山内「そのあとレコーディングでも叩いてもらって。アルバムのLIFEで5曲?ぐらい叩いたよね?」
玉田「さっきやったGumって曲も僕レコーディングで叩いたんですけど、今回リハーサルやる時音源聴いて、シンプルなドラミングでいいなと思って(笑)、これ誰が叩いてるの?って聞いたら「豊夢君じゃないの?」って言われて、「いや、俺じゃない」って(笑)。それでうち帰ってCDのクレジット見たら、「ワシやがな!!」って」
客:笑
山内「ワシやがな(笑)」
玉田「大分出身なんで(笑)」
山内「ワシ、ワシやがな!(笑)」←なんか気に入ったのか繰り返し言ってた
玉田「一回否定して(笑)」

豊夢さんMC、おもしろくて上手いなぁ。

山内「シャリーとかも叩いてもらったよね」
山内「あれに入ってる笑い声、豊夢君だっけ?」
全員:・・・・・・・・・・
山内「あれ、俺か」
客:笑

(あの笑い方は完全にお前だろ・・・・・・・と思ったけど、STAND!!のCDに入ってる加工した山内くんの声を他の人の声と間違えてた自分には強く言えないのであった。)


かくれんぼ

山内くんがイントロのギター弾いてて途中で止まってうしろ向いてアンプいじってて、仕切り直すのかな、と思ったけど何も言わずにそのままやり直した。(ゆるいか#180で「ディレイ濃いなと思って直しに行った時にダイちゃんがギョッとしてた」って言ってたのはこの時の事かな)シンプルなイントロをちょっとだけ変えてて(1音入れたくらいかな?)ふわっとなった。

「どこにいるのだろう〜」のBメロでチューン、チューンとギターはじくところ、時間の経過を示す時計の針の音みたいですごく効果的で好きだー。

最後音の洪水みたいになるとこ、ギターの音が全然聞こえてこなくて「?」と思ってたら山内くんが足元のエフェクターいじったあとはっきりと艶と一緒に音が聞こえるようになった。そうそう、この音この音。ギターで「探してーるのにー」のメロディを歪んだ音で何度も何度も弾いてたのがエモかった。


弾き終わったあと
山内「この曲力使うわー……」
客:笑

山内「この曲は、彼ですよ、彼」
山内「イケメンの」
山内「成田凌君のCMで使ってもらってて」

この話がちょっとした波紋を。笑(のちのMCで)


春の雪

やっぱりこのツアーにおける春の雪は素ん晴らしいな。「明かりと目が合ってた〜・・・」の後の2小節、最後ピーンとはじくピアノの音好き・・・。やっぱり「ふあーんなんてな/ぁーいよーうなー」じゃなくて「ふあーんなんて/なーいよーうなー」って歌ってる。


山内「昨日福岡から広島に移動して、今日世界一、宇宙一好きなラーメンを食べに行きました。もう、住みたい!!」
客:\一緒に住もー!/
金澤「一緒に住もう(笑)?」
山内「おじさんめちゃくちゃうるさいよ?うるさいって靴下ちゃんと畳んでないとか言ったりするとかじゃなくて」
客:笑
山内「ずっと楽器弾いてるから。最近はドラムの練習まで始めたし。賃貸マンションだコノヤロー(笑)。上下の階の人あのクソヤローって思ってるかもしれないですけど」

山内くんMellowの時も「このライブはうちに来たみたいな、部屋の中みたいな感じで……こんなんうちにいたらうるさいですけど」って言ってて、喋るからうるさいという意味だと思ってたけど、その時から山内くんの言ってる「うるさい」は朝から晩までずっと楽器鳴らしてるという意味のうるさいだったのかも。


山内「実は僕財布を忘れまして。」
客:えーーー
山内「マネージャーに五千円借りて、コンビニのビニール袋に入れて生活してるんですけど。そういえば今持ってるイヤホンの音飽きたなーと思ってそこのLABIにイヤホン見に行って(客:え〜〜←近くで買い物してたんだ…というニュアンス)、これいいなと思って買おうと思ったら、あ!!(苦い顔)と思って。僕スマホにお財布ケータイ付いてるんですよ。電子マネーみたいなの。使ってないですけど。それで買おう!と思ってレジで「これ使えますか?」って言ったら「あーこれ使えませんねー」って言われて」
客:笑

都内とか1日ならまだしも、福岡-中1日-広島という日程で財布忘れるとか、山内くん、強者だな……。

それよりもこのMCでハッ!!としたのは「今持ってるイヤホンの音が飽きた」。普通気に入ってる(ずっと使ってる)イヤホンがあれば同じような音質のものを……ってなりそうなところ、違う音質を求めるところが、すごい!と思って。ミュージシャンとして新たなものを取り入れようとするこの保守的でないタイプというのはすごくいいのではないだろうか……!とひそかに感動していた。


山内「2009年のJスポーツのプロ野球中継で音楽を担当させてもらったんですけど。Sugar!!という曲で、WBCの時イチローがパーーーンッて打って。野球の事あんまり詳しくないんですけど(笑)。その時志村君と取材受けてて、ちょうどその放送やってる時で、取材中断してちょっといいですかって。今それどころじゃないからって。それどころじゃないって、仕事なんですけどね(笑)」
客:笑
ああそっか、2009年の最初の頃か……。
山内「その同じオファーをいただきまして、曲を作成する事になりました!」
客:拍手
山内「作成する事になりましたって、もう作成したんですけどね」
客:笑
山内「その曲をやりたいと思います」
客:おーーーー


電光石火


アンコール

物販の宣伝をする「って、アーーーー!!!」ここでもやってた。

金澤「僕は今日、いつも新鮮な気持ちでライブに臨まなければいけないなと痛感しました。最近、ちょっと慣れつつあったので」
山内「え?」
金澤「慣れるって、悪い意味で」
客:え〜〜?
金澤「今日、かくれんぼやる前のMCで、山内くんいつも「ダイちゃん作詞作曲で……」って話するじゃないですか。今日「この曲は、彼ですよ、彼」「イケメンの」ってきたので、「あ、僕の事だな……」って(笑)」
客:笑
金澤「そしたらあなた、「成田凌君」って(笑)。それで反省したんです。最近あーこうくるなとか、慣れてしまっていたなって。常に新鮮な気持ちで物事を受け取らなきゃいけないなと思いました(笑)。」

山内「いまのはなしおもしろかった(笑)」←幼児の感想みたいな言い方。ひらがなっぽかった。笑
客:笑

ねぇかとうさん?°˖*(*゚▽゚*)゚*˖°
みたいな顔でパァァ…っとしながら加藤さんの方見てた。笑


加藤「ひろしま美術館に行ってきまして、歌川広重展やってたんですけどすごく良かったです」
客:へーーー(行きたいなーって感じ)
加藤「・・・・その展示会は昨日まででした」(悪そうな顔で笑う加藤さん)
客:え〜〜〜〜〜〜〜笑(酷い笑)
加藤「ちなみに次やるのはミュシャ展です(笑)」

加藤さんて美術館に足運んだりとか、芸術的なものに興味あるの、いいよね。


山内「僕達は新曲をいろいろ作っていて、リリースの予定は全然決まってないんですけど(笑)ツアーで毎回新曲やろうかなって、ってそんなに曲ないか?」

1/365の前振りかなーと思いながら聞いてたら、

山内「新曲やりたいと思います。まだどこでもやった事のない曲です。広島が初めてです」

・・・・・えええええええええええ!!!???

山内「タイトルはWater lily flowerです」
山内「この曲ずっとギター弾くからなー(えへへって感じでウォーミングアップのように指を振る)……やります。」


Water lily flower

ほんとだ、フジファブリックに今までない感じ
マジモードというか、無理矢理分類するならthe light的な……?
コーラスが印象的 荘厳な感じ
北欧っぽい、アンビエントな感じがした(そういうのすごく好みであります・・・・・・・・・)
歌詞は最初は暗い感じでサビは虹を架ける的な

こういう暗い曲も作るようになって、なんか嬉しかった。

すごい大事な場面に立ち会ってるような気がして、ピリッとした気持ちでちゃんと向き合いたいなと思った。

聴き終わった後、しばらくぼ〜〜〜っとしてしまった。


曲が終わったあと、山内くんが胸に手を当てて「ドキドキ!」
客:笑(かわいい笑)
山内「フジファブリックっぽくない、意外と壮大な曲になったんですけど(笑)」
山内「リリースの予定とか決まってないですけど、いつか世に出た時は愛してやってください」

このMC、すごーーくいいな〜〜〜と思った。愛してやってください、か。

Water lily flowerかぁ。美しいタイトル。
この曲にいつか再び出会う事が出来たなら・・・・


うぬぼれるなら、今日のお客さんの雰囲気に合わせて虹を選曲してくれたのではないかと思ってしまった。モッシュとかはまったく起こらなかったのでわかりにくかったかもしれないけど確かに感じるこの熱を、ちゃんと感じ取ってくれたのかな、と嬉しくなった。


久々に「隅から隅までみっちりギター堪能したなー」って満足したライブだった。こんなライブ、今他にあるのかな?


