FM802 FLiPLiPS 激論(TAKU×山内総一郎)生電話

2018/3/1 13:00-
FLiPLiPS
DJ 加藤 真樹子
ゲスト TAKU(韻シスト

TAKUさんスタジオゲスト。韻シストの20周年記念ライブの6/16のゲストアーティストは誰?とリスナーにクイズを出してて

・バンドで男性
韻シストのメンバーもどうやら昔から知ってるらしい
韻シストといえば大阪なんで、ボーカルの人が大阪の人?
・番組とゆかりがあってキャンペーンがあったら毎回来てくれる人

というヒントで正解が全然来なかったので、

DJ「大阪をもっと推していった方がいいのかもしれないですね?この方は」

TAKU「いや、そ………そうなんですかね(笑)?わかんないですけど(笑)」

DJ「大阪のイメージがあんまりないみたいで」

TAKU「急に大阪〜……ってなっても、どうしたんかな、とはなるかもしんないですけどね(笑)はい」

DJ「そのアーティストと電話がつながっているのでご自身の口から発表していただきましょう!もしもし」

山内「もしもしー」

DJ「あなたは誰ですか」

山内「フジファブリック山内総一郎ですー」

DJ「総ちゃんでしたーーー(笑)」

山内「はっはっはっはっは。ちょっとちょっと〜」

DJ「ちょっとちょっと」

山内「マジっすかー、全然当てられてないじゃないですかー」

DJ「うーん」

TAKU「全然予想されてないみたいですよ(笑)」

DJ「全然ねぇ。まぁそれでも、逆に言ったら予想外のゲストだったっていうね」

TAKU「そうですね」

山内「そう…そうですか?」

DJ「と思いますよ」

山内「いやー、まぁ、TAKU、まぁ韻シストもそうですけどTAKUとはもうほんとにもう、何歳だ、15、6歳ですか?」

DJ「そんなに」

TAKU「ですね、15、6歳からの」

山内「15、6歳からもうずっとお互いの家に行っては泊まったりして、ずっとギター弾いてきた仲間なんでね」

DJ「そんなに近かったんですね」

TAKU「そうっすね、ほんまに彼ね、僕のね、忘れないです、僕の家のCDとか散々床に散らかしてですね」

山内「(笑)」

TAKU「聴っくだけ聴いて、これはいいとかこれは悪いとか、これお前センスないとか言った後にその上に布団ひいて寝るみたいな奴やったんで」

DJ「酷いヤツですねー」

TAKU「バキバキバキバキバキバキーーーーみたいな」

山内「(笑)」

TAKU「CDのケースめっちゃ割れるみたいな」

DJ「マーージーー」

山内「(笑)」

TAKU「めっちゃされましたけどね(笑)」

山内「(笑)」

DJ「うーーわーー。温厚そうにねー、見える…… フジファブリック山内総一郎さんと今電話がつながっております」

山内「はいよろしくお願いしますー」

DJ「なんて呼び合ってるんでしたっけ、TAKUって言ってましたね、さっきね」

山内「TAKUですね」

TAKU「僕は総一郎ですね、はい」

山内「はい」

DJ「ほんとに距離の近い」

TAKU「そうですね(笑)」

DJ「出会いは何ですか?」

TAKU「出会いは、なんかあの、専門学校ですか、ギターを習う学校の体験入学みたいなのよくあるじゃないですか、体験入学に、みんな三年、高校三年生の時に行く時に、僕ら高校二年生やったんです。そん時に、高校二年生の始めぐらいにそれがあって、それにみんな三年生が行ってるのに僕らだけ二年生やって、あ、お前だけ二年なんや、みたいなんで、なんか仲良くなった、みたいな」

DJ「へーーほんとじゃあ、ギターで仲良くなったんですね、きっかけはね」

TAKU「そうっすね、はい。きっかけはそうですね」

山内「そう、そう、そうです」

DJ「えっ、当時お互い見た目とかどんな感じだったんですか」

TAKU「……(笑)これは、僕は大丈夫ですね、だから、あのー、メタリカのTシャツとか着て」

山内「着てた着てた。メガデスとな。」

TAKU「メガ・・・・・(笑)」

山内「メガデスメタリカ着とったな。」

TAKU「(笑)彼はほんと恥ずかしいんじゃないですかね、髪の毛がピンクでしたよね」

DJ「マジーーーー!?」

山内「そう」

TAKU「(笑)」

DJ「ピンクだったんですか?」

山内「言うなっ!」

TAKU・DJ「(笑)」

山内「言うなっ!ははははははは」

DJ「総ちゃんピンクだったんですか?高二の時ですか?」

山内「いや前髪だけ真っ黒で、あとなんか軽いピンクみたいな色でしたね」

DJ「えーーーーーー」

TAKU「ほんまにあの蛍光ペン、文房具屋さんで売ってるあの蛍光ペンのピンクの色みたいな(笑)」

山内「(笑)」

DJ「総ちゃんとんがってんなぁ」

山内「もうなんか、そうです。いわゆるテクノカット的なやつ」

TAKU「ははははは」

山内「ははははははは」

DJ「そんな話ラジオでした事なかったんじゃないですか」

山内「ないですないです、もうそんな、そんな恥ずかしい、過去を」

DJ「二人で喋ってると、もう居酒屋みたいな話になりますよね」

TAKU「基本居酒屋で会うんでね(笑)」

山内「しょっちゅう居酒屋で会ってて、正月以来ですからね、喋る……喋った、ね」

TAKU「そうですね、はい」

DJ「そうなんだー」

山内「正月は三日連続で会ったよね。三日、四日ぐらい」

TAKU「そうですね、毎年そうなるんですけど(笑)」

DJ「超仲良し!」

TAKU「激論するんで。激論繰り広げないといけないんでね」

DJ「その激論は音楽についての激論なんですか?全然違う事も?」

TAKU「いやーまぁ、いろいろですねー」

山内「いろいろの、激論、しますね」

DJ「へぇーーー。いや、韻シストフジファブリックがこんなに近かったなんてって言うのをね、みなさん思ってると思うんですけど、これまで対バンみたいなの、共演みたいな事あったんですか?」

TAKU「共……」

山内「対バンはなかったね」

TAKU「なんか、一回……、そうっすね、対バンはないっすね」

DJ「対バンはない」

山内「うん」

TAKU「イベントで一緒とかはあったかもしんないんですけど」

山内「フェスで、一日違いとかいうのは結構最近増えて、………あとはまぁ、TAKUらがその韻シストバンドであの Charaさんのバンドやったりとか、してる時にニアミスみたいなんはあるけどっていう事ですかね」

DJ「なるほどなー。じゃあ遂にですね」

TAKU「ですね、はい」

DJ「ね」

TAKU「対バンですね」

DJ「リアル友達と」

TAKU「(笑)なんかおもしろいですけど、今ヘッドホンから総一郎の声聞いてんのがもうおもろいです(笑)」

DJ「あはは」

山内「いや俺(笑)、俺普通に電話してるからね」

TAKU・DJ「(笑)」

DJ「総ちゃん今どこですか?」

山内「家です。」

TAKU「はははは」

DJ「あ、そうですかー」

山内「んふふっ。家で」

DJ「家で、どうしてた」

山内「家で………そうです、今日晴れたなーと思いながら」

DJ「東京あったかいみたいですね」

山内「あったかいっすねー。カトマキさんとも電話で話すの初めてですね(笑)」

DJ「そうだねー(笑)元気ー?総ちゃん、元気ー?」

山内「元気です元気です」

DJ「あ、ほんと。すっごいほっこりして元気そうだなとはね、うん、」

TAKU「なんせ家ですもんね(笑)」

DJ「感じてるよ。家なんだなって感じてますけど(笑)」

山内「めちゃめちゃパジャマのままです」

TAKU・DJ「あはははは」

DJ「パジャマ何色ですか、パジャマ何色」

山内「パジャマ緑です」

DJ「あ、緑。緑……?おぉ……。」

山内「はい。もけもけです。」

DJ「も………(笑)」

山内「(笑)」

DJ「もけもけの緑のパジャマを着た、総一郎くんと今喋っておりますが、なんばHatchで開催の韻シストの20周年のアニバーサリーライブ、6月16日土曜日のゲストは改めて、フジファブリックということになりました」

TAKU「はい」

山内「嬉しいですね」

DJ「それぞれライブもやりながら?これだけ仲いいんだからなんか二人でやったらいいじゃないですか」

TAKU「やりますよもうこれは」

DJ「何を!!」

山内「ね」

TAKU「激論をやります。公開激論」

山内「激論を」

DJ「あ、居酒屋のやつを」

TAKU「を、ちゃんとユニット名的にして、オープニングアクトで」

DJ「ほお」

山内「そうです」

TAKU「はい、TAKU&山内総一郎でやろうかなと思ってますね(笑)」

DJ「オープニングアクト?」

TAKU「はい」

山内「そうです」

DJ「オープニングトーク?」

TAKU「オープニング"アクト"でいきたいですねー」

DJ「アクトでいきたい。おーーー?」

TAKU「どーなる、どーなるんか(笑)」

山内「(笑)」

TAKU「ただこの激論って名付けたんも山内総一郎君ですからね」

DJ「なるほどー」

TAKU「なんか、『いつ飲むー?』とか言ってたら、『どうする?激論?』とか言い出して(笑)」

DJ「(笑)あ、二人のキーワードなんだ」

山内「昔はね、昔はほんとに喧嘩みたいになってたんですよ」

DJ「おーーー、激論すぎてね?」

TAKU「はい」

山内「なんかお互いの、ね?プレイスタイルとか、そういうことをこう、罵り合う………(笑)」

DJ「(笑)」

TAKU「そのあと『もうお前とか飲まん』とか解散みたいなことが続きまして、それ以来飲むことを総一郎が激論って言い出したんで。正月に飲むことを(笑)『激論2006いつする?』とか言い出して(笑)」

山内「(笑)」

TAKU「それぐらいから激論って呼ぶようになり始めて」

DJ「(笑)それが遂になんですか、お客さんの前でやってしまうんじゃないかみたいな」

TAKU「そうですね、はい」

DJ「うわー。とりあえずギターは持ってて欲しい気もしないでもないですね」

TAKU「いや、もちろん持ちたいですよね(笑)」

山内「もちろん。なんかね、正月にちょっとね、僕はTAKUの家に行って、あのーこういう事やろうああいう事やろうみたいな、少しちょっと打ち合わせ程度に、あの、曲一緒にやったりとかしたんです」

TAKU「はい」

山内「だからまぁ、それの延長線上であの、喋り(笑)、喋りを僕はちょっと自信がなくて、TAKUはもう、ものすごくおもしろいでしょー」

DJ「二人ともおもしろいですよ?」

山内「TAKUはおもしろいですよ、僕はもうそういうのはちょっとあの、危険なんで、やっぱり曲はやりたいなーと思ってたんですよね」

DJ「なんか……最後、ね?きれいにまとめましたけど」

TAKU「まとめようまとめようと(笑)」

山内・DJ「(笑)」

TAKU「僕だけ着地した時に足ぐねったみたいな」

DJ「(笑)」

山内「言うとくけど、お前言うとくけどお前、こっち家で(笑)一人でなんかもう」

TAKU「そうやね。ごめんごめん、こっちスタジオでヘッドホンしてんねやごめん」

DJ「で生放送だからね、今ね(笑)」

山内「(笑)いやーこれもう、ね、大阪の方が聴いてると考えると、ヒヤヒヤしますけど」

TAKU・DJ「(笑)」

山内「はははははは」

DJ「いやーどんな夜になるんでしょうか、6月16日土曜日です、なんばHatchです。じゃあ最後にですね、もうずっとね、このゆるめの激論を聴いていたい気持ちではあるんですけれども、そろそろお別れって事で、あのー韻シストとのライブで演奏したいフジファブリックの曲を総ちゃんが選んでくれてると思いますが、どれにしますか?」

山内「はい、えーと、カンヌの休日 Featuring山田孝之という曲を、はい」

DJ「なんでこれを選んでくれたんですか?」

山内「なんかあの、まぁ激論なのか、何かやるのかわかんないですけど、やっぱこう、こういうあのー、まぁ専門用語的に言うと、基本ワンコールみたいな曲っていうのはすごく最適なんじゃないかなと思って。他にもいろいろこっからまた考えますけど、あのー、まぁ韻シストもこういういわゆるエイトビート的な曲ってそこまでないから、新鮮なんじゃないかなってところも含めてこの曲」

DJ「何かしらの形で聴けるかなーー?っていうのをじゃあ」

山内「聴けるかなー?って感じですかね」

DJ「かなー?でね。じゃあカンヌの休日、お送りしようと思います。じゃあ山内総一郎さんフジファブリックでした、あの答えはみなさん、そうでしたよ。という事で総ちゃんどうもありがとうございましたー」

山内「ありがとうございましたー」

DJ「そしてTAKUさん楽しみにしてます」

TAKU「はい、ありがとうございます」

DJ「今日はありがとうございましたー」

山内・TAKU「ありがとうございましたー」

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おもしろエピソード満載でめちゃくちゃおもしろかった。バンドワゴンの時も一回聴いた事あったけどやっぱりTAKUさんと話してるの好きだなー。

みんな高三で来るところこの二人が高二で来たってところがもう、って感じ。こういう第一人者になる人達ってみんな人より行動が一歩早いんだろうな。やりたいと思ったら即行動!みたいな。

あと激論って言い出したのが山内くんとか。やっぱり山内くんの感覚おもしろい。

フジファブリック LIVE TOUR 2018 "帰ってきた!!三日月ADVENTURE"@岐阜 CLUB ROOTS

公演日 2018.02.25 (SUN)
会場 岐阜 CLUB ROOTS
開場 17:30 開演 18:00 終演 20:20

岐阜 CLUB ROOTS、三回目だけど、土地柄なの?毎回絶対圧縮が起こる。初回が割と攻撃的な圧縮だったのでこわーってなって、今回圧縮が起こった時もやや恐怖感があったんだけど、とても平和な圧縮だった。年々穏やかになってる?

名古屋-浜松で「ライブの最初の数曲集中出来ないのを克服出来つつあるのかも!」とか思ってたけど、また逆戻り・・・。圧縮でまた前半記憶飛んでしまった。でもまぁいいや。これがライブよね。

この会場、個性あるよねぇ。「ハコ」っぽい。ステージ上も四角くて、建物そのまんまというか朴訥としていて無造作な感じで。でも、そこが良い。三回目にして「この会場に愛着あるかも」って思った。音もいいような気がする。空調をステージ上の人(金澤君)が調整してる時、ああ、前回も詳細は覚えてないけどこういうくだりあった!って思い出して、帰ってきた!って感じがした。このライブハウスに、帰ってきた。そういう感覚はここが初めてかも・・・?ちなみに空調の空気の吹き出し口みたいなのがあって金澤君の髪がちりちりになってたのはどの会場だっけ。

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山内「今日でツアー半分終了なんです。なのでツアー前半戦のいいとこどりみたいなライブにしたいと思います」
客:ヒューーーー(拍手)


マボロシの街

なんか既に懐かしい気がする。金澤君の思い出を加藤さんがインタビューして歌詞にしてそれを山内くんが感情込めて歌う。フジファブリックでこねくりまわしたこの曲最高だな。

2番から始まる、カンカンしたピアノの音大好き。


Gum

あのGumの音がここから生まれてる、というのをちゃんと実感した気がする。あのモワモワゴワゴワしたギターの音。懐かしいような鍵盤の音。フジファブリックってほんと、曲によって音像が全然違うね。


Splash!!

お客さんに声を出させる場面で、山内くんいい顔〜。メンバーの顔それぞれ見て、いいよね!って確認するような笑顔。昔パレードの映像とかでよくやってたな。あの顔、久々に見た気がするな。


電光石火

やっぱりあのCメロのコーラスがゴツゴツしてるというか強すぎる気がするなー。南風〜とか歌詞に出てくるんだから風に乗るように伸びやかに歌って欲しい気がする。


金澤「この会場は、出演者が空調を調整するんです」
客:笑
金澤「熱くなってきたので、下げます!」
客:ヒューーーーーー!!!(拍手)
(背中を向けてキーボードブースのうしろにある空調ボタンを下げる動作をする金澤さん、大盛り上がりする客)
金澤「2℃下げました」
客:ヒューーーー!!!!笑
金澤「寒かったら上げます(笑)」
山内「それさみしいね(笑)」
客:笑


金澤「今日岐阜で行こうと思ってた店があるんですけど、中華料理店で」
金澤「行ったら閉まってて。それで思い出したんですけど、中学生の頃修学旅行で」
山内「そんなに遡るんや」
客:笑

そのあと金澤君のMCで滑った感じになった?時、(反応がなかった)「温度上げますか(笑)?」って言って2℃上げたのおもしろかった。

金澤「(温度)調整しちゃうよ〜?」

その後、金澤君が何度もそのセリフを連呼してて、それが「どんだけ〜?」みたいな言い方だったので、

山内「ちょっとIKKOさんみたいやね」
客:笑
山内「そういうLINEスタンプ作ったらええんちゃう」
客:笑

そのあとで加藤さんがいきなり芝居じみた感じで
加藤「・・・ん?なんかベースのボリュームが急におかしくなったぞ?」
(みんながチャンダイさんに期待する目)
金澤「・・・・そのベースのボリューム、調整しちゃうよ〜☆」
客:笑


玉田「今日この会場初めてなんですけど。岐阜 CLUB ROOTS。」←注意深く確かめるように言う
客:笑
玉田「昨日浜松窓枠でライブやったんですけど、会場名を浜松窓際って言ってしまって」
客:笑
玉田「この会場は、すごく音がいいんですよね。ステージでやるミュージシャンにとって音の良さっていうのも大事な事で、音が気持ちいいとテンションがあがるんですよね」

豊夢さんが窓枠に続いて岐阜 CLUB ROOTSも初めてだったというのが意外。豊夢さんはMCで自分の感覚を誠実に伝えようとするところがすごくいいなぁ。

玉田「前回総ちゃんのMCについて破天荒とか言っちゃったけど、自分も人の事言えない……」
山内「そんな落ち込まないで(笑)」
客:笑

山内くんって拍手する時もだけど、めっちゃ手の平反ってたなぁ。いつもそういう感じだけど。あれは何なんだろう。


打上げ花火

稲妻みたいな轟くライト、だるまさんが転んだみたいな緩急、怖い日本昔話みたいな世界観。最高にキてる。


モノノケハカランダ

モノノケハカランダのどっか途中、たぶん1番終わってデッデッデッデッデッデって入るとこ、(ギターソロにすぐ入る方じゃなくておそらくその前)一番最後、キーボードで入る「ヴィッ!!ヴィッ!!」って音、聴いた瞬間にギェッ!ってなった。(たぶんそんなふうになってた人まわりにもたくさんいた)あれ、とんでもなく変態じゃないですか。音源には入ってない音。

Light Flightツアーの映像の時はもちろんだけど、Hello!! BOYS & GIRLSの時とも全然違うよね・・・・野音のライブ音源聴いてもまだちょっと角が丸くて甘く感じる。(歌だけじゃなくて、演奏も)今回のツアーのモノノケハカランダ、ささくれ立ったみたいにハードだよね。こっち方面、ここ最近でかなり強化されたよなー。カンヌの休日のおかげ・・・?


アンコール

ああ今日も終わっちゃうなーと思ってた最後の虹のソロまわし、金澤(キーボード)→山内(ギター)→加藤(ベース)ときて、豊夢さんが!!!

最初バカスカ普通にドラム叩いてて、途中で左手に持ってたスティックうしろにやや乱暴に投げ捨てて、「!?」と思った瞬間に、左手でグイッとペットボトルの水飲んで(!!)、右手のスティックも捨てて(!!!)、素手でドラムを叩きだした(!!!!!)

野生に還るようなドラム、それはもう衝撃的なかっこ良さで、ストンと恋に落ちそうなぐらいかっこよくて、会場は興奮のるつぼであった・・・・・・

それ見て山内くんがほんとに嬉しそうでなー、触発されて、ギタープレイにもろ影響が出てた。ああいうのに引き出されるんだよな山内くんは!他の人のアドリブとか枠をはみ出すようなジャム的な動きほんと好きだよな……。

豊夢さんがフジファブリックでこんな自分を出してくるとは思ってなかったから、ほんとーーーに嬉しかった。

大盛り上がりで興奮さめやらぬ中、終演。

メンバーが手を振りながらステージを去る中、チャンダイさんが一人ステージの真ん中へ。そしてマイクの前でおもむろに

金澤「・・・・今度の岐阜公演のみんなのスケジュール、調整しちゃうよ☆☆☆」
客:ヒューーーーーーーーーー!!!!!!笑

・・・最後美しすぎる締め。はぁはぁありがとうございました・・・楽しかったー!

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このツアー終わったら「豊夢ロス」とか言い出すのかしら。(私が)まだ半分終わったところだけど。いやでも、ツアー進むの早いなー。

ああこれ、なんで三日月アドベンチャーの時だけ感じるんだろう。ツアーが進むごとに雪だるま式に人の熱を巻き込んで大きなグルーブになっていくこの感じ。それぞれ違う地方の違う会場なのに連動してつながっているようなこの感じ。

帰ってきた三日月アドベンチャーツアー、帰ってきたばかりだけど、また帰ってきてくださいお願いします。



SET LIST(後半の流れ間違ってると思う。)

徒然モノクローム
カンヌの休日
Sugar!!
熊の惑星
マボロシの街
Gum
かくれんぼ
電光石火
打上げ花火
モノノケハカランダ
炎の舞
Splash!!
徒然モノクローム
バタアシParty Night
SUPER!!
Surfer King
銀河
夜明けのBEAT

en.1/365
en2.虹

フジファブリック LIVE TOUR 2018 "帰ってきた!!三日月ADVENTURE"@浜松 窓枠

日時 2018.02.24 (SAT)
会場 浜松 窓枠
開場 17:30 開演 18:00 終演 20:20

浜松窓枠、好きなライブハウスだなー。浜松窓枠は「バンドのライブ」にすごく合ってる気がする。(ソロアーティストも合ってるわ!とかアイドルでも合ってるわ!って言われそうだけど。みんな大好き浜松窓枠。)ベーシック〜というか。ステージがほどよい高さなのかな、横幅が狭くて同じ整理番号でも他のライブハウスよりうしろの方にはなるけどいつも見やすい。そういえば今回のツアー照明に気が回ってなかったな、と思って。浜松窓枠の照明ってホールで観てるみたいな感覚になる。空間が感じられて素敵。赤が印象的。

空調のキーーーーーンっていう高い音が気になった。MCの時とかシーンとしてる時に聞こえてた。

そんなライブハウスで見たからか。今日のライブはすごくバランスが良くてスタンダードな印象で。と書くと平均的でつまらないものだったのか?みたいに受け取られるかもしれないけど決してそういう意味ではなく。むしろ、好き・・・。それぞれが個人的な事情とか感情とか抱えて持って集結しているのもライブの場だと思うけど、今日は特に自分側の過剰な偏った感情とかも持って行ってなくて。何か極端に偏ってたり突出したもののあるライブも好きだけど、こういうライブもすごく好き。すごく旨い野菜を食べているような。素材の味が旨い!!!みたいな。素材の地力がすごい、みたいな。最後も体操の着地みたいに完璧だった。

フジファブリックは良くも悪くもキッチリ作り込む、と思っていた。でも、「いや、悪くもなんかじゃないよ。これ完全にフジファブリックの個性だよ」と、このライブを観て思った。こんな強力な武器なくす必要ないよね。って誰もなくすなんて言ってないけど。最近はここにラフさとか粗暴さも加わりつつあるからなー。

会場の雰囲気もすごく良くて、プロかよ!!みたいなお客さんだった。まわりを気遣う空気に溢れていて(伸ばした拳引っ込めるときそぉっと腕を降ろしたりとか)途中で自然発生したモッシュも楽しかった。

    • -


バタアシParty Night

バタアシスタート、びっくりしたー!Aメロ歌ったあと「オォ〜〜」とかフェイク入れたりしてお客さんが盛り上がったりしてしょっぱなからいい雰囲気!ああいうのが入ると最初からリラックスしてるのかな?と嬉しくなる。

まわりの環境が良かったというのもあると思うけど、あれ、なんか最初から集中して曲に入っていけるようになってる!名古屋で克服出来たのかな?(だと嬉しい!)

バタアシの歌い方からなんか挑戦してる感じがあった。

のちの山内くんのMCで「バタアシで始まるなんて今までやった事なかったんですけど、そういうのやってみたいと思った」って言ってた。


カンヌの休日

もう、絶対サビ、わざと雑にがなって歌ってるよね!確信犯だよね。こういう今までにない乱暴さとかラフさもどんどん取り入れてって欲しい。


Sugar!!

最近「そうだよ多分」の多分のところの歌い方が好きでしょうがない。


スワン

スワンってサラッとした曲調と裏腹に山内くんが結構熱っぽく歌うのが意外で、そのギャップがいいね。


熊の惑星

加藤さんが演奏しながら足元がステップ踏むように踊ってるみたいで、そういうの珍しいな、あ、楽しい。と思った。


robologuer

うおー久しぶりにこんな曲もやっちゃうんだ!robologueって三日月アドベンチャーで大きく生まれ変わったイメージが強い。相変わらず「アハ」「イエァ〜」とか入れてくるアプローチ笑

山内「robologue、このツアーで初めてやりましたー」
客:オーーー(嬉) パチパチパチ
山内「robologueっていうタイトルはロボットとモノローグを組み合わせた造語で、ロボットのモノローグというか。業田良家さんってすごく大好きな漫画家がいるんですけど、その方が描いたロボットが出てくる漫画を読んで影響を受けてこの曲を作りました。この話も初めてするんですけど(笑)」

山内くんが読んだのは「機械仕掛けの愛」かしら。


Gum

Gumはこんな風に歌われたいと思ってるんじゃないかなー、と思うような歌い方だった。
ちょっと方向性は違うんだけど、TOKYO SESSIONで歌った若者のすべてを聴いた時感じたようなものすごい丁寧さ。音源で聴いて(音源のGumの歌も大好き)、武道館の映像で見て、RISING SUNで北海道の自然みたいなGum聴いて、そんな風に聞いてきたけど、今まで聴いたGumの中で一番しっくりきた。


かくれんぼ

かくれんぼ歌い終わった後
山内「ツアーで歌うたびにどんどんエモくなっていきますね」
山内「いい曲書くねー。ダイちゃん」


ステージ登場でメンバーそれぞれかぶっていた帽子を投げてそれをのちに回収するくだり

山内「帽子を取った方いらっしゃいますか?あ、いらっしゃいますね。中に受け取った方へのメッセージが書いてあります。なんて書いてありますか?」
客:要返却(笑)
山内「要返却。そうですね。このツアーは帽子で始まり帽子で終わるというか、毎公演のみなさんの血と汗と涙といろんなものが滲んでいます」
客:笑(血……?笑)
山内「近くにいるメガネのスタッフに渡してください。メガネ先生」
客:笑
山内「メガネ先輩。メガネじゃない先輩にも」
金澤「それってただの先輩じゃない?」
客:笑

このメガネ先輩のやりとりめっちゃおもしろかった。じわじわきた。


炎の舞

イントロで独創的なギターを弾きながら山内くんが「……あ゛あ゛あ゛……」って変なうめき声みたいなの言い出した。見た事ない手法。あ、新しい……。笑 それ三回ぐらい入れて、最後にしゃがれた声で「……炎の舞(笑)」

なんなの?笑

あんなに長い間ざわめいてる前奏の時間初めてだった。笑

で、新しい試みをしたからか(うめき声)?
はいー山内また今日生まれ変わりましたー。見た事ない自由な動き。なんかまたひとつタガを外せた事を喜んでいるかのようにグネグネしてた。


終わった後、金澤君がズバリ聞いてくれたわ。

金澤「さっきのあれなんだったの?」
客:笑
山内「わかんない。勝手に出てきた。ゴラムみたいでしょ」
金澤「ロード・オブ・ザ・リングの」
山内「ゴラムってどんなんやったっけ」
客:笑(自分で言って振る。笑)
金澤「あなた、完全に事故物件になるものそのまま渡しただけでしょ」
客:笑

名古屋でもやってたけど、山内くんが嬉しそうな顔して赤いギターを高々と縦に上に掲げてポンポンネックの背面叩いて音を出してた。ギターヒーローって感じだった。まっすぐ高々と赤いギターを上に掲げる動き、昔福岡のドラムロゴスで「自分のギター作ったんです!」って掲げてくるくるまわってたの思い出す。


Splash!!

もっといけるだろー!ってちょっと強くなった煽りを見ながら、この人もまた人を引っ張っていく人なんだなーと思った。TOSHI-LOWさんとか細美さんとかそういう感じじゃなくて。違う形で人を引っ張っていく人。


山内「ダイちゃん、浜松来ると必ずいくところがあるよね。音を聴きに」
金澤「あなたそれ言ったら場所すぐわかっちゃうんじゃないですか?次浜松来た時みんなも来ちゃう」
山内「ええやん、みんなで聴いたら」
客:笑
金澤「トゥルネラパージュって店なんですけど」
客:知ってるー
金澤「知ってるでしょ。そこに大きいスピーカーが置いてあって。そのスピーカーを置く為にビルを設計したらしいんですけど」
客:へーーーー
金澤「一階はカフェになってて、ビルにスピーカーの音が爆音で響き渡ってるんですよ。そのスピーカーの方を向いて椅子が置いてあって、みんなその音を聴いてるっていう。ライブ状態ですよ」


玉田「さっきやったrobologueって曲、初めて叩いたんですけど緊張しました」

玉田「総ちゃんのMCを二人が締めて」
客:笑(締めてますかね……?)
玉田「いいバランスだなって。バンドっていいなーと思いました」
玉田「総ちゃんはB型なんだよね?B型ぽいなって思って。僕もB型なんですけど。そして二人はO型なんですよね。で、並べてみて、B、O、B、O……」
山内「って、アーーーー!!!(笑)」
各々「BOBO(笑)」
客:笑
金澤「初めての人に解説しますと、前回の三日月アドベンチャーでBOBOさんって個性の強い風貌のドラマーが叩いてたんですけど、いなくてもその存在感を示しているという」
客:ヒューーーー(拍手)


玉田「僕初めてなんですよ浜松窓際」
客:えーー(ざわ)(ざわ)(窓枠)
山内「窓枠!」
玉田「あ………(笑)」
客:笑

字に書いたらすぐわかるけど、現場で聞いた時は気づかなかった。(メンバーに突っ込まれて気づいた)それより豊夢さんが窓枠初めてって意外すぎない???
山内「関係者の皆さん、すいませんでした」
山内くんがその後ワンテンポ置いて笑ってた。
加藤「じわじわくるやつね(笑)」
金澤「演奏中に思い出すやつだ」

山内くんが窓枠って言うたびに何度も「枠」を表す四角を指で描いて表現していた。笑

最後に豊夢さんが自分に言い聞かせるように「窓際!」ってまた間違えて言って「ああああ………」ってなってた。グダグタ。笑


山内「僕は前回浜松に来た時、夜コンビニでコーヒーを買って、出る時にそのまま落としてこぼしたんですけど」
客:笑
山内「その時店にいた夜のお姉さん、会った事のないお姉さん」
客:笑
山内「血縁関係とかないお姉さん(畳みかけるな……笑)に、「それ一番悲しいやつじゃん」って言われました(笑)」
客:笑
山内「そして今日の昼、みんなでお昼ごはんを食べに行った店で、ウーロン茶が出てきて秒でこぼしました」
客:笑


金澤「こんな自由自在な山内総一郎は浜松でしか見られませんから」
山内「自由自在?」
客:笑

山内くんの自由さ、という個性を金澤君がフジファブリックの強みと思ってる感じがいいなー。


ダンス2000

Sugar!!とか炎の舞とか加藤さんが煽るとこすごく盛り上がる。いつも淡々としてる加藤さんが自我、じゃないけどそういうの出してくる時、なんか怖い感じがする。


アンコール

山内「浜松は、やっぱり暑い!」

確かに浜松窓枠来るたび毎回暑くて床がなんとなくビタビタになってる。

山内「リリースの予定はないんですけど、新曲を色々作っていて。どういう形になるかはわかんないんですけど。それをやりたいと思います。Water lily flowerという曲です」

わ、また聴ける。二回目。前奏のあのコーラス部分めちゃくちゃ好きだ。綺麗。コーラスで金澤君と加藤さんの顔まじまじ見てしまう。最後のコーラスに山内くんも参加するのがいいなー。

何か大きなものが落とす影
何かに反射して映る虹
ざわざわ重なっている木々の下の木漏れ日
光が薄く差す教会の中・・・みたいなイメージ。

あの繊細な飾り細工みたいな影があって薄暗い世界が好き

だから、サビでバキッとそれまでの世界観と変わっちゃうのがちょっと勿体無い気がする。

・・・と思ってたけど、その後ずっと頭をぐるぐるまわるサビ、その強さに意味があるような気がしてきた。山内くんが全歯を剥き出しにして必死で歌ってたサビ。祈りみたいな歌。

最後にまた淡々と「コーヒーを飲もう」って言うのがずるいよね……。

頭をぐるぐるまわるこのメロディに責任取って欲しい。絶対リリースして欲しい。

また「フジファブリックらしくない」って言われちゃうんだろうな、どこかの誰かに。でもいいと思う。三人で作ってきた世界だ。Green Birdみたいに形を少し変えて整えられてまたいつかこの世に出てくるかな?


山内くんの最後のMC

「浜松で思い出した事があるんですけど、志村君が髪の毛を全部金髪にしてきた事があって。でもすぐ真っ黒に染め直したんです。なんでかって言ったら「おばあちゃんに会うから」って。そんなチャーミングなエピソードがある浜松なんですけど。また浜松に帰ってきたいと思います!」

    • -


何も引っ提げてないツアー。このツアーは、大阪城ホールへの思いを引っ提げたツアーかなー。

うわ、冷静に考えたら春の雪やらない日もあるんだ……。打上げ花火も……。夢みるルーザーもレギュラーでいいんじゃないかなぁ!?(好きだから!)ほんと変わり方すごいな。前回以上では?ツアー終わったら全公演のセットリスト並べて欲しい。それ見てその変わりように驚愕したい。「ギャーッあそこであれやったのかーー!」とかやりたい。

なぁ、こんなに変わるならGreen Birdやってくれよ。




SET LIST(順番不正確、なんか抜けてるかも、なんか入ってるかも)

バタアシParty Night
カンヌの休日
Sugar!!
熊の惑星
スワン
robologue
GUM
かくれんぼ
電光石火
炎の舞
Splash!!
徒然モノクローム
ダンス2000
TAIFU
SUPER!!
夜明けのBEAT
LIFE

en1.Water lily flower
en2.虹

フジファブリック LIVE TOUR 2018 "帰ってきた!!三日月ADVENTURE"@名古屋 DIAMOND HALL

公演日 2018.02.22 (THU)
会場 名古屋 DIAMOND HALL
開場 18:00 開演 19:00 終演 21:20

名古屋、熱狂的で今日初めて来日したスターを見るような反応だった。笑 今日のセットリスト、ツアーに初めて参加したみたいに何が来るかわからないワクワク感があった。名古屋のために用意したセットリスト、もちろん事前に考えてきたんだろうけどドンピシャ、この雰囲気見てリアルタイムで決めてるの?みたいなセットリストだった。

前半・中間・後半で空気が少しずつ違うライブで、でも全体的に硬派な感じがした。そして今日のライブで強烈に感じたのは「生命力」。生きているのを実感して、生きて演奏出来る喜びに満ちていた。

すべての事をバンドの事につなげるのは好きではないし、それを引きずって今日のライブに臨んだわけではないけど、でも同じ日本に住んでいて喜びで輝き、悲しみに包まれた昨日のなんとも言えない空気を、その機微を何も感じてないとは思えない。それをそのままバンドに持ち込む事もしないと思うけど。

ただいつも通りやっただけ。でもいつも伝えているその部分が今日はより鮮明に浮き上がって見えて心に響いた。みんなが元気で目の前で歌ってるのが奇跡みたいな風景だな、と思った。

広島の時も少し感じたけど、ロックバンドが転がり始めるってこういう感じなんだなと思った。三日月アドベンチャーの時と同じ。バンド、転がり始めた。

フジファブリックと一緒にいるBOBOさんも好きだけど、フジファブリックと一緒にいる豊夢さんも好きになってしまった。二人ともフジファブリックとずっと一緒にいてくれ!!

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いつものごとくフジファブリックの面々が入場してきてステージ前で挨拶(ペコッと)した時、「うわ、近っ!!」って思った。この会場はステージと客席の間が狭いのか?あと、ちょっとステージ高め?


STAR

これでくるかー!という選曲の1曲目、いきなりライブアンコール前ラスト3曲のような熱さ。ライブ終わるの?大丈夫?と思うような集中と並々ならぬ決意だった。

私はライブで最初の数曲だいたいあんまり集中出来てなくて、STAND!!ツアーでは大大好きな最重要曲FREEDOMとそれに続くGreen Birdの流れを、あの凛とした空気以外ちゃんと叩き込む事が出来なかった、けど今日は年に何回あるかないかぐらいの1曲目をちゃんと叩き込めた日だった。


ロマネ

・・・・・・ッッッッッ!!!!!!!!!!!

前奏始まって、すごい反応だった・・・
だって何の説明もなく始まったんだよ?
間奏入ったとこでもすごい反応だった。
なんだよ名古屋。いきなりなんなんだよ。

山内くんのロマネ、完全にロマネだった。よくもまあ、山内くん、志村の曲をここまで自分の中に抱き込めるね。すっごい山内くんの歌い回しででも歌の世界観そのままの寸部のズレもないロマネでほれぼれしちゃった。・・・いや、すごい。すごいよ。

なんかこの曲のすっとぼけた感じとかなさけなくて甘ったるくて切なくてかわいい感じが山内くんにすごく合ってて、とても気持ち良さそうに歌ってた。

ギターソロではあの頃のギタリストに・・・・なってたのかな。

これ、今年少し前にフルカワユタカがロマネカバーしたの関係あるのかなー。NICO Touches the Wallsのイベントでニコが花をカバーしたそのあとに花やったりしたし、やっぱりそういうのあるのかなぁ。


山内「(すごい反応に対して)・・・ありがとうございます。この体制になって初めてやりました」
客:ヒューーーーー!!!!(歓喜
山内「自分にとってはすごくチャレンジだったんですけど、大好きな曲なので、やりたいと思いました。やっと出来ました。」
客:拍手

「やっと出来た」って言葉に実感が。当たり前だけど、やっぱり、志村が作って志村が歌ってきた曲をやるのは、山内くんにとって毎回大きな山であり、チャレンジなんだなぁ。志村色が強い曲は特に。簡単ではない。だからきっとたくさん練習して歌い込んでものすごく愛情を注いで歌ってきたんだと思う。一曲一曲、毎回乗り越えて。


かくれんぼ

今日サビのところ、ギターのエフェクター?のファンファンした音がすごくてちょっと歌の邪魔になってたような?(山内くんもちょっと気にしていたような)


春の雪

ほんとーに春の雪は素晴らしいな・・・・・・。間奏で金澤君を見て、加藤さんと豊夢さんを見て、山内くんが緩く笑う、それだけで、もう。


電光石火の前のMC、2009年ぶりにJスポーツのプロ野球中継のテーマソングに決まった、Sugar!!の時は「全力で走れ」がテーマだった、という話から山内くんが「言いたい事をコロコロ変えるようなバンドにはなりたくないんで!」ってちょっと強い感じで言って、そんな事掲げてるバンドでしたっけ?って感じでちょっと会場にクスクスと笑いがもれたけど、山内くんは少しも笑ってなかった。本気だった。


玉田「総ちゃんのMCは破天荒な感じで」
客:笑
山内「破天荒って」
玉田「それを二人がふわっと支えてる感じがいいよね〜。うしろから見てて。なんかかわいい。うしろから抱きしめたくなっちゃう」
客:ヒューーーー笑
山内「そんなキャラでしたっけ(笑)。いつでも抱きしめてもらっていいですよ。振り払うかもしれないですけど」
と言ってうしろ振り払う動作(なんかこの最後の一言が山内って感じ)


豊夢さんのMCに関して
山内「話すこと事前に考えてないの?」
豊夢「考えてない」
山内「俺と一緒……」
金澤「あなたはちゃんと考えて話しなさい」
客:笑


今日はやたらと山内くんがチャンダイに「かっこいい」「かっこよくなった」と言う日だった。
金澤「それ志村にも言われた事ある。『かっこいい。アゴが出てて。』って」
客:笑
山内「俺は普通にかっこいいって言ってるよー」

今日もまた話に志村が出てきた。電光石火の説明する時も「WBCの時、一緒にテレビ見ててー」とか言ってて、いっつもフツーにさらっと出てくる。そういうとこ好き。


チャンダイさんが合間にキーボードブースの中で実家からもらったどら焼きモグモグ

山内「もしかしてそれは今話題の……?あれは"女子"カーリングやぞ(笑)」
金澤「今からエンドが変わるから(笑)いろいろ作戦練ってる」
客:笑

そのあと「作戦練ってるんだよね?」って聞かれて「何にも考えてないよ」って言ってた。


Splash!!の前だったかなー、アンプの前にしゃがみ込んでブイブイ音鳴らしたり、スーーーッと赤いギター縦に高く掲げたりしてんのかっこよかったなー。


SUPER!!

山内くんがチャンダイさんと背中合わせになってギター弾きながら見て見て!って感じで加藤さん&豊夢さんの方見て、二人が保護者みたいにやさしく見守ってたのが何この空間・・・・・・・


バタアシParty Night

バ!タ!ア!シ!
一時期定番だったのに最近やらないなーと思っていたのだった!やっぱり「ハンドマイクになるんじゃないか」ってドキドキしてしまうよね・・・やらなかったけど。今回はきっちりギター弾きたいのかなって感じだった。転換では「キーボード光るんじゃないか」とドキドキした。長い期間かけて叩き込まれた記憶って怖い。笑

パレードとかも最近めっきりやってないね。いつでも突然放り込んできそうだけど。


1/365

この曲にあの怪獣ちゃんTシャツ、似合うな。

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山内くんが「来年15周年、デカい花火を打ち上げたいと思ってますんで!それにつながるツアーにしたいと思います」って言ってた。デカい花火、楽しみだなー。



SET LIST(だんだん流れ摑んできた)

STAR
カンヌの休日
Sugar!!
熊の惑星
スワン
ロマネ
かくれんぼ
春の雪
電光石火
炎の舞
Splash!!
徒然モノクローム
バタアシParty Night
SUPER!!
銀河
夜明けのBEAT

en.1/365
en2.虹

フジファブリック LIVE TOUR 2018 "帰ってきた!!三日月ADVENTURE"@広島 CLUB QUATTRO

公演日 2018.02.12 (MON)
会場 広島 CLUB QUATTRO
開場 17:15 開演 18:00 終演 21:20

ううっううう、この春みたいな新しくて不思議な暖かみはなんなんだ……?「ハイまた生まれ変わりましたー」みたいな感じじゃなくて「あれ、もしかして今生まれ変わる……?殻が割れようとしてる……?」って感じ。生まれ変わるの?生まれ変わらないの?どっち?みたいな。バーンと割れ切るわけではなくて、ピシピシとヒビが入ってるのが見えるような。それを目を凝らしてほんとかどうか確かめているような。そんなライブだった。

これって玉田豊夢さんの影響も大いにあると思う!このツアーでフジファブリック玉田豊夢という新しい宝を手に入れてしまったかもしれない。豊夢さんのドラム好きだー!定番の曲も豊夢さんに着火されて違う跳び方してた。新鮮すぎる。

今日のMC神掛かってた。1個1個のエピソードトークが興味深くて心に刻んでおきたいと思うようなおもしろさだった。MCそのものはライブに関係ない(ぐだぐだでも)と思ってるけど、テンポがいいとライブ1本の流れとしてスムーズで気持ちがいい。

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カンヌの休日

カンヌの休日、コラボ発なのにすっかりうちの子になっちゃってって感じ。(音源になってるフジファブリックオンリーVer.とも意味合いが違う)サビ、わざとダミ声っぽくしてるよね?曲により合っててかっこいいなー。最近ギターソロのとこそのまんまMiserlouもおもしろいけどオリジナルのさりげにMiserlouも好きなのでそっちも聴きたい。


Gum

・・・ふぉぉ〜〜〜!Gumぅ・・・!

最近Gumをたまにライブでやるようになって、大好きな曲なのですごく嬉しい。Gumは淡々と歌ってるイメージだったけど、今日はちょっと感情多めな気がした。歌い方に切なさダダ洩れ。

音源で叩いてる張本人の豊夢さんなのに、途中なんか違和感があるような気がした。(間奏後の歌とドラムだけになるところで割と強めにドンドコいってたなーと思って。あとで音源聴き直してみたら音源でもドンドコいってたわ)

ライブ終わってから数日後に「・・・マボロシの街!!」と、Gumとマボロシの街と入れ替わった事に気付いた……。今回のツアーここは固定かと思ってたら日替わりポジションなのか……。ライブで聴くマボロシの街が異様に好きなのでそれはそれでちょっと悲しい。

Gum歌い終わったあと
山内「いい曲だなー。手前味噌ですけど(笑)」
山内くんは手前味噌って言葉好きすぎるな。こんなに手前味噌って言葉使うミュージシャン他にいないのでは。


山内「ドラム、玉田豊夢!」
玉田「はじめまして。フジファブリックのツアーに初めて参加するんですけど、フジファブリックのツアーってどんな感じなんだろうと思ってたら、初日からすごいアドベンチャーで(笑)毎回違う曲をやるって事で、鬼のように曲が送られてきて(笑)」
山内「ごめんねって謝ったもんね(笑)」

山内「豊夢くんとは斉藤和義さんのツアーで一緒に回ったけど、レコーディングとかもした事があって。最近もね?言えない仕事やったけど。言っちゃダメよ(笑)」←って豊夢さんに念押し(なんだろー。たのしみ。)
山内「斉藤さんが遠いところでレコーディングしてる時呼ばれた事があって、宿泊施設があるレコーディングスタジオなんですけど、パジャマも用意してあって(笑)。(斉藤、山内、玉田)三人でお揃いのパジャマを着て、曲の練習するんじゃなくて一晩中Led Zeppelinコピーしてたっていう。よくスタジオの人怒らなかったなって」

山内「完成したの聴いて、こんな曲になったんだー!と思って。全然違う曲になってたから。歌詞も違ったし、メロディも変わってたよね?あ、こういうの言っちゃいけないのかな(笑)?人の曲の事を」
客:笑

その時録ってた曲、「Summer Days」とか「やぁ 無情」とか・・・って話してたので、「Summer Days」は山内くんが弾いてるの知ってたけど「やぁ 無情」も弾いてたのか??知らなかった!と思って帰ってからクレジット確認したら「やぁ 無情」はやっぱり弾いてなかった。(その時に斉藤さんがレコーディングしてた曲って意味だったみたい)その曲が入ってる斉藤さんの「月が昇れば」ってアルバムのクレジット見たけど、ほとんどの楽器斉藤さんが弾いてるんだねー。すごい。


山内「そのあとレコーディングでも叩いてもらって。アルバムのLIFEで5曲?ぐらい叩いたよね?」
玉田「さっきやったGumって曲も僕レコーディングで叩いたんですけど、今回リハーサルやる時音源聴いて、シンプルなドラミングでいいなと思って(笑)、これ誰が叩いてるの?って聞いたら「豊夢君じゃないの?」って言われて、「いや、俺じゃない」って(笑)。それでうち帰ってCDのクレジット見たら、「ワシやがな!!」って」
客:笑
山内「ワシやがな(笑)」
玉田「大分出身なんで(笑)」
山内「ワシ、ワシやがな!(笑)」←なんか気に入ったのか繰り返し言ってた
玉田「一回否定して(笑)」

豊夢さんMC、おもしろくて上手いなぁ。

山内「シャリーとかも叩いてもらったよね」
山内「あれに入ってる笑い声、豊夢君だっけ?」
全員:・・・・・・・・・・
山内「あれ、俺か」
客:笑

(あの笑い方は完全にお前だろ・・・・・・・と思ったけど、STAND!!のCDに入ってる加工した山内くんの声を他の人の声と間違えてた自分には強く言えないのであった。)


かくれんぼ

山内くんがイントロのギター弾いてて途中で止まってうしろ向いてアンプいじってて、仕切り直すのかな、と思ったけど何も言わずにそのままやり直した。(ゆるいか#180で「ディレイ濃いなと思って直しに行った時にダイちゃんがギョッとしてた」って言ってたのはこの時の事かな)シンプルなイントロをちょっとだけ変えてて(1音入れたくらいかな?)ふわっとなった。

「どこにいるのだろう〜」のBメロでチューン、チューンとギターはじくところ、時間の経過を示す時計の針の音みたいですごく効果的で好きだー。

最後音の洪水みたいになるとこ、ギターの音が全然聞こえてこなくて「?」と思ってたら山内くんが足元のエフェクターいじったあとはっきりと艶と一緒に音が聞こえるようになった。そうそう、この音この音。ギターで「探してーるのにー」のメロディを歪んだ音で何度も何度も弾いてたのがエモかった。


弾き終わったあと
山内「この曲力使うわー……」
客:笑

山内「この曲は、彼ですよ、彼」
山内「イケメンの」
山内「成田凌君のCMで使ってもらってて」

この話がちょっとした波紋を。笑(のちのMCで)


春の雪

やっぱりこのツアーにおける春の雪は素ん晴らしいな。「明かりと目が合ってた〜・・・」の後の2小節、最後ピーンとはじくピアノの音好き・・・。やっぱり「ふあーんなんてな/ぁーいよーうなー」じゃなくて「ふあーんなんて/なーいよーうなー」って歌ってる。


山内「昨日福岡から広島に移動して、今日世界一、宇宙一好きなラーメンを食べに行きました。もう、住みたい!!」
客:\一緒に住もー!/
金澤「一緒に住もう(笑)?」
山内「おじさんめちゃくちゃうるさいよ?うるさいって靴下ちゃんと畳んでないとか言ったりするとかじゃなくて」
客:笑
山内「ずっと楽器弾いてるから。最近はドラムの練習まで始めたし。賃貸マンションだコノヤロー(笑)。上下の階の人あのクソヤローって思ってるかもしれないですけど」

山内くんMellowの時も「このライブはうちに来たみたいな、部屋の中みたいな感じで……こんなんうちにいたらうるさいですけど」って言ってて、喋るからうるさいという意味だと思ってたけど、その時から山内くんの言ってる「うるさい」は朝から晩までずっと楽器鳴らしてるという意味のうるさいだったのかも。


山内「実は僕財布を忘れまして。」
客:えーーー
山内「マネージャーに五千円借りて、コンビニのビニール袋に入れて生活してるんですけど。そういえば今持ってるイヤホンの音飽きたなーと思ってそこのLABIにイヤホン見に行って(客:え〜〜←近くで買い物してたんだ…というニュアンス)、これいいなと思って買おうと思ったら、あ!!(苦い顔)と思って。僕スマホにお財布ケータイ付いてるんですよ。電子マネーみたいなの。使ってないですけど。それで買おう!と思ってレジで「これ使えますか?」って言ったら「あーこれ使えませんねー」って言われて」
客:笑

都内とか1日ならまだしも、福岡-中1日-広島という日程で財布忘れるとか、山内くん、強者だな……。

それよりもこのMCでハッ!!としたのは「今持ってるイヤホンの音が飽きた」。普通気に入ってる(ずっと使ってる)イヤホンがあれば同じような音質のものを……ってなりそうなところ、違う音質を求めるところが、すごい!と思って。ミュージシャンとして新たなものを取り入れようとするこの保守的でないタイプというのはすごくいいのではないだろうか……!とひそかに感動していた。


山内「2009年のJスポーツのプロ野球中継で音楽を担当させてもらったんですけど。Sugar!!という曲で、WBCの時イチローがパーーーンッて打って。野球の事あんまり詳しくないんですけど(笑)。その時志村君と取材受けてて、ちょうどその放送やってる時で、取材中断してちょっといいですかって。今それどころじゃないからって。それどころじゃないって、仕事なんですけどね(笑)」
客:笑
ああそっか、2009年の最初の頃か……。
山内「その同じオファーをいただきまして、曲を作成する事になりました!」
客:拍手
山内「作成する事になりましたって、もう作成したんですけどね」
客:笑
山内「その曲をやりたいと思います」
客:おーーーー


電光石火


アンコール

物販の宣伝をする「って、アーーーー!!!」ここでもやってた。

金澤「僕は今日、いつも新鮮な気持ちでライブに臨まなければいけないなと痛感しました。最近、ちょっと慣れつつあったので」
山内「え?」
金澤「慣れるって、悪い意味で」
客:え〜〜?
金澤「今日、かくれんぼやる前のMCで、山内くんいつも「ダイちゃん作詞作曲で……」って話するじゃないですか。今日「この曲は、彼ですよ、彼」「イケメンの」ってきたので、「あ、僕の事だな……」って(笑)」
客:笑
金澤「そしたらあなた、「成田凌君」って(笑)。それで反省したんです。最近あーこうくるなとか、慣れてしまっていたなって。常に新鮮な気持ちで物事を受け取らなきゃいけないなと思いました(笑)。」

山内「いまのはなしおもしろかった(笑)」←幼児の感想みたいな言い方。ひらがなっぽかった。笑
客:笑

ねぇかとうさん?°˖*(*゚▽゚*)゚*˖°
みたいな顔でパァァ…っとしながら加藤さんの方見てた。笑


加藤「ひろしま美術館に行ってきまして、歌川広重展やってたんですけどすごく良かったです」
客:へーーー(行きたいなーって感じ)
加藤「・・・・その展示会は昨日まででした」(悪そうな顔で笑う加藤さん)
客:え〜〜〜〜〜〜〜笑(酷い笑)
加藤「ちなみに次やるのはミュシャ展です(笑)」

加藤さんて美術館に足運んだりとか、芸術的なものに興味あるの、いいよね。


山内「僕達は新曲をいろいろ作っていて、リリースの予定は全然決まってないんですけど(笑)ツアーで毎回新曲やろうかなって、ってそんなに曲ないか?」

1/365の前振りかなーと思いながら聞いてたら、

山内「新曲やりたいと思います。まだどこでもやった事のない曲です。広島が初めてです」

・・・・・えええええええええええ!!!???

山内「タイトルはWater lily flowerです」
山内「この曲ずっとギター弾くからなー(えへへって感じでウォーミングアップのように指を振る)……やります。」


Water lily flower

ほんとだ、フジファブリックに今までない感じ
マジモードというか、無理矢理分類するならthe light的な……?
コーラスが印象的 荘厳な感じ
北欧っぽい、アンビエントな感じがした(そういうのすごく好みであります・・・・・・・・・)
歌詞は最初は暗い感じでサビは虹を架ける的な

こういう暗い曲も作るようになって、なんか嬉しかった。

すごい大事な場面に立ち会ってるような気がして、ピリッとした気持ちでちゃんと向き合いたいなと思った。

聴き終わった後、しばらくぼ〜〜〜っとしてしまった。


曲が終わったあと、山内くんが胸に手を当てて「ドキドキ!」
客:笑(かわいい笑)
山内「フジファブリックっぽくない、意外と壮大な曲になったんですけど(笑)」
山内「リリースの予定とか決まってないですけど、いつか世に出た時は愛してやってください」

このMC、すごーーくいいな〜〜〜と思った。愛してやってください、か。

Water lily flowerかぁ。美しいタイトル。
この曲にいつか再び出会う事が出来たなら・・・・


うぬぼれるなら、今日のお客さんの雰囲気に合わせて虹を選曲してくれたのではないかと思ってしまった。モッシュとかはまったく起こらなかったのでわかりにくかったかもしれないけど確かに感じるこの熱を、ちゃんと感じ取ってくれたのかな、と嬉しくなった。


久々に「隅から隅までみっちりギター堪能したなー」って満足したライブだった。こんなライブ、今他にあるのかな?


ライブで自分にとってキーになるところが定まってきたなー。かくれんぼ〜春の雪、電光石火、打上げ花火。この辺が強い。まぁ、セットリスト変わっていくんですけどね・・・。でも新曲2曲がきっちりキーになるのが強い。フジファブリックはいつもだけど。最新曲がその時の最強になる。



SET LIST(曲順覚えてない)

SUPER!!
カンヌの休日
熊の惑星
スワン
Gum
かくれんぼ
春の雪
電光石火
打上げ花火
炎の舞
Splash!!
TAIFU
Sugar!!
徒然モノクローム
LIFE
夢みるルーザー
星降る夜になったら
夜明けのBEAT

en1.Water lily flower
en2.虹

フジファブリック LIVE TOUR 2018 "帰ってきた!!三日月ADVENTURE"@横浜 BAY HALL

公演日 2018.02.03 (SAT)
会場 横浜 BAY HALL
開場 17:00 開演 18:15 終演 20:30

ツアー初日、横浜 BAY HALL。余白を楽しい楽しい楽しい!!!で書き殴って埋め尽くされるようなライブだった。ヒィ……楽しい……。記憶喪失の人が記憶を取り戻すように「ああ……そうだ……フジファブリックのワンマンってこんなだ……」って思い出していくみたいだった。

頭の中が吹き出しでいっぱいになって煙が出そうなライブの帰り道が好きだ。

    • -


海は見えないけど港近くのはずれの方に立ってるライブハウス。
フジファブリックには珍しく最初からものすごい圧迫&ツアー初日。
記憶が全然ない。


かくれんぼ

ラフな感じで軽くギターをじゃらっと弾いたあと、あ・・・あのいざなうギターの音だ。エレキギターのかくれんぼ、これだ、これがほんとの姿だと思った。Green Birdとかもそうなんだけど、こう熱く歌う歌をすごく求めているかもしれない。

鬼はやめるよ のあとの音源よりもずっと長い静寂。そのあとの爆発力。「曖昧な感情は、全然いらなかったんだ」の強い調子。

声が聴きたかったの前のスィッ!て息継ぎ。歌を歌う時、声を吐き出す前、、こんなに息吸い込むのか・・・・

山内くんの歌がほんとに凄くて、金澤君は、なんでこんな・・・、山内くんの歌を一歩先へ行かせる歌を作ったの。山内くんの歌い癖とか知り尽くしている人が山内くんの歌の一番いいところを引きだして更に高みへ向かわせるような。

すごいな、フロントマンて、ボーカリストって、こんなに自分の中にあるものを限界まで吐き出して晒さなきゃいけないんだ。

かくれんぼのアウトロのギター。ボーカルギターとギタリストはやっぱり違う生き物なんだと思った。混ざって同化したようで、混ざってない。飾りとか捨てて、捨てて、捨てて、どんどん研ぎ澄まされてその姿を剥き出しにしていくギタリストを見た。


春の雪

雪にまつわる歌をやります、と言うのでStockholmかAnthemあたりを思い浮かべて身構えてしまった。Anthemは別に雪出てこないけど。CHRONICLEのDVDのせいか、あのアルバムの曲はストックホルムの雪の中ってイメージ。

ふわ〜っとした感じでフェイドインみたいな雰囲気で始まった春の雪。自分はライブで初めて聴く、ライブDVDを観てはずっと憧れていた曲。山内くんの低い声が心地いい。あわのようにはじけてしまいそうになったいま〜〜〜〜って次の歌い出しが始まるまでずっと伸ばしてた。夜を越えるの歌いにくそうなところはそのまんま。

聴きながら、どんどん暖かいものが流れ込んでくる。フジファブリックのライブは輸血みたいだ、と春の雪を聴きながら思った。瀕死の自分をじわじわ生かす。そして同じ型の人は世界中でこの人達だけ。

いつまでも君にとって のあとの
ふあーんなんてな/ぁーいよーぉなーー を
ふあーんなんてー/なーいよーぉなーー って歌ってた。

間奏の「ハッ」「ハッ」「ハッ」「フッ」フジファブリックの声だけで構成される部分、CD音源よりもちょっと歪なのが愛しい。そのあとの間奏で山内くんが金澤君の方を見ながら緩やかに笑う。VOYAGERツアーでこの山内くんの「ハッ」とか冷静に見てた人、すごいな。正気でいられた?

美しいなぁ。美しい、ハーモニーだなぁ。


かくれんぼが終わった後、長い拍手があって、山内くんが「長い拍手嬉しいです。」って照れながら言って、春の雪でも長い拍手になって、「さっき言ったからって毎回長い拍手でなくても……」って山内くんが笑いながら言ってたけど、言われたからしてるわけではなく!ほんと一曲一曲長い拍手したくなるような演奏の連発なんだもの。


ライブ数日後、あ〜〜春の雪聴きたいと思って(ライブ後よくある現象)CD音源聴いたら、うわ〜なんか全然感触が違う!まず声が違うし、音というか構成がつるっとしてるというか、音源ってきれいに整えられてるなぁと思った。(それはそれでいいんだけどね)あの、ライブで聴いた時のモワッとした感じ・・・ノイズが霞みたいに全体を覆ってる感じ、ざらっとした感じ、との違いを感じていた。チェロの部分どんなアレンジだったっけな〜〜また次のライブの時意識して聴こ。


マボロシの街

そうかー今だと君はこんな歌い方するのかーとじーんときた。


MC中、山内くんはよく曲順表があるらしき足下を見ていた。

たぶん電光石火はこの場所ではなくて、山内くんは曲順間違えてそれに導くMCをしてたんだけど、完全に話しきるまで放置する二人(笑)。話し終わった後

金澤「……ほんとにそれ演るの?」
山内「……!!!!」(キャ!間違えた!みたいな顔。笑)
客:笑 あ〜あ〜あ〜〜
山内「なんで途中で止めてくれへんのよ(笑)」
加藤「いや、途中で気付くかなと思って放っといた(笑)」

そんな突発的な出来事にステージ上で打ち合わせしてんのがリアルで、それを押し通してしまえる強さ!
「やるかー!」って感じでここで新曲やった!


電光石火

Jスポーツのサイトで試聴した一部分のイメージより数万倍パワフルでカッコ良く、最新曲かくれんぼに並ぶ今一番のエネルギーに溢れていて完全に今回のツアーの核だと感じた。15周年を来年に迎えようとするこの年にこんな曲を持ってこれるフジファブリックすごい……!

途中で金澤君が歌い出してビックリした。とうとうメンバーも音源で歌い出すのか……と一瞬「ウッ」と思ったけど、そこまでの拒否反応はなく。相変わらずメンバーが歌う事は望んでないけど。そう思えるようになったのは、弾き語りソロとかを通じて山内くんにおける歌の重みとかボーカリストとしての存在感が去年一気に増したからだ。だからあの頃のような不安はそんなにもうない。

(と初聴きの時は思ってたけど、その後ツアーで何回か聴いてたら、あれは完全にコーラスだね。)


盛り上がりゾーン「これからモンスターとか出てきたりしますけど大丈夫ですか?」みたいな事言うからMonsterやるかと思ったー。聴きたいよう山内のかしまし娘っこ。あの曲調山内くんに絶対はまると思うんだけど。

hereは今回も聴けないですか。もしかしたら山内くんがドラムをライブでお披露目する日まで聴けないんですか。こんなに長い間聴けないとは思わなかったー!レア曲にはしないで欲しい、いい曲だからたくさんやってほしい・・・


Splash!!

「ブッッとばしてよ」が気持ち良すぎ。さっきのMonsterもそうだけど、フジファブリックのこういうハード系たくさん聴きたいというのはもうずっとある。もうこれは個人的な好み。


アンコールで小分けした袋に入った豆(30袋ぐらい?)を三人がプラスチックの白いボウルからやさしく投げてた。節分なので。
最初山内くん鬼の面付けてたけど誰もつっこまず(つっこむようなものでもないのか・・・?)、途中でそっ・・・と外してた。


1/365

あの数小節で終わるかと思われた「1/365」もフルサイズで聴くと加藤さんらしいひねりがあってすごくおもしろい曲だった。最初、サビの「日々日々歩いていけば答えは・・・・」のあとすぐ歌わないところがニクい!

ファブリックシアターで聞いた時はもうあのまま短いままでもいいのではないか(あの小節でコンパクトに完結している。付け足すと冗長になるのではないか。他のミュージシャンでもそういう数秒の曲あるし。まぁネタ的になってその後あんまり歌われる事はなくなるけど)と思ってたけど、フルで作ってほんと良かった!フルの方が断然いい!

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ツアー初日MCという名の山内迷宮

「来年はバンドがデビューして15周年になるんです。なのでそれに向けて勢いをつけるツアーにしたい」というような事を言ってたので、大阪城ホールワンマン開催の照準は来年の15周年に定めて、今年はそれに向けての一年になるのかな、と思った。(個人的な感想です)


SET LIST
覚えてない

楽演祭@テアトロ・ジーリオ・ショウワ

楽演祭
2018年1月11日(木)
会場 テアトロ・ジーリオ・ショウワ
開場 18:30 開演 19:00 終演 21:15

出演アーティスト:斉藤和義×山内総一郎フジファブリック

別冊カドカワ(KADOKAWA昭和音楽大学×ACPC(コンサートプロモーターズ協会)が立ち上げたライブ・エデュテインメント。当日午後、斉藤和義さん、山内総一郎さん(フジファブリック)を迎え、昭和音楽大学・短大在学生対象の「ライブビジネスと社会」で、「音楽をテーマにした対談講義」を実施(講義は昭和音楽大学・短大 各在学生のみ受講可。一般販売はございません)。

下北沢の向こう、初めて降りる駅新百合ヶ丘。きれいな駅前。そこから5分ほどのところにある楽演祭の会場になった昭和音楽大学のテアトロ・ジーリオ・ショウワは2階席3階席がぐるっと囲むオペラ劇場みたいで、ステージで暗闇の中でぽつりと一人スポットを浴びて歌ってる姿はバレエとかを観ているようで静かで厳かな気分だった。反響する歌声と降り注ぐ拍手や歓声が気持ち良かった。(あの柵によるステージの見え辛さはどうかと思ったけどー)

    • -


ステージの上、左右に絨毯が敷いてあって片方には椅子、片方は椅子なし。スタンドマイクな事とMellowバスドラで今日は上手側が山内くんだなとわかった。

19時をまわって会場が暗くなって、まず斉藤さんと山内くんが二人で出てきた。今日は司会者とかいない(すっきりして良い)。二人でしばらく下手の端っこの方で喋ってたんだけど、

会場男?:\総ちゃん声小さいー/
山内「え?小さい?」
斉藤さんのマイクで喋ると声が大きくなる。
山内「わっ全然違う(笑)」
客:笑

最初ただ山内くんがボソボソ喋ってるのかと思った(誤解だった)。斉藤さんと山内くんが「・・・」「・・・」ってしばらくもぞもぞしたあと、斉藤さんのマイク1本で二人寄り添って話を始める。笑

そして短い話が終わったあと、先攻は山内くん。


山内総一郎

カンヌの休日

Mellowが終わって、そのあとアコースティックライブやハナレフジがあって、弾き語りはわりと間隔が空いたのでまたフラットな状態で始めるんだろうな、今度はどんなモードかなーと楽しみにしてた。

1曲目のカンヌの休日から歌もギターも体もすべてが躍動していてビックリした。正月明けなのに!(関係ない?)年明け最初のライブが斉藤さんとの弾き語りイベントというのが2015年と状況似てるなーと思ってたけど、あの頃とは何もかもが違った。

声の掠れとか枯れた感じを入れたい時に自在に操ってる気がした。最後で「あ〜〜あ〜〜〜〜↑↑↑」ってファルセットで1オクターブ上がるみたいなやつ、最初にやり始めた時に比べてすごく上手くなってる。

とにかく、歌もギターも緩急!がすごかった……。


カタチ

ここでカタチやるのか〜〜、今日の声でカタチが聴けるのか〜〜・・・ととても嬉しかった。カタチって山内くんの気持ちにとても近い大事な曲なんだろうな、とここ最近の頻度を見ても思う。この音響の会場であのギターの音を聞けたのもすごく良かった。


山内「今日はこの前に先生……(笑)講義をしてきたんですけど。講義っていうかただ喋ってただけですけど。大学を数ヶ月で辞めたやつが登壇したりしていいのかな?って感じなんですけど」
客:笑
山内「そこで自分の音楽のルーツの話とかして、やっぱりビートルズだな、と思って。父親がビートルズコピーバンドやってて、今はやってないですけど。それで聴いてていろいろ影響を受けて。そのビートルズのI willという曲をやりたいと思います」

昼の講義でルーツの話とかしてたのかー。いろんなアーティストの名前出して語ってたんだろうなー。うわー聞きたかったなぁ。


I will(The Beatles

英語の歌、Mellowの時は「英語出来る人〜」ってお客さんに聞いて前置きしたりとか、英語の歌を歌うの恥ずかしそうだったけど、今日はそういう照れもなくサラッと歌い上げて。恥ずかしいから英語の歌歌わない、じゃなくてむしろどんどん歌っていく、みたいな。歌に限らずギターとか何に対しても山内くんはそうなんだろうな、それこそ上達の道……、こういう姿勢、何かを学ぶ上でお手本にしたい。

最後のファルセットがめちゃくちゃきれいで気持ちよくてかわいかった。


山内「僕が歌い始めたのは、バンドのボーカルだった志村君が他界して、バンドを続けたいって思ったからなんですけど。考えてみればデビューしてから5年というのはとても短い期間だったなぁと思います。」

これがなんか今日すごく印象に残ったMC。

山内くんは最近またステージでよく志村の話をする。LIFEツアーの時はフジファブリックをなんで続けてるかって話をするためだったけど、今は自分が歌い始めた話をするため。バンド、歌、そのターニングポイントに志村がいる。(ギター道のターニングポイントにはまた別の誰かがいそうだけど)

山内「ほんとはやる予定ではなかったんですけど、講義とかしてて10代の若い生徒さんと接したりする中で、歌いたいな、と思ったので。自分が歌を歌おうと決めた、EHOという曲です」

カッチリ事前に決めたセットリストじゃなくてその日の気持ちで歌いたい歌を歌える人っていいな。


ECHO

ECHO聴いている間中、ただただ自分はこの人の歌が好きなんだという事を思い知らされた。今日のこの歌が今まで聞いた山内くんの歌の中で一番好きだと思った。

山内総一郎の声の特徴ってこのものすごい透明感だなーと思った。でもガラスみたいな均一な透明感じゃなくて、なんだろうこれは……と考えてて、水中みたいなもこもこのある透明感だなと思った。

そしてやっぱりいろんなところに大阪城ホールがちらついて見えた。手が届きそうで届かないちょっと高めの目標ってこんなに人を奮い立たせるものなのか……。この日の山内くんの表面はゆるゆるしてるけど体全体から発してるすさまじい勢いを見て思った。今日の歌は、ちょっと心震えた。


山内「講義の時、小さい頃に叶えたかった夢は叶いましたか?って質問があって、いい質問だなーと思って。叶ったかな……?どうなんだろう。斉藤さんは「叶った」って即答しててかっこいいなと思って。この人ずっとかっこよかったんだろうな。小さい時から」
客:笑(小さい時から笑)
山内「どうも〜 斉藤和義で〜す(モノマネ…?笑 なんかひらひら手振ってる)って(笑)」
客:笑
山内「で何が言いたいかって言うと……何も言いたい事はないんですけど(笑)」
客:笑
山内「でも今日こんなステージに立てているのも運命的だと思うし、バンドも続けられているので、夢は叶っているのかな?と思います」
客:拍手

山内「斉藤和義さんとの最初の出会いは父親が持っていた斉藤さんのCDで、かっこいいなーと思って聞き込んでて、そしてデビューしてバンドで企画ライブをする事になって、その時誰を呼びたいかって話になって、ダメ元で斉藤さんに声を掛けたらなんと出ていただける事になって。そんな憧れの人の曲をカバーしたいなと思います。」
客:ヒューーー♪
山内「……って次は違う曲をやるんですけど(笑)次の次に斉藤さんのカバーをやります(笑)」
客:笑

うん……、話の流れからして次はLIFEだと思った……。笑

今日のMCのお客さん翻弄具合がいつもに増してすごかった。笑 ひらっひらって手の平返すような。職人技かな?ぐらいの域だった。んで、今日ステージ上であくびしました……?笑「違う違う(笑)、口から何か出たのかな?」とか言ってたけど。(ECHOの後だけに)この日のお客さんは普通のフェスでは流されるような山内くんの機微をひとつひとつ拾い上げて、戸惑うほど大ウケだった。笑(歓声が降り注いでくるような会場の構造のせいかな、とも思ったけど。笑)

話は脱線していったけど、夢は叶いましたか?でどうだろう。って言ったのと、その言い方がすごーーく山内くんっぽいなと思った。そしてLIFEの歌詞にもあるように「違うようだけれどそれもいっか」って思ってる事が今の山内くんから幸せな空気と共にちゃんと伝わってきているのが嬉しいんだよーー。


LIFE

出た〜、ここでバスドラ出た〜。LIFEでバスドラかぁ。最近(というかファブリックシアターで気持ち悪い表拍の手拍子を経験してから)LIFEでの手拍子問題が気になる。あの日以外は表拍になった事ないけど。(レディクレのハナレフジでLIFEやった時必死に永積さんが裏拍手拍子促してたのが印象的)今日はバスドラが表で鳴って手拍子が裏拍なのがちょっと変な感じがした。

スタンディングだったら感情表現手拍子の他にもいろいろ増えるから別に気にならないんだけど、着席スタイルだと感情表現がほぼ手拍子だけになるからなー。手拍子というものがほんと好きじゃないんだなと弾き語りのたび思ってしまう。ざわざわ漣みたいな音が演奏の邪魔に感じてしまう。このせっかく小さな音でも聞こえる環境なのに、もったいない、と思って。

もちろんフワーって盛り上がった時に手拍子やったりもすることもあるよ、でもなんか頭から最後まで演奏に何が起ころうとも頑なにきっちり手拍子、みたいなのはよくわからない。まぁすべての事が自分の気持ちのいい思い通りになるとは思ってないからそれはしょうがないと思ってる。

ついでにやっぱりバスドラも苦手。(普通のライブのドラムのセットに入ってるバスドラの事じゃなくて弾き語りにおけるあの単発バスドラの事ね)何回言うねんって感じだけど毎回そう思うんだからしょうがない。バスドラ使わない斉藤さんが羨ましかった。今日の斉藤さんの弾き語り見て山内くんもバスドラやめてくれないかな〜とか思ってしまった。山内くんがドラムの練習を始めたからか、以前よりかは緩急があってドスン!ドスン!て感じはないように感じたけど。

LIFEの感想が……。だいたい弾き語りでバスドラ使った曲の時バスドラの文句ばっかり言ってる。こんなんイヤだ。笑

でもライブのLIFEって曲がいろいろ山あり谷あり紆余曲折するその中で、例えば真ん中らへんの「やっぱり僕ら思ってた・・・」の前のギターソロの場面とか、手拍子が止みそうになると山内くんが弾きながら「……手拍子続けてくれていいですよ(笑)?」って言ったりとか、そしてその手拍子のリズムに山内くんが合わせて乗っかっていったりとか、目の前のお客さんとコミュニケーションしながら作り上げていくのはすごくいいなぁと思った。そう、山内くんはそういうスタイルの人だ。

結局何が言いたいかっていうと、手拍子とかバスドラ音は基本好きじゃないけど状況により楽しめればそれでいいなって(そんな深くも考えてない)。山内くんは嬉しそうだ。そして自分もそんな頑なにならないようにしたいな。


劇的な瞬間(斉藤和義

そのまますぐ曲に入る。前奏が始まった時、お客さんがヒューーー♪ってなった。

ベタな代表曲じゃなくてその人が個人的に思い入れのある曲のカバーって嬉しい。

山内くんがカバーした斉藤和義の劇的な瞬間は、だんだんわからなくなるを歌ってる時の声に近いと思った。こういう硬質でひんやりした歌い方もすごくいいなー。

山内くんが「うしろから抱きしめた / 君の髪のいい匂い / 君の腕のやわらかさ」ですよ。…ですよ。

山内くんのような人がこういう歌を歌うのが、端正な人が乱れる感じがしてグッとくる。

この曲の最後でもカンヌの休日みたいなファルセットやってた。

ギターの音もめちゃくちゃ良かったな〜。なんか芳醇……!って思った。

終わってから山内くんが噛みしめるように「いい曲ーーーー!!!」って。


どっかでMellowの時みたいに「みなさん・・・・大丈夫ですか?」って言ってた。お客さんは拍手で応えてた。弾き語りで静かなのってやっぱり演ってる側は盛り上がってるか心配になるのかなー?グッと聴き入ってる会場の空気と終わったあとの割れんばかりの拍手で感じてくれ……。


「もう空が持ち上がる」の部分の広がりがヤバかった。気持ち良すぎて浮き上がりそうだった。今日はギターもすごかった。ストロークがいつもより激しかった。腱鞘炎になりそうなぐらい。歌と同じく、ギターの表現も遠慮なしにガンガン変化していってる。

50分ぐらいで終了。


斉藤和義

「明けましておめでとうございます〜」って緩い感じで始まった。(そういえば山内くんは斉藤さんに会った時「明けましておめでとうございます」とか年始の挨拶したんだろうか……フフ……)

この人のギターもすごいなぁ。MCは相変わらず酷い。笑 すべての事柄をエロい方向につなげるのがすごい。想像力がすごい。自分のライブでも毎回こうなんだろうか。笑

斉藤「音大通ってる女の人ってなんかエロいよね……」
客:笑(わからないでもないけど)
斉藤「楽器やってる女の人ってエロいよね。小さい頃からピアノとかバイオリンとか習ってるんでしょ、そういう人が地方から東京に出てきて、一人暮らし始めてウェーイって弾けたりしてるんでしょ?」
客:笑
斉藤「音大って女の人の割合が多いですよね。うちのバンドで音大出身の男がいるんですけど(←ちょっとこの辺誰っていうのは適当)、その人が行ってた音大も8対2ぐらいで男が圧倒的に少なくて、まーモテたと。」
客:笑
斉藤「俺も音大に行けばよかった」
客:笑
斉藤「俺音楽理論とかは全然わかんないんですけど。なので今日在学中の人も来てると思うんですけど、「あのコード進行はおかしい」とか「ピッチが……」とかそういうところは聞かないでください」
客:笑

斉藤「ここってどこ?」
客:笑
斉藤「川崎?」
客:\川崎/
斉藤「…明らかに学生じゃない声ですけど(笑)」
客:笑
斉藤「町田の楽器屋さんとか車で行ったりするんですけど、町田のスタバの店員さんにめちゃくちゃかわいい子がいて、町田っていい町だなーって」
客:笑
斉藤「一回しか行ってないんでもう顔も忘れましたけど。……ダジャレじゃないですよ?」
客:笑

斉藤「今日昼間講義してきたんですけど、2・3人寝てる学生の子とかいて(笑)」
客:笑
斉藤「10代の学生さんと、そのうしろに俺とか総ちゃんとかの枠と明らかにわかる一般の人が」
客:笑
斉藤「俺今年25周年なんですけど、その頃まだ生まれてないような人