TOKYO SESSION -Rockin' Gambler- 第七夜

TOKYO SESSION 第七夜
フジテレビNEXT
12.9(SAT)23:00-24:00

今回は奥田民生斉藤和義山内総一郎による、本人セレクトカヴァー&セルフカヴァーという選曲でセッションがスタート。
Vocal, Guiter, Bass, Drumsとパートを曲ごとにチェンジしながらというスタイルで、普段は演奏することのない楽器を担当するスペシャルなセッションとなった。

【MC CLAN】
ムッシュかまやつ(Bar Monsieurオーナー)
KenKen(Bar Monsieur 店長)
シシド・カフカ(Bar Monsieurバーテンダー

【第七夜SESSION CLAN】
奥田民生(Vo/Gtr/Ag/Bs/Dr)
斉藤和義(Vo/Gtr/Ag/Bs/Dr)
山内総一郎(Vo/Gtr/Ag/Bs)

見始めてすぐ「あばばばばばば」ってなった・・・・・

始まる前はTOKYO SESSIONのインスタとか見てて「山内スルーっぷり怖い」「斉藤さん連投」「シシド・カフカ連投(出演者ではなく司会者……)」「山内くんがやっと登場したと思ったらそのあと親の敵みたいに斉藤さん連投」とか思ってすいませんっしたー。今年見た映像の中で1、2位を争うような素晴らしい番組でした・・・・・・(1、2位を争ってんのはぴあフェス)

映像でもスルーだったらどうしようと思ったけど、むしろ拾い上げる!みたいな。ありがとうございますありがとうございます。ですよねーあんないい顔して演奏して笑顔見せてきたらたくさん採用しちゃいますよねー。んねー。

山内くんは演奏中ほんっと表情豊かだね。楽器弾いて大好きな先輩達と音楽に身を委ねて嬉しくてしかたがないって感じ。

戦場みたいなピリピリした現場も経験になるというかそれはそれでおもしろいと思うけど、TOKYO SESSIONは番組が素晴らしいシチュエーションを用意してくれて、共演の奥田さんと斉藤さんの音と懐の深さが心地良くて、山内くんが心からリラックスして音楽を楽しめてる感じがして、やっぱりこういうのが嬉しいし、こういうのが好きだ!!!

とにかく見所がたくさんありすぎて。歌や選曲もそうだし、共演者のみなさんの歌や演奏も注目していきたいところだけど、「ギターではああいう感じの人がベースでどういう表現するか」っていうのにものすごく興味があって、初見ではベースの音ばっかり聴いてしまったし、コーラスばかりに気持ちがいったし、山内くんの挙動にかなり目を奪われてしまった。

ギターの人がベースを弾くというのはどういう気持ちなんだろう。同じ弦楽器で運指もイメージしやすそうな気がするけど。山内くんは顔も体も完全にギター弾く人として完成してしまっているのだよね。こういうベーシストってなんか想像し難い。だからなんかとても不思議不思議不思議って思いながら観てた(聴いてた)。エッジの効いてる弾き姿だなと思った。

山内くんが使ってたベース、チューリップみたいな形してるなー、どこのなんていうやつだろうなーと思って「チューリップみたいな形をしたベース」(そのまま)で検索したらあーこれっぽい!みたいなのが出てきた。正式な型式とかはわかんないけどDanelectroというメーカーの「LONGHORN」という種類でしょうか。フォルムがぽっちゃりした猫っぽくてかわいい。

シシド・カフカ)いらっしゃいませ

山内総一郎)民生さん!←先に座ってる奥田民生を見て、階段を降りながら

(KenKen)あ!山内先生!どうぞどうぞ。

山内総一郎)KenKen………あ、初めまして。

シシド・カフカ)初めましてーシシドです。

(KenKen)二人は初対面?

山内総一郎)そうですね。

シシド・カフカ)ライブは観に行かせていただいた事あるんですけど。

山内総一郎)ほんとですか!ありがとうございます。

シシド・カフカ)お話するのは初めてですね。

山内総一郎)そうですね。

まっすぐ山内くんを見るシシド・カフカ。そうかーフジファブリックのライブ見た事あるんだー。芸能人は誰でも楽屋に遊びに行くわけではないんだね。

(KenKen)俺は韻シストってすごい仲良しの大阪のバンドがいて、TAKUちゃんが(山内くんと)超マイメンで、その流れでちょいちょい。

山内総一郎)その前にKenKen初めて合ったのはたぶん14才ぐらいの時で。

(KenKen)なんだろう?それよく覚えてない。なんだっけ?

山内総一郎)俺も19…8、センチメンタルシティロマンスの中野督夫さんのレコーディングに呼んでもらって。

(KenKen)あーーーーーー

山内総一郎)その時に

奥田民生)いたの

山内総一郎)そう、モデルみたいな…人が来たなーと思って。

(KenKen)ほっそりしてましたから、だいぶ(笑)華奢な。

山内総一郎)その頃から髪の毛長くて。

(KenKen)ロン毛だったロン毛だった

山内総一郎)ロン毛だって、その時にわーこの人年上だろうなと思ったら

(KenKen)14才ぐらいだった(笑)

山内総一郎)と、としし(年下)・・・東京すごい!と思った。

(KenKen)あはははは。出てきたばっかりぐらい?

山内総一郎)出てきたばっかりの時。

と、山内くんが目を剝きながら話してた。笑 なんか今日、山内くんめちゃくちゃ目がデカいな……。

(KenKen)お二人は?

山内総一郎)事務所の先輩です。

(KenKen)なるほど。初めて会ったのは何年前ぐらい?

山内総一郎)それは僕、初めて会ったのは、お見掛けしたのは神戸チキンジョージに来てた時に、たまたま知り合いがライブが一緒で、楽屋に遊びに行かせてもらった時に「うーわーやべー、奥田民生だー」と思って(笑)

奥田民生、声を出さずに笑う

山内総一郎)一緒に行った友達も興奮しちゃって「民生やー!」みたいになって。

(KenKen)呼び捨て(笑)

山内総一郎)もう呼び捨てになっちゃう。

(KenKen)わかるわかる(笑)

山内総一郎)まぁそっからまぁ事務所に入って、でも今の事務所に入るきっかけっていうのも、民生さんがいるから入ろうと思って入った事務所なんで。はい。

奥田民生)んふっ、そうなの?(笑)

(全員)笑 全員が笑う中、真顔の山内

山内総一郎)そうなんです。

奥田民生)そうなの。

(KenKen)どんな先輩です?その、イメージしてた感じと。

山内総一郎)最初イメージしてたのは、やっぱりこう、すごく好きな音楽をこう追求してて、なんのストレスもなくやられてるんだろうな、みたいな(笑)

奥田民生)笑

山内総一郎)見える、その当時は見えたんですけど、

奥田民生)今はわかってるのか(笑)内情をわかってるのか

山内総一郎)今もわかんないですけど(笑)

(KenKen)知り合えるまでの道のりっていうのがね、逆にロマンになってるんですよね。

山内総一郎)確かに。

(KenKen)二人でプライベート過ごした事あるの?

山内総一郎)たまにでも……

奥田民生)あのね、ま、飲み仲間なんで、飲むので、呼ばれる訳よ。割とね、トラブルが起きる時に(笑)

山内総一郎)あはははははは

奥田民生)たまたま来てて、バンドエイド買ってきてくれる。人が倒れてる、みたいな(笑)。

山内総一郎)「僕あの、病院ついて行きます」みたいな。

奥田民生)「ガラスが割れた」「ちょっと血が」とか言って、凹んでるYO-KING

山内総一郎)あははははは

(KenKen)他にどんな方がいるんですかその会は。

奥田民生)だいたいだからいつもFLYING KIDSの浜ちゃんとか、トータスとか、えーなんだっけ、なんとかの和義とか。

山内総一郎)なんとか和義さん(笑)

(KenKen)なるほど。音楽の話とかするんですか?そういう時って。

奥田民生)いや、しない、しない……

(KenKen)逆に全然関係ない話になるんですか。

奥田民生)楽器ぐらいかな。

山内総一郎)楽器の話は。

YO-KINGの絆創膏の話、奥田さんが山内本でコメントしてた話だー。

斉藤和義登場

(KenKen)割とこのお二人は、民生さんと和義さんは一緒にいるイメージありますけど、総一郎くん的には……

奥田民生)でも仕事もしてるでしょ?

斉藤和義)うん。

山内総一郎)斉藤さんのツアーでギター弾いた事もあってー

(KenKen)ツアーのサポートメンバーみたいな事?

山内総一郎)そうですそうです。それこそあの、ま、僕らフジファブリックってバンドでそのーボーカルの志村くんが、ま、旅立って、でーそこからまぁ再開してやってるんですけども、そのー直後ですかね、斉藤さんのツアーに呼んでいただいたりとかして。

奥田民生)実力派だからね。

山内総一郎)実力、派(笑)

山内くんが「志村君が旅立って」って表現したのは、この番組の冒頭でKenKenとシシド・カフカがこの店のオーナーであるムッシュかまやつさんが旅に出てなかなか帰ってこないって設定で話をしていた事を受けていて、なんかそういう機転がいいなと思って。(心なしか山内くんがそう表現したあとパァッ…てちょっと明るい顔してたような。いつも直接的な言い方したくなくて淀むもんね)

(KenKen)初めてお互いの曲を耳にする事があると思いますけど、いつ頃?最初に聞いた曲

山内総一郎)やっぱりこうーあれじゃないですか、テレビだラジオだって聞いて、とか、まぁ父親が音楽やっててドラマーで、でよくCDを買ってきてたんすよ。その中にお二人のCDとかあったりしてて、……民生さんなかったな。

奥田さん、ズルッとなる

(全員)笑

山内総一郎)民生さん、僕は自分で、自分で買ったんです(笑)

馬鹿正直。笑 奥田さんをフォローしながら奥田さんの肩に触る。山内くんってあんまり人に触れるイメージなかったからソフトタッチ意外だった。笑

奥田民生)俺(斉藤和義を)初めて見たのがピアノ弾いてたから。だから、なんか、チッて思って。

(全員)笑

山内総一郎)民生さんそういえばピアノ弾けないっすよねー。

斉藤和義)俺も全然弾けないけど、その……

奥田民生)それでデビューしたらいかんだろそしたら

山内総一郎)あはあはあはあは

斉藤和義)それでデビューではないけど、あれはたまたまなんとなく

奥田民生)たまたまって(笑)

斉藤和義)作っちゃったのがピアノだったから

奥田民生)ピアノ弾けたらかっこいいなと思うんですよ今でも。でもやっぱ一生無理なんだろうなーと思って。俺はだからピアノ弾くというけど、俺は押してるだけだから。

山内総一郎)んーふふ…。 ←奥田さんの方を見ながら、鼻にかかった困り笑い(かわいい)

ピアノ……って話してる時山内くんも斉藤さんも机で指がピアノ弾いてんのかわいい。

(KenKen)最初に憧れたギタリストとかいるんですか?

山内総一郎)ギタリストっていうのに憧れてギター弾いてなかったんで最初は、あの……弾くのが楽しくてやってて、弾いていろいろコピーしてると、これは別格だなと思って好きになったのはジェフ・ベックですね。

(KenKen)あーーー

山内総一郎)別格というかその

奥田民生)出来ない

山内総一郎)出来ない、もう何やってるかわかんないっていうところで、でも歌みたい、二人といない音だなっていうので好きになったのがジェフ・ベックですかね。

手持ちぶさたなのもあると思うけどこういう時山内くん飲み物めっちゃ飲む。笑いながらのさっとテーブル叩いたり、手を叩いたり。セットのカジノのルーレットみたいなところに奥田さんと山内くんが猫みたいに手を掛けてんのがかわいかった。

照明のせいか楽しいせいか(どっちもか)、目が終始キラキラしてた。

山内くんはいつもちょっと恥ずかしそうに話す。物腰がめちゃくちゃ柔らかい。友達とかの前だともうちょっと違うんだろうけど。

山内くんはなんであんなに歯並びいいのに笑ったりする時とかよく口元を手で隠すのだろう。(と思ったら歯むき出しでギャーッと笑ってる事もあるし?)

セッション、はっぴいえんどの選曲について

山内総一郎)民生さんと斉藤さんと今までいろんな曲やらせてもらったんですけど、そういえば日本のこういうはっぴいえんどとかやった事ないなと思って

(KenKen)やっぱりはっぴいえんど今聴いても素晴らしいですね。はっぴいえんどの魅力って何ですか?

山内総一郎)やろうと思っても、雰囲気を似せるとかあると思うんですけど、ああはなってるのは見た事ないというか、やっぱり、いろんなアンバランスがあるんだなーと思って。

このコメントすごく好きだー。いろんなアンバランス。

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■ はいからはくち / はっぴいえんど

山内総一郎(Vo/Gtr)
斉藤和義(Bs/Cho)
奥田民生(Dr/Cho)

いきなりエレキの見せ場もあるし、一発目というのもインパクトがあって気持ち良かった。奥田民生斉藤和義を率いて山内総一郎ボーカルというのが胸熱……。やっぱりギターうめーなー。

「ぼくはーーーーはーーーーっくっちぃっ」って歌い方、山内辞書の中に今までなくて「今、加わった」って感じで新しかった。二回目の同じような部分、はずれたみたいになったけど、力業で押し切った強引な感じがゴロッとした歌に合ってて良かった。

これ、オリジナルとは全然雰囲気違うんだろうなーと思って本家聴いてみたけど、オリジナルの雰囲気を踏襲しつつ山内くんの若い声(歌)が新鮮味を与えてて、それが面白味となっててすごくいいカバーだなーと思った。「間奏!」って山内くんが勝手にぶっこんできたのかと思ってギャギャギャ!ってなってたら、オリジナルに入ってるんだ!間奏ドラムソロ前に「民生さーん」って言ってた。

っていうかオリジナルもめちゃくちゃかっこいいなー。全然現代にそぐう。松本隆さんの歌詞すっごい。(こかこおら、なんだー)はっぴいえんどって有名な曲あるしアーティストもたくさん名前を出してたくさんカバーしてるけどちゃんと聴いた事ないかも。聴いてみようと思った。

山内くんはほんっと、一緒に演奏してる人の顔を見るね。

(演奏が終わったあと)
奥田「やりきった!」
山内「ははは」

(KenKen)あっという間に。

シシド・カフカ)まさか民生さんがドラムだったっていう

(KenKen)最高っすよ民生さん。ハイハットのタイムがもう、ベーシストにはたまらない。

奥田民生)手がもうなんか、震えた(笑)

(KenKen)どうでしたか、やってみて。

奥田民生)いや、あの、思ったより普通に。

山内総一郎)初めてにしては、っていう。

(KenKen)ほんとに初めて?三人でやるの。

奥田民生)そうそうそう。

(KenKen)どうっすかカフカ先生。

シシド・カフカ)たぶん三人でやったとしても、民生さんがドラム、和義さんがベースっていうそのシチュエーションはないんだろうなと思って、なんだろうこの贅沢な感じ。

奥田民生)この三人だとね、この(奥田-斉藤)逆も出来るっていう。いろいろ出来るから、だからこの三人。

山内総一郎)俺もドラム練習して、コロコロコロコロ変えれるように。

奥田民生)買った?ドラム。

山内総一郎)ミュート付きで家にハットとかスネアとかありますけど。

奥田民生)へーー

山内くんがドラム買ったって話聞いて奥田さんがなんか嬉しそう。(そうかーお前もかーって感じ?)

あ、そっかKenKenさんはベーシストだった。今日は三人ともベース弾いたけど、ベースに対してシビアな目で見てたんだろうか、と思ってちょっとドキッとした。笑

山内くんは終わった後さっきの席に戻ってくる時ベース抱えてて、話してる間もずーっとなんかつま弾いてる。楽器抱えてると落ち着くんだろうな

(KenKen)この店、セッションしていただいた方々にバンド名を付けていただいてるんですよ。毎回毎回。今日だけの即席でもいいですけど。

山内総一郎)これ、やれるんじゃないですか。

奥田民生)いや、やれる。今回ちょっとこの、偶然・・・・(三人の服が)茶系なんでね。

シシド・カフカ)ほんとだ(笑)

山内総一郎)茶色い。

奥田民生)バンド名……(笑)付けるの好きでしょ(笑)←斉藤さんの方を見ながら

斉藤和義)いや、そう、まぁ、まぁ(笑)……じゃあまぁ秋だし、「クリ」ですかね。

奥田民生)笑

山内総一郎)あははは。

斉藤和義)クリッ!!!って

「和栗」「栗」「クリ」「くり」ってみんな口々に(笑)

(KenKen)くりですか?表記はどうしますか?漢字ですか?ひらがなですかね?

斉藤和義)・・・カタカナの方がちょっとエロくていいかな。

山内総一郎)ははははは・・・ダメでしょそれ(笑)。

「クリ」「クリで」「クリです」「クリ」「こんばんは、クリです」ってまたみんな口々に(笑)

(KenKen)じゃあ決まったところで次の曲ちょっと

奥田民生)クリ和義が

山内総一郎)クリ和義(笑)クリ山内、クリ奥田(笑)

奥田民生)ここ(斉藤和義)だけ下(の名前)……(笑)

バンド名かわいい・・・・・・・
すごいなこういうのがサッと出てくる斉藤さん。
(その前に話に出てきてたドキドキ中毒って名前も最高だった)

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■ スローなブギにしてくれ(I want you)/ 南佳孝

斉藤和義(Vo/Gtr)
山内総一郎(Bs/Cho)
奥田民生(Dr/Cho)

最後「おまえが欲しい〜」って斉藤さんが狂おしく繰り返すところで山内くんもコーラスで何度も歌うんだけど、とにかくベース弾いてんのが楽しいのか、めっちゃニコニコしながら「おまえが欲しいー」って歌ってて色気とかなんもなくて笑った。部活っぽい。

演奏終わって最後、斉藤さんと目が合ってる感じなのいいな。(斉藤さんがちょっと恥ずかしそう)

これも松本隆さん作詞。幅広い!


■「3」はキライ! / カリキュラマシーン

奥田民生(Vo/Ag)
斉藤和義(Ag/Cho)
山内総一郎(Ag/Cho)

それぞれかぶる帽子を選んだりしてるところから映してて、始める前の会話、「ギブソンって感じだ〜」とかギター談義に花咲かせてんのニヤニヤしてしまう。チラッと弾く音がすでに良いしフレーズがフジファブリックの(山内くんの)音だなー。

前奏で最近よくやる山内くんのトレモロ奏法。美しい……。

すごい物哀しい歌だ。三人のユニゾンもハモりも心地良くて綺麗。山内くんは低い声。メインは当然奥田さんの声だよね?幼くて高くてきれいで一瞬誰の声かと。

(KenKen)改めて、音楽との出会いについて聞きたいなと思うところがありますが

山内総一郎)始めようと思ったのは、自分でギターを弾いて、コードGだったんですけど、Gジャランッて弾いた時に、「あっこれは」と思って、自分で出来るっていう感動と、この先これをやっていきたいっていうなんかこう。

(KenKen)それはいくつぐらいの時?

山内総一郎)14歳とか……中二中三ぐらいですかね。

(KenKen)なんか、初めてコピーした曲とかあります?

奥田民生)バンドでコピーしたのは、Day Tripperとか。

(KenKen)おー

山内総一郎)ん!デーンデデデデー♪(リフ歌う)

奥田民生)それが出来たからっていう、それを弾けたから。

山内総一郎)そう弾けたって思わせるリフ…の強さってありますよね。

(KenKen)絶対大事だよね。

シシド・カフカ)リクエストがありまして、セルフカバーを聞きたいなと。

山内総一郎)僕のバンドの曲で、若者のすべてって曲がありまして。

(KenKen)なぜこの曲を?

山内総一郎)この曲はあの、まぁ、斉藤さんや民生さんと、あのー、ま、この曲を一緒にやった事はないです

奥田民生)ないです

山内総一郎)ないんですけど、あのー、ボーカルの志村君が旅立った時に、その後ライブをやったんですね。あのー彼の地元富士吉田で、えーと富士Qハイランドのサウンドコニファーってご存じですか?そこでいろんなボーカルの人に出ていただいて、その時にもお二人にも出ていただいて、そういう、まぁ、昔っからこうよく知っててくれる先輩と、まぁ自分達の志村君も含めてのこう、フジファブリックを全部知ってくれている人達と、この曲やりたいなと思って。

(KenKen)僕はちゃんとはたぶん志村君とはお会い出来なかったんですけどあまり、どんなアーティストだったですか?

山内総一郎)………いやままバンドメンバーからすると、あー、まぁ、あの、変わったヤツだなっていうのが一番(笑)あるんですけど逆に聞いてみたいですね、斉藤さんとか民生さんとかに。

奥田民生)いやーやっぱりなんか、とにかくそのー、こ、個性っつーんですか、まぁ、代わりのいない感じというか、強烈に持ってましたから、曲にしても、声にしても、すごい才能の塊でしたよ。

山内くんの志村の話聞いてる時の奥田さんの困り眉と拗ねたみたいな顔。(子供みたい)

奥田さんの言葉、強烈だったな…。いつも茶化したりする奥田さんが真っ正面から志村の事話してたの。それ聞いて、ああ、そうだな・・・・・と自分の中で改めて刻みこまれた感じ。

その言葉を隣で聞いてる時の山内くんは、何・・・・思ってんのかな・・・・みたいな。普通の人なら「そうだねーあの人は強烈な個性を持った才能の塊だねー」でいいかもしれないけど、山内くんは、フジファブリックのボーカルだから。

個性。代わりのない。強烈に持ってる。曲も声も。才能の塊。

その言葉は山内くん自身にも返ってきてるんじゃないかなー・・・
いつか、こういう並びで山内くんの作った曲やるところ、見たいなと思った。

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若者のすべて / フジファブリック

山内総一郎(Vo/Gtr)
奥田民生(Bs/Cho)
斉藤和義(Dr)

やっぱりあの曲を印象付ける最初の鍵盤の音のインパクトはすごいんだなと、なくて、改めて思った。

気負う気持ちは置いといて、張らない声で丁寧に伝わってくる歌い方、大人っぽくて好きだ。山内くんの若者のすべての歌い方は毎回違う感覚があるけど、今回のは「民生さんと斉藤さんと一緒にやる」というところにすごく大きな意味があったんだと思う。山内くんが何回も言っていた、「全部、知ってる人達」との。

予告映像を観た時、サビの「最後の」の「さい」に力を込めるやり方が志村歌いだなぁと思ってた。

奥田さんの最後のコーラスとベース演奏がめちゃくちゃエモかった。奥田さんの熱い気持ちを感じたような。そしてあんなに叫んでるのに決してボーカルを邪魔はせず。不思議。

そして演奏終わった後のなんとも言えない山内くんの幾重にも感情が重ねられたような笑顔。この人こういう顔するよなー。っていうかこういうところだらけでこの人構成されてる気がする。


■ ずっと好きだった / 斉藤和義

斉藤和義(Vo/Gtr)
山内総一郎(Bs/Cho)
奥田民生(Dr/Cho)

この曲について、「好き。俺大好き。」って。ほんと山内くんて好意とかを素直に口にするよなぁ。あんな屈託なく言われたらたまらんだろうなー。

山内くんが「ツアーの時にあの(コーラスの)パートやってたんです」って言ってたけど、フーーーーーってコーラスがめちゃくちゃきれいで聞き惚れた。笛みたいな澄んだ音。楽器みたい。

すごいな、曲が終わるたびあんな笑顔で見てくんのか・・・。

席にまた戻ってきて

奥田民生)俺のピークは過ぎた。

(KenKen)いやいやいやもうちょっとやってくださいよ(笑)

奥田民生)だんだんあのー酒もまわってますし。すげー酔っぱらってる。

(KenKen)どうでしたかお二人とやって。

山内総一郎)………感慨深いですよね。あのーいろんな事を知ってくれているお二人なので、演奏の上手い下手とかじゃなくて、あのーそういう感じ……

斉藤和義)下手っていう事ですかそれは。

山内総一郎)いや(笑)

奥田民生)上手い下手じゃないって事は、それは

山内総一郎)そういう事ではなくて(笑)

斉藤和義)上手くはないって事ですね。

山内総一郎)そういう事ではないです。……………良かったです(笑)。

(全員)笑

奥田民生 アルバム「30」について

山内総一郎)買いに行ってましたから。

(KenKen)PUFFYとかの

山内総一郎)無敵、僕からしたら無敵の二人っていう。

(KenKen)アジアの純真の歌詞はどうやって思い付いたんですか?

奥田民生)あれは井上陽水さんが俺の仮歌を、そのまま言葉にしただけなんだけどね。「ヘインアフリン〜」って歌ってるのを、「北京 ダブリン……」(笑)そのままなぞったんだって言ってました。「そうやって歌ってるでしょ」って言うから、「歌ってない」って(笑)。

(KenKen)21年目にしてその(笑)ずーっと気になってた。

山内総一郎)仮歌がああいう節回しやったんですね。

奥田民生)俺は仮歌ララララとかじゃなくて、なんか発声を発しようとするから。その音に合ったね?

アジアの純真の歌詞秘話おもしろい!!
PUFFYに対する山内くんの「無敵の二人」って表現すごく素敵。


■ イージュー★ライダー / 奥田民生

奥田民生(Vo/Gtr)
山内総一郎(Bs/Cho)
斉藤和義(Dr)

山内くんのコーラスが別の人の声みたい。奥田民生のボーカルと相性いい。


最後に演奏お願いします、っていって三人が持ち場に移動する時、みんな残りのお酒をグビグビ飲んでんのおもしろかった。


■ やつらの足音のバラード / かまやつひろし

奥田民生(Vo/Ag)
斉藤和義(Vo/Ag)
山内総一郎(Vo/Ag)

素晴らしい曲ですね。歌詞確認しちゃった。

「なんにもない」に歌ってる人の年輪が出る歌だね。

山内くんが歌うパートの歌詞、アンモナイトブロントザウルスが出てきたりするの、山内くんが歌うと無垢な感じに響く。山内くんが歌う自然の風景もいい。

上手い人同士なのに殺し合わず、人に合わせるのも上手い人達。
斉藤さんの小指にスライドバー。

最後に山内くんがギターでひと味加えるのが好きだー。

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画像綺麗だし、セットも凝ってるし、世界観があって。最後の歌の時、映画のエンディングみたいにスタッフロールが流れるのもすごく素敵だった。

私は音楽が好きで、誠実に音楽と向き合ってる人が好きで、そんな誠実に音楽と向き合ってる人を大切にしてくれる音楽番組に出会うととても嬉しくなる。こういう音楽番組を地上波でやれる状況だったらいいのにな。

というか「クリ」、ありなのではないかと思った。なんか思ってたベタな感じではなくて、新しい風が吹いていた。なんかベテラン同士の組むユニットにありがちなこなれた空気がないのがいいな!と思った。山内くんがもう少しドラムの技術を修得したら、もっといろんな形でまわせておもしろいのではないだろうか。実際活動とかライブとかになったらいろいろ大変な気もするけど(アーティスト側もだけど、ファン側も……)ちょっとおもしろいなと思い、番組発クリの誕生を嬉しく思った。



TOKYO SESSION 第七夜
12.9(SAT) 23:00-24:00 ROCK!!!

主役は音
音楽と自由を愛する全ての大人たちに捧げる
今まで観たことのない最新型セッション番組

風だらけのTOKYO CITY
廃墟の街には紫のケムリが立ち込め、サイレンが鳴り響く
忘れられたGood Old Rock'n'Roll
音に飢えたミッドナイトギャンブラーたちは
転がる石のように地下へと潜った
彼らを迎えるのはSPEAKEASYな秘密のアジト
ロックを愛するバーテンダー
音楽フリークたちの来店を待っている
さぁ、今夜もヤツラの足音が聞こえてきた
「風変わりなBAR Monsieurへようこそ!」

地下に佇む怪しげなBAR Monsieur
扉を開けると外からは想像できないくらいだだっ広い空間
カウンターの中には店長KenKenとバーテンダーシシド・カフカ
選ばれし者のみが入店を許されたそのBARでは夜な夜な音楽話に花が咲く
「せっかく皆さんお揃いなんだし、なんか演ってよ!」
立ち上がりフロアの楽器に向かう酔いどれ客
リズムがひとつになったらTOKYO SESSIONの始まりだ
東京は夜の0時

今回は奥田民生斉藤和義山内総一郎による、本人セレクトカヴァー&セルフカヴァーという選曲でセッションがスタート。
Vocal, Guiter, Bass, Drumsとパートを曲ごとにチェンジしながらというスタイルで、普段は演奏することのない楽器を担当するスペシャルなセッションとなった。

【MC CLAN】
ムッシュかまやつ(Bar Monsieurオーナー)
KenKen(Bar Monsieur 店長)
シシド・カフカ(Bar Monsieurバーテンダー

【第七夜SESSION CLAN】
奥田民生(Vo/Gtr/Ag/Bs/Dr)
斉藤和義(Vo/Gtr/Ag/Bs/Dr)
山内総一郎(Vo/Gtr/Ag/Bs)

【第七夜SESSION NUMBER】
TSRG-0041「はいからはくち」(はっぴいえんど
TSRG-0042「スローなブギにしてくれ(I want you)」(南佳孝
TSRG-0043「「3」はキライ!」(カリキュラマシーン
TSRG-0044「若者のすべて」(フジファブリック
TSRG-0045「ずっと好きだった」(斉藤和義
TSRG-0046「イージュー★ライダー」(奥田民生
TSRG-0047「やつらの足音のバラード」(かまやつひろし

ムッシュかまやつ コメント>
「20世紀のロッカーは、Live Fast Love Hard Die Young!!
だったと思う!!
21世紀は、ロックを骨まで愛して行き抜け!!みたいに思う!!」


【公式】TOKYO SESSION –ROCKIN’GAMBLER– 第七夜/C - YouTube

スカパー!FM579「スズコウ★ナイト」後編

スズコウ★ナイト後編、あいわらず変な汗をかきつつ観てたけど、だんだんみんなの本気度が増していく弾き語りがスリリングでおもしろかった!山内くん触発されそう。贅沢な番組だなぁ。再放送何回もあるけど再放送何回もしなくていいし編集もあんまりしなくていいからこの日歌ったの全部流して欲しいよー。

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スカパーのサイトに記載された実際の演奏曲(オンエアされた曲 ★=前編/☆=後編)

1. カンヌの休日(山内総一郎)★
2. 6本の狂ったハガネの振動(向井秀徳)★
3. 春の夜の夢のごとし(前野健太)★
4. 守ってあげたい/松任谷由実向井秀徳
5. リバーサイドホテル/井上陽水吉澤嘉代子
6. BOY MEETS GIRL/TRF前野健太)★
7. 同じ夜/椎名林檎山内総一郎
8. 残ってる(吉澤嘉代子)★
9. 線香花火(山内総一郎)★
10. 東京絶景(吉澤嘉代子)☆
11. 東京の空(前野健太)☆
12. 鉄風 鋭くなって〜ZEGEN VS UNDERCOVER向井秀徳)☆
13. ECHO(山内総一郎)☆
14. Omoide In My Head向井秀徳)☆
15. ねえ、タクシー(前野健太
16. チェリー/スピッツ山内総一郎
17. 天気予報(前野健太
18. はあとぶれいく(向井秀徳)☆


山内くんは1曲。まぁその1曲がめちゃくちゃ重くて意味があったからいいけど。

最後、再び向井秀徳が立ち上がってステージに向かった時、いやいやさっき2曲歌ったよな?とか大人げなく思ってしまったけど、いやでもこの世界こういうもんなんだよな・・・自分のステージは自分の手でもぎ取りに行くもの、そうしなければ生き残っていけないこと、インパクトを残すということ(そうして欲しいか、そうする事を自分が好きかは別にして)

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又吉「みなさん出身はどちらですか?吉澤さん」
吉澤「私は埼玉です」
前野「埼玉」
又吉「前野さん埼玉」
向井「私は佐賀県ですね」
又吉「山内さんは」
山内「大阪ですね、はい」
前野「大阪のどちらですか?」
山内「茨木市っていう、結構北の方なんですけど」
向井「生まれは私は高槻ですよ」
山内「ええ!……あ、でも、昔あの、みやこ音楽祭って京都の西部講堂で学生が主催でやってるライブに出た事があるんですけどその時向井さんも出演されてて、コタツ……楽屋にコタツがあるんですけど、そこに足を突っ込みながら向井さんとその話をしたのを覚えています」
吉澤「そうなんですね〜」
山内「高槻に生まれて、っていうのは」
又吉「高槻……茨木……淀川挟んで、斜め前の寝屋川ですね(自分は)」
山内「寝屋川!」
前野「寝屋川なんですね」
又吉「寝屋川」
山内「寝屋川はなかなか、あの、いらっしゃいますよね。豪栄道
又吉「ああ豪栄道関とか、宇良関とか」
山内「宇良関とか」
又吉「あの、yonigeさん、お二人でやってるバンドの」
山内「ああ、PUFFYの由美さん、大人計画平岩紙さん」
又吉「あ、そうなんですか。寝屋川に詳しいですね」
全員(笑)
山内「寝屋川は友達が多くて」
又吉「ご近所ですからね〜」


...


又吉「僕やっぱり上京っていうのがすごく一個ありますね。山内さんはどうですか?」
山内「あります。さっきおっしゃられてたその、赤羽に来た時、最初住んだんですけど、まぁ埼玉に近いって言うんですけど僕からしたらあれが東京だと思ってるんで、う〜わ〜〜、都会だな〜〜みたいな、渋谷行ったら「今日祭りかな?」みたいなところがやっぱり」


...


吉澤さんの歌聴いてる時、山内くんフリーズしてた。

吉澤さん、収録時間が大幅にオーバーしたので途中退場。そこからの男ばかりの時間の方が自由な感じでおもしろかった。


...


前野健太「東京の空」を歌い終わったあと。このあたり前野さんは既に酔っぱらってます)

前野「でもやっぱりよくなかったですね〜〜熱くなる・・・ん〜歌に熱くなっちゃってどういう事なんでしょうね〜」
又吉「いいと思うんですけどね、僕は」
向井「歌に熱くなるのは、………熱くなるしかないでしょう。……クールに行きたい。最初クールに行きたいと思った事あるんですけど、無理だったっすねー……こう突き放した感じでね。サラーとね。そういうのもかっこいいなぁと思うし、そうされてる方もいる。…で、あの、出来ないですなんかね。表面的にこうクーッと熱くなるとかそういう事じゃなくて、気持……ハートがクーッと……あのー……あー……沸騰するっていうか、そうじゃないと……静かな沸騰でもいいと思うんですよね」
又吉「そうですね」
前野「沸騰しちゃうんですよねー。沸騰しちゃうんですよ。なんでしょう」
又吉「体重乗ってるっていうかね」
前野「体重乗っちゃうんですよ」
又吉「聴いてる側はやっぱりそれはすごく伝わってきますからね」
前野「……体重乗られた側の歌の気持ちをもうちょっと考えなきゃと思うんですけど」
又吉「ははは。でもそうおっしゃってる割には聴いてるかぎり、感情がむちゃくちゃ・・・」
スタッフ(笑)
又吉「感情だいぶ溢れだしてますよ」
スタッフ(笑)
又吉「それでいいと思うんですよ」
向井「最高だよ最高」
又吉「それでいいじゃないですか」
山内「すげー歌だなーって思いますねー」
又吉「いいですよね」


「体重乗られた側の歌のきもち」ってめっちゃかわいい。

...


又吉「今まで心震えたライブとかあったりします?」
山内「……たくさんあると思うんですけど、やっぱり友達とか対バンとか、同世代……まぁ世代は関係ないかもしれないですけど、一緒に今日みたいなステージでまじまじと歌を聴くと、震えますね」
又吉「そうですね」
山内「言葉が……すんなりと入ってくる、まぁ環境とか関係性にもよると思うんですけど、こういう曲だったんだ、みたいな」
又吉「違う聞こえ方する瞬間ありますよね」
山内「あります。それこそ、東京の晴れた空は本当に思い浮かぶ、みたいなところで」


...


山内くんが歌う番。

前野「蒲田への愛を!」
山内「蒲田への愛を(笑)」
前野「歌ってくださーい!もーう」

〜ナレーション「フジファブリック山内さんが蒲田への愛に選んだのはこの曲でした」〜

(歌うステージでギター持って座りながら話し始める)

山内「僕はあのー、元々あのー、ギターだけ……ギタリストなんですけど、あのー、ま、ボーカルー……バンドのボーカルが亡くなって、……でまぁ1年ぐらい、まぁこれでもう終わりだと思って、1年ぐらいまぁいろんなサポートとかやらしてもらって、まぁ音楽では生きていきたかったんでそういう事やらしてもらって、……でーまぁ1年ぐらい経って考えてやっぱり、まぁ、バンドがなくなんのはやだなと思って、まぁ続けようと思ったんですバンドを、メンバーと話をして、でーそれを続ける為には僕が歌って続けるのが一番いい、一番いいというかまぁそれしかないなと思って、かといってこう歌う音楽も作れてない、ってところで、いたんですけども、あのー……ま初めて自分で、これ自分で歌う曲だなと思って出来た曲があって、その曲をちょっと……やりたいなと思うんですけども、まぁ亡くなった志村君っていうのも、この店大好きで、スズコウが大好きで、すごく僕も思い出はあるんですけど、まぁ、そういった曲を(笑)自分で初めて作ったような曲をやりたいと思います。ECHOという曲です」


この話をする時は、いつも同じような感じの話し口調になる。言葉を選んでいる。「、」が多い感じ。

今のECHOって感じがした。山内くんの歌はいつもそうだけど。あの歌を歌う時(話してる時含め)取り巻いてた空気がなんか、すごかった。

そしてストロークする指に接近するカメラがくるりの山内専用カメラを彷彿とさせ・・・


(山内くんがECHOを歌い終わったあと)

又吉「めっちゃいい」
山内「ありがとうございます」
又吉「山内さんなぜこの曲はこれは自分が歌う曲だ、歌える曲だっていうのを感じられたんですか?」
山内「まそもそも歌を作るっていうところも誰かに聴いて欲しいっていうかは、自分の中でこう完結しちゃってる音楽が多かったんですけど、この曲をそういう状況で書いている時に、まぁ、まぁ簡単に言うと、あのー、むちゃくちゃ仲いい友達が急にいな……なくなってしまったんで、ほんとになんていうか……あのー……ちゃんとその人に向けて書けたっていうのが………歌いたいって思ったところかもしれないですね。………なんかしんみりしちゃいましたねすいません(笑)」
向井「いやしんみりするよ。しんみりするよ。良かったですよ。いい歌ですよ」
山内「ありがとうございます」

珍しく向井秀徳がまっすぐ山内くんの事を見て優しい言葉を口にした。
又吉の「めっちゃいい」がすごくリアルだったなー。お酒がまわってきてるのか又吉この時目が真っ赤で一瞬涙目なのかと思ってしまった。

山内「たまに思うんですけど、歌ってて、全部こう抜けちゃって、自分の中のものが抜けちゃったらだめなんじゃないかと思うんですけど、そういう曲もあるなっていうのが自分では感じてて。今のECHOっていうのも結構……歌い終わったあとでぽーんと何かが、自分の中の何かが抜けるような感じっていうのが………ある……なと思います。はい」

って魂抜けたみたいにふわふわしながら話してた。このECHO歌ってる時の感覚、初めて知った。

又吉「ほんま素晴らしい体験ですよねそういうのはね。なかなか……毎回得られるものでもないですもんね」
山内「そうです」


...


前野「毎回ステージの満足感とかよりは新しい歌詞、誰も見つけてない視点みたいな、そういう歌詞書けたーみたいな時の方が僕、あがるんすよ。そういう時にもう、「うっしゃ!!」サンマルクとかで、チョコクロ食いながら、「うっしゃ!!!」ってなる」
又吉「美味しいすからね」
前野「うまいです」
山内「美味…しいですよね」
スタッフ(笑)
前野「新しい歌詞書いて「…ッシャ!!」ってなるんですよね」
山内「あっためると美味しいですよね、チョコクロ
前野「あれーなー、言っていいんですか?店員さんに」
山内「言っていいんです、言っていいんです、はい」
又吉「自由です」
前野「俺、いっつも……、やっぱそうなんですか?」
山内「僕いつも言います」
前野「やっぱそうですよね、なんか頼んでる人いるなと思って。俺いっつも迷うんですよね」
又吉「あっためていいと思います」
前野「やっぱそうなんですか?」
山内「何秒……十何秒とかいう世界ですけどねー、はい」
前野「うーわっ、カチカチのかったいやつ食ってる」
スタッフ(笑)
山内「カチカチでもおいしい(笑)」
又吉「ちょっと固いでしょそのまま食うと」
前野「柔らかくなるんだよね」
前野「でもそんなサンマルクで作った曲もあるんですよ。…なんだこの流れ(笑)」
スタッフ(笑)

異様に盛り上がるサンマルクチョコクロ談義。


...


又吉「結構なんかミュージシャンのライブ見に行ってる時にめちゃくちゃかっこええから頭ぐるぐるまわって創作意欲満パンになって帰ることとかよくあります」

山内「さっきこう、見ながら、"あ、そういえばあれ歌にしよう"とかいうのが出てくる」
又吉「ああ、ああ」
山内「その、歌詞をもらうとかじゃなくて、あ、僕そういえばこういう事思ってたなとかあー、あれ形にしたいな、みたいな感じのそういうのがすごくありますね」


...


前野「いやいやいやいや。いい番組だなー!」
スタッフ(笑)
山内「こういうの僕初めてですねー」
又吉「僕も初めて」
前野「中野じゃないのがいいですよね。蒲田☆◎:〜」
(ここでガシャーン!と向井秀徳がギターを突然鳴らす)
前野「うわぁ!」(←驚いてる)

向井秀徳の演奏が始まる〜

♪蒲田ステディ!
MC、吉澤嘉代子
そしてMC、又吉直樹(拍手)
フジファブリックから・・・山村総一郎(山内くんが「山内です(笑)」って手の平に指で文字書いてる)
・・・山内総一郎!グハハハ!(←この笑いがなんか聖飢魔IIのデーモンさんに似てた)
そして新宿から・・・・・・(ここで向井秀徳がピックを椅子の下に落としてギターの音が止まり前野さんがズルってなる)
そして新宿から・・・前健(拍手)
私はマツリスタジオからやってきました This is 向井秀徳

向井秀徳の歌をBGMにエンディングトーク

又吉「楽しかったですね」
向井「いやおもしろかった。結局おもしろい」
山内「あるんすねこういうの」
又吉「あと三時間ぐらいはほんまやりたいですけどね」
山内「ふふふ」

    • -


最後流れてるテロップ、ナレーションすーさんって出てた。

自分の好きなミュージシャンが誰かの音楽を聴いてなにかを感じてる姿をただただずっと見てる機会なんてなかなかないよね・・・
山内くんは人が歌ってる時割と歌ってる人の方を見て真剣に聴き入ってる事が多かった。(その後頭部がよく映ってた)
向井秀徳Omoide In My Head歌ってるの見ながらニコニコリズム取ってるのを見て、あーこんなリズムの刻み方するんだ、と新鮮に思った。なんかテーブルに左肘ついて耳の下のあたりを人差し指で支えて小刻みにリズム取ってた。

首筋のマッサージとかしてたなー。聴きながら無意識に。そういうほぐす癖が自然と出てる感じ。ボーカリストになったんだなー。

おもしろい事が起こった時、パァッとカメラの向こうにいるスタッフに笑顔向けすぎ。テレビ意識してなさすぎ。笑 出演者だけじゃなくて、そこにいる人全体で、なんだなぁ。

前野さんの事、今回までほとんど知らなかったけどいろいろ絡んでくれるしなんかいい人そうだな……と思った。後半本気で酔っぱらってるのが微笑ましかった。

そして又吉の目線は優しいなー。不思議な包容力があった。繊細で正直な感じがして安心する。ローテンションが山内くんと合いそうな気がした。でもこの人も不器用そうだけどこの世界を渡ってきた芸能人なんだなーという感じもした。

山内くんはステージではあんなにパキッとして簡潔でハッキリした人間だけど、素はこっちの方が近いのかなーと思った。穏やかで薄曇りで気を使ってる感じでどこかちょっと自信なさげな。でもなんか、すごく落ち着く。そしてそんな人がギター持って自信満々で毎回2時間余りの完璧なステージを見せている。人間ってすごいなー。

あと、メンバーと喋ってる時どんだけリラックスしてんだ、というのを再認識した。(好き)

スカパー!FM579「スズコウ★ナイト」前編

「テレビでラジオを聴いたら、いい感じの時間が流れました。」

スカパー!が新たな音声コンテンツをスタート!
夜、視聴者に話かけるようなラジオ的演出で、“ながら視聴”もできる新しいスカパー!のスタイルです。
放送毎にDJを変え、一夜限りのスペシャルな時間をリスナーに提供していきます。


『スズコウ★ナイト』前・後編
「スカパー! FM579」がいつものラジオブースを飛び出して、東京のディープスポット蒲田の居酒屋“スズコウ”より「居酒屋×音楽」のスペシャル番組をお届けします。
今宵、ギターを抱えて“スズコウ”に集まったアーティストは、向井秀徳前野健太山内総一郎フジファブリック)。又吉直樹吉澤嘉代子の進行で、お酒を酌み交わしながら、ゆる〜く、時には熱く語り合い、それぞれ持ち寄ったギターでお気に入りの曲や思い出の曲を弾き語ります。普段聞けないディープな話や、マニアックな音楽の話など盛りだくさんでお送りする1時間。 ※11月はいつものラジオ感覚はそのままに、映像でお届けします。

MC:又吉直樹吉澤嘉代子
アーティスト:向井秀徳前野健太山内総一郎フジファブリック)、吉澤嘉代子

スカパーのサイトに記載された実際の演奏曲(★=前編でオンエアされた曲)

1. カンヌの休日(山内総一郎)★
2. 6本の狂ったハガネの振動(向井秀徳)★
3. 春の夜の夢のごとし(前野健太)★
4. 守ってあげたい/松任谷由実向井秀徳
5. リバーサイドホテル/井上陽水吉澤嘉代子
6. BOY MEETS GIRL/TRF前野健太)★
7. 同じ夜/椎名林檎山内総一郎
8. 残ってる(吉澤嘉代子)★
9. 線香花火(山内総一郎)★
10. 東京絶景(吉澤嘉代子
11. 東京の空(前野健太
12. 鉄風 鋭くなって〜ZEGEN VS UNDERCOVER向井秀徳
13. ECHO(山内総一郎
14. Omoide In My Head向井秀徳
15. ねえ、タクシー(前野健太
16. チェリー/スピッツ山内総一郎
17. 天気予報(前野健太
18. はあとぶれいく(向井秀徳


...


始まる1時間前に番組紹介の「※11月はいつものラジオ感覚はそのままに、映像でお届けします。」を読んで一気に挙動不審になった。今の今まで前見た時のような静止画だと思ってたよー!ありがとう……映像ありがとう……。(たぶん説明文はずっと前から掲載されていたと思う)

山内くんの紹介映像に最新曲のかくれんぼが使われていた。さすがすーさんのお膝元……。(すーさん場所貸しただけで番組制作には関係ない?)


ステージ(床の間)

又吉 □ 向井
   □ 前野
吉澤 □ 山内


というポジショニング。(実際は真ん中に長テーブル)
山内くんはキチンとしすぎてるぐらいの正座。人の話を聞いて笑ったり。それぞれの紹介で

又吉「山内さんは初めてですよね」
山内「初めて」
又吉「よろしくお願いします」
山内「よろしくお願いします」
又吉「フジファブリックは僕昔から聴かせていただいてるんですけども」
山内「ありがとうございます」
又吉「吉澤さんは……」
吉澤「初めて……」
山内「初めてですね」
吉澤「向井さんとは……」

といって吉澤さんが向井秀徳との出会いなどを話し始めたので話題がそっちにいってしまった。向井秀徳と前野さんはなにか近い空気があり、話が弾みがち。

お店の人が皿を運んできて
山内「まわしましょうか」
吉澤さんとかに醤油入れたりしてあげてる(吉澤さん恐縮)
ビールが進む。

又吉「まずはこの場所をよく知っている山内さんにトップバッターとして弾き語りをお願いしたいと思います」
前野「この空気を割ってください」
山内「割れるかな〜……(笑)?」

カンヌの休日、映画のタイトルが歌詞になってる〜って話から、向井秀徳が「山田孝之」、前野さんが監督の話で食いついてた。

ヒーーーッ!このタイミングで山内くんからかよ・・・、まだ人見知り感満載だしこの緊張感漂う空気の中で1曲目歌わされるとかきつくない・・・・・!?

と思ったけど、お構いなしって感じ。堂々としたもんだった。プロってそういうもんか。それぐらい、歌ってきたもんなぁ。遠慮とか様子見とかもなくすぐ自分のペースで自分の世界に入ってった。最後はギター弾いてるのが楽しそうな顔してた。ギターも魅せる弾き語り、という持ち味を存分に発揮してた。

又吉…聴いてる
吉澤…メガネかけてノってる
向井…コクコクうなずき→タバコ→食べ物つまむ→手で膝叩いてリズム→お箸で机叩いてリズム
前野…コクコクうなずき→のってる

って感じで山内くんの歌聴いてた。一人歌ってちょっと場の空気がほぐれた感じ。


<初めてギターを手にした思い出の曲>

向井 Led Zeppelin「アキレス最後の戦い」
前野 尾崎豊シェリー」

山内「僕は中学校を卒業するタイミングでその当時流行ってて……流行ってたっていうか今も現役バリバリでやられてるスピッツのチェリーを弾いて、父親がギター持ってたんで、弾きたいっつったらコード教えてくれて、Gってコードがあるんですけど(説明しながら指でGをなぞってた)そのコードを弾いた時に「これは……!」と思って。で衝撃が走りまして、月刊歌謡曲っていう歌詞に全部上にコードが振ってあるのがあって、スピッツのチェリーを弾いたのが始めです」

向井秀徳が「6本の狂ったハガネの振動」を歌ってる時、最初リズム取るでもなくじーーーっと観てる後頭部が映ってた。歌が終わった後「贅沢だなこれは……(笑)」って言ってた。

誰かの音楽を聴いてる姿をずっと見るっていうのもあまりない機会で、新鮮だった。ライブとか行ったらこんなふうに、こんな表情で観てんのかなーとか思った。誰にも感銘を受けてるような感じだった。ここで受けた刺激も全部自分の懐に入れそう。


<道端で弾き語りの経験>

山内「外でですかー?外はー……ありますね、さっきの向井さんのお話じゃないですけど、収まりきらなくて、ちょっと出てみて、一曲歌って帰るみたいな、っていうのはあります。誰かに聴かせたいって気持ちもそんなになかったりするんですよね、外でバーンって歌いたいみたいなところでやるんで、それやって、それでほんともう収まっちゃうっていうか、コンビニ寄って帰ろうみたいな。最近は全然、室内が多いですけど」

山内くんって向井秀徳みたいな路上でとかあまりやってなさそう(やらなさそう)なイメージ。なのでエピソードがあったのが意外だった。やったとしても人がいないところで一人で外でぱーっと歌って帰る、みたいなイメージ。まわりに人が集まってきて……とかはなさそう。(そういう状況避けそう)

山内「ちょっと前に渋谷でライブやって打ち上げやっていい感じで歩いて帰ろうと思って、距離あるんですけど、歩いて帰ろうと思って歩いてたらストリートミュージシャンがやられてて、それはソロギター、ソロギターってあのインストゥルメンタルでやってて、上手いなこの人と思ってずっと観てたら、演奏止めて「あの、フジファブリックの山内さんですよね」って、ああそうですけど続けて下さいって言って、お聴きした事があってって話を聞いて、ひとつアドバイスがあるんですけど僕海外とかよく行って路上でやるんですけど海外の人はわかりやすいのが好きです」ってアドバイスを受けて(笑)「あまり小難しいのは受け入れられません。僕が経験で知ったのはその事だけです」っていうアドバイスをいただいて、ありがとうって言って帰りました(笑)」

山内くんにアドバイスするストリートミュージシャンってなんなん・・・と思わなくもないけど笑、別に海外受けとかどうでもいいな……海外に向けてわかりやすくするっていうのもどうかと……。


前野さんの歌。
前野「(カバー曲)3曲用意してきたんですよ」
向井「選んでもらったらどうですか?」
山内くんが吉澤さんにどうぞ選んで?って感じでニコッと手を差し伸べる(口はモグモグしながら)。ああ・・・山内くんってこういう感じなんだろうな・・・。

前野さんのTRFのBOY MEETS GIRL、アレンジ効いてておもしろかったな。

白い煙吐いてタバコ吸ってる人(向井秀徳)テレビで久しぶりに見た。プカプカしてた頃の山内くんを懐かしく思った。IQOS吸ってる動画も初めて見たけど。IQOS吸ってる山内くんは子供がおやつ食べてるみたいだな。(この間中向井秀徳と前野さんはずっと下ネタ話してた)


又吉「山内さん今回は僕の為に用意してくれた曲が」
山内「そうです。又吉さんが以前やられてたコンビの名前が線香花火」
又吉「そうです、ピース結成する前に中学校の同級生と線香花火ってコンビを組んでたんですけど」
山内「そうですよね、その同じ名前の曲があって」
又吉「僕フジファブリックさんを知ったのは僕らの劇場に観に来て下さってた人が線香花火時代にこういう人がいますよって持ってきてくれて、そこで知ってんですよ。で聴いてめちゃくちゃいいって」
山内「雑誌にも書いていただいて。僕もすごい好きな曲で、このタイミングでぜひできたらいいなと思って」

向井…お猪口
前野…うなだれて聴いてた。

山内くんが歌い終わった後、
又吉「相方の顔が頭に思い浮かぶもんですね」

    • -


セットリストが良いので何が来てもいいと思っていたのでカンヌの休日と線香花火が聴けて満足。どっちも暑苦しいくらい熱かった…。最初は変な汗かいたけどお酒が入ってからはいい雰囲気だった。濃い時間だった。

順番通りとして、
同じ夜/椎名林檎山内総一郎
はカットされたものとすると(惜しい……すごく惜しいけど……)、後編放送される可能性があるのは

ECHO(山内総一郎
チェリー/スピッツ山内総一郎

2曲放送されたらいいな〜。後編が待ち遠しい。

KOYABU SONIC 2017 フジファブリック

2017/11/4(土) KOYABU SONIC 2017
インテックス大阪 5号館・2号館

ZOMBIE-CHANG/空きっ腹に酒/tricot/フジファブリック/チャットモンチー (大阪支部)/ホフディラン/レキシ/ゲスの極み乙女。/ハナレグミ/サニーデイ・サービス/吉本新喜劇ィズ

今別府直之/麒麟/コロコロチキチキペッパーズ/ザ☆健康ボーイズ/霜降り明星/スーパーマラドーナ/天竺鼠/テンダラー/土肥ポン太/爆乳三姉妹/藤崎マーケット/守谷日和

タイムテーブル発表されて「また昼間か…」

地元大阪で笑いと音楽の融合したイベント、バンド版フジファブリックを軽く楽しんで(軽く、は時間が短いから!)アコースティック週間に突入!とか順調なルートを想定してたら、とんでもないもの投下してきたな……。

    • -


コヤブソニック3days 二日目
13:45-14:15 フジファブリック


いつものようにSEのちフジファブリック登場。

夜明けのBEATで始まって、右手側にギターをすっと縦に持って弾いてる姿が情熱的でシンプルで美しくて、この前のミナホEXTRAのあたりからこの場面が異様に研ぎ澄まされてるよなぁーなんでだろう何十回も聴いてきた夜明けのBEATのギターソロなのに、とうっとりしてて

始まってから何度かスタッフに指示している場面はあったけどそれはライブ中よく見る風景なので特に気にはしてなくて、カンヌの休日が始まったんだけどネタが何本か続いた後のライブという慣れない状況のせいか、なんとなく集中出来ず入った自分はふわふわしたまま聴いてて、

カンヌの休日で二番のサビ歌詞ずっと一番を歌ってて(冬の街〜で戻ってきた。後から考えたらギターが気になって歌詞に集中出来なかったのかもしれない)Cメロ歌う前に山内くんがいきなりストラップを肩からはずして赤いストラト両手で持って自分の右側に思いっきり叩き付けた。

びっくりして一瞬何が起こったのかわからなかった。お客さん驚いてワーッと湧いたかもしれない。それ見て自分が一旦電源が落ちて自家発電で復旧みたいな状態になったのでそこからの記憶が曖昧…とりあえず動作の機能が停止したので見る事に集中する事にした。

ギター叩き付けた後マイク引っ摑んでステージの前にギターレスで出てきて、でも歌わなくて、強い顔して客席を煽って(お客さんは盛り上がってた)、すぐ戻ってマイクをマイクスタンドに戻したけどちゃんとはまらずぶらぶらしてて、乱暴に歌を歌って、赤いストラト拾い上げて(違うストラトだったのかな?)もう一度掛けてしばらく弾いてたけど、そのうちシールドぶちっと抜き捨てた。つまり、ギターは何にもつながっていなかった。

曲が終わってズカズカ自分で後ろのギター並んでるラックのところへ行ってテレキャスター摑んでまだ硬い表情で銀河歌い始めた。(それがビジョンいっぱいに映し出されてた)まだ気持ちが高ぶっているのか、一声目の一音がはずれてた。

そこからは徐々にいつもの感じに。(こっちはなかなかいつもの感じには戻れなかったけど…)

苛つきとか、山内くんがこんな負の感情をステージで爆発させているのを見たの初めてで、ゾクゾクした。ちょっと怖くもあり、おかしいんじゃないかと思うけど嬉しくもあった。

ちょっとほっとしたかもしれない。この人も人間であり、男であり、ミュージシャンなんだなと思った。

喜怒哀楽で開けた事なかった感情の鍵を開いて、ちょっと楽になったんじゃないかな。これから山内くんの表現はもっと自由になるのではないかな。とそのあと歌ったLIFEの感触がより生々しく変わったような気がして、思った。

でもやっぱり思い出したらためいきが出る。気が重い。

理由は気になるけど、別に答え合わせはしなくていいや。

そういやどうしてたんだろうと後から思ったけど、この一連の行動の間終始金澤君の事も加藤さんの事も見てなかった。


MC 通常モードで楽しく話してた。

山内くんが小学生の時は家に帰ったら吉本新喜劇を見ていた、すんげー!Best10という番組が大好きでその当時小籔さんはビリジアンというコンビを組まれていてその時初めて認識した。このイベントに呼んでもらえて嬉しいです!って言ってた。

LIFEの時だったっけ、金澤君のキーボードブースの台のところに山内くんが登りにいって、それはいつもの風景なんだけど、あんな事があったあとで山内くんどんな顔すんのかなと思ったら、いつものカーッという笑顔じゃなくて穏やかな笑顔で、それに対して金澤君は(うんうん、わかるよ、大丈夫さ)みたいな穏やかな笑顔でうなずき返していた。(という先入観のある人間の思いっきり勝手な思い込みかもしれない笑)

最後の若者のすべて、ステージも客席もすごく柔らかい雰囲気に包まれてた。山内くんの声はちょっとザラッとしているように聞こえた。そういえば学園祭からの2daysだったな、とその時思い出した。


ライブが終わった後、ステージ下手側に三人が集まって少しだけ話をするトークタイムがあった。(Perfumeの三人祭の時みたい)

小籔「住之江出身なんですけど…」
山内「ボートの」
小籔「僕は陸側なんですけど」

山内くんがビリジアンを知っていた事に対し小籔が「ビリジアンを知ってる人絶滅したと思ってた。稀少動物」って言ってた。

ドラムのレッスンを受けた先生(ミヨちゃん)を僕ら三人とも知っていて、という話から小籔がドラムの先生が東西に三人いると言うと山内くんが「さ、三人も」ってセリフみたいに言って驚いてた。(たぶんMCで出てきた三人の知り合いで小籔のドラムの先生は山口美代子さん)

フジファブリックが登場する前の小籔のMC(毎回このイベントに出演してもらう事になったいきさつを話す。これも三人祭と同じ感じ)「一回ラジオ番組に出てもらった事があって、すごいアーティストなんですけどすごく気さくな方で、その細い糸をたぐり寄せてお願いしたらご快諾いただけた」えげつないバンドって言ってた。


SET LIST

夜明けのBEAT
カンヌの休日
銀河
LIFE
若者のすべて

    • -


TIME TABLE

ZOMBIE-CHANG
空きっ腹に酒
tricot
(ネタブロック1)
フジファブリック
チャットモンチー (大阪支部)
ホフディラン
レキシ
(ネタブロック2)
ゲスの極み乙女。
ハナレグミ
サニーデイ・サービス
吉本新喜劇ィズ


だいたいレディクレで来るけど、インテックス大阪は移動が外で寒いのとステージの構造が苦手。CDJの会場快適でほんと羨ましい。特に今回は1ステージでアーティストでの入れ替えが起こらない(出て行く人もいるにはいるんだけど)常に人パンパンで厳しかった。お笑いパートもあるから家族連れが多いね。子供の声がよくしてた。大きい荷物持ち込んでる人多かった。

想像してたよりそれぞれの持ち時間短かったなー。

空きっ腹に酒から場所は変えつつだいたいフルで見た。各アーティストの持ち時間が短い分、目当てがいると物足りないけどテンポがあるっちゃある。転換の間に芸人の喋りがあるから見てる側はいいねーと思ったけど、アーティストが十分にリハ出来ないという弊害があるんだなぁ…。音のチェックしてる前で芸人の人達がマイクで喋っていて大丈夫なのかな?と思った。(その影響をまさに被った形だろうか)

フジファブリックの前のネタブロックやってる間はぽかーんと空いたステージにネタ用のマイクが一本だけ立ってるだけでその間にうしろでバンドのセッティングとかはまったくなし。ネタブロックは幕間扱いではなく芸人さんの神聖なステージなんだなーと思った。


今日はあれによってその後の行動とか心境がかなり変わってしまったなー。まぁしょうがないか。やっぱりフジファブリックの自分に及ぼす影響は大きいなぁ。ほんとはもう何も頭に入らなくなったので帰ってしまいたいと思ったけど今日のアーティスト割と一度見てみたいという人ばかりだったのでがんばって留まって見た。どれもとても良かった。


見たアーティストの感想

空きっ腹に酒

関西ローカルの深夜音楽番組で紹介されてるのを見た事があったり、変わった名前なので知っていた。ボーカルがぼくりりっぽい顔立ち(どっちの顔もはっきりとは把握してない、イメージ)もっと過激なのかと思ったらメロディアスだった。ボーカルがもっと暗いディスコミュニケーションな人かと思ったら盛り上がって欲しい!って気持ちを変な感じでなく正直にじたばた表現していて関西弁が人懐っこくて感じが良かった。


tricot

ビジョンに映し出される汗だくで囁くように叫ぶように歌うボーカルが艶めかしすぎ。本人は別に狙ってないんだろうけど。


チャットモンチー (大阪支部)

同じ邦ロック界隈にいながら今まで一度も見る機会がなかったので初めて見られて嬉しかった。ライブ映像とかは見た事あるのでそうだろうと思ったけど生でも力強くてのびやかなボーカリスト然とした魅力的なあの声そのまんま。二人になってからの歌のスリリングな感じが結構好きなのでそっちをもっと聴きたかったなーと思うけど、バンド編成ががんばって二人でやったりとか挑戦的というか奇抜な構成ではなく脱退した久美子さんの名前を出しながら3ピースでベーシックな感じで安定したバンドサウンドが聴けた(ドラム小籔だけど)のが良かった。

今日のビジョンは正面が正面から映していて、左右の右は右から、と違う画像を映してた、という事をチャットモンチーの時遠くから見て知った。


ホフディラン〜レキシ

ホフディランでベース弾くキタダマキさん見たかったけど山内ショックで(直後のチャットモンチーも息絶え絶えで見てた)しばらく食堂2号館に移動して画面で見てた。レキシの時は食堂から人が少なくなった。人気だねー。普通のライブで巨大風船を投げ込むがごとくビニールイルカを10匹ぐらい客席に投げ込んでて、ほんとのイルカのように客席を舞ってて圧巻だった。イルカがなぜか同じようなところに集中していて「なんで同じところばかりに固まるのか!そこに餌があるのか!」って言ってておかしかった。曲が終わったらちゃんとイルカがステージ前に戻ってくるのがおもしろかった。チャットモンチーが「阿波の踊り子!」って呼び込まれて衣装羽織って出てきてかわいかった。女の子の声入るとピリッとする。この曲好き。


ゲスの極み乙女。

indigo la Endフジファブリックが出たのと同じ年(年末、ちょうどあの騒動が起こる前)見た事あるけどゲスを見るのは今回が初めて。創作舞台的なステージ的ノリ?音楽はともかく、MCで自分からその話につなげてその話ばかりしていてちょっと辟易。こちら的にはもーどーでもいーよー。信念があるのならこれからもただただ自分の音楽をひたすら表現していくしかないのでは。


ハナレグミ

17時ぐらいまでほんと山内ショックから抜け切らなくて(長い)、癒してくれタカシ。という気持ちでハナレグミの音楽にすがる。こんな音楽仙人みたいな永積さんにもそんな心乱れる時もあったのかなーとか思いながら。あんなふうになる山内くんはやっぱり若いし青いんだな、それはそれでなんか嬉しいな。と隙間が出来るとすぐあの事が忍び込んできた。年末、またよろしくお願いします。

終わってから楽屋裏中継みたいなので映りこんでた。出演者が使える特設バーみたいな(お酒も飲める)ところで永積さんが「コーヒーください!」って言ってた。(フジファブリックのみなさんも使用したのだろうか)ギャグを言わされてニコニコしてたりそそくさ逃げてたのがかわいかった。


サニーデイ・サービス

人生でサニーデイ・サービスを見る日が来るとは。最初は淡々としていて、やっぱり曲いいしバンドサウンド心地いいなーと思いながら聴いてたんだけど、ある曲で10分以上?ぐらいアウトロ弾いててそのグルーブがものすごくて興奮した。今日一の演奏だったかも。最後の方はもう曽我部さん歯でギター弾いたりベースのガツッガツッてボディ叩く音だけが聞こえたり。いいもん見た。サポートのドラムの人が一世代若い感じ、と思って後で調べたらandymoriのドラマーだった岡山健二さんだった。MCもなくストイックな感じだったので最後の小籔とのトークコーナーもなくそのまま帰っちゃうのかと思ったら曽我部さんニコニコ話してた。


サニーデイがいるところがコヤブソニックならではのラインナップって感じ。日によって系統が整っていたのは良かった。今年これまでフジファブリックが出たフェスってなんかファン層バラバラって感じのラインナップだったもんね。

芸人パート、生でネタ見るのとかめちゃくちゃ久しぶりですごくおもしろかった。知らない人、若手、有名な人、年を重ねた人、いろんな芸人が出てて芸人界もいろんな生き様があるのだなぁと思って、テレビで見てる印象とはまた違ったし、ライブのエネルギー感じた。スーパーマラドーナおもしろかった。なかやまきんに君がんばってた。

そして芸人の舞台と音楽を融合するおもしろさと難しさも感じた。

インテックスの同じ施設の隣の館でPet博というイベントをやっててインテックスの敷地内がかわいいわんこパラダイスで、今日はそれに相当癒されたー。

ゆるいか#176

収録日山内バースデイ号。

・36歳の豊富

「元気にがんばる」
「元気に、謙虚にがんばりたい」

「謙虚に」が らしいなーと思った。


・メール「みなさんが普段からされている練習や基礎トレーニングがあったら教えてください」

山内「基礎トレーニングとかってよくインターネットとかで転がってんのあるでしょ?ああいうの俺やってんの好きなの。まぁでも自分は高校ん時から好きな運指練習はある。寝起き一発目でやるやつとかある。それで、まぁずーっとやってるとそのルーティーンみたいな事でさ、テーテーテーテーテーテーテーテー♪(歌う)みたいな、こんなん嫌いでしょう?(金澤:大っ嫌い)そういう運指練習、俺むちゃくちゃ好きやねんそういうの。そういうの、を、なんかひとつ自分でネットでこれいいなーっていうのを見つけて、つまんないかもしれんけど何日か続けてやっていくと、5分10分でもいい、そこでああ、ここの指動かしづらいなーとか、ここが辛いなぁ、ここが弱いなとか、自分で弱点を何を発見するための練習やと思ってるから。

例えばTAIFUのリフだったら、ツーツーツー…♪(TAIFUのリフ歌う)ってあるやん、あれめっちゃゆっくりやりながら、あここ、弦を3弦から4弦に移動する時に遅れるなぁとか、音が弱くなるなぁ、っていうのんで自分の弱点知ればそこを克服すればいい、で克服するためにはどうすればいいかっていう。ま、だからしんどいこといっぱいやったらいいんじゃない。と思います。僕は。

自分の今日の状態を確認するものでもあるやん。自分達にとって。TAIFUのリフとかすごく、ピッキングでいうと、オルタネイトピッキングって上下上…うえしたうえしたみたいな、ああいうのの練習にはなると思う。で弦を移動するし。だからまぁ基礎練習っていうかあの曲自体が基礎練習になってる。そういうの多いやん、俺のフレーズって。

あの、二番目、ツーコーラス目に、テテテテテ/テテテテテって、ポリリズム/ポリリズムあるやん、ダイちゃんと俺がこうハモってポリリズムやってるやつ。あれとかもドレミファソ……ソから始まってるけど、ドレミファソドレミファソみたいなとこあるから、そういうのも練習になるし。唇のソレとかね、あれとかもいったら自分の運指練習そのまま早くあててみた、みたいなところもあるから。

(金澤:ドイツのサッカーであるトレーニング理論みたいなものが出てるの知ってる?それは、基礎練は役に立たないっていう理論を言ってる人がいる。サッカーだけど。ひたすら実践練習してるチームがあって、だから僕もSUPER!!をやる時は基礎練じゃなくてただただずっとSUPER!!を練習するっていう)

それが一番の近道やし、基礎練習イコール意味があるものと思うのがそもそも間違い。意味があるものが基礎練習じゃないから。(金澤:意味ないんすか)意味ない。自分の確認だけで。(加藤:今曲に当てはめる場合もあるって…笑)それ……曲……っていうかそのフレーズとか、あの頃そういうの多いでしょう?あれなんでかっていうのも、ちょっとこれは変な考え方やけど、デビューすると学生の頃より明らかにギターだけに没頭出来る時間は減るのよ。その他の事があるから。寝る時間削らなあかんし、でもそれを、例えばバンドのリハーサルとかライブとかで確認用の事が出来るとこれは一石二鳥だなっていうとこ、自分で考えてて(笑)俺もう弾く時間が本当に・・・・・・もう弾いてる時間が好きやからな。

意味を求めて基礎練する人はたぶんね、嫌いになると思う。意味なんかないのよ。意味じゃないのよ、もう、それが好きやねん、ただ。(金澤:すごいよね、ずーっと弾いていられるもんね)弾いてられる。」

    • -


尺を取ってたこの回答が最っ高におもしろかった。こういうモードに入った時の山内くんの喋りがめちゃくちゃ好きだという事を再認識した。このモードに入る時って機会が限定されるし、ゆるいかで展開するのはなかなか難しいと思うけど……。

ギターの質問に対しての回答ってめちゃくちゃ饒舌だし、言葉が強い!言い切る!すべてが決め台詞みたいになる。他の考え方を否定しないけど、ブレない。徹底的に自分の手で確かめてきた経験があるからなんだろうなー。

運指練習の話、具体的にフジファブリックの曲で説明するの最高。TAIFUのリフで練習してみようかなという気になった…。私も基礎練というのが苦手な部類だけど、好きな曲だったらやる気になるかもしれない…!とか思った…。

プロになると学生時代に比べてギターに没頭出来る時間が減るっていうのが驚きだった。逆だと思ってた。

「基礎練大好き!!!」って言ってるプロにはほんと敵わないと思う。

FM802 MIDNIGHT GARAGE(FUDGEライブ インタビュー&ライブ音源)

2017/10/31
FM802 MIDNIGHT GARAGE
DJ:土井コマキ

FUDGE Holiday Circus with FM802
ハナレグミ フジファブリック
ライブ音源&インタビューオンエア
ハナレフジコラボ曲お届け
山内総一郎さんとのコラボも♡

ハナレグミインタビューという名の山内総一郎褒め。自分の話よりほとんど山内くんすごいって話してた。こういう欠席裁判の逆バージョン?大好き!山内くんのいないところで山内くんが賞賛される気持ち良さ。

この日オンエアされたライブ音源

そして僕は途方に暮れる(大沢誉志幸カバー)/ ハナレグミ with 山内総一郎
深呼吸 / ハナレグミ
カンヌの休日 / フジファブリック
ルーティーン / ハナレフジ

カンヌの休日アコースティックバージョンがオンエアされて機能停止してしまった。カンヌの休日のアコースティックバージョンの音源をとうとう手に入れてしまった……。あの日のおもしろさが詰まったMC付きのそして僕は途方に暮れるも嬉しかったー。そしてルーティーンの山内くんの歌声、やっぱりほんとめっっっちゃくちゃいいな・・・・LIVE OASISの時より更に深みが増した気が。

二日前のまだ新鮮な状態の感情とか記憶が音源で完全密封されたみたいな。スピード感あるっていいな。ラジオっていいな。

(これリアルタイムで聴いてたけど、Radikoのタイムフリーで聴き返したらルーティーン流れてる時 時間またいでて思いっきり曲の途中で切れてた。やっぱりラジオはリアルタイムで聴くのが無難だと思った。特に音源流す時は)

    • -


土井「フジファブリックハナレグミがコラボをしてくれて、今回のイベントの中でも、一部なんですけど、……すごかったですね。ほんとにね。あのでもハナレグミのところに、フジファブリックの総くんが呼び込まれて入ったところは、打ち合わせ本当にしてなかったです。リハーサルもしてたんですけど、リハーサルっていうか(笑)楽しくって二人で遊んでるだけでしょ、早く終わってください次のリハがあるんで、っていう感じでしたもんね(笑)。あのハナレグミはほんとにセットリストを決めずにやってくれまして、すごいなあれ」


...


ハナレグミ インタビュー

土井「えーお疲れ様でしたー」
永積「お疲れ様でしたー。ありがとうございます」
土井「ファナレグミさん」
永積「ファナレグミ(笑)もう思いつきで変な事言ってしまいました。すいません」
土井「いやー、あのー、ほんとに、参りました」
永積「いやいやいやいや(笑)」
土井「改めまして」
永積「いやいやいやいや。でもなんかやっぱりこうここの会場ほんとにアコースティックの弾き語り向きだと思ってて、あのー反響が本当に気持ち良いんですよ」
土井「もうそういう感じも全部聞こえてるんですかステージで」
永積「聞こえてる。あのー、そそ、だから、すごくおっきな音になるとワーンってしちゃうと思うんだけど、こういう少ない楽器のイベントにはとても向いてる場所だし、オーディエンス側もすごく気持ちいいんじゃないかなと思いますけどね」
土井「たぶん。みなさん椅子もあってね、気持ち良く見ていただいたんじゃないかなと思いますけど、あのー山内くんが隣に来た時の、ファナレグミさんも、非常に気持ち良さそうでした(笑)」
永積「あはははは。楽しかったですね」
土井「ねぇ。なんか、隣に山内くんが欲しくなりましたね」
永積「あははははは」
土井「喋ってる横でちょっとなんか弾き鳴らしてくれへんかなみたいな(笑)」
永積「いやほんとに、あの、ね、そう(笑)、なんの打ち合わせもなくやってね、あのー、すごいなと。やっぱり思う(笑)ステージであそこまでパッと合わせられる、あの、総くんのあのスキルっていうかね、ギターの」
土井「誰と誰とでもああいうふうに出来る訳じゃないと思いますね」
永積「じゃないと思うね、で、なんかやっぱり、あのー、やっぱりバンドをやってるギタリストだからこそ、こう、ギタリス……ギターとしてもこうアピール出来るっていうかさ、その、オーディエンスに、だから二人で演奏しててももっとなんか大きなアンサンブルでやってるような感覚になるんだよね。うーん。それはなんかやってると特に思うのかもしれないけど」
土井「恐るべし」
永積「うーん。ほんとすごいね」
土井「ギターの国の王子様って最近思ってるんですけど」
永積「ほんとに(笑)あははは」
土井「恐るべし(笑)」
永積「そうなんだね(笑)どうしたんだオイ」
土井「いやいやいや。この続きがまた見れるという事で」
永積「そうそうそう!」
土井「ね、大阪で」
永積「せひ、もう楽しみにしてます」
土井「楽しみにしてます」
永積「うん、よろしくお願いします」
土井「という事で今日はほんとにありがとうございました」
永積「はい、ありがとうございました」


ハナレグミ ライブ音源

MC
永積「改めましてハナレグミです。初めましての方もいると思うんで、よろしくお願いします」
客:拍手
永積、ギターをつま弾きながら話す
永積「弾き語りだとね、あの、カバーとかも多いんで、………総くん、総くん知ってるかな?この曲」
山内「なになになに?」←小学生のワクワクしたような口調(笑)
永積「えへへ、知らないかもしれないほんとに。そして僕は途方に暮れるって曲知ってる?」
山内「…………ああー〜〜。………」
客:拍手
永積「……んふっ(笑)ほんとに、あぁ〜っていう顔が強ばってて(笑)」
山内「あははははは」
永積「いいね、ドキドキするぜ俺は!」
山内「ほんとにドキドキしますねー(笑)」
永積「一応2カポだから。…あ、いい、好きなようにしてくれ」
客;笑

〜♪そして僕は途方に暮れる(大沢誉志幸カバー)/ ハナレグミ with 山内総一郎

(間奏で)
永積「ふふ……お前ほんとすごいな」
山内「ははははは」

(演奏後)
ホホホホッ、ホホホホッ、って遠くで笑い声が聞こえる(笑)
すごい拍手。
永積「あの………この人天才です。」
山内「ははっ」
客:拍手
永積「ほんとすごいな」

〜♪深呼吸 / ハナレグミ


...


フジファブリック インタビュー

土井「フジファブリックのみなさんですお疲れ様でしたー」
三人「お疲れ様でしたー」
土井「ほわーっとしてますねー」
山内「ほわっとしちゃったなー」
土井「不思議な感じ」
山内「不思議な感じですここは」
土井「何が不思議でした?」
山内「この空間が」
土井「やっぱそっか」
山内「うん。なんていうか厳かっていうかなんていうかね」
加藤「あとまぁ僕らがね、三人でやるのは結構初めてっていうことで」
土井「それがねー。初めてだったんですね」
山内「・・・そう」
土井「気軽にオファーしてすいません」
山内「いや全然全然、俺もう、たっ、楽しいですよ。すごく。楽しいから続けていきたいなという思いもありつつ、あのー妙に緊張感はありましたね」
土井「ふふふふふ」
山内「変な緊張感は(笑)」
加藤「そうね」
土井「めっちゃ良かったです」
山内「あ、ほんとですか」
土井「あのカンヌはなんですか」
山内「あの……」
土井「ずるい」
山内「あれ…が出来ると俺らはすごい面白いね、面白くなると思うよ?」
金澤「そうだと思います」(←コソッと)
土井「金澤くんはもう、寝そうですね(笑)」
金澤「えーでもライブ終わりポワポワするんですよ私」
山内「そうそう、興奮状態が一気にこう」
金澤「ポワポワしちゃうんですよ」
土井「ポワポワしている(笑)」
山内「うん」
土井「すごいいろんな事が出来るんだなと思って改めてフジファブリックが好きになりました」
山内「いや、ありがとうございます。まぁまぁチャレンジして良かったなと」
土井「うん」
山内「ここで出来るのも良かったですし」
土井「うん、ね。でも三人編成のこのライブもまたどこかで見れたらいいなと思います」
山内「呼んでください呼んでくださいもう〜」
土井「ほんまに呼ぶから」
山内「呼んでください、ダイちゃんほわほわしちゃいますけど」
土井「(笑)はい、大丈夫です。ほわほわは大丈夫」
山内「またここでもやりたいです」
土井「ねーそう、私達もまたここでやりたいんで、うん、引き続きよろしくお願いします」
三人「よろしくお願いします」
土井「今日本当にいいライブでした。ありがとうございました!」
三人「ありがとうございました」


フジファブリック ライブ音源

〜♪カンヌの休日 / フジファブリック

MC
永積「喋りすぎちゃった。やろうか」
山内「や〜…そうですね」
永積「なんていう曲かちょっと、あなたの方から」
山内「フジファブリックの曲で、ルーティーンという曲をやりたいと思います」

〜♪ルーティーン / ハナレフジ

(演奏後)
山内「ハナレグミ永積崇!」
客:拍手

FUDGE Holiday Circus with FM802 MIDNIGHT GARAGE @大阪中央公会堂

2017/10/29(日)
FUDGE Holiday Circus with FM802 MIDNIGHT GARAGE
大阪中央公会堂
開場 18:00 開演 18:30 終演 21:15

Rei × NakamuraEmi
Homecomings
ハナレグミ
フジファブリック

外仕事でフワーてなってたけど今日で本流に戻された。ファブリックシアターの前哨戦、FUDGE Holiday Circus with FM802 MIDNIGHT GARAGE。台風直撃で心配したけど(屋外でのフードマルシェなどは荒天で中止になってしまった)、到着した時には通り過ぎ、雨も止んでいい気候で最初に想像してたような雰囲気の秋の中央公会堂。

中央公会堂の中には入った事あるけど、ライブを観るのは初めて。薄暗くてステージの赤いビロードみたいな幕が印象的で厳かな雰囲気が漂っていた。中もちょっと肌寒い。

フジファブリックがイベントのトリやるの久々な気がする。Rei × NakamuraEmi、Homecomingsが終わり、ハナレグミのセッティングの時、真ん中の椅子用のマイクスタンドの横に背の高いマイクスタンドが並んでて、赤いギターが置いてあって、あれ、いや、絶対そうでしょ、って動揺。確かにそういう事もあるのでは?と思ったけど、なんかこのガッツリ出る感じ。

    • -


ハナレグミ

この人いつもイベントの時ほんと何にも決めてない感じで、一曲歌い終わった後「…どうする?これから俺達」って「付き合いかけの二人」みたいなテイで言ってたのおもしろかった。(前もどっかで聞いた事ある。笑)

友達と一緒に、って三曲目から山内くんが呼び込まれた。あ、髪切ってる・・・・。山内くんてモサった後ばっさり切る、のローテーションを繰り返してる気がする。その切った時が割とわかりやすくてちょっと笑ってしまう。

何も決まってない!と言いながら「赤いギターがいいかな」「Gの曲」という永積君の司令だけで曲に入る……。


ハナレグミ with 山内総一郎、1曲目は照明が夕方みたいなハンキーパンキー。とろける。ハンキーパンキーの山内くんのストラトは極上だな。心震える。スライドバー駆使。曲中何度もしゃがんで足元のエフェクターで音作り。緻密でしっとりとした糸みたいな音。オルガンを柔らかく叩いてるみたいな音。曲を彩る魔法がポムポム手元から生み出されているのを見ているようだった。キーンとした高音が綺麗で、ストリングスみたいだった。


MC(FM802のMIDNIGHT GARAGE放送された分)

永積「改めましてハナレグミです。初めましての方もいると思うんで、よろしくお願いします」
客:拍手
永積、ギターをつま弾きながら話す
永積「弾き語りだとね、あの、カバーとかも多いんで、………総くん、総くん知ってるかな?この曲」
山内「なになになに?」
永積「えへへ、知らないかもしれないほんとに。そして僕は途方に暮れるって曲知ってる?」
山内「…………ああー〜〜。………」
客:拍手
永積「……んふっ(笑)ほんとに、あぁ〜っていう顔が強ばってて(笑)」
山内「あははははは」
永積「いいね、ドキドキするぜ俺は!」
山内「ほんとにドキドキしますねー(笑)」
永積「一応2カポだから。…あ、いい、好きなようにしてくれ」
客:笑


「2カポだから」って永積君が言った時カポをすでにもっと下の方に付けてて、「好きなようにして」って言われてほんとに好きなようにしてた。作った人が言ってるのにしれっとした顔して変えないところがおもしろかった。そしてバッチリ合わせてくるのがすごい。


ハナレグミ with 山内総一郎 2曲目 そして僕は途方に暮れる(大沢誉志幸カバー)

最初探り探りで控えめだったギター、だんだんノってきて一番終わった時に永積君に「……お前ほんとすごいな」って言われて照れながら嬉しそうにしてて、流れを一通り把握した事もあり、そこからガンガンギターの音が前に出てきた。笑 余裕が出来た山内くんは完全に自由。跳ねたり永積君と何度も笑い合ったり。

曲が終わった後 永積「この人天才です」

おもしれェェェーーーッッッ!!!!!て心の中で叫びまくってた。即興楽しい!このコンビおもしろい。新しい形態、音楽の形…!

永積君はいつも山内くんに即興を仕掛けて山内総一郎がいかにギターの天才であるかという事を私達にわかりやすく見せてくれる。永積君は山内くんの扱いが手慣れている。放し飼いのもう一人の飼い主だと思う。

・・・と思ったけど、やっぱり帰る家は一つだけ、飼い主は一人だけ(あんまり言う事聞かないけど)なので、永積君はいつもの散歩コースにあって、たまにおからをくれたり、飼い主が忙しい時には公園に連れていってくれて遊んでくれる近所の豆腐屋さんみたいなポジションかな。

ハナレグミ with 山内総一郎 3曲目、大安。山内くんのサビのコーラスがきれいだし、永積君による「ギターソロ!山内総一郎!」の後のスライドかました派手でおかしなギターソロ、最高でした。。永積君が山内くんのギターの音に時々笑っちゃってるのほんと素敵。

三曲も一緒にやるとは思わなかった。・・・大満足!!!

1組目の Rei × NakamuraEmi が結構アコースティックの概念からはずれるような新しい試みをしていて(しっとりとしたものというイメージだったので初っ端からちょっとビックリした)それについて言及してたけど、「僕はオールドスクールなんで」って言ってた。


フジファブリック

ファッション雑誌のイベントだし、事前のインタビューでフレッドペリーの店でフレッドペリーの服着てインタビュー受けてたから、いつもと違う雰囲気でフレッドペリーの衣装着てくるのかと思ったら山内・加藤はフジソニックと同じ服着てた。

http://fudge.jp/gtzTr


ブルー

ブルーのアコースティックセット、そういえば昨年のファブリックシアターのセットリストに入ってなかったんだっけ、すごく新鮮だった。コーラスにドキッとするし、ウッドベースの音が気持ちよすぎるし、金澤君の!鍵盤アレンジが!ギターの印象が強かったブルーが鍵盤主役のアレンジで生まれ変わった。

山内くんはフロントマンだし成長を見る機会も多いし目立つけど、一人で駆け上がってる訳ではなくて二人も一緒に階段を上がってる、それを感じるような演奏だった。


カンヌの休日

山内くんが持ち込んだアレンジがバンドによって激しくブラッシュアップされていた。大人っぽカッコよすぎてフ、フジファブリック…?緩急すごい演奏、ウッドベース合ぅうぅ〜〜!ジャジーでお洒落な鍵盤、歌はより大胆に、獰猛な歌、歌ーーー!(サビのイェ、エ、エ↓っていうのやめたんだね。面白かったのに)


もっと永積君の歌聴きたい!という事で永積君呼び込み。Fの文字が入ったえんじの帽子を被って「ファナレグミ」と言いながら永積君が登場。FUDGEのFなんだけどファナレグミのFみたいでかわいかった。「ファナレグミ」新しい……、そういえば永積君が「ハナレフジ」と自称するまで自分は「フジハナレ」って呼んでたなー。


ルーティー

今回は一本のマイクではなくそれぞれの場所で。永積君の歌は志村の詩を丁寧に読み上げるみたいだなー。んでやっぱり山内くんが歌うパートがめちゃくちゃ良い。私、この人の声が、歌が好きなんだなー。

ルーティーンを歌う山内くんの声はハイもう数は忘れました何回目かの変身でした…。口はあまり大きく開かず喉の奥の方から太く響いてくるような好みの歌唱でほんと気持ち良くて、ボーカリストとして一段高いところに上がったんだなぁと感じた。自分がただ好きで見ていた人がこんな風になるなんてな…。

ルーティーン、ちょっと歌い方変えたんだよね、誰にでもー のところ、伸ばしてる最中に一音あがって、ハッとした。そういう心を触るような歌い方する……。


永積「俺達、入籍しました!」
山内「え?え?」
永積「入籍したじゃん」
山内「うん……え?」(←話を合わせようとしてやっぱりわかんないって感じ)
永積「今年ハナレフジやります!」
山内「それ今言っていいの?」
永積「さっき聞いたら11/1発表だけどこのステージで言っていいって」
山内「いつも俺ぽろっと言ってしまって怒られるから心配した〜」

というわけですごいグダグダな発表だったけど(笑)大阪でハナレフジ!またハナレフジを見られる日が来るなんて!

お互いの歌ごちゃまぜにしたりカバーもあったり何があるかわからない!って言ってた。フレパの時思ったんだけど、どうせバンドフジファブリックなんだからフジファブリックハナレグミでパート分けせず最初から全員ステージにいてお互いの曲ごちゃまぜでやればいいのにって。それがもしかして叶う…?

それにしても永積君のフリがわかりにくく(そのままの意味で受け取りはしなかったけど、何の事かほんとにわからなかった。ハナレフジはもう夏に終わったよな・・・?と「今年やりました」じゃなく「やります」って言ってるのにもしばらく??ってなってた)

例えばフジファブリックのメンバーの誰かが既に結婚していて公式に発表する気はないみたいなスタンスだったとしたら、突然永積君がああいう事をステージで言ったら一瞬焦るのでは、とは思った。

永積君退場。再びステージには三人だけに。


若者のすべて

若者のすべてから山内くんがあのソロで使用し始めたバスドラ投入。素晴らしく力強い歌声だったんだけど、バスドラに意識を持っていかれ……


虹のギターソロで前に出てくる時バスドラから足をはずして、やっと解放されたーーーって思ったら速攻金澤君が山内くんの後任としてバスドラ踏み出した。笑 そして山内くんが戻ってきた時山内くんと金澤君との足の引き継ぎでワタワタしてた。笑(なぜそこまで……)

バスドラやめてくれ〜〜 フジファブリックの音に対して重すぎるんだよ〜〜 ギターの音とか鍵盤の音とか全部吹っ飛ばすんだよ〜〜 ギターの自由も損ねるし、虹で一瞬あの音から解放された時の軽やかさときたら……ファブリックシアターにはドラム入るだろうからバスドラの出番はないと思うけど

単なる手拍子発生装置としか思えない。若者のすべてで手拍子とかきついよー。手拍子が表拍になるのもきつい。今後も山内弾き語りにバスドラ付いてくるかと思うと辛いな…。誰だよ山内くんにバスドラ吹き込んだやつ…。


終演時間がサイトにきっちり書かれてて、ほんとにその時間で終わった(21:15)。最後にハナレフジでアンコールでもあればいいなーと思ったけど、土井コマキさんがビシッと締めに来たのでもうこれで終わりだなと思った(悟った)。まぁそれぞれのライブ中にコラボあったしね。

会場の雰囲気もいつもと違ってコラボも本体も良くってとてもいいライブだった。来月のファブリックシアターへの期待がますます高まった。


SET LIST

ハナレグミ

ブルーベリーガム
きみはぼくのともだち
ハンキーパンキー
そして僕は途方に暮れる(大沢誉志幸カバー)
大安
深呼吸


フジファブリック

ブルー
カンヌの休日
ルーティー
若者のすべて