ライブで自分にとってキーになるところが定まってきたなー。かくれんぼ〜春の雪、電光石火、打上げ花火。この辺が強い。まぁ、セットリスト変わっていくんですけどね・・・。でも新曲2曲がきっちりキーになるのが強い。フジファブリックはいつもだけど。最新曲がその時の最強になる。



SET LIST(曲順覚えてない)

SUPER!!
カンヌの休日
熊の惑星
スワン
Gum
かくれんぼ
春の雪
電光石火
打上げ花火
炎の舞
Splash!!
TAIFU
Sugar!!
徒然モノクローム
LIFE
夢みるルーザー
星降る夜になったら
夜明けのBEAT

en1.Water lily flower
en2.虹

フジファブリック LIVE TOUR 2018 "帰ってきた!!三日月ADVENTURE"@横浜 BAY HALL

公演日 2018.02.03 (SAT)
会場 横浜 BAY HALL
開場 17:00 開演 18:15 終演 20:30

ツアー初日、横浜 BAY HALL。余白を楽しい楽しい楽しい!!!で書き殴って埋め尽くされるようなライブだった。ヒィ……楽しい……。記憶喪失の人が記憶を取り戻すように「ああ……そうだ……フジファブリックのワンマンってこんなだ……」って思い出していくみたいだった。

頭の中が吹き出しでいっぱいになって煙が出そうなライブの帰り道が好きだ。

    • -


海は見えないけど港近くのはずれの方に立ってるライブハウス。
フジファブリックには珍しく最初からものすごい圧迫&ツアー初日。
記憶が全然ない。


かくれんぼ

ラフな感じで軽くギターをじゃらっと弾いたあと、あ・・・あのいざなうギターの音だ。エレキギターのかくれんぼ、これだ、これがほんとの姿だと思った。Green Birdとかもそうなんだけど、こう熱く歌う歌をすごく求めているかもしれない。

鬼はやめるよ のあとの音源よりもずっと長い静寂。そのあとの爆発力。「曖昧な感情は、全然いらなかったんだ」の強い調子。

声が聴きたかったの前のスィッ!て息継ぎ。歌を歌う時、声を吐き出す前、、こんなに息吸い込むのか・・・・

山内くんの歌がほんとに凄くて、金澤君は、なんでこんな・・・、山内くんの歌を一歩先へ行かせる歌を作ったの。山内くんの歌い癖とか知り尽くしている人が山内くんの歌の一番いいところを引きだして更に高みへ向かわせるような。

すごいな、フロントマンて、ボーカリストって、こんなに自分の中にあるものを限界まで吐き出して晒さなきゃいけないんだ。

かくれんぼのアウトロのギター。ボーカルギターとギタリストはやっぱり違う生き物なんだと思った。混ざって同化したようで、混ざってない。飾りとか捨てて、捨てて、捨てて、どんどん研ぎ澄まされてその姿を剥き出しにしていくギタリストを見た。


春の雪

雪にまつわる歌をやります、と言うのでStockholmかAnthemあたりを思い浮かべて身構えてしまった。Anthemは別に雪出てこないけど。CHRONICLEのDVDのせいか、あのアルバムの曲はストックホルムの雪の中ってイメージ。

ふわ〜っとした感じでフェイドインみたいな雰囲気で始まった春の雪。自分はライブで初めて聴く、ライブDVDを観てはずっと憧れていた曲。山内くんの低い声が心地いい。あわのようにはじけてしまいそうになったいま〜〜〜〜って次の歌い出しが始まるまでずっと伸ばしてた。夜を越えるの歌いにくそうなところはそのまんま。

聴きながら、どんどん暖かいものが流れ込んでくる。フジファブリックのライブは輸血みたいだ、と春の雪を聴きながら思った。瀕死の自分をじわじわ生かす。そして同じ型の人は世界中でこの人達だけ。

いつまでも君にとって のあとの
ふあーんなんてな/ぁーいよーぉなーー を
ふあーんなんてー/なーいよーぉなーー って歌ってた。

間奏の「ハッ」「ハッ」「ハッ」「フッ」フジファブリックの声だけで構成される部分、CD音源よりもちょっと歪なのが愛しい。そのあとの間奏で山内くんが金澤君の方を見ながら緩やかに笑う。VOYAGERツアーでこの山内くんの「ハッ」とか冷静に見てた人、すごいな。正気でいられた?

美しいなぁ。美しい、ハーモニーだなぁ。


かくれんぼが終わった後、長い拍手があって、山内くんが「長い拍手嬉しいです。」って照れながら言って、春の雪でも長い拍手になって、「さっき言ったからって毎回長い拍手でなくても……」って山内くんが笑いながら言ってたけど、言われたからしてるわけではなく!ほんと一曲一曲長い拍手したくなるような演奏の連発なんだもの。


ライブ数日後、あ〜〜春の雪聴きたいと思って(ライブ後よくある現象)CD音源聴いたら、うわ〜なんか全然感触が違う!まず声が違うし、音というか構成がつるっとしてるというか、音源ってきれいに整えられてるなぁと思った。(それはそれでいいんだけどね)あの、ライブで聴いた時のモワッとした感じ・・・ノイズが霞みたいに全体を覆ってる感じ、ざらっとした感じ、との違いを感じていた。チェロの部分どんなアレンジだったっけな〜〜また次のライブの時意識して聴こ。


マボロシの街

そうかー今だと君はこんな歌い方するのかーとじーんときた。


MC中、山内くんはよく曲順表があるらしき足下を見ていた。

たぶん電光石火はこの場所ではなくて、山内くんは曲順間違えてそれに導くMCをしてたんだけど、完全に話しきるまで放置する二人(笑)。話し終わった後

金澤「……ほんとにそれ演るの?」
山内「……!!!!」(キャ!間違えた!みたいな顔。笑)
客:笑 あ〜あ〜あ〜〜
山内「なんで途中で止めてくれへんのよ(笑)」
加藤「いや、途中で気付くかなと思って放っといた(笑)」

そんな突発的な出来事にステージ上で打ち合わせしてんのがリアルで、それを押し通してしまえる強さ!
「やるかー!」って感じでここで新曲やった!


電光石火

Jスポーツのサイトで試聴した一部分のイメージより数万倍パワフルでカッコ良く、最新曲かくれんぼに並ぶ今一番のエネルギーに溢れていて完全に今回のツアーの核だと感じた。15周年を来年に迎えようとするこの年にこんな曲を持ってこれるフジファブリックすごい……!

途中で金澤君が歌い出してビックリした。とうとうメンバーも音源で歌い出すのか……と一瞬「ウッ」と思ったけど、そこまでの拒否反応はなく。相変わらずメンバーが歌う事は望んでないけど。そう思えるようになったのは、弾き語りソロとかを通じて山内くんにおける歌の重みとかボーカリストとしての存在感が去年一気に増したからだ。だからあの頃のような不安はそんなにもうない。

(と初聴きの時は思ってたけど、その後ツアーで何回か聴いてたら、あれは完全にコーラスだね。)


盛り上がりゾーン「これからモンスターとか出てきたりしますけど大丈夫ですか?」みたいな事言うからMonsterやるかと思ったー。聴きたいよう山内のかしまし娘っこ。あの曲調山内くんに絶対はまると思うんだけど。

hereは今回も聴けないですか。もしかしたら山内くんがドラムをライブでお披露目する日まで聴けないんですか。こんなに長い間聴けないとは思わなかったー!レア曲にはしないで欲しい、いい曲だからたくさんやってほしい・・・


Splash!!

「ブッッとばしてよ」が気持ち良すぎ。さっきのMonsterもそうだけど、フジファブリックのこういうハード系たくさん聴きたいというのはもうずっとある。もうこれは個人的な好み。


アンコールで小分けした袋に入った豆(30袋ぐらい?)を三人がプラスチックの白いボウルからやさしく投げてた。節分なので。
最初山内くん鬼の面付けてたけど誰もつっこまず(つっこむようなものでもないのか・・・?)、途中でそっ・・・と外してた。


1/365

あの数小節で終わるかと思われた「1/365」もフルサイズで聴くと加藤さんらしいひねりがあってすごくおもしろい曲だった。最初、サビの「日々日々歩いていけば答えは・・・・」のあとすぐ歌わないところがニクい!

ファブリックシアターで聞いた時はもうあのまま短いままでもいいのではないか(あの小節でコンパクトに完結している。付け足すと冗長になるのではないか。他のミュージシャンでもそういう数秒の曲あるし。まぁネタ的になってその後あんまり歌われる事はなくなるけど)と思ってたけど、フルで作ってほんと良かった!フルの方が断然いい!

    • -


ツアー初日MCという名の山内迷宮

「来年はバンドがデビューして15周年になるんです。なのでそれに向けて勢いをつけるツアーにしたい」というような事を言ってたので、大阪城ホールワンマン開催の照準は来年の15周年に定めて、今年はそれに向けての一年になるのかな、と思った。(個人的な感想です)


SET LIST
覚えてない

楽演祭@テアトロ・ジーリオ・ショウワ

楽演祭
2018年1月11日(木)
会場 テアトロ・ジーリオ・ショウワ
開場 18:30 開演 19:00 終演 21:15

出演アーティスト:斉藤和義×山内総一郎フジファブリック

別冊カドカワ(KADOKAWA昭和音楽大学×ACPC(コンサートプロモーターズ協会)が立ち上げたライブ・エデュテインメント。当日午後、斉藤和義さん、山内総一郎さん(フジファブリック)を迎え、昭和音楽大学・短大在学生対象の「ライブビジネスと社会」で、「音楽をテーマにした対談講義」を実施(講義は昭和音楽大学・短大 各在学生のみ受講可。一般販売はございません)。

下北沢の向こう、初めて降りる駅新百合ヶ丘。きれいな駅前。そこから5分ほどのところにある楽演祭の会場になった昭和音楽大学のテアトロ・ジーリオ・ショウワは2階席3階席がぐるっと囲むオペラ劇場みたいで、ステージで暗闇の中でぽつりと一人スポットを浴びて歌ってる姿はバレエとかを観ているようで静かで厳かな気分だった。反響する歌声と降り注ぐ拍手や歓声が気持ち良かった。(あの柵によるステージの見え辛さはどうかと思ったけどー)

    • -


ステージの上、左右に絨毯が敷いてあって片方には椅子、片方は椅子なし。スタンドマイクな事とMellowバスドラで今日は上手側が山内くんだなとわかった。

19時をまわって会場が暗くなって、まず斉藤さんと山内くんが二人で出てきた。今日は司会者とかいない(すっきりして良い)。二人でしばらく下手の端っこの方で喋ってたんだけど、

会場男?:\総ちゃん声小さいー/
山内「え?小さい?」
斉藤さんのマイクで喋ると声が大きくなる。
山内「わっ全然違う(笑)」
客:笑

最初ただ山内くんがボソボソ喋ってるのかと思った(誤解だった)。斉藤さんと山内くんが「・・・」「・・・」ってしばらくもぞもぞしたあと、斉藤さんのマイク1本で二人寄り添って話を始める。笑

そして短い話が終わったあと、先攻は山内くん。


山内総一郎

カンヌの休日

Mellowが終わって、そのあとアコースティックライブやハナレフジがあって、弾き語りはわりと間隔が空いたのでまたフラットな状態で始めるんだろうな、今度はどんなモードかなーと楽しみにしてた。

1曲目のカンヌの休日から歌もギターも体もすべてが躍動していてビックリした。正月明けなのに!(関係ない?)年明け最初のライブが斉藤さんとの弾き語りイベントというのが2015年と状況似てるなーと思ってたけど、あの頃とは何もかもが違った。

声の掠れとか枯れた感じを入れたい時に自在に操ってる気がした。最後で「あ〜〜あ〜〜〜〜↑↑↑」ってファルセットで1オクターブ上がるみたいなやつ、最初にやり始めた時に比べてすごく上手くなってる。

とにかく、歌もギターも緩急!がすごかった……。


カタチ

ここでカタチやるのか〜〜、今日の声でカタチが聴けるのか〜〜・・・ととても嬉しかった。カタチって山内くんの気持ちにとても近い大事な曲なんだろうな、とここ最近の頻度を見ても思う。この音響の会場であのギターの音を聞けたのもすごく良かった。


山内「今日はこの前に先生……(笑)講義をしてきたんですけど。講義っていうかただ喋ってただけですけど。大学を数ヶ月で辞めたやつが登壇したりしていいのかな?って感じなんですけど」
客:笑
山内「そこで自分の音楽のルーツの話とかして、やっぱりビートルズだな、と思って。父親がビートルズコピーバンドやってて、今はやってないですけど。それで聴いてていろいろ影響を受けて。そのビートルズのI willという曲をやりたいと思います」

昼の講義でルーツの話とかしてたのかー。いろんなアーティストの名前出して語ってたんだろうなー。うわー聞きたかったなぁ。


I will(The Beatles

英語の歌、Mellowの時は「英語出来る人〜」ってお客さんに聞いて前置きしたりとか、英語の歌を歌うの恥ずかしそうだったけど、今日はそういう照れもなくサラッと歌い上げて。恥ずかしいから英語の歌歌わない、じゃなくてむしろどんどん歌っていく、みたいな。歌に限らずギターとか何に対しても山内くんはそうなんだろうな、それこそ上達の道……、こういう姿勢、何かを学ぶ上でお手本にしたい。

最後のファルセットがめちゃくちゃきれいで気持ちよくてかわいかった。


山内「僕が歌い始めたのは、バンドのボーカルだった志村君が他界して、バンドを続けたいって思ったからなんですけど。考えてみればデビューしてから5年というのはとても短い期間だったなぁと思います。」

これがなんか今日すごく印象に残ったMC。

山内くんは最近またステージでよく志村の話をする。LIFEツアーの時はフジファブリックをなんで続けてるかって話をするためだったけど、今は自分が歌い始めた話をするため。バンド、歌、そのターニングポイントに志村がいる。(ギター道のターニングポイントにはまた別の誰かがいそうだけど)

山内「ほんとはやる予定ではなかったんですけど、講義とかしてて10代の若い生徒さんと接したりする中で、歌いたいな、と思ったので。自分が歌を歌おうと決めた、EHOという曲です」

カッチリ事前に決めたセットリストじゃなくてその日の気持ちで歌いたい歌を歌える人っていいな。


ECHO

ECHO聴いている間中、ただただ自分はこの人の歌が好きなんだという事を思い知らされた。今日のこの歌が今まで聞いた山内くんの歌の中で一番好きだと思った。

山内総一郎の声の特徴ってこのものすごい透明感だなーと思った。でもガラスみたいな均一な透明感じゃなくて、なんだろうこれは……と考えてて、水中みたいなもこもこのある透明感だなと思った。

そしてやっぱりいろんなところに大阪城ホールがちらついて見えた。手が届きそうで届かないちょっと高めの目標ってこんなに人を奮い立たせるものなのか……。この日の山内くんの表面はゆるゆるしてるけど体全体から発してるすさまじい勢いを見て思った。今日の歌は、ちょっと心震えた。


山内「講義の時、小さい頃に叶えたかった夢は叶いましたか?って質問があって、いい質問だなーと思って。叶ったかな……?どうなんだろう。斉藤さんは「叶った」って即答しててかっこいいなと思って。この人ずっとかっこよかったんだろうな。小さい時から」
客:笑(小さい時から笑)
山内「どうも〜 斉藤和義で〜す(モノマネ…?笑 なんかひらひら手振ってる)って(笑)」
客:笑
山内「で何が言いたいかって言うと……何も言いたい事はないんですけど(笑)」
客:笑
山内「でも今日こんなステージに立てているのも運命的だと思うし、バンドも続けられているので、夢は叶っているのかな?と思います」
客:拍手

山内「斉藤和義さんとの最初の出会いは父親が持っていた斉藤さんのCDで、かっこいいなーと思って聞き込んでて、そしてデビューしてバンドで企画ライブをする事になって、その時誰を呼びたいかって話になって、ダメ元で斉藤さんに声を掛けたらなんと出ていただける事になって。そんな憧れの人の曲をカバーしたいなと思います。」
客:ヒューーー♪
山内「……って次は違う曲をやるんですけど(笑)次の次に斉藤さんのカバーをやります(笑)」
客:笑

うん……、話の流れからして次はLIFEだと思った……。笑

今日のMCのお客さん翻弄具合がいつもに増してすごかった。笑 ひらっひらって手の平返すような。職人技かな?ぐらいの域だった。んで、今日ステージ上であくびしました……?笑「違う違う(笑)、口から何か出たのかな?」とか言ってたけど。(ECHOの後だけに)この日のお客さんは普通のフェスでは流されるような山内くんの機微をひとつひとつ拾い上げて、戸惑うほど大ウケだった。笑(歓声が降り注いでくるような会場の構造のせいかな、とも思ったけど。笑)

話は脱線していったけど、夢は叶いましたか?でどうだろう。って言ったのと、その言い方がすごーーく山内くんっぽいなと思った。そしてLIFEの歌詞にもあるように「違うようだけれどそれもいっか」って思ってる事が今の山内くんから幸せな空気と共にちゃんと伝わってきているのが嬉しいんだよーー。


LIFE

出た〜、ここでバスドラ出た〜。LIFEでバスドラかぁ。最近(というかファブリックシアターで気持ち悪い表拍の手拍子を経験してから)LIFEでの手拍子問題が気になる。あの日以外は表拍になった事ないけど。(レディクレのハナレフジでLIFEやった時必死に永積さんが裏拍手拍子促してたのが印象的)今日はバスドラが表で鳴って手拍子が裏拍なのがちょっと変な感じがした。

スタンディングだったら感情表現手拍子の他にもいろいろ増えるから別に気にならないんだけど、着席スタイルだと感情表現がほぼ手拍子だけになるからなー。手拍子というものがほんと好きじゃないんだなと弾き語りのたび思ってしまう。ざわざわ漣みたいな音が演奏の邪魔に感じてしまう。このせっかく小さな音でも聞こえる環境なのに、もったいない、と思って。

もちろんフワーって盛り上がった時に手拍子やったりもすることもあるよ、でもなんか頭から最後まで演奏に何が起ころうとも頑なにきっちり手拍子、みたいなのはよくわからない。まぁすべての事が自分の気持ちのいい思い通りになるとは思ってないからそれはしょうがないと思ってる。

ついでにやっぱりバスドラも苦手。(普通のライブのドラムのセットに入ってるバスドラの事じゃなくて弾き語りにおけるあの単発バスドラの事ね)何回言うねんって感じだけど毎回そう思うんだからしょうがない。バスドラ使わない斉藤さんが羨ましかった。今日の斉藤さんの弾き語り見て山内くんもバスドラやめてくれないかな〜とか思ってしまった。山内くんがドラムの練習を始めたからか、以前よりかは緩急があってドスン!ドスン!て感じはないように感じたけど。

LIFEの感想が……。だいたい弾き語りでバスドラ使った曲の時バスドラの文句ばっかり言ってる。こんなんイヤだ。笑

でもライブのLIFEって曲がいろいろ山あり谷あり紆余曲折するその中で、例えば真ん中らへんの「やっぱり僕ら思ってた・・・」の前のギターソロの場面とか、手拍子が止みそうになると山内くんが弾きながら「……手拍子続けてくれていいですよ(笑)?」って言ったりとか、そしてその手拍子のリズムに山内くんが合わせて乗っかっていったりとか、目の前のお客さんとコミュニケーションしながら作り上げていくのはすごくいいなぁと思った。そう、山内くんはそういうスタイルの人だ。

結局何が言いたいかっていうと、手拍子とかバスドラ音は基本好きじゃないけど状況により楽しめればそれでいいなって(そんな深くも考えてない)。山内くんは嬉しそうだ。そして自分もそんな頑なにならないようにしたいな。


劇的な瞬間(斉藤和義

そのまますぐ曲に入る。前奏が始まった時、お客さんがヒューーー♪ってなった。

ベタな代表曲じゃなくてその人が個人的に思い入れのある曲のカバーって嬉しい。

山内くんがカバーした斉藤和義の劇的な瞬間は、だんだんわからなくなるを歌ってる時の声に近いと思った。こういう硬質でひんやりした歌い方もすごくいいなー。

山内くんが「うしろから抱きしめた / 君の髪のいい匂い / 君の腕のやわらかさ」ですよ。…ですよ。

山内くんのような人がこういう歌を歌うのが、端正な人が乱れる感じがしてグッとくる。

この曲の最後でもカンヌの休日みたいなファルセットやってた。

ギターの音もめちゃくちゃ良かったな〜。なんか芳醇……!って思った。

終わってから山内くんが噛みしめるように「いい曲ーーーー!!!」って。


どっかでMellowの時みたいに「みなさん・・・・大丈夫ですか?」って言ってた。お客さんは拍手で応えてた。弾き語りで静かなのってやっぱり演ってる側は盛り上がってるか心配になるのかなー?グッと聴き入ってる会場の空気と終わったあとの割れんばかりの拍手で感じてくれ……。


「もう空が持ち上がる」の部分の広がりがヤバかった。気持ち良すぎて浮き上がりそうだった。今日はギターもすごかった。ストロークがいつもより激しかった。腱鞘炎になりそうなぐらい。歌と同じく、ギターの表現も遠慮なしにガンガン変化していってる。

50分ぐらいで終了。


斉藤和義

「明けましておめでとうございます〜」って緩い感じで始まった。(そういえば山内くんは斉藤さんに会った時「明けましておめでとうございます」とか年始の挨拶したんだろうか……フフ……)

この人のギターもすごいなぁ。MCは相変わらず酷い。笑 すべての事柄をエロい方向につなげるのがすごい。想像力がすごい。自分のライブでも毎回こうなんだろうか。笑

斉藤「音大通ってる女の人ってなんかエロいよね……」
客:笑(わからないでもないけど)
斉藤「楽器やってる女の人ってエロいよね。小さい頃からピアノとかバイオリンとか習ってるんでしょ、そういう人が地方から東京に出てきて、一人暮らし始めてウェーイって弾けたりしてるんでしょ?」
客:笑
斉藤「音大って女の人の割合が多いですよね。うちのバンドで音大出身の男がいるんですけど(←ちょっとこの辺誰っていうのは適当)、その人が行ってた音大も8対2ぐらいで男が圧倒的に少なくて、まーモテたと。」
客:笑
斉藤「俺も音大に行けばよかった」
客:笑
斉藤「俺音楽理論とかは全然わかんないんですけど。なので今日在学中の人も来てると思うんですけど、「あのコード進行はおかしい」とか「ピッチが……」とかそういうところは聞かないでください」
客:笑

斉藤「ここってどこ?」
客:笑
斉藤「川崎?」
客:\川崎/
斉藤「…明らかに学生じゃない声ですけど(笑)」
客:笑
斉藤「町田の楽器屋さんとか車で行ったりするんですけど、町田のスタバの店員さんにめちゃくちゃかわいい子がいて、町田っていい町だなーって」
客:笑
斉藤「一回しか行ってないんでもう顔も忘れましたけど。……ダジャレじゃないですよ?」
客:笑

斉藤「今日昼間講義してきたんですけど、2・3人寝てる学生の子とかいて(笑)」
客:笑
斉藤「10代の学生さんと、そのうしろに俺とか総ちゃんとかの枠と明らかにわかる一般の人が」
客:笑
斉藤「俺今年25周年なんですけど、その頃まだ生まれてないような人達があっという間にああいう風になるんだなーと思って。」
客:笑

斉藤さんやたらと「一般の人」に厳しかった。笑

斉藤さんが「今日はこんなですけど盛り上がってるんですよね」みたいな事言ってたけど、ステージからしたらあんまりお客さんの歓声聞こえない?自分の席からは包み込まれるように歓声聞こえてたんだけど。(盛り上がってた)

斉藤和義のあこがれって曲が良かったなー。サビの感じがなんか好き。「もう一曲やっていいって」って言いながら最後にやさしくなりたいを歌った。

斉藤さんは年を取るごとにカッコ良くなっていくなー。でも歌声は瑞々しくて青いまんま。で喋ったらアレだし。永遠にモテそう。

斉藤さんは来年のツアーの告知してたけど山内くんは告知なにもしてなかった。


斉藤さんが歌っている間ぽっかり空いてるさっきまで山内くんが踏みしめていた絨毯が目に入って、「あ、さっきまでそこにいたな・・・」と時々その残り香を感じていた。

この曲が好きとかこの人の歌とか演奏好きとかあるけど、その一歩先をいく「はまる」っていうのはすごい事だなー、とじんわりと感じていた。いつも心の中にその人の為だけに席を用意するような。

君は特別。なんだかんだで出会ってしまったこの大好きな声で歌を歌う人とそこから生まれるいろんな感情を大切にしようと思った。


■ アンコール

斉藤さんと山内くんが出てきた。アンコールは山内くんの椅子も用意されていて二人とも座って会話。山内くんが斉藤さんの方をちょっと向いて座ってるのがかわいい。

斉藤「……山内総一郎!」
山内「斉藤さん!」
座ったままお互いにメンバー紹介。

山内「こうやって斉藤さんと2人でやるのは初めてじゃないですか?」
斉藤「やったことなかったっけ?」
山内「今までは浜崎さんがいたりとか、勘太郎さんがいたりとかありましたけど、二人でやるのは……」
斉藤「そういやそうだね。さっきからやってるやってるって言ってるけど、そういう意味じゃないからね」
客:笑
斉藤「俺は総ちゃんだったらいいけど」
客:笑
山内「・・・・・・・大丈夫かなー、斉藤さん、背が高いからなー・・・・」
客:笑(???笑)
山内「……先生とか、生徒さんとかいる前で……(笑)」
客:笑

斉藤さんすぐそういう事言う……。笑 前もGACHIの時藤巻さんに言って浜崎さんに止められてた。山内くんは「斉藤さんは背が高いからなー・・・・」って2回ぐらい言ってた。笑


斉藤「今からやるのは俺の曲なんですけど」
山内「この曲は昔イベントの時斉藤さんと志村君がボーカルチェンジして歌ってた記憶があります」
斉藤「そうだったっけ?」
山内「そのイベントの時、プロの人ってどういう風に来るんだろうなーと思ったら、斉藤さん、ベロベロに酔っぱらって来ましたよね(笑)」
客:笑
斉藤「当日飲んではいないよ。二日酔いだったけど」
山内「飲んではいないですね」
斉藤「ステージで飲んでんのは奥田民生だよ」
客:笑

ちなみその当時のイベント倶楽部AKANEIROのセットリスト

斉藤和義

歩いて帰ろう
大丈夫
古いラジカセ
アゲハ
FIRE DOG(セッション)
進め なまけもの(セッション)
歌うたいのバラッド

フジファブリック

TAIFU
ダンス2000
銀河

打ち上げ花火
追ってけ追ってけ
陽炎
花屋の娘
NAGISAにて

アンコール

僕の見たビートルズはTVの中(セッション)
線香花火(セッション)
茜色の夕日(セッション)


豪華〜。


進め なまけもの

アンコール、この時は2曲ぐらいしかやらないと思ってて「山内くん、これは歌わないかー」とちょっとガッカリした。この曲のスライドギターものすごく素敵だったけど、今日は山内くんの歌がすごく聴きたかった。ギターだけで満足できる日もあるけど、なぜか今日は、山内くんが歌わないと物足りない自分がいる・・・サビの最初の部分だけパクパク口は動かしてた。(マイクで声は通ってない)

ちなみにこの時のアコギの感じは山内くんがサポートで入った斉藤さんのツアーのライブビデオ「KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2010 STUPID SPIRIT at ZEPP TOKYO 2010.12.12」でかなり雰囲気再現されております!(突然の宣伝)久々に引っ張り出して見てみたら、山内くんを取り巻いてる空気が全然違う……!


斉藤「前ラジオで演る時一生懸命練習したんだけど本番ではあんまりうまくいかなくて。今日リベンジしたいと思って」
斉藤「総ちゃんの作る曲って難しい。普段自分が使わないようなコードとか進行とかで」
山内「逆に斉藤さんの曲もそうですよ。斉藤さんの癖というか個性があって」


ブルー

今日の声で聞けるブルー・・・。短い期間で永積さんと斉藤さんにカバーされるブルー。(斉藤さんはコーラスだけでメインは歌ってないけど)山内くんの声に斉藤さんのコーラスが乗るの、永積さんとはまた違った美しさ。うっとり。いつも山内くんが弾く間奏部分を斉藤さんが弾いて、ああ、斉藤さんはこんな風に弾くのかー、と山内くんとは違うその斉藤さんらしい解釈にも感動した。こういうの聴けるのいいなぁ。イベントいいなぁ。

永積さんといる時と斉藤さんといる時と山内くんの雰囲気変わる。斉藤さんといる時の山内くんってなんか好きだ。斉藤さんと一緒の時はちょっと男っぽくなるというか。後輩の男感。


斉藤「何やろうかな〜〜」
山内「……さっき講義でルーツの話をしたという話をしたんですけど、最初に触れた斉藤さんの曲がジレンマという曲で」
斉藤「でも総ちゃんが最初に買ったCDはウルフルズって言ってた」
客:笑

山内くんが「イエーーーーー!」って照れながらバンザイをちょっとサービスで歌う……と思ったら、斉藤さんがバンザイの前奏を弾き出して「イエーーーーーーー!!!」って。笑 それに合わせて山内くんも弾き始める。

せっかく山内くんが曲振ったのに(笑)。山内くんのジレンマ聴いた事ないから聴きたかったー!斉藤さんはなぜか自分の曲より他の人の曲をやりたそうな空気を醸し出してた。


バンザイ〜好きでよかった〜(ウルフルズ

最初に出てくるサビ部分を斉藤さんが「バンザーーーイ〜〜」って歌った後、「総ちゃん!」って山内くんに歌を受け渡した。そして山内くんが歌ったのち、斉藤さん!って感じで(言わないんだけど)斉藤さんに渡す、というのを割と細かく(笑)繰り返してるのがちょっとゆずの夏色っぽかった。笑(ゆずがテレビでお客さんの前で夏色歌ってる時、相方の名前を呼んで歌をリレーしていってるのを何度か見た事がある)

どう振り分けるのか?ここはどっちが歌うのか?とその臨場感にドキドキした。笑

斉藤さんが時々歌詞がわかんなくなってむにゃ〜って歌ってる中、山内くんはきっちり歌詞を覚えてた。さすが最初に自分で買ったCD。笑

1番で綺麗に収めて終わった。


客:ヒューーーーーーー!!!!!!
斉藤「今日一番の盛り上がり(笑)」
山内「ここにいない人の……(笑)!!」


斉藤「この前も奥田民生とか浜崎貴司とか一緒のイベントがあったんだけど、みんな声でかくて、話に入っていけない」
客:笑
山内「大縄跳びに入っていけない感じですよね。」
客:笑
斉藤「たまに喋ったら会話が止まったり」
山内「あ、斉藤さんって「ごめん」ってよく言いますよね」
斉藤「謝ったのにそれが聞こえてなかったり」
客:笑
山内「それって寂しいですね。」
客:笑(なんか言い方がおかしかった)

山内「去年、全然会話が盛り上がらない打ち上げがあって、朝4時5時ぐらいに全然盛り上がらなかったから飲み直そうっていって二人で二軒目行きましたよね」
斉藤「そうそう、つまんない打ち上げがあって」
客:笑(はっきり言った)

なんだろう、この会話が全然盛り上がらなかった打ち上げって・・・ギタージャンボリー?


イージュー★ライダー(奥田民生

続けざまに斉藤さん主導でイージュー★ライダーの前奏!(また他の人の歌。笑)山内くん巻き込まれるように乗っかる。Aメロ斉藤さん→山内くん、Bメロ斉藤さん、サビ斉藤さんがメイン歌って山内くんが即座にハモってた。なんでそんなすぐハモれるんだーと思ったらつい最近TOKYO SESSIONの番組内で奥田さんの歌にハモってたんだった。すごい、経験が即生かされてる…!この山内くんのハモりすごく好きだー!(帰ってからすぐTOKYO SESSION見直した・・・)

山内くんは何でも出来るし即興に強いし、ほんと使い勝手いいよな〜・・・笑 そりゃギターでも歌でもいろいろ呼ばれるわ。(ベースも出来ます。そのうちドラムも出来るようになります。)

ちなみにこの曲でも斉藤さんが途中で歌詞わかんなくなってうにゃうにゃ歌ってたけど山内くんはちゃんと歌えてました。笑

斉藤「次最後の曲です」
客:え〜〜〜・・・・


FIRE DOG

!!!!

以前Hello Worldというラジオ番組で斉藤さんと山内くんがスタジオライブやってるのを聴いて(あの時は配信もあったからラジオブース映像越しに)いいなぁ〜〜〜と感動して一人悶えてた斉藤和義山内総一郎のブルーとFIRE DOGが目の前で再現された感じ。素晴らしかった・・・この山内くんのハモりも好きだー!(帰ってからすぐHello World聴き直した・・・)

初めて生で触れたフジファブリックの音というのがFIRE DOGを弾く山内くんのギターの音なので、そういう思い入れもあって嬉しかった。終盤の斉藤さんとのギター合戦も最高だった。

最後は曲中に自然にお客さんが立ち上がって大盛り上がり。こういう雰囲気、いいなぁ!

斉藤さんがどっかで「リハしてた曲もあったんですけどね……(笑)」って言ってたんだけど、アンコールの自由さ、めちゃくちゃ楽しかった!

最後に斉藤さんと手をつないでツアーでやるみたいな万歳。ステージの真ん中で二人おもむろに手をつなぐから一瞬なにごとかと思ってしまった。笑 万歳をしたので「あ、ああ・・・」って。

    • -


新年、山内くんから発せられるエネルギーにビリビリ来たライブだった。ここから始まる今年がとにかく楽しみで仕方ない。


SET LIST

山内総一郎

カンヌの休日
カタチ
I will(The Beatles
ECHO
LIFE
劇的な瞬間(斉藤和義


斉藤和義

アゲハ
あこがれ
始まりのサンセット
マディウォーター
ずっと好きだった
歌うたいのバラッド
やさしくなりたい

アンコール(斉藤和義×山内総一郎

進めなまけもの
ブルー
バンザイ〜好きでよかった〜(ウルフルズ
イージュー★ライダー(奥田民生
FIRE DOG


https://www.walkerplus.com/article/133789

TOKYO SESSION -Rockin' Gambler- 第七夜

TOKYO SESSION 第七夜
フジテレビNEXT
12.9(SAT)23:00-24:00

今回は奥田民生斉藤和義山内総一郎による、本人セレクトカヴァー&セルフカヴァーという選曲でセッションがスタート。
Vocal, Guiter, Bass, Drumsとパートを曲ごとにチェンジしながらというスタイルで、普段は演奏することのない楽器を担当するスペシャルなセッションとなった。

【MC CLAN】
ムッシュかまやつ(Bar Monsieurオーナー)
KenKen(Bar Monsieur 店長)
シシド・カフカ(Bar Monsieurバーテンダー

【第七夜SESSION CLAN】
奥田民生(Vo/Gtr/Ag/Bs/Dr)
斉藤和義(Vo/Gtr/Ag/Bs/Dr)
山内総一郎(Vo/Gtr/Ag/Bs)

見始めてすぐ「あばばばばばば」ってなった・・・・・

始まる前はTOKYO SESSIONのインスタとか見てて「山内スルーっぷり怖い」「斉藤さん連投」「シシド・カフカ連投(出演者ではなく司会者……)」「山内くんがやっと登場したと思ったらそのあと親の敵みたいに斉藤さん連投」とか思ってすいませんっしたー。今年見た映像の中で1、2位を争うような素晴らしい番組でした・・・・・・(1、2位を争ってんのはぴあフェス)

映像でもスルーだったらどうしようと思ったけど、むしろ拾い上げる!みたいな。ありがとうございますありがとうございます。ですよねーあんないい顔して演奏して笑顔見せてきたらたくさん採用しちゃいますよねー。んねー。

山内くんは演奏中ほんっと表情豊かだね。楽器弾いて大好きな先輩達と音楽に身を委ねて嬉しくてしかたがないって感じ。

戦場みたいなピリピリした現場も経験になるというかそれはそれでおもしろいと思うけど、TOKYO SESSIONは番組が素晴らしいシチュエーションを用意してくれて、共演の奥田さんと斉藤さんの音と懐の深さが心地良くて、山内くんが心からリラックスして音楽を楽しめてる感じがして、やっぱりこういうのが嬉しいし、こういうのが好きだ!!!

とにかく見所がたくさんありすぎて。歌や選曲もそうだし、共演者のみなさんの歌や演奏も注目していきたいところだけど、「ギターではああいう感じの人がベースでどういう表現するか」っていうのにものすごく興味があって、初見ではベースの音ばっかり聴いてしまったし、コーラスばかりに気持ちがいったし、山内くんの挙動にかなり目を奪われてしまった。

ギターの人がベースを弾くというのはどういう気持ちなんだろう。同じ弦楽器で運指もイメージしやすそうな気がするけど。山内くんは顔も体も完全にギター弾く人として完成してしまっているのだよね。こういうベーシストってなんか想像し難い。だからなんかとても不思議不思議不思議って思いながら観てた(聴いてた)。エッジの効いてる弾き姿だなと思った。

山内くんが使ってたベース、チューリップみたいな形してるなー、どこのなんていうやつだろうなーと思って「チューリップみたいな形をしたベース」(そのまま)で検索したらあーこれっぽい!みたいなのが出てきた。正式な型式とかはわかんないけどDanelectroというメーカーの「LONGHORN」という種類でしょうか。フォルムがぽっちゃりした猫っぽくてかわいい。

シシド・カフカ)いらっしゃいませ

山内総一郎)民生さん!←先に座ってる奥田民生を見て、階段を降りながら

(KenKen)あ!山内先生!どうぞどうぞ。

山内総一郎)KenKen………あ、初めまして。

シシド・カフカ)初めましてーシシドです。

(KenKen)二人は初対面?

山内総一郎)そうですね。

シシド・カフカ)ライブは観に行かせていただいた事あるんですけど。

山内総一郎)ほんとですか!ありがとうございます。

シシド・カフカ)お話するのは初めてですね。

山内総一郎)そうですね。

まっすぐ山内くんを見るシシド・カフカ。そうかーフジファブリックのライブ見た事あるんだー。芸能人は誰でも楽屋に遊びに行くわけではないんだね。

(KenKen)俺は韻シストってすごい仲良しの大阪のバンドがいて、TAKUちゃんが(山内くんと)超マイメンで、その流れでちょいちょい。

山内総一郎)その前にKenKen初めて合ったのはたぶん14才ぐらいの時で。

(KenKen)なんだろう?それよく覚えてない。なんだっけ?

山内総一郎)俺も19…8、センチメンタルシティロマンスの中野督夫さんのレコーディングに呼んでもらって。

(KenKen)あーーーーーー

山内総一郎)その時に

奥田民生)いたの

山内総一郎)そう、モデルみたいな…人が来たなーと思って。

(KenKen)ほっそりしてましたから、だいぶ(笑)華奢な。

山内総一郎)その頃から髪の毛長くて。

(KenKen)ロン毛だったロン毛だった

山内総一郎)ロン毛だって、その時にわーこの人年上だろうなと思ったら

(KenKen)14才ぐらいだった(笑)

山内総一郎)と、としし(年下)・・・東京すごい!と思った。

(KenKen)あはははは。出てきたばっかりぐらい?

山内総一郎)出てきたばっかりの時。

と、山内くんが目を剝きながら話してた。笑 なんか今日、山内くんめちゃくちゃ目がデカいな……。

(KenKen)お二人は?

山内総一郎)事務所の先輩です。

(KenKen)なるほど。初めて会ったのは何年前ぐらい?

山内総一郎)それは僕、初めて会ったのは、お見掛けしたのは神戸チキンジョージに来てた時に、たまたま知り合いがライブが一緒で、楽屋に遊びに行かせてもらった時に「うーわーやべー、奥田民生だー」と思って(笑)

奥田民生、声を出さずに笑う

山内総一郎)一緒に行った友達も興奮しちゃって「民生やー!」みたいになって。

(KenKen)呼び捨て(笑)

山内総一郎)もう呼び捨てになっちゃう。

(KenKen)わかるわかる(笑)

山内総一郎)まぁそっからまぁ事務所に入って、でも今の事務所に入るきっかけっていうのも、民生さんがいるから入ろうと思って入った事務所なんで。はい。

奥田民生)んふっ、そうなの?(笑)

(全員)笑 全員が笑う中、真顔の山内

山内総一郎)そうなんです。

奥田民生)そうなの。

(KenKen)どんな先輩です?その、イメージしてた感じと。

山内総一郎)最初イメージしてたのは、やっぱりこう、すごく好きな音楽をこう追求してて、なんのストレスもなくやられてるんだろうな、みたいな(笑)

奥田民生)笑

山内総一郎)見える、その当時は見えたんですけど、

奥田民生)今はわかってるのか(笑)内情をわかってるのか

山内総一郎)今もわかんないですけど(笑)

(KenKen)知り合えるまでの道のりっていうのがね、逆にロマンになってるんですよね。

山内総一郎)確かに。

(KenKen)二人でプライベート過ごした事あるの?

山内総一郎)たまにでも……

奥田民生)あのね、ま、飲み仲間なんで、飲むので、呼ばれる訳よ。割とね、トラブルが起きる時に(笑)

山内総一郎)あはははははは

奥田民生)たまたま来てて、バンドエイド買ってきてくれる。人が倒れてる、みたいな(笑)。

山内総一郎)「僕あの、病院ついて行きます」みたいな。

奥田民生)「ガラスが割れた」「ちょっと血が」とか言って、凹んでるYO-KING

山内総一郎)あははははは

(KenKen)他にどんな方がいるんですかその会は。

奥田民生)だいたいだからいつもFLYING KIDSの浜ちゃんとか、トータスとか、えーなんだっけ、なんとかの和義とか。

山内総一郎)なんとか和義さん(笑)

(KenKen)なるほど。音楽の話とかするんですか?そういう時って。

奥田民生)いや、しない、しない……

(KenKen)逆に全然関係ない話になるんですか。

奥田民生)楽器ぐらいかな。

山内総一郎)楽器の話は。

YO-KINGの絆創膏の話、奥田さんが山内本でコメントしてた話だー。

斉藤和義登場

(KenKen)割とこのお二人は、民生さんと和義さんは一緒にいるイメージありますけど、総一郎くん的には……

奥田民生)でも仕事もしてるでしょ?

斉藤和義)うん。

山内総一郎)斉藤さんのツアーでギター弾いた事もあってー

(KenKen)ツアーのサポートメンバーみたいな事?

山内総一郎)そうですそうです。それこそあの、ま、僕らフジファブリックってバンドでそのーボーカルの志村くんが、ま、旅立って、でーそこからまぁ再開してやってるんですけども、そのー直後ですかね、斉藤さんのツアーに呼んでいただいたりとかして。

奥田民生)実力派だからね。

山内総一郎)実力、派(笑)

山内くんが「志村君が旅立って」って表現したのは、この番組の冒頭でKenKenとシシド・カフカがこの店のオーナーであるムッシュかまやつさんが旅に出てなかなか帰ってこないって設定で話をしていた事を受けていて、なんかそういう機転がいいなと思って。(心なしか山内くんがそう表現したあとパァッ…てちょっと明るい顔してたような。いつも直接的な言い方したくなくて淀むもんね)

(KenKen)初めてお互いの曲を耳にする事があると思いますけど、いつ頃?最初に聞いた曲

山内総一郎)やっぱりこうーあれじゃないですか、テレビだラジオだって聞いて、とか、まぁ父親が音楽やっててドラマーで、でよくCDを買ってきてたんすよ。その中にお二人のCDとかあったりしてて、……民生さんなかったな。

奥田さん、ズルッとなる

(全員)笑

山内総一郎)民生さん、僕は自分で、自分で買ったんです(笑)

馬鹿正直。笑 奥田さんをフォローしながら奥田さんの肩に触る。山内くんってあんまり人に触れるイメージなかったからソフトタッチ意外だった。笑

奥田民生)俺(斉藤和義を)初めて見たのがピアノ弾いてたから。だから、なんか、チッて思って。

(全員)笑

山内総一郎)民生さんそういえばピアノ弾けないっすよねー。

斉藤和義)俺も全然弾けないけど、その……

奥田民生)それでデビューしたらいかんだろそしたら

山内総一郎)あはあはあはあは

斉藤和義)それでデビューではないけど、あれはたまたまなんとなく

奥田民生)たまたまって(笑)

斉藤和義)作っちゃったのがピアノだったから

奥田民生)ピアノ弾けたらかっこいいなと思うんですよ今でも。でもやっぱ一生無理なんだろうなーと思って。俺はだからピアノ弾くというけど、俺は押してるだけだから。

山内総一郎)んーふふ…。 ←奥田さんの方を見ながら、鼻にかかった困り笑い(かわいい)

ピアノ……って話してる時山内くんも斉藤さんも机で指がピアノ弾いてんのかわいい。

(KenKen)最初に憧れたギタリストとかいるんですか?

山内総一郎)ギタリストっていうのに憧れてギター弾いてなかったんで最初は、あの……弾くのが楽しくてやってて、弾いていろいろコピーしてると、これは別格だなと思って好きになったのはジェフ・ベックですね。

(KenKen)あーーー

山内総一郎)別格というかその

奥田民生)出来ない

山内総一郎)出来ない、もう何やってるかわかんないっていうところで、でも歌みたい、二人といない音だなっていうので好きになったのがジェフ・ベックですかね。

手持ちぶさたなのもあると思うけどこういう時山内くん飲み物めっちゃ飲む。笑いながらのさっとテーブル叩いたり、手を叩いたり。セットのカジノのルーレットみたいなところに奥田さんと山内くんが猫みたいに手を掛けてんのがかわいかった。

照明のせいか楽しいせいか(どっちもか)、目が終始キラキラしてた。

山内くんはいつもちょっと恥ずかしそうに話す。物腰がめちゃくちゃ柔らかい。友達とかの前だともうちょっと違うんだろうけど。

山内くんはなんであんなに歯並びいいのに笑ったりする時とかよく口元を手で隠すのだろう。(と思ったら歯むき出しでギャーッと笑ってる事もあるし?)

セッション、はっぴいえんどの選曲について

山内総一郎)民生さんと斉藤さんと今までいろんな曲やらせてもらったんですけど、そういえば日本のこういうはっぴいえんどとかやった事ないなと思って

(KenKen)やっぱりはっぴいえんど今聴いても素晴らしいですね。はっぴいえんどの魅力って何ですか?

山内総一郎)やろうと思っても、雰囲気を似せるとかあると思うんですけど、ああはなってるのは見た事ないというか、やっぱり、いろんなアンバランスがあるんだなーと思って。

このコメントすごく好きだー。いろんなアンバランス。

    • -


■ はいからはくち / はっぴいえんど

山内総一郎(Vo/Gtr)
斉藤和義(Bs/Cho)
奥田民生(Dr/Cho)

いきなりエレキの見せ場もあるし、一発目というのもインパクトがあって気持ち良かった。奥田民生斉藤和義を率いて山内総一郎ボーカルというのが胸熱……。やっぱりギターうめーなー。

「ぼくはーーーーはーーーーっくっちぃっ」って歌い方、山内辞書の中に今までなくて「今、加わった」って感じで新しかった。二回目の同じような部分、はずれたみたいになったけど、力業で押し切った強引な感じがゴロッとした歌に合ってて良かった。

これ、オリジナルとは全然雰囲気違うんだろうなーと思って本家聴いてみたけど、オリジナルの雰囲気を踏襲しつつ山内くんの若い声(歌)が新鮮味を与えてて、それが面白味となっててすごくいいカバーだなーと思った。「間奏!」って山内くんが勝手にぶっこんできたのかと思ってギャギャギャ!ってなってたら、オリジナルに入ってるんだ!間奏ドラムソロ前に「民生さーん」って言ってた。

っていうかオリジナルもめちゃくちゃかっこいいなー。全然現代にそぐう。松本隆さんの歌詞すっごい。(こかこおら、なんだー)はっぴいえんどって有名な曲あるしアーティストもたくさん名前を出してたくさんカバーしてるけどちゃんと聴いた事ないかも。聴いてみようと思った。

山内くんはほんっと、一緒に演奏してる人の顔を見るね。

(演奏が終わったあと)
奥田「やりきった!」
山内「ははは」

(KenKen)あっという間に。

シシド・カフカ)まさか民生さんがドラムだったっていう

(KenKen)最高っすよ民生さん。ハイハットのタイムがもう、ベーシストにはたまらない。

奥田民生)手がもうなんか、震えた(笑)

(KenKen)どうでしたか、やってみて。

奥田民生)いや、あの、思ったより普通に。

山内総一郎)初めてにしては、っていう。

(KenKen)ほんとに初めて?三人でやるの。

奥田民生)そうそうそう。

(KenKen)どうっすかカフカ先生。

シシド・カフカ)たぶん三人でやったとしても、民生さんがドラム、和義さんがベースっていうそのシチュエーションはないんだろうなと思って、なんだろうこの贅沢な感じ。

奥田民生)この三人だとね、この(奥田-斉藤)逆も出来るっていう。いろいろ出来るから、だからこの三人。

山内総一郎)俺もドラム練習して、コロコロコロコロ変えれるように。

奥田民生)買った?ドラム。

山内総一郎)ミュート付きで家にハットとかスネアとかありますけど。

奥田民生)へーー

山内くんがドラム買ったって話聞いて奥田さんがなんか嬉しそう。(そうかーお前もかーって感じ?)

あ、そっかKenKenさんはベーシストだった。今日は三人ともベース弾いたけど、ベースに対してシビアな目で見てたんだろうか、と思ってちょっとドキッとした。笑

山内くんは終わった後さっきの席に戻ってくる時ベース抱えてて、話してる間もずーっとなんかつま弾いてる。楽器抱えてると落ち着くんだろうな

(KenKen)この店、セッションしていただいた方々にバンド名を付けていただいてるんですよ。毎回毎回。今日だけの即席でもいいですけど。

山内総一郎)これ、やれるんじゃないですか。

奥田民生)いや、やれる。今回ちょっとこの、偶然・・・・(三人の服が)茶系なんでね。

シシド・カフカ)ほんとだ(笑)

山内総一郎)茶色い。

奥田民生)バンド名……(笑)付けるの好きでしょ(笑)←斉藤さんの方を見ながら

斉藤和義)いや、そう、まぁ、まぁ(笑)……じゃあまぁ秋だし、「クリ」ですかね。

奥田民生)笑

山内総一郎)あははは。

斉藤和義)クリッ!!!って

「和栗」「栗」「クリ」「くり」ってみんな口々に(笑)

(KenKen)くりですか?表記はどうしますか?漢字ですか?ひらがなですかね?

斉藤和義)・・・カタカナの方がちょっとエロくていいかな。

山内総一郎)ははははは・・・ダメでしょそれ(笑)。

「クリ」「クリで」「クリです」「クリ」「こんばんは、クリです」ってまたみんな口々に(笑)

(KenKen)じゃあ決まったところで次の曲ちょっと

奥田民生)クリ和義が

山内総一郎)クリ和義(笑)クリ山内、クリ奥田(笑)

奥田民生)ここ(斉藤和義)だけ下(の名前)……(笑)

バンド名かわいい・・・・・・・
すごいなこういうのがサッと出てくる斉藤さん。
(その前に話に出てきてたドキドキ中毒って名前も最高だった)

    • -


■ スローなブギにしてくれ(I want you)/ 南佳孝

斉藤和義(Vo/Gtr)
山内総一郎(Bs/Cho)
奥田民生(Dr/Cho)

最後「おまえが欲しい〜」って斉藤さんが狂おしく繰り返すところで山内くんもコーラスで何度も歌うんだけど、とにかくベース弾いてんのが楽しいのか、めっちゃニコニコしながら「おまえが欲しいー」って歌ってて色気とかなんもなくて笑った。部活っぽい。

演奏終わって最後、斉藤さんと目が合ってる感じなのいいな。(斉藤さんがちょっと恥ずかしそう)

これも松本隆さん作詞。幅広い!


■「3」はキライ! / カリキュラマシーン

奥田民生(Vo/Ag)
斉藤和義(Ag/Cho)
山内総一郎(Ag/Cho)

それぞれかぶる帽子を選んだりしてるところから映してて、始める前の会話、「ギブソンって感じだ〜」とかギター談義に花咲かせてんのニヤニヤしてしまう。チラッと弾く音がすでに良いしフレーズがフジファブリックの(山内くんの)音だなー。

前奏で最近よくやる山内くんのトレモロ奏法。美しい……。

すごい物哀しい歌だ。三人のユニゾンもハモりも心地良くて綺麗。山内くんは低い声。メインは当然奥田さんの声だよね?幼くて高くてきれいで一瞬誰の声かと。

(KenKen)改めて、音楽との出会いについて聞きたいなと思うところがありますが

山内総一郎)始めようと思ったのは、自分でギターを弾いて、コードGだったんですけど、Gジャランッて弾いた時に、「あっこれは」と思って、自分で出来るっていう感動と、この先これをやっていきたいっていうなんかこう。

(KenKen)それはいくつぐらいの時?

山内総一郎)14歳とか……中二中三ぐらいですかね。

(KenKen)なんか、初めてコピーした曲とかあります?

奥田民生)バンドでコピーしたのは、Day Tripperとか。

(KenKen)おー

山内総一郎)ん!デーンデデデデー♪(リフ歌う)

奥田民生)それが出来たからっていう、それを弾けたから。

山内総一郎)そう弾けたって思わせるリフ…の強さってありますよね。

(KenKen)絶対大事だよね。

シシド・カフカ)リクエストがありまして、セルフカバーを聞きたいなと。

山内総一郎)僕のバンドの曲で、若者のすべてって曲がありまして。

(KenKen)なぜこの曲を?

山内総一郎)この曲はあの、まぁ、斉藤さんや民生さんと、あのー、ま、この曲を一緒にやった事はないです

奥田民生)ないです

山内総一郎)ないんですけど、あのー、ボーカルの志村君が旅立った時に、その後ライブをやったんですね。あのー彼の地元富士吉田で、えーと富士Qハイランドのサウンドコニファーってご存じですか?そこでいろんなボーカルの人に出ていただいて、その時にもお二人にも出ていただいて、そういう、まぁ、昔っからこうよく知っててくれる先輩と、まぁ自分達の志村君も含めてのこう、フジファブリックを全部知ってくれている人達と、この曲やりたいなと思って。

(KenKen)僕はちゃんとはたぶん志村君とはお会い出来なかったんですけどあまり、どんなアーティストだったですか?

山内総一郎)………いやままバンドメンバーからすると、あー、まぁ、あの、変わったヤツだなっていうのが一番(笑)あるんですけど逆に聞いてみたいですね、斉藤さんとか民生さんとかに。

奥田民生)いやーやっぱりなんか、とにかくそのー、こ、個性っつーんですか、まぁ、代わりのいない感じというか、強烈に持ってましたから、曲にしても、声にしても、すごい才能の塊でしたよ。

山内くんの志村の話聞いてる時の奥田さんの困り眉と拗ねたみたいな顔。(子供みたい)

奥田さんの言葉、強烈だったな…。いつも茶化したりする奥田さんが真っ正面から志村の事話してたの。それ聞いて、ああ、そうだな・・・・・と自分の中で改めて刻みこまれた感じ。

その言葉を隣で聞いてる時の山内くんは、何・・・・思ってんのかな・・・・みたいな。普通の人なら「そうだねーあの人は強烈な個性を持った才能の塊だねー」でいいかもしれないけど、山内くんは、フジファブリックのボーカルだから。

個性。代わりのない。強烈に持ってる。曲も声も。才能の塊。

その言葉は山内くん自身にも返ってきてるんじゃないかなー・・・
いつか、こういう並びで山内くんの作った曲やるところ、見たいなと思った。

    • -


若者のすべて / フジファブリック

山内総一郎(Vo/Gtr)
奥田民生(Bs/Cho)
斉藤和義(Dr)

やっぱりあの曲を印象付ける最初の鍵盤の音のインパクトはすごいんだなと、なくて、改めて思った。

気負う気持ちは置いといて、張らない声で丁寧に伝わってくる歌い方、大人っぽくて好きだ。山内くんの若者のすべての歌い方は毎回違う感覚があるけど、今回のは「民生さんと斉藤さんと一緒にやる」というところにすごく大きな意味があったんだと思う。山内くんが何回も言っていた、「全部、知ってる人達」との。

予告映像を観た時、サビの「最後の」の「さい」に力を込めるやり方が志村歌いだなぁと思ってた。

奥田さんの最後のコーラスとベース演奏がめちゃくちゃエモかった。奥田さんの熱い気持ちを感じたような。そしてあんなに叫んでるのに決してボーカルを邪魔はせず。不思議。

そして演奏終わった後のなんとも言えない山内くんの幾重にも感情が重ねられたような笑顔。この人こういう顔するよなー。っていうかこういうところだらけでこの人構成されてる気がする。


■ ずっと好きだった / 斉藤和義

斉藤和義(Vo/Gtr)
山内総一郎(Bs/Cho)
奥田民生(Dr/Cho)

この曲について、「好き。俺大好き。」って。ほんと山内くんて好意とかを素直に口にするよなぁ。あんな屈託なく言われたらたまらんだろうなー。

山内くんが「ツアーの時にあの(コーラスの)パートやってたんです」って言ってたけど、フーーーーーってコーラスがめちゃくちゃきれいで聞き惚れた。笛みたいな澄んだ音。楽器みたい。

すごいな、曲が終わるたびあんな笑顔で見てくんのか・・・。

席にまた戻ってきて

奥田民生)俺のピークは過ぎた。

(KenKen)いやいやいやもうちょっとやってくださいよ(笑)

奥田民生)だんだんあのー酒もまわってますし。すげー酔っぱらってる。

(KenKen)どうでしたかお二人とやって。

山内総一郎)………感慨深いですよね。あのーいろんな事を知ってくれているお二人なので、演奏の上手い下手とかじゃなくて、あのーそういう感じ……

斉藤和義)下手っていう事ですかそれは。

山内総一郎)いや(笑)

奥田民生)上手い下手じゃないって事は、それは

山内総一郎)そういう事ではなくて(笑)

斉藤和義)上手くはないって事ですね。

山内総一郎)そういう事ではないです。……………良かったです(笑)。

(全員)笑

奥田民生 アルバム「30」について

山内総一郎)買いに行ってましたから。

(KenKen)PUFFYとかの

山内総一郎)無敵、僕からしたら無敵の二人っていう。

(KenKen)アジアの純真の歌詞はどうやって思い付いたんですか?

奥田民生)あれは井上陽水さんが俺の仮歌を、そのまま言葉にしただけなんだけどね。「ヘインアフリン〜」って歌ってるのを、「北京 ダブリン……」(笑)そのままなぞったんだって言ってました。「そうやって歌ってるでしょ」って言うから、「歌ってない」って(笑)。

(KenKen)21年目にしてその(笑)ずーっと気になってた。

山内総一郎)仮歌がああいう節回しやったんですね。

奥田民生)俺は仮歌ララララとかじゃなくて、なんか発声を発しようとするから。その音に合ったね?

アジアの純真の歌詞秘話おもしろい!!
PUFFYに対する山内くんの「無敵の二人」って表現すごく素敵。


■ イージュー★ライダー / 奥田民生

奥田民生(Vo/Gtr)
山内総一郎(Bs/Cho)
斉藤和義(Dr)

山内くんのコーラスが別の人の声みたい。奥田民生のボーカルと相性いい。


最後に演奏お願いします、っていって三人が持ち場に移動する時、みんな残りのお酒をグビグビ飲んでんのおもしろかった。


■ やつらの足音のバラード / かまやつひろし

奥田民生(Vo/Ag)
斉藤和義(Vo/Ag)
山内総一郎(Vo/Ag)

素晴らしい曲ですね。歌詞確認しちゃった。

「なんにもない」に歌ってる人の年輪が出る歌だね。

山内くんが歌うパートの歌詞、アンモナイトブロントザウルスが出てきたりするの、山内くんが歌うと無垢な感じに響く。山内くんが歌う自然の風景もいい。

上手い人同士なのに殺し合わず、人に合わせるのも上手い人達。
斉藤さんの小指にスライドバー。

最後に山内くんがギターでひと味加えるのが好きだー。

    • -


画像綺麗だし、セットも凝ってるし、世界観があって。最後の歌の時、映画のエンディングみたいにスタッフロールが流れるのもすごく素敵だった。

私は音楽が好きで、誠実に音楽と向き合ってる人が好きで、そんな誠実に音楽と向き合ってる人を大切にしてくれる音楽番組に出会うととても嬉しくなる。こういう音楽番組を地上波でやれる状況だったらいいのにな。

というか「クリ」、ありなのではないかと思った。なんか思ってたベタな感じではなくて、新しい風が吹いていた。なんかベテラン同士の組むユニットにありがちなこなれた空気がないのがいいな!と思った。山内くんがもう少しドラムの技術を修得したら、もっといろんな形でまわせておもしろいのではないだろうか。実際活動とかライブとかになったらいろいろ大変な気もするけど(アーティスト側もだけど、ファン側も……)ちょっとおもしろいなと思い、番組発クリの誕生を嬉しく思った。



TOKYO SESSION 第七夜
12.9(SAT) 23:00-24:00 ROCK!!!

主役は音
音楽と自由を愛する全ての大人たちに捧げる
今まで観たことのない最新型セッション番組

風だらけのTOKYO CITY
廃墟の街には紫のケムリが立ち込め、サイレンが鳴り響く
忘れられたGood Old Rock'n'Roll
音に飢えたミッドナイトギャンブラーたちは
転がる石のように地下へと潜った
彼らを迎えるのはSPEAKEASYな秘密のアジト
ロックを愛するバーテンダー
音楽フリークたちの来店を待っている
さぁ、今夜もヤツラの足音が聞こえてきた
「風変わりなBAR Monsieurへようこそ!」

地下に佇む怪しげなBAR Monsieur
扉を開けると外からは想像できないくらいだだっ広い空間
カウンターの中には店長KenKenとバーテンダーシシド・カフカ
選ばれし者のみが入店を許されたそのBARでは夜な夜な音楽話に花が咲く
「せっかく皆さんお揃いなんだし、なんか演ってよ!」
立ち上がりフロアの楽器に向かう酔いどれ客
リズムがひとつになったらTOKYO SESSIONの始まりだ
東京は夜の0時

今回は奥田民生斉藤和義山内総一郎による、本人セレクトカヴァー&セルフカヴァーという選曲でセッションがスタート。
Vocal, Guiter, Bass, Drumsとパートを曲ごとにチェンジしながらというスタイルで、普段は演奏することのない楽器を担当するスペシャルなセッションとなった。

【MC CLAN】
ムッシュかまやつ(Bar Monsieurオーナー)
KenKen(Bar Monsieur 店長)
シシド・カフカ(Bar Monsieurバーテンダー

【第七夜SESSION CLAN】
奥田民生(Vo/Gtr/Ag/Bs/Dr)
斉藤和義(Vo/Gtr/Ag/Bs/Dr)
山内総一郎(Vo/Gtr/Ag/Bs)

【第七夜SESSION NUMBER】
TSRG-0041「はいからはくち」(はっぴいえんど
TSRG-0042「スローなブギにしてくれ(I want you)」(南佳孝
TSRG-0043「「3」はキライ!」(カリキュラマシーン
TSRG-0044「若者のすべて」(フジファブリック
TSRG-0045「ずっと好きだった」(斉藤和義
TSRG-0046「イージュー★ライダー」(奥田民生
TSRG-0047「やつらの足音のバラード」(かまやつひろし

ムッシュかまやつ コメント>
「20世紀のロッカーは、Live Fast Love Hard Die Young!!
だったと思う!!
21世紀は、ロックを骨まで愛して行き抜け!!みたいに思う!!」


【公式】TOKYO SESSION –ROCKIN’GAMBLER– 第七夜/C - YouTube