スカパー!FM579「スズコウ★ナイト」後編

スズコウ★ナイト後編、あいわらず変な汗をかきつつ観てたけど、だんだんみんなの本気度が増していく弾き語りがスリリングでおもしろかった!山内くん触発されそう。贅沢な番組だなぁ。再放送何回もあるけど再放送何回もしなくていいし編集もあんまりしなくていいからこの日歌ったの全部流して欲しいよー。

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スカパーのサイトに記載された実際の演奏曲(オンエアされた曲 ★=前編/☆=後編)

1. カンヌの休日(山内総一郎)★
2. 6本の狂ったハガネの振動(向井秀徳)★
3. 春の夜の夢のごとし(前野健太)★
4. 守ってあげたい/松任谷由実向井秀徳
5. リバーサイドホテル/井上陽水吉澤嘉代子
6. BOY MEETS GIRL/TRF前野健太)★
7. 同じ夜/椎名林檎山内総一郎
8. 残ってる(吉澤嘉代子)★
9. 線香花火(山内総一郎)★
10. 東京絶景(吉澤嘉代子)☆
11. 東京の空(前野健太)☆
12. 鉄風 鋭くなって〜ZEGEN VS UNDERCOVER向井秀徳)☆
13. ECHO(山内総一郎)☆
14. Omoide In My Head向井秀徳)☆
15. ねえ、タクシー(前野健太
16. チェリー/スピッツ山内総一郎
17. 天気予報(前野健太
18. はあとぶれいく(向井秀徳)☆


山内くんは1曲。まぁその1曲がめちゃくちゃ重くて意味があったからいいけど。

最後、再び向井秀徳が立ち上がってステージに向かった時、いやいやさっき2曲歌ったよな?とか大人げなく思ってしまったけど、いやでもこの世界こういうもんなんだよな・・・自分のステージは自分の手でもぎ取りに行くもの、そうしなければ生き残っていけないこと、インパクトを残すということ(そうして欲しいか、そうする事を自分が好きかは別にして)

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又吉「みなさん出身はどちらですか?吉澤さん」
吉澤「私は埼玉です」
前野「埼玉」
又吉「前野さん埼玉」
向井「私は佐賀県ですね」
又吉「山内さんは」
山内「大阪ですね、はい」
前野「大阪のどちらですか?」
山内「茨木市っていう、結構北の方なんですけど」
向井「生まれは私は高槻ですよ」
山内「ええ!……あ、でも、昔あの、みやこ音楽祭って京都の西部講堂で学生が主催でやってるライブに出た事があるんですけどその時向井さんも出演されてて、コタツ……楽屋にコタツがあるんですけど、そこに足を突っ込みながら向井さんとその話をしたのを覚えています」
吉澤「そうなんですね〜」
山内「高槻に生まれて、っていうのは」
又吉「高槻……茨木……淀川挟んで、斜め前の寝屋川ですね(自分は)」
山内「寝屋川!」
前野「寝屋川なんですね」
又吉「寝屋川」
山内「寝屋川はなかなか、あの、いらっしゃいますよね。豪栄道
又吉「ああ豪栄道関とか、宇良関とか」
山内「宇良関とか」
又吉「あの、yonigeさん、お二人でやってるバンドの」
山内「ああ、PUFFYの由美さん、大人計画平岩紙さん」
又吉「あ、そうなんですか。寝屋川に詳しいですね」
全員(笑)
山内「寝屋川は友達が多くて」
又吉「ご近所ですからね〜」


...


又吉「僕やっぱり上京っていうのがすごく一個ありますね。山内さんはどうですか?」
山内「あります。さっきおっしゃられてたその、赤羽に来た時、最初住んだんですけど、まぁ埼玉に近いって言うんですけど僕からしたらあれが東京だと思ってるんで、う〜わ〜〜、都会だな〜〜みたいな、渋谷行ったら「今日祭りかな?」みたいなところがやっぱり」


...


吉澤さんの歌聴いてる時、山内くんフリーズしてた。

吉澤さん、収録時間が大幅にオーバーしたので途中退場。そこからの男ばかりの時間の方が自由な感じでおもしろかった。


...


前野健太「東京の空」を歌い終わったあと。このあたり前野さんは既に酔っぱらってます)

前野「でもやっぱりよくなかったですね〜〜熱くなる・・・ん〜歌に熱くなっちゃってどういう事なんでしょうね〜」
又吉「いいと思うんですけどね、僕は」
向井「歌に熱くなるのは、………熱くなるしかないでしょう。……クールに行きたい。最初クールに行きたいと思った事あるんですけど、無理だったっすねー……こう突き放した感じでね。サラーとね。そういうのもかっこいいなぁと思うし、そうされてる方もいる。…で、あの、出来ないですなんかね。表面的にこうクーッと熱くなるとかそういう事じゃなくて、気持……ハートがクーッと……あのー……あー……沸騰するっていうか、そうじゃないと……静かな沸騰でもいいと思うんですよね」
又吉「そうですね」
前野「沸騰しちゃうんですよねー。沸騰しちゃうんですよ。なんでしょう」
又吉「体重乗ってるっていうかね」
前野「体重乗っちゃうんですよ」
又吉「聴いてる側はやっぱりそれはすごく伝わってきますからね」
前野「……体重乗られた側の歌の気持ちをもうちょっと考えなきゃと思うんですけど」
又吉「ははは。でもそうおっしゃってる割には聴いてるかぎり、感情がむちゃくちゃ・・・」
スタッフ(笑)
又吉「感情だいぶ溢れだしてますよ」
スタッフ(笑)
又吉「それでいいと思うんですよ」
向井「最高だよ最高」
又吉「それでいいじゃないですか」
山内「すげー歌だなーって思いますねー」
又吉「いいですよね」


「体重乗られた側の歌のきもち」ってめっちゃかわいい。

...


又吉「今まで心震えたライブとかあったりします?」
山内「……たくさんあると思うんですけど、やっぱり友達とか対バンとか、同世代……まぁ世代は関係ないかもしれないですけど、一緒に今日みたいなステージでまじまじと歌を聴くと、震えますね」
又吉「そうですね」
山内「言葉が……すんなりと入ってくる、まぁ環境とか関係性にもよると思うんですけど、こういう曲だったんだ、みたいな」
又吉「違う聞こえ方する瞬間ありますよね」
山内「あります。それこそ、東京の晴れた空は本当に思い浮かぶ、みたいなところで」


...


山内くんが歌う番。

前野「蒲田への愛を!」
山内「蒲田への愛を(笑)」
前野「歌ってくださーい!もーう」

〜ナレーション「フジファブリック山内さんが蒲田への愛に選んだのはこの曲でした」〜

(歌うステージでギター持って座りながら話し始める)

山内「僕はあのー、元々あのー、ギターだけ……ギタリストなんですけど、あのー、ま、ボーカルー……バンドのボーカルが亡くなって、……でまぁ1年ぐらい、まぁこれでもう終わりだと思って、1年ぐらいまぁいろんなサポートとかやらしてもらって、まぁ音楽では生きていきたかったんでそういう事やらしてもらって、……でーまぁ1年ぐらい経って考えてやっぱり、まぁ、バンドがなくなんのはやだなと思って、まぁ続けようと思ったんですバンドを、メンバーと話をして、でーそれを続ける為には僕が歌って続けるのが一番いい、一番いいというかまぁそれしかないなと思って、かといってこう歌う音楽も作れてない、ってところで、いたんですけども、あのー……ま初めて自分で、これ自分で歌う曲だなと思って出来た曲があって、その曲をちょっと……やりたいなと思うんですけども、まぁ亡くなった志村君っていうのも、この店大好きで、スズコウが大好きで、すごく僕も思い出はあるんですけど、まぁ、そういった曲を(笑)自分で初めて作ったような曲をやりたいと思います。ECHOという曲です」


この話をする時は、いつも同じような感じの話し口調になる。言葉を選んでいる。「、」が多い感じ。

今のECHOって感じがした。山内くんの歌はいつもそうだけど。あの歌を歌う時(話してる時含め)取り巻いてた空気がなんか、すごかった。

そしてストロークする指に接近するカメラがくるりの山内専用カメラを彷彿とさせ・・・


(山内くんがECHOを歌い終わったあと)

又吉「めっちゃいい」
山内「ありがとうございます」
又吉「山内さんなぜこの曲はこれは自分が歌う曲だ、歌える曲だっていうのを感じられたんですか?」
山内「まそもそも歌を作るっていうところも誰かに聴いて欲しいっていうかは、自分の中でこう完結しちゃってる音楽が多かったんですけど、この曲をそういう状況で書いている時に、まぁ、まぁ簡単に言うと、あのー、むちゃくちゃ仲いい友達が急にいな……なくなってしまったんで、ほんとになんていうか……あのー……ちゃんとその人に向けて書けたっていうのが………歌いたいって思ったところかもしれないですね。………なんかしんみりしちゃいましたねすいません(笑)」
向井「いやしんみりするよ。しんみりするよ。良かったですよ。いい歌ですよ」
山内「ありがとうございます」

珍しく向井秀徳がまっすぐ山内くんの事を見て優しい言葉を口にした。
又吉の「めっちゃいい」がすごくリアルだったなー。お酒がまわってきてるのか又吉この時目が真っ赤で一瞬涙目なのかと思ってしまった。

山内「たまに思うんですけど、歌ってて、全部こう抜けちゃって、自分の中のものが抜けちゃったらだめなんじゃないかと思うんですけど、そういう曲もあるなっていうのが自分では感じてて。今のECHOっていうのも結構……歌い終わったあとでぽーんと何かが、自分の中の何かが抜けるような感じっていうのが………ある……なと思います。はい」

って魂抜けたみたいにふわふわしながら話してた。このECHO歌ってる時の感覚、初めて知った。

又吉「ほんま素晴らしい体験ですよねそういうのはね。なかなか……毎回得られるものでもないですもんね」
山内「そうです」


...


前野「毎回ステージの満足感とかよりは新しい歌詞、誰も見つけてない視点みたいな、そういう歌詞書けたーみたいな時の方が僕、あがるんすよ。そういう時にもう、「うっしゃ!!」サンマルクとかで、チョコクロ食いながら、「うっしゃ!!!」ってなる」
又吉「美味しいすからね」
前野「うまいです」
山内「美味…しいですよね」
スタッフ(笑)
前野「新しい歌詞書いて「…ッシャ!!」ってなるんですよね」
山内「あっためると美味しいですよね、チョコクロ
前野「あれーなー、言っていいんですか?店員さんに」
山内「言っていいんです、言っていいんです、はい」
又吉「自由です」
前野「俺、いっつも……、やっぱそうなんですか?」
山内「僕いつも言います」
前野「やっぱそうですよね、なんか頼んでる人いるなと思って。俺いっつも迷うんですよね」
又吉「あっためていいと思います」
前野「やっぱそうなんですか?」
山内「何秒……十何秒とかいう世界ですけどねー、はい」
前野「うーわっ、カチカチのかったいやつ食ってる」
スタッフ(笑)
山内「カチカチでもおいしい(笑)」
又吉「ちょっと固いでしょそのまま食うと」
前野「柔らかくなるんだよね」
前野「でもそんなサンマルクで作った曲もあるんですよ。…なんだこの流れ(笑)」
スタッフ(笑)

異様に盛り上がるサンマルクチョコクロ談義。


...


又吉「結構なんかミュージシャンのライブ見に行ってる時にめちゃくちゃかっこええから頭ぐるぐるまわって創作意欲満パンになって帰ることとかよくあります」

山内「さっきこう、見ながら、"あ、そういえばあれ歌にしよう"とかいうのが出てくる」
又吉「ああ、ああ」
山内「その、歌詞をもらうとかじゃなくて、あ、僕そういえばこういう事思ってたなとかあー、あれ形にしたいな、みたいな感じのそういうのがすごくありますね」


...


前野「いやいやいやいや。いい番組だなー!」
スタッフ(笑)
山内「こういうの僕初めてですねー」
又吉「僕も初めて」
前野「中野じゃないのがいいですよね。蒲田☆◎:〜」
(ここでガシャーン!と向井秀徳がギターを突然鳴らす)
前野「うわぁ!」(←驚いてる)

向井秀徳の演奏が始まる〜

♪蒲田ステディ!
MC、吉澤嘉代子
そしてMC、又吉直樹(拍手)
フジファブリックから・・・山村総一郎(山内くんが「山内です(笑)」って手の平に指で文字書いてる)
・・・山内総一郎!グハハハ!(←この笑いがなんか聖飢魔IIのデーモンさんに似てた)
そして新宿から・・・・・・(ここで向井秀徳がピックを椅子の下に落としてギターの音が止まり前野さんがズルってなる)
そして新宿から・・・前健(拍手)
私はマツリスタジオからやってきました This is 向井秀徳

向井秀徳の歌をBGMにエンディングトーク

又吉「楽しかったですね」
向井「いやおもしろかった。結局おもしろい」
山内「あるんすねこういうの」
又吉「あと三時間ぐらいはほんまやりたいですけどね」
山内「ふふふ」

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最後流れてるテロップ、ナレーションすーさんって出てた。

自分の好きなミュージシャンが誰かの音楽を聴いてなにかを感じてる姿をただただずっと見てる機会なんてなかなかないよね・・・
山内くんは人が歌ってる時割と歌ってる人の方を見て真剣に聴き入ってる事が多かった。(その後頭部がよく映ってた)
向井秀徳Omoide In My Head歌ってるの見ながらニコニコリズム取ってるのを見て、あーこんなリズムの刻み方するんだ、と新鮮に思った。なんかテーブルに左肘ついて耳の下のあたりを人差し指で支えて小刻みにリズム取ってた。

首筋のマッサージとかしてたなー。聴きながら無意識に。そういうほぐす癖が自然と出てる感じ。ボーカリストになったんだなー。

おもしろい事が起こった時、パァッとカメラの向こうにいるスタッフに笑顔向けすぎ。テレビ意識してなさすぎ。笑 出演者だけじゃなくて、そこにいる人全体で、なんだなぁ。

前野さんの事、今回までほとんど知らなかったけどいろいろ絡んでくれるしなんかいい人そうだな……と思った。後半本気で酔っぱらってるのが微笑ましかった。

そして又吉の目線は優しいなー。不思議な包容力があった。繊細で正直な感じがして安心する。ローテンションが山内くんと合いそうな気がした。でもこの人も不器用そうだけどこの世界を渡ってきた芸能人なんだなーという感じもした。

山内くんはステージではあんなにパキッとして簡潔でハッキリした人間だけど、素はこっちの方が近いのかなーと思った。穏やかで薄曇りで気を使ってる感じでどこかちょっと自信なさげな。でもなんか、すごく落ち着く。そしてそんな人がギター持って自信満々で毎回2時間余りの完璧なステージを見せている。人間ってすごいなー。

あと、メンバーと喋ってる時どんだけリラックスしてんだ、というのを再認識した。(好き)

スカパー!FM579「スズコウ★ナイト」前編

「テレビでラジオを聴いたら、いい感じの時間が流れました。」

スカパー!が新たな音声コンテンツをスタート!
夜、視聴者に話かけるようなラジオ的演出で、“ながら視聴”もできる新しいスカパー!のスタイルです。
放送毎にDJを変え、一夜限りのスペシャルな時間をリスナーに提供していきます。


『スズコウ★ナイト』前・後編
「スカパー! FM579」がいつものラジオブースを飛び出して、東京のディープスポット蒲田の居酒屋“スズコウ”より「居酒屋×音楽」のスペシャル番組をお届けします。
今宵、ギターを抱えて“スズコウ”に集まったアーティストは、向井秀徳前野健太山内総一郎フジファブリック)。又吉直樹吉澤嘉代子の進行で、お酒を酌み交わしながら、ゆる〜く、時には熱く語り合い、それぞれ持ち寄ったギターでお気に入りの曲や思い出の曲を弾き語ります。普段聞けないディープな話や、マニアックな音楽の話など盛りだくさんでお送りする1時間。 ※11月はいつものラジオ感覚はそのままに、映像でお届けします。

MC:又吉直樹吉澤嘉代子
アーティスト:向井秀徳前野健太山内総一郎フジファブリック)、吉澤嘉代子

スカパーのサイトに記載された実際の演奏曲(★=前編でオンエアされた曲)

1. カンヌの休日(山内総一郎)★
2. 6本の狂ったハガネの振動(向井秀徳)★
3. 春の夜の夢のごとし(前野健太)★
4. 守ってあげたい/松任谷由実向井秀徳
5. リバーサイドホテル/井上陽水吉澤嘉代子
6. BOY MEETS GIRL/TRF前野健太)★
7. 同じ夜/椎名林檎山内総一郎
8. 残ってる(吉澤嘉代子)★
9. 線香花火(山内総一郎)★
10. 東京絶景(吉澤嘉代子
11. 東京の空(前野健太
12. 鉄風 鋭くなって〜ZEGEN VS UNDERCOVER向井秀徳
13. ECHO(山内総一郎
14. Omoide In My Head向井秀徳
15. ねえ、タクシー(前野健太
16. チェリー/スピッツ山内総一郎
17. 天気予報(前野健太
18. はあとぶれいく(向井秀徳


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始まる1時間前に番組紹介の「※11月はいつものラジオ感覚はそのままに、映像でお届けします。」を読んで一気に挙動不審になった。今の今まで前見た時のような静止画だと思ってたよー!ありがとう……映像ありがとう……。(たぶん説明文はずっと前から掲載されていたと思う)

山内くんの紹介映像に最新曲のかくれんぼが使われていた。さすがすーさんのお膝元……。(すーさん場所貸しただけで番組制作には関係ない?)


ステージ(床の間)

又吉 □ 向井
   □ 前野
吉澤 □ 山内


というポジショニング。(実際は真ん中に長テーブル)
山内くんはキチンとしすぎてるぐらいの正座。人の話を聞いて笑ったり。それぞれの紹介で

又吉「山内さんは初めてですよね」
山内「初めて」
又吉「よろしくお願いします」
山内「よろしくお願いします」
又吉「フジファブリックは僕昔から聴かせていただいてるんですけども」
山内「ありがとうございます」
又吉「吉澤さんは……」
吉澤「初めて……」
山内「初めてですね」
吉澤「向井さんとは……」

といって吉澤さんが向井秀徳との出会いなどを話し始めたので話題がそっちにいってしまった。向井秀徳と前野さんはなにか近い空気があり、話が弾みがち。

お店の人が皿を運んできて
山内「まわしましょうか」
吉澤さんとかに醤油入れたりしてあげてる(吉澤さん恐縮)
ビールが進む。

又吉「まずはこの場所をよく知っている山内さんにトップバッターとして弾き語りをお願いしたいと思います」
前野「この空気を割ってください」
山内「割れるかな〜……(笑)?」

カンヌの休日、映画のタイトルが歌詞になってる〜って話から、向井秀徳が「山田孝之」、前野さんが監督の話で食いついてた。

ヒーーーッ!このタイミングで山内くんからかよ・・・、まだ人見知り感満載だしこの緊張感漂う空気の中で1曲目歌わされるとかきつくない・・・・・!?

と思ったけど、お構いなしって感じ。堂々としたもんだった。プロってそういうもんか。それぐらい、歌ってきたもんなぁ。遠慮とか様子見とかもなくすぐ自分のペースで自分の世界に入ってった。最後はギター弾いてるのが楽しそうな顔してた。ギターも魅せる弾き語り、という持ち味を存分に発揮してた。

又吉…聴いてる
吉澤…メガネかけてノってる
向井…コクコクうなずき→タバコ→食べ物つまむ→手で膝叩いてリズム→お箸で机叩いてリズム
前野…コクコクうなずき→のってる

って感じで山内くんの歌聴いてた。一人歌ってちょっと場の空気がほぐれた感じ。


<初めてギターを手にした思い出の曲>

向井 Led Zeppelin「アキレス最後の戦い」
前野 尾崎豊シェリー」

山内「僕は中学校を卒業するタイミングでその当時流行ってて……流行ってたっていうか今も現役バリバリでやられてるスピッツのチェリーを弾いて、父親がギター持ってたんで、弾きたいっつったらコード教えてくれて、Gってコードがあるんですけど(説明しながら指でGをなぞってた)そのコードを弾いた時に「これは……!」と思って。で衝撃が走りまして、月刊歌謡曲っていう歌詞に全部上にコードが振ってあるのがあって、スピッツのチェリーを弾いたのが始めです」

向井秀徳が「6本の狂ったハガネの振動」を歌ってる時、最初リズム取るでもなくじーーーっと観てる後頭部が映ってた。歌が終わった後「贅沢だなこれは……(笑)」って言ってた。

誰かの音楽を聴いてる姿をずっと見るっていうのもあまりない機会で、新鮮だった。ライブとか行ったらこんなふうに、こんな表情で観てんのかなーとか思った。誰にも感銘を受けてるような感じだった。ここで受けた刺激も全部自分の懐に入れそう。


<道端で弾き語りの経験>

山内「外でですかー?外はー……ありますね、さっきの向井さんのお話じゃないですけど、収まりきらなくて、ちょっと出てみて、一曲歌って帰るみたいな、っていうのはあります。誰かに聴かせたいって気持ちもそんなになかったりするんですよね、外でバーンって歌いたいみたいなところでやるんで、それやって、それでほんともう収まっちゃうっていうか、コンビニ寄って帰ろうみたいな。最近は全然、室内が多いですけど」

山内くんって向井秀徳みたいな路上でとかあまりやってなさそう(やらなさそう)なイメージ。なのでエピソードがあったのが意外だった。やったとしても人がいないところで一人で外でぱーっと歌って帰る、みたいなイメージ。まわりに人が集まってきて……とかはなさそう。(そういう状況避けそう)

山内「ちょっと前に渋谷でライブやって打ち上げやっていい感じで歩いて帰ろうと思って、距離あるんですけど、歩いて帰ろうと思って歩いてたらストリートミュージシャンがやられてて、それはソロギター、ソロギターってあのインストゥルメンタルでやってて、上手いなこの人と思ってずっと観てたら、演奏止めて「あの、フジファブリックの山内さんですよね」って、ああそうですけど続けて下さいって言って、お聴きした事があってって話を聞いて、ひとつアドバイスがあるんですけど僕海外とかよく行って路上でやるんですけど海外の人はわかりやすいのが好きです」ってアドバイスを受けて(笑)「あまり小難しいのは受け入れられません。僕が経験で知ったのはその事だけです」っていうアドバイスをいただいて、ありがとうって言って帰りました(笑)」

山内くんにアドバイスするストリートミュージシャンってなんなん・・・と思わなくもないけど笑、別に海外受けとかどうでもいいな……海外に向けてわかりやすくするっていうのもどうかと……。


前野さんの歌。
前野「(カバー曲)3曲用意してきたんですよ」
向井「選んでもらったらどうですか?」
山内くんが吉澤さんにどうぞ選んで?って感じでニコッと手を差し伸べる(口はモグモグしながら)。ああ・・・山内くんってこういう感じなんだろうな・・・。

前野さんのTRFのBOY MEETS GIRL、アレンジ効いてておもしろかったな。

白い煙吐いてタバコ吸ってる人(向井秀徳)テレビで久しぶりに見た。プカプカしてた頃の山内くんを懐かしく思った。IQOS吸ってる動画も初めて見たけど。IQOS吸ってる山内くんは子供がおやつ食べてるみたいだな。(この間中向井秀徳と前野さんはずっと下ネタ話してた)


又吉「山内さん今回は僕の為に用意してくれた曲が」
山内「そうです。又吉さんが以前やられてたコンビの名前が線香花火」
又吉「そうです、ピース結成する前に中学校の同級生と線香花火ってコンビを組んでたんですけど」
山内「そうですよね、その同じ名前の曲があって」
又吉「僕フジファブリックさんを知ったのは僕らの劇場に観に来て下さってた人が線香花火時代にこういう人がいますよって持ってきてくれて、そこで知ってんですよ。で聴いてめちゃくちゃいいって」
山内「雑誌にも書いていただいて。僕もすごい好きな曲で、このタイミングでぜひできたらいいなと思って」

向井…お猪口
前野…うなだれて聴いてた。

山内くんが歌い終わった後、
又吉「相方の顔が頭に思い浮かぶもんですね」

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セットリストが良いので何が来てもいいと思っていたのでカンヌの休日と線香花火が聴けて満足。どっちも暑苦しいくらい熱かった…。最初は変な汗かいたけどお酒が入ってからはいい雰囲気だった。濃い時間だった。

順番通りとして、
同じ夜/椎名林檎山内総一郎
はカットされたものとすると(惜しい……すごく惜しいけど……)、後編放送される可能性があるのは

ECHO(山内総一郎
チェリー/スピッツ山内総一郎

2曲放送されたらいいな〜。後編が待ち遠しい。

KOYABU SONIC 2017 フジファブリック

2017/11/4(土) KOYABU SONIC 2017
インテックス大阪 5号館・2号館

ZOMBIE-CHANG/空きっ腹に酒/tricot/フジファブリック/チャットモンチー (大阪支部)/ホフディラン/レキシ/ゲスの極み乙女。/ハナレグミ/サニーデイ・サービス/吉本新喜劇ィズ

今別府直之/麒麟/コロコロチキチキペッパーズ/ザ☆健康ボーイズ/霜降り明星/スーパーマラドーナ/天竺鼠/テンダラー/土肥ポン太/爆乳三姉妹/藤崎マーケット/守谷日和

タイムテーブル発表されて「また昼間か…」

地元大阪で笑いと音楽の融合したイベント、バンド版フジファブリックを軽く楽しんで(軽く、は時間が短いから!)アコースティック週間に突入!とか順調なルートを想定してたら、とんでもないもの投下してきたな……。

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コヤブソニック3days 二日目
13:45-14:15 フジファブリック


いつものようにSEのちフジファブリック登場。

夜明けのBEATで始まって、右手側にギターをすっと縦に持って弾いてる姿が情熱的でシンプルで美しくて、この前のミナホEXTRAのあたりからこの場面が異様に研ぎ澄まされてるよなぁーなんでだろう何十回も聴いてきた夜明けのBEATのギターソロなのに、とうっとりしてて

始まってから何度かスタッフに指示している場面はあったけどそれはライブ中よく見る風景なので特に気にはしてなくて、カンヌの休日が始まったんだけどネタが何本か続いた後のライブという慣れない状況のせいか、なんとなく集中出来ず入った自分はふわふわしたまま聴いてて、

カンヌの休日で二番のサビ歌詞ずっと一番を歌ってて(冬の街〜で戻ってきた。後から考えたらギターが気になって歌詞に集中出来なかったのかもしれない)Cメロ歌う前に山内くんがいきなりストラップを肩からはずして赤いストラト両手で持って自分の右側に思いっきり叩き付けた。

びっくりして一瞬何が起こったのかわからなかった。お客さん驚いてワーッと湧いたかもしれない。それ見て自分が一旦電源が落ちて自家発電で復旧みたいな状態になったのでそこからの記憶が曖昧…とりあえず動作の機能が停止したので見る事に集中する事にした。

ギター叩き付けた後マイク引っ摑んでステージの前にギターレスで出てきて、でも歌わなくて、強い顔して客席を煽って(お客さんは盛り上がってた)、すぐ戻ってマイクをマイクスタンドに戻したけどちゃんとはまらずぶらぶらしてて、乱暴に歌を歌って、赤いストラト拾い上げて(違うストラトだったのかな?)もう一度掛けてしばらく弾いてたけど、そのうちシールドぶちっと抜き捨てた。つまり、ギターは何にもつながっていなかった。

曲が終わってズカズカ自分で後ろのギター並んでるラックのところへ行ってテレキャスター摑んでまだ硬い表情で銀河歌い始めた。(それがビジョンいっぱいに映し出されてた)まだ気持ちが高ぶっているのか、一声目の一音がはずれてた。

そこからは徐々にいつもの感じに。(こっちはなかなかいつもの感じには戻れなかったけど…)

苛つきとか、山内くんがこんな負の感情をステージで爆発させているのを見たの初めてで、ゾクゾクした。ちょっと怖くもあり、おかしいんじゃないかと思うけど嬉しくもあった。

ちょっとほっとしたかもしれない。この人も人間であり、男であり、ミュージシャンなんだなと思った。

喜怒哀楽で開けた事なかった感情の鍵を開いて、ちょっと楽になったんじゃないかな。これから山内くんの表現はもっと自由になるのではないかな。とそのあと歌ったLIFEの感触がより生々しく変わったような気がして、思った。

でもやっぱり思い出したらためいきが出る。気が重い。

理由は気になるけど、別に答え合わせはしなくていいや。

そういやどうしてたんだろうと後から思ったけど、この一連の行動の間終始金澤君の事も加藤さんの事も見てなかった。


MC 通常モードで楽しく話してた。

山内くんが小学生の時は家に帰ったら吉本新喜劇を見ていた、すんげー!Best10という番組が大好きでその当時小籔さんはビリジアンというコンビを組まれていてその時初めて認識した。このイベントに呼んでもらえて嬉しいです!って言ってた。

LIFEの時だったっけ、金澤君のキーボードブースの台のところに山内くんが登りにいって、それはいつもの風景なんだけど、あんな事があったあとで山内くんどんな顔すんのかなと思ったら、いつものカーッという笑顔じゃなくて穏やかな笑顔で、それに対して金澤君は(うんうん、わかるよ、大丈夫さ)みたいな穏やかな笑顔でうなずき返していた。(という先入観のある人間の思いっきり勝手な思い込みかもしれない笑)

最後の若者のすべて、ステージも客席もすごく柔らかい雰囲気に包まれてた。山内くんの声はちょっとザラッとしているように聞こえた。そういえば学園祭からの2daysだったな、とその時思い出した。


ライブが終わった後、ステージ下手側に三人が集まって少しだけ話をするトークタイムがあった。(Perfumeの三人祭の時みたい)

小籔「住之江出身なんですけど…」
山内「ボートの」
小籔「僕は陸側なんですけど」

山内くんがビリジアンを知っていた事に対し小籔が「ビリジアンを知ってる人絶滅したと思ってた。稀少動物」って言ってた。

ドラムのレッスンを受けた先生(ミヨちゃん)を僕ら三人とも知っていて、という話から小籔がドラムの先生が東西に三人いると言うと山内くんが「さ、三人も」ってセリフみたいに言って驚いてた。(たぶんMCで出てきた三人の知り合いで小籔のドラムの先生は山口美代子さん)

フジファブリックが登場する前の小籔のMC(毎回このイベントに出演してもらう事になったいきさつを話す。これも三人祭と同じ感じ)「一回ラジオ番組に出てもらった事があって、すごいアーティストなんですけどすごく気さくな方で、その細い糸をたぐり寄せてお願いしたらご快諾いただけた」えげつないバンドって言ってた。


SET LIST

夜明けのBEAT
カンヌの休日
銀河
LIFE
若者のすべて

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TIME TABLE

ZOMBIE-CHANG
空きっ腹に酒
tricot
(ネタブロック1)
フジファブリック
チャットモンチー (大阪支部)
ホフディラン
レキシ
(ネタブロック2)
ゲスの極み乙女。
ハナレグミ
サニーデイ・サービス
吉本新喜劇ィズ


だいたいレディクレで来るけど、インテックス大阪は移動が外で寒いのとステージの構造が苦手。CDJの会場快適でほんと羨ましい。特に今回は1ステージでアーティストでの入れ替えが起こらない(出て行く人もいるにはいるんだけど)常に人パンパンで厳しかった。お笑いパートもあるから家族連れが多いね。子供の声がよくしてた。大きい荷物持ち込んでる人多かった。

想像してたよりそれぞれの持ち時間短かったなー。

空きっ腹に酒から場所は変えつつだいたいフルで見た。各アーティストの持ち時間が短い分、目当てがいると物足りないけどテンポがあるっちゃある。転換の間に芸人の喋りがあるから見てる側はいいねーと思ったけど、アーティストが十分にリハ出来ないという弊害があるんだなぁ…。音のチェックしてる前で芸人の人達がマイクで喋っていて大丈夫なのかな?と思った。(その影響をまさに被った形だろうか)

フジファブリックの前のネタブロックやってる間はぽかーんと空いたステージにネタ用のマイクが一本だけ立ってるだけでその間にうしろでバンドのセッティングとかはまったくなし。ネタブロックは幕間扱いではなく芸人さんの神聖なステージなんだなーと思った。


今日はあれによってその後の行動とか心境がかなり変わってしまったなー。まぁしょうがないか。やっぱりフジファブリックの自分に及ぼす影響は大きいなぁ。ほんとはもう何も頭に入らなくなったので帰ってしまいたいと思ったけど今日のアーティスト割と一度見てみたいという人ばかりだったのでがんばって留まって見た。どれもとても良かった。


見たアーティストの感想

空きっ腹に酒

関西ローカルの深夜音楽番組で紹介されてるのを見た事があったり、変わった名前なので知っていた。ボーカルがぼくりりっぽい顔立ち(どっちの顔もはっきりとは把握してない、イメージ)もっと過激なのかと思ったらメロディアスだった。ボーカルがもっと暗いディスコミュニケーションな人かと思ったら盛り上がって欲しい!って気持ちを変な感じでなく正直にじたばた表現していて関西弁が人懐っこくて感じが良かった。


tricot

ビジョンに映し出される汗だくで囁くように叫ぶように歌うボーカルが艶めかしすぎ。本人は別に狙ってないんだろうけど。


チャットモンチー (大阪支部)

同じ邦ロック界隈にいながら今まで一度も見る機会がなかったので初めて見られて嬉しかった。ライブ映像とかは見た事あるのでそうだろうと思ったけど生でも力強くてのびやかなボーカリスト然とした魅力的なあの声そのまんま。二人になってからの歌のスリリングな感じが結構好きなのでそっちをもっと聴きたかったなーと思うけど、バンド編成ががんばって二人でやったりとか挑戦的というか奇抜な構成ではなく脱退した久美子さんの名前を出しながら3ピースでベーシックな感じで安定したバンドサウンドが聴けた(ドラム小籔だけど)のが良かった。

今日のビジョンは正面が正面から映していて、左右の右は右から、と違う画像を映してた、という事をチャットモンチーの時遠くから見て知った。


ホフディラン〜レキシ

ホフディランでベース弾くキタダマキさん見たかったけど山内ショックで(直後のチャットモンチーも息絶え絶えで見てた)しばらく食堂2号館に移動して画面で見てた。レキシの時は食堂から人が少なくなった。人気だねー。普通のライブで巨大風船を投げ込むがごとくビニールイルカを10匹ぐらい客席に投げ込んでて、ほんとのイルカのように客席を舞ってて圧巻だった。イルカがなぜか同じようなところに集中していて「なんで同じところばかりに固まるのか!そこに餌があるのか!」って言ってておかしかった。曲が終わったらちゃんとイルカがステージ前に戻ってくるのがおもしろかった。チャットモンチーが「阿波の踊り子!」って呼び込まれて衣装羽織って出てきてかわいかった。女の子の声入るとピリッとする。この曲好き。


ゲスの極み乙女。

indigo la Endフジファブリックが出たのと同じ年(年末、ちょうどあの騒動が起こる前)見た事あるけどゲスを見るのは今回が初めて。創作舞台的なステージ的ノリ?音楽はともかく、MCで自分からその話につなげてその話ばかりしていてちょっと辟易。こちら的にはもーどーでもいーよー。信念があるのならこれからもただただ自分の音楽をひたすら表現していくしかないのでは。


ハナレグミ

17時ぐらいまでほんと山内ショックから抜け切らなくて(長い)、癒してくれタカシ。という気持ちでハナレグミの音楽にすがる。こんな音楽仙人みたいな永積さんにもそんな心乱れる時もあったのかなーとか思いながら。あんなふうになる山内くんはやっぱり若いし青いんだな、それはそれでなんか嬉しいな。と隙間が出来るとすぐあの事が忍び込んできた。年末、またよろしくお願いします。

終わってから楽屋裏中継みたいなので映りこんでた。出演者が使える特設バーみたいな(お酒も飲める)ところで永積さんが「コーヒーください!」って言ってた。(フジファブリックのみなさんも使用したのだろうか)ギャグを言わされてニコニコしてたりそそくさ逃げてたのがかわいかった。


サニーデイ・サービス

人生でサニーデイ・サービスを見る日が来るとは。最初は淡々としていて、やっぱり曲いいしバンドサウンド心地いいなーと思いながら聴いてたんだけど、ある曲で10分以上?ぐらいアウトロ弾いててそのグルーブがものすごくて興奮した。今日一の演奏だったかも。最後の方はもう曽我部さん歯でギター弾いたりベースのガツッガツッてボディ叩く音だけが聞こえたり。いいもん見た。サポートのドラムの人が一世代若い感じ、と思って後で調べたらandymoriのドラマーだった岡山健二さんだった。MCもなくストイックな感じだったので最後の小籔とのトークコーナーもなくそのまま帰っちゃうのかと思ったら曽我部さんニコニコ話してた。


サニーデイがいるところがコヤブソニックならではのラインナップって感じ。日によって系統が整っていたのは良かった。今年これまでフジファブリックが出たフェスってなんかファン層バラバラって感じのラインナップだったもんね。

芸人パート、生でネタ見るのとかめちゃくちゃ久しぶりですごくおもしろかった。知らない人、若手、有名な人、年を重ねた人、いろんな芸人が出てて芸人界もいろんな生き様があるのだなぁと思って、テレビで見てる印象とはまた違ったし、ライブのエネルギー感じた。スーパーマラドーナおもしろかった。なかやまきんに君がんばってた。

そして芸人の舞台と音楽を融合するおもしろさと難しさも感じた。

インテックスの同じ施設の隣の館でPet博というイベントをやっててインテックスの敷地内がかわいいわんこパラダイスで、今日はそれに相当癒されたー。

ゆるいか#176

収録日山内バースデイ号。

・36歳の豊富

「元気にがんばる」
「元気に、謙虚にがんばりたい」

「謙虚に」が らしいなーと思った。


・メール「みなさんが普段からされている練習や基礎トレーニングがあったら教えてください」

山内「基礎トレーニングとかってよくインターネットとかで転がってんのあるでしょ?ああいうの俺やってんの好きなの。まぁでも自分は高校ん時から好きな運指練習はある。寝起き一発目でやるやつとかある。それで、まぁずーっとやってるとそのルーティーンみたいな事でさ、テーテーテーテーテーテーテーテー♪(歌う)みたいな、こんなん嫌いでしょう?(金澤:大っ嫌い)そういう運指練習、俺むちゃくちゃ好きやねんそういうの。そういうの、を、なんかひとつ自分でネットでこれいいなーっていうのを見つけて、つまんないかもしれんけど何日か続けてやっていくと、5分10分でもいい、そこでああ、ここの指動かしづらいなーとか、ここが辛いなぁ、ここが弱いなとか、自分で弱点を何を発見するための練習やと思ってるから。

例えばTAIFUのリフだったら、ツーツーツー…♪(TAIFUのリフ歌う)ってあるやん、あれめっちゃゆっくりやりながら、あここ、弦を3弦から4弦に移動する時に遅れるなぁとか、音が弱くなるなぁ、っていうのんで自分の弱点知ればそこを克服すればいい、で克服するためにはどうすればいいかっていう。ま、だからしんどいこといっぱいやったらいいんじゃない。と思います。僕は。

自分の今日の状態を確認するものでもあるやん。自分達にとって。TAIFUのリフとかすごく、ピッキングでいうと、オルタネイトピッキングって上下上…うえしたうえしたみたいな、ああいうのの練習にはなると思う。で弦を移動するし。だからまぁ基礎練習っていうかあの曲自体が基礎練習になってる。そういうの多いやん、俺のフレーズって。

あの、二番目、ツーコーラス目に、テテテテテ/テテテテテって、ポリリズム/ポリリズムあるやん、ダイちゃんと俺がこうハモってポリリズムやってるやつ。あれとかもドレミファソ……ソから始まってるけど、ドレミファソドレミファソみたいなとこあるから、そういうのも練習になるし。唇のソレとかね、あれとかもいったら自分の運指練習そのまま早くあててみた、みたいなところもあるから。

(金澤:ドイツのサッカーであるトレーニング理論みたいなものが出てるの知ってる?それは、基礎練は役に立たないっていう理論を言ってる人がいる。サッカーだけど。ひたすら実践練習してるチームがあって、だから僕もSUPER!!をやる時は基礎練じゃなくてただただずっとSUPER!!を練習するっていう)

それが一番の近道やし、基礎練習イコール意味があるものと思うのがそもそも間違い。意味があるものが基礎練習じゃないから。(金澤:意味ないんすか)意味ない。自分の確認だけで。(加藤:今曲に当てはめる場合もあるって…笑)それ……曲……っていうかそのフレーズとか、あの頃そういうの多いでしょう?あれなんでかっていうのも、ちょっとこれは変な考え方やけど、デビューすると学生の頃より明らかにギターだけに没頭出来る時間は減るのよ。その他の事があるから。寝る時間削らなあかんし、でもそれを、例えばバンドのリハーサルとかライブとかで確認用の事が出来るとこれは一石二鳥だなっていうとこ、自分で考えてて(笑)俺もう弾く時間が本当に・・・・・・もう弾いてる時間が好きやからな。

意味を求めて基礎練する人はたぶんね、嫌いになると思う。意味なんかないのよ。意味じゃないのよ、もう、それが好きやねん、ただ。(金澤:すごいよね、ずーっと弾いていられるもんね)弾いてられる。」

    • -


尺を取ってたこの回答が最っ高におもしろかった。こういうモードに入った時の山内くんの喋りがめちゃくちゃ好きだという事を再認識した。このモードに入る時って機会が限定されるし、ゆるいかで展開するのはなかなか難しいと思うけど……。

ギターの質問に対しての回答ってめちゃくちゃ饒舌だし、言葉が強い!言い切る!すべてが決め台詞みたいになる。他の考え方を否定しないけど、ブレない。徹底的に自分の手で確かめてきた経験があるからなんだろうなー。

運指練習の話、具体的にフジファブリックの曲で説明するの最高。TAIFUのリフで練習してみようかなという気になった…。私も基礎練というのが苦手な部類だけど、好きな曲だったらやる気になるかもしれない…!とか思った…。

プロになると学生時代に比べてギターに没頭出来る時間が減るっていうのが驚きだった。逆だと思ってた。

「基礎練大好き!!!」って言ってるプロにはほんと敵わないと思う。

FM802 MIDNIGHT GARAGE(FUDGEライブ インタビュー&ライブ音源)

2017/10/31
FM802 MIDNIGHT GARAGE
DJ:土井コマキ

FUDGE Holiday Circus with FM802
ハナレグミ フジファブリック
ライブ音源&インタビューオンエア
ハナレフジコラボ曲お届け
山内総一郎さんとのコラボも♡

ハナレグミインタビューという名の山内総一郎褒め。自分の話よりほとんど山内くんすごいって話してた。こういう欠席裁判の逆バージョン?大好き!山内くんのいないところで山内くんが賞賛される気持ち良さ。

この日オンエアされたライブ音源

そして僕は途方に暮れる(大沢誉志幸カバー)/ ハナレグミ with 山内総一郎
深呼吸 / ハナレグミ
カンヌの休日 / フジファブリック
ルーティーン / ハナレフジ

カンヌの休日アコースティックバージョンがオンエアされて機能停止してしまった。カンヌの休日のアコースティックバージョンの音源をとうとう手に入れてしまった……。あの日のおもしろさが詰まったMC付きのそして僕は途方に暮れるも嬉しかったー。そしてルーティーンの山内くんの歌声、やっぱりほんとめっっっちゃくちゃいいな・・・・LIVE OASISの時より更に深みが増した気が。

二日前のまだ新鮮な状態の感情とか記憶が音源で完全密封されたみたいな。スピード感あるっていいな。ラジオっていいな。

(これリアルタイムで聴いてたけど、Radikoのタイムフリーで聴き返したらルーティーン流れてる時 時間またいでて思いっきり曲の途中で切れてた。やっぱりラジオはリアルタイムで聴くのが無難だと思った。特に音源流す時は)

    • -


土井「フジファブリックハナレグミがコラボをしてくれて、今回のイベントの中でも、一部なんですけど、……すごかったですね。ほんとにね。あのでもハナレグミのところに、フジファブリックの総くんが呼び込まれて入ったところは、打ち合わせ本当にしてなかったです。リハーサルもしてたんですけど、リハーサルっていうか(笑)楽しくって二人で遊んでるだけでしょ、早く終わってください次のリハがあるんで、っていう感じでしたもんね(笑)。あのハナレグミはほんとにセットリストを決めずにやってくれまして、すごいなあれ」


...


ハナレグミ インタビュー

土井「えーお疲れ様でしたー」
永積「お疲れ様でしたー。ありがとうございます」
土井「ファナレグミさん」
永積「ファナレグミ(笑)もう思いつきで変な事言ってしまいました。すいません」
土井「いやー、あのー、ほんとに、参りました」
永積「いやいやいやいや(笑)」
土井「改めまして」
永積「いやいやいやいや。でもなんかやっぱりこうここの会場ほんとにアコースティックの弾き語り向きだと思ってて、あのー反響が本当に気持ち良いんですよ」
土井「もうそういう感じも全部聞こえてるんですかステージで」
永積「聞こえてる。あのー、そそ、だから、すごくおっきな音になるとワーンってしちゃうと思うんだけど、こういう少ない楽器のイベントにはとても向いてる場所だし、オーディエンス側もすごく気持ちいいんじゃないかなと思いますけどね」
土井「たぶん。みなさん椅子もあってね、気持ち良く見ていただいたんじゃないかなと思いますけど、あのー山内くんが隣に来た時の、ファナレグミさんも、非常に気持ち良さそうでした(笑)」
永積「あはははは。楽しかったですね」
土井「ねぇ。なんか、隣に山内くんが欲しくなりましたね」
永積「あははははは」
土井「喋ってる横でちょっとなんか弾き鳴らしてくれへんかなみたいな(笑)」
永積「いやほんとに、あの、ね、そう(笑)、なんの打ち合わせもなくやってね、あのー、すごいなと。やっぱり思う(笑)ステージであそこまでパッと合わせられる、あの、総くんのあのスキルっていうかね、ギターの」
土井「誰と誰とでもああいうふうに出来る訳じゃないと思いますね」
永積「じゃないと思うね、で、なんかやっぱり、あのー、やっぱりバンドをやってるギタリストだからこそ、こう、ギタリス……ギターとしてもこうアピール出来るっていうかさ、その、オーディエンスに、だから二人で演奏しててももっとなんか大きなアンサンブルでやってるような感覚になるんだよね。うーん。それはなんかやってると特に思うのかもしれないけど」
土井「恐るべし」
永積「うーん。ほんとすごいね」
土井「ギターの国の王子様って最近思ってるんですけど」
永積「ほんとに(笑)あははは」
土井「恐るべし(笑)」
永積「そうなんだね(笑)どうしたんだオイ」
土井「いやいやいや。この続きがまた見れるという事で」
永積「そうそうそう!」
土井「ね、大阪で」
永積「せひ、もう楽しみにしてます」
土井「楽しみにしてます」
永積「うん、よろしくお願いします」
土井「という事で今日はほんとにありがとうございました」
永積「はい、ありがとうございました」


ハナレグミ ライブ音源

MC
永積「改めましてハナレグミです。初めましての方もいると思うんで、よろしくお願いします」
客:拍手
永積、ギターをつま弾きながら話す
永積「弾き語りだとね、あの、カバーとかも多いんで、………総くん、総くん知ってるかな?この曲」
山内「なになになに?」←小学生のワクワクしたような口調(笑)
永積「えへへ、知らないかもしれないほんとに。そして僕は途方に暮れるって曲知ってる?」
山内「…………ああー〜〜。………」
客:拍手
永積「……んふっ(笑)ほんとに、あぁ〜っていう顔が強ばってて(笑)」
山内「あははははは」
永積「いいね、ドキドキするぜ俺は!」
山内「ほんとにドキドキしますねー(笑)」
永積「一応2カポだから。…あ、いい、好きなようにしてくれ」
客;笑

〜♪そして僕は途方に暮れる(大沢誉志幸カバー)/ ハナレグミ with 山内総一郎

(間奏で)
永積「ふふ……お前ほんとすごいな」
山内「ははははは」

(演奏後)
ホホホホッ、ホホホホッ、って遠くで笑い声が聞こえる(笑)
すごい拍手。
永積「あの………この人天才です。」
山内「ははっ」
客:拍手
永積「ほんとすごいな」

〜♪深呼吸 / ハナレグミ


...


フジファブリック インタビュー

土井「フジファブリックのみなさんですお疲れ様でしたー」
三人「お疲れ様でしたー」
土井「ほわーっとしてますねー」
山内「ほわっとしちゃったなー」
土井「不思議な感じ」
山内「不思議な感じですここは」
土井「何が不思議でした?」
山内「この空間が」
土井「やっぱそっか」
山内「うん。なんていうか厳かっていうかなんていうかね」
加藤「あとまぁ僕らがね、三人でやるのは結構初めてっていうことで」
土井「それがねー。初めてだったんですね」
山内「・・・そう」
土井「気軽にオファーしてすいません」
山内「いや全然全然、俺もう、たっ、楽しいですよ。すごく。楽しいから続けていきたいなという思いもありつつ、あのー妙に緊張感はありましたね」
土井「ふふふふふ」
山内「変な緊張感は(笑)」
加藤「そうね」
土井「めっちゃ良かったです」
山内「あ、ほんとですか」
土井「あのカンヌはなんですか」
山内「あの……」
土井「ずるい」
山内「あれ…が出来ると俺らはすごい面白いね、面白くなると思うよ?」
金澤「そうだと思います」(←コソッと)
土井「金澤くんはもう、寝そうですね(笑)」
金澤「えーでもライブ終わりポワポワするんですよ私」
山内「そうそう、興奮状態が一気にこう」
金澤「ポワポワしちゃうんですよ」
土井「ポワポワしている(笑)」
山内「うん」
土井「すごいいろんな事が出来るんだなと思って改めてフジファブリックが好きになりました」
山内「いや、ありがとうございます。まぁまぁチャレンジして良かったなと」
土井「うん」
山内「ここで出来るのも良かったですし」
土井「うん、ね。でも三人編成のこのライブもまたどこかで見れたらいいなと思います」
山内「呼んでください呼んでくださいもう〜」
土井「ほんまに呼ぶから」
山内「呼んでください、ダイちゃんほわほわしちゃいますけど」
土井「(笑)はい、大丈夫です。ほわほわは大丈夫」
山内「またここでもやりたいです」
土井「ねーそう、私達もまたここでやりたいんで、うん、引き続きよろしくお願いします」
三人「よろしくお願いします」
土井「今日本当にいいライブでした。ありがとうございました!」
三人「ありがとうございました」


フジファブリック ライブ音源

〜♪カンヌの休日 / フジファブリック

MC
永積「喋りすぎちゃった。やろうか」
山内「や〜…そうですね」
永積「なんていう曲かちょっと、あなたの方から」
山内「フジファブリックの曲で、ルーティーンという曲をやりたいと思います」

〜♪ルーティーン / ハナレフジ

(演奏後)
山内「ハナレグミ永積崇!」
客:拍手

FUDGE Holiday Circus with FM802 MIDNIGHT GARAGE @大阪中央公会堂

2017/10/29(日)
FUDGE Holiday Circus with FM802 MIDNIGHT GARAGE
大阪中央公会堂
開場 18:00 開演 18:30 終演 21:15

Rei × NakamuraEmi
Homecomings
ハナレグミ
フジファブリック

外仕事でフワーてなってたけど今日で本流に戻された。ファブリックシアターの前哨戦、FUDGE Holiday Circus with FM802 MIDNIGHT GARAGE。台風直撃で心配したけど(屋外でのフードマルシェなどは荒天で中止になってしまった)、到着した時には通り過ぎ、雨も止んでいい気候で最初に想像してたような雰囲気の秋の中央公会堂。

中央公会堂の中には入った事あるけど、ライブを観るのは初めて。薄暗くてステージの赤いビロードみたいな幕が印象的で厳かな雰囲気が漂っていた。中もちょっと肌寒い。

フジファブリックがイベントのトリやるの久々な気がする。Rei × NakamuraEmi、Homecomingsが終わり、ハナレグミのセッティングの時、真ん中の椅子用のマイクスタンドの横に背の高いマイクスタンドが並んでて、赤いギターが置いてあって、あれ、いや、絶対そうでしょ、って動揺。確かにそういう事もあるのでは?と思ったけど、なんかこのガッツリ出る感じ。

    • -


ハナレグミ

この人いつもイベントの時ほんと何にも決めてない感じで、一曲歌い終わった後「…どうする?これから俺達」って「付き合いかけの二人」みたいなテイで言ってたのおもしろかった。(前もどっかで聞いた事ある。笑)

友達と一緒に、って三曲目から山内くんが呼び込まれた。あ、髪切ってる・・・・。山内くんてモサった後ばっさり切る、のローテーションを繰り返してる気がする。その切った時が割とわかりやすくてちょっと笑ってしまう。

何も決まってない!と言いながら「赤いギターがいいかな」「Gの曲」という永積君の司令だけで曲に入る……。


ハナレグミ with 山内総一郎、1曲目は照明が夕方みたいなハンキーパンキー。とろける。ハンキーパンキーの山内くんのストラトは極上だな。心震える。スライドバー駆使。曲中何度もしゃがんで足元のエフェクターで音作り。緻密でしっとりとした糸みたいな音。オルガンを柔らかく叩いてるみたいな音。曲を彩る魔法がポムポム手元から生み出されているのを見ているようだった。キーンとした高音が綺麗で、ストリングスみたいだった。


MC(FM802のMIDNIGHT GARAGE放送された分)

永積「改めましてハナレグミです。初めましての方もいると思うんで、よろしくお願いします」
客:拍手
永積、ギターをつま弾きながら話す
永積「弾き語りだとね、あの、カバーとかも多いんで、………総くん、総くん知ってるかな?この曲」
山内「なになになに?」
永積「えへへ、知らないかもしれないほんとに。そして僕は途方に暮れるって曲知ってる?」
山内「…………ああー〜〜。………」
客:拍手
永積「……んふっ(笑)ほんとに、あぁ〜っていう顔が強ばってて(笑)」
山内「あははははは」
永積「いいね、ドキドキするぜ俺は!」
山内「ほんとにドキドキしますねー(笑)」
永積「一応2カポだから。…あ、いい、好きなようにしてくれ」
客:笑


「2カポだから」って永積君が言った時カポをすでにもっと下の方に付けてて、「好きなようにして」って言われてほんとに好きなようにしてた。作った人が言ってるのにしれっとした顔して変えないところがおもしろかった。そしてバッチリ合わせてくるのがすごい。


ハナレグミ with 山内総一郎 2曲目 そして僕は途方に暮れる(大沢誉志幸カバー)

最初探り探りで控えめだったギター、だんだんノってきて一番終わった時に永積君に「……お前ほんとすごいな」って言われて照れながら嬉しそうにしてて、流れを一通り把握した事もあり、そこからガンガンギターの音が前に出てきた。笑 余裕が出来た山内くんは完全に自由。跳ねたり永積君と何度も笑い合ったり。

曲が終わった後 永積「この人天才です」

おもしれェェェーーーッッッ!!!!!て心の中で叫びまくってた。即興楽しい!このコンビおもしろい。新しい形態、音楽の形…!

永積君はいつも山内くんに即興を仕掛けて山内総一郎がいかにギターの天才であるかという事を私達にわかりやすく見せてくれる。永積君は山内くんの扱いが手慣れている。放し飼いのもう一人の飼い主だと思う。

・・・と思ったけど、やっぱり帰る家は一つだけ、飼い主は一人だけ(あんまり言う事聞かないけど)なので、永積君はいつもの散歩コースにあって、たまにおからをくれたり、飼い主が忙しい時には公園に連れていってくれて遊んでくれる近所の豆腐屋さんみたいなポジションかな。

ハナレグミ with 山内総一郎 3曲目、大安。山内くんのサビのコーラスがきれいだし、永積君による「ギターソロ!山内総一郎!」の後のスライドかました派手でおかしなギターソロ、最高でした。。永積君が山内くんのギターの音に時々笑っちゃってるのほんと素敵。

三曲も一緒にやるとは思わなかった。・・・大満足!!!

1組目の Rei × NakamuraEmi が結構アコースティックの概念からはずれるような新しい試みをしていて(しっとりとしたものというイメージだったので初っ端からちょっとビックリした)それについて言及してたけど、「僕はオールドスクールなんで」って言ってた。


フジファブリック

ファッション雑誌のイベントだし、事前のインタビューでフレッドペリーの店でフレッドペリーの服着てインタビュー受けてたから、いつもと違う雰囲気でフレッドペリーの衣装着てくるのかと思ったら山内・加藤はフジソニックと同じ服着てた。

http://fudge.jp/gtzTr


ブルー

ブルーのアコースティックセット、そういえば昨年のファブリックシアターのセットリストに入ってなかったんだっけ、すごく新鮮だった。コーラスにドキッとするし、ウッドベースの音が気持ちよすぎるし、金澤君の!鍵盤アレンジが!ギターの印象が強かったブルーが鍵盤主役のアレンジで生まれ変わった。

山内くんはフロントマンだし成長を見る機会も多いし目立つけど、一人で駆け上がってる訳ではなくて二人も一緒に階段を上がってる、それを感じるような演奏だった。


カンヌの休日

山内くんが持ち込んだアレンジがバンドによって激しくブラッシュアップされていた。大人っぽカッコよすぎてフ、フジファブリック…?緩急すごい演奏、ウッドベース合ぅうぅ〜〜!ジャジーでお洒落な鍵盤、歌はより大胆に、獰猛な歌、歌ーーー!(サビのイェ、エ、エ↓っていうのやめたんだね。面白かったのに)


もっと永積君の歌聴きたい!という事で永積君呼び込み。Fの文字が入ったえんじの帽子を被って「ファナレグミ」と言いながら永積君が登場。FUDGEのFなんだけどファナレグミのFみたいでかわいかった。「ファナレグミ」新しい……、そういえば永積君が「ハナレフジ」と自称するまで自分は「フジハナレ」って呼んでたなー。


ルーティー

今回は一本のマイクではなくそれぞれの場所で。永積君の歌は志村の詩を丁寧に読み上げるみたいだなー。んでやっぱり山内くんが歌うパートがめちゃくちゃ良い。私、この人の声が、歌が好きなんだなー。

ルーティーンを歌う山内くんの声はハイもう数は忘れました何回目かの変身でした…。口はあまり大きく開かず喉の奥の方から太く響いてくるような好みの歌唱でほんと気持ち良くて、ボーカリストとして一段高いところに上がったんだなぁと感じた。自分がただ好きで見ていた人がこんな風になるなんてな…。

ルーティーン、ちょっと歌い方変えたんだよね、誰にでもー のところ、伸ばしてる最中に一音あがって、ハッとした。そういう心を触るような歌い方する……。


永積「俺達、入籍しました!」
山内「え?え?」
永積「入籍したじゃん」
山内「うん……え?」(←話を合わせようとしてやっぱりわかんないって感じ)
永積「今年ハナレフジやります!」
山内「それ今言っていいの?」
永積「さっき聞いたら11/1発表だけどこのステージで言っていいって」
山内「いつも俺ぽろっと言ってしまって怒られるから心配した〜」

というわけですごいグダグダな発表だったけど(笑)大阪でハナレフジ!またハナレフジを見られる日が来るなんて!

お互いの歌ごちゃまぜにしたりカバーもあったり何があるかわからない!って言ってた。フレパの時思ったんだけど、どうせバンドフジファブリックなんだからフジファブリックハナレグミでパート分けせず最初から全員ステージにいてお互いの曲ごちゃまぜでやればいいのにって。それがもしかして叶う…?

それにしても永積君のフリがわかりにくく(そのままの意味で受け取りはしなかったけど、何の事かほんとにわからなかった。ハナレフジはもう夏に終わったよな・・・?と「今年やりました」じゃなく「やります」って言ってるのにもしばらく??ってなってた)

例えばフジファブリックのメンバーの誰かが既に結婚していて公式に発表する気はないみたいなスタンスだったとしたら、突然永積君がああいう事をステージで言ったら一瞬焦るのでは、とは思った。

永積君退場。再びステージには三人だけに。


若者のすべて

若者のすべてから山内くんがあのソロで使用し始めたバスドラ投入。素晴らしく力強い歌声だったんだけど、バスドラに意識を持っていかれ……


虹のギターソロで前に出てくる時バスドラから足をはずして、やっと解放されたーーーって思ったら速攻金澤君が山内くんの後任としてバスドラ踏み出した。笑 そして山内くんが戻ってきた時山内くんと金澤君との足の引き継ぎでワタワタしてた。笑(なぜそこまで……)

バスドラやめてくれ〜〜 フジファブリックの音に対して重すぎるんだよ〜〜 ギターの音とか鍵盤の音とか全部吹っ飛ばすんだよ〜〜 ギターの自由も損ねるし、虹で一瞬あの音から解放された時の軽やかさときたら……ファブリックシアターにはドラム入るだろうからバスドラの出番はないと思うけど

単なる手拍子発生装置としか思えない。若者のすべてで手拍子とかきついよー。手拍子が表拍になるのもきつい。今後も山内弾き語りにバスドラ付いてくるかと思うと辛いな…。誰だよ山内くんにバスドラ吹き込んだやつ…。


終演時間がサイトにきっちり書かれてて、ほんとにその時間で終わった(21:15)。最後にハナレフジでアンコールでもあればいいなーと思ったけど、土井コマキさんがビシッと締めに来たのでもうこれで終わりだなと思った(悟った)。まぁそれぞれのライブ中にコラボあったしね。

会場の雰囲気もいつもと違ってコラボも本体も良くってとてもいいライブだった。来月のファブリックシアターへの期待がますます高まった。


SET LIST

ハナレグミ

ブルーベリーガム
きみはぼくのともだち
ハンキーパンキー
そして僕は途方に暮れる(大沢誉志幸カバー)
大安
深呼吸


フジファブリック

ブルー
カンヌの休日
ルーティー
若者のすべて

MINAMI WHEEL 2017 EXTRA EDITION フジファブリック

MINAMI WHEEL 2017 EXTRA EDITION
2017/10/7(土)
会場 大阪・なんばHatch
開場 20:30 / 開演 21:30 / 終演 4:30

[出演] 雨のパレード / フジファブリック / Nulbarich / never young beach / LAMP IN TERREN / 東京カランコロン / ヤバイTシャツ屋さん / Shiggy Jr.

18歳未満、及び高校生は入場不可。要身分証明書(顔写真入り)。「MINAMI WHEEL 2017」いずれかのPASS及びチケットをお持ちの方はドリンク代(500円)のみで21:00以降入場可。

21:30開演 朝4:30頃終演でそこにコンディション持っていくのがなかなか難しかった。アスリートかよって感じだけど。

そしてフジファブリックの出演は23:10〜、いつもに比べたら遅い時間だけど、このイベントの中ではまだまだ浅い時間帯なんだよね。まぁ起きて見てる人も多い時間帯だと思うので良いのだけど。やっぱり深夜1時まわったあたりからが「自分達だけの特別な時間帯」な気がしたなー。

深夜のフジファブリック…!と思ったけど、室内だとやっぱり深夜感薄い。今何時かなんて時計がただ差してるだけで実感としてはあまりなかった。深夜の変なテンションになるわけでもなく。

そういえばSugar!!の「今何時?時計はいらない」のところを歌う時、山内くんが時計を指した後ぱぁっとそれが弾け飛ぶような(概念…?)みたいな芸術的なジェスチャーしてたのおもしろかった。

まぁでも、望んでいた「深夜のフジファブリック」も今年一応叶った。

    • -


20:30に入場しないとそのあとMINAMI WHEELのチケット持ってる18歳以上(高校生除く)誰でも入れるので入場規制が怖いので開場時間に入場。待機してるMINAMI WHEEL組の人が階段の横にいっぱいいた。入場時年齢確認の身分証明書も一人一人提示。それやってた割にはいつもと変わらないスムーズな入場だった。

会場内に入ったら、整理番号1000人ぐらい入ったはずなのに想像したよりスカスカ。みんな最初から飛ばさず余力を残しておくのか、のんびり楽しむ感じなのかな。時間になったら詰まってきたけど。


23:10- フジファブリック

セットリスト
銀河
Sugar!!
カンヌの休日
夜明けのBEAT
若者のすべて
LIFE

今日もキーボード・ギター・ベース・ドラムの横並びポジション。始まる前にいつも通りあらきさん→加藤さん→金澤君が出てきてサウンドチェック。山内くん抜きで軽く夜明けのBEAT。金澤くんがマイクのチェックで小さい声で「こんにちはー」それに小さな声で応える観客「こんにちはー」

リハでポラリスの音が聞こえてきたから今日久しぶりにやるのかな?と期待したけどなかった。(こういう事はよくあるけど。Sugar!!の音が聞こえてきたけど本編でなかったりとか)

SEのMiserlouに盛り上がる観客。最後に出て来た山内くんが着ている新着の柄シャツを見てクスッとなる。ポジションに着いて一曲目が始まるまでの間にSEのMiserlouに合わせて山内くんが同じフレーズギターで弾いてたの聞けたの得した気分。(いたずらっぽい顔して弾いてた)

一組目の時もそうだったけど、音のバランスが悪くて入りきれないところがあった。ボーカルがこもって遠くに聞こえる、各楽器の音が聞こえない、ドラムの音が一番大きかった。と思ったら若者のすべての時は妙にギターの音だけが強調されたり。

歌いながら声を拾うようにマイクの位置を握り直したり、心なしかいつもより声張り上げ気味にしているように見えた(それでも聞こえづらい)。頻繁にうしろのアンプのところへ行ったり、短い曲間にジャラジャラ弾きながら音を調整したりしてた。

転換が異様に早かったしなぁ(フジファブリック前は30分ぐらいあったけど)。一応メンバーがサウンドチェックしてたのに。多少場所にもよると思うけど。今度のファブリックシアターも来年のツアーもなんばHatchなんだよね。好きな会場だし、今回はイベントだったからで自分達でやる時は大丈夫だと思うけど。

今日の一番は夜明けのBEATの情熱的なギターソロ!赤面するほど。突然火がついたようにスイッチ入った気がした。ギターを強引に抱き寄せるようなギターソロだった。ズザーッと膝着きあり(すぐ立った)、背面弾きあり。

さわって・変わってカバーの時も思ったけど、こぶし部分をきっちりきれいに入れてくるの好きだなー。銀河だと「ふーたー"ぁあ"り〜いい〜は」とかそういう部分。特に今日は丁寧にきれいに聞こえた。技術力が上がってるというのもあると思う。

銀河のギターソロのあと珍しくピック投げてて、それ見てハッなって「ああ、そういやそういう事もしてたわ」って思い出した。

ライブ中に客席に降りてお客さんの中で歌うという方法論取る人もよくいるけど(キュウソとかは除く…あれはまた別)、別に物理的に近づかなくてもお客さんに近づく事は出来ると思うの。フジファブリックはピックとかも毎回投げないけど、それはそれでいいと思うの。

Sugar!!で加藤さん前に出てきて煽るのいいよね!

途中で山内くんがメンバー紹介、ドラムあらきゆうこ!ベース加藤慎一!キーボード金澤ダイスケ!…で自分を紹介しないところになんとなくお客さんがズコッ…てなったよね。かといって金澤君とか他の人が紹介するでもなく。(山内くんがその隙も与えてなかったけども)ワーッて言わせてー。

若者のすべてでマイクのスタンドのギリギリ端っこにかかってるスライドバー、あれにどうやって手を伸ばすんだ!?とハラハラしてたら既に山内くんが持ってて、!?と思ったら手前にも引っ掛けるところがあった。使い終わったあと床に捨てるかと思ったら引っ掛けてた。

なんか、Green Bird聴きたかったな。

MCは終始落ち着いた感じで、ミナホリスペクトって感じ。

山内「ミナミホ……ミナミホイール、噛みましたね」
客:笑
山内「こんなサーキットイベント、もはや大阪の文化って言っていいと思うんですよ。僕達も色々ありますけど(ドキッ)これからも続けていきますし、このイベントもずっと続いて、歴史を刻んでいってほしいです」

そう言って最後に歌ったLIFE、「"ミナミホイールと"、僕らは旅に出たんだよ〜」ってちょっと字余り気味に歌詞変えて歌って、それ聞いてクスクス笑うお客さん。すごく素敵な空気だったな〜。

LIFEのギターソロに入る前「僕はまた今日も探してる〜〜うぅうぅ〜」って素敵なフェイクを追加してたので、今後もやってくれないかしら。

他のバンドはきっちり告知入れてたけどフジファブリックは告知なし。ミナホリスペクトを一番伝えたかった感じ。告知をちゃんとするのはバンドとして大事な事だとは思うけど、そういう宣伝抜きにしてイベント自体を楽しむの粋だな、と思う。

今日の出演者の中で一組だけ浮いてる、完全に世代違ったけど全然アウェイじゃなくて、フジファブリック?見ておきたい!って興味で集まった人が沢山いる感じで、匠の業にいちいち「おおーっ」て盛り上がってて楽しかった。入場規制になったの嬉しい。

完璧なイベント仕様で物足りなさは残るけど、同世代ばかりでつるんだりわかってくれる心地いい帯ばかりで活動せず、ベテラン感を振りかざさず次世代に打って出る今の活動はきっと意味を成すはず、と思ってる。


FM802 弾き語り部

なんばHatchの3Fステージ(普段場内でグッズ販売してるところ)でやってた弾き語り部もちらっと覗いたけど、その界隈の空気があって、弾き語りしたい人全員集合!みたいな感じでもなく、5月のイベントで部員認定されてたけど今後も山内くんが参加するような雰囲気ではないかな〜?と思った。出たとしても(山内くんの方はそうでなくても)扱いに困るというか、名誉顧問みたいな扱いになりそう。今後なんかのイベントで一緒になったとかだったらありかもしれないけど、山内くんは山内くんでどこにも所属せず自由にやるのがいいのではないかな!

弾き語り部に出てたLOCAL CONNECTという乾&浦ちゃんみたいな人達(近くで見たら全然違うと思う)、芸人みたいに喋りで人を引き込むの上手かったなー。右側のギター持ってない人(ISATOって人)が生き生きと歌ってた。歌に今の状況を混ぜ込んだり、階段の上の人に声掛けたり、突発的な出来事に強そうだなと思った。大と小な感じがややコブクロっぽくもあった。二人の掛け合いがいい感じだったので、バンドやってるみたいだけど二人でフットワーク軽く活動したらいいのではと思った。

その後出て来たちょっと不良っぽい充実してそうな今時の若者、こういうキャラの人に今まであまり触れてきた事ないので新鮮だった。(サッカー部っぽいって言われてたけどほんとにそう!)ツイキャスでいつも一人でやってるから人の顔が見えるの緊張するって言ってた。「歌ってる時顔がクシャッてなるから…」って気にしてたのおもしろかった。

オチケンさんだと思ってた人、飯室大吾さんだった(山内くんのBOYS期公録の司会だった人)。飯室さん目ぇ真っ赤だった。朝から動き回ってるのかなー。DJって大変だなァ。


そのあとは2階席でのんびり鑑賞。ずっと立ちっぱなしだったので席に座った時椅子の素晴らしさに感動。なんばHatchの2階席ってこんなにふわふわだったっけ?疲れてるから?泣きそう。しかも2階席すごい見やすい。表情はわかんないけど人の動きがよく見える。でも2階席冷房が効いててじっとしてると寒かった。


never young beach

見るの二回目だけどやっぱり心地良いな〜。自分達の音を徹底していてその音を鳴らす喜びに溢れている。気温24〜27℃の世界。ゴキゲンな音楽。MCもドタバタしてかわいい。


ヤバイTシャツ屋さん

初めて見るトリのヤバイTシャツ屋さん、深夜4時にも関わらず一番の盛り上がり。勢いあるゥ。機材少ない!エフェクターずらずら並べたりしない!でもそれがバンドの特性に合ってる感じ。ダイバーが6人ぐらいいた。今日唯一のフロアがちょっと凶暴なノリ。酔っぱらってるみたいな怪しい動きをしている人や何度も人の上で転がらずただ暴れてるだけの人とか上から見てるとよくわかる。あの直中には絶対いたくないな〜と思った。普通のノリで楽しそうにしてる人はいいのよ。それをブチ壊す動きをしてる人達が気になった。大学生みたいなグダグダトークと女の子のツッコミ笑ってしまった。ボーカルのキャラやルックス(小柄+bigT)がどうしてもヤマサキセイヤとかぶる。ベースの女の子弾けてて楽しそう。


後半座ってゆったり見てたので疲労はそんなにないけど始発前に追い出されるのツライ。


タイムテーブル
21:30- LAMP IN TERREN
22:15- Shiggy Jr.
23:10- フジファブリック
00:10- Nulbarich
01:05- 雨のパレード
02:00- never young beach
02:55- 東京カランコロン
03:50- ヤバイTシャツ屋さん


FM802 弾き語り部 秋季発表会

会場 なんばHatch 3Fステージ
進行 飯室大吾&松本大LAMP IN TERREN)
出演 松本大LAMP IN TERREN)/ ヒジカタナオト(ドラマチックアラスカ)/ ISATO&Daiki(LOCAL CONNECT)

タイムテーブル
22:45- 松本大LAMP IN TERREN)
23:45- 松本大LAMP IN TERREN)&ヒジカタナオト(ドラマチックアラスカ)
00:45- 松本大LAMP IN TERREN)&ISATO&Daiki(LOCAL CONNECT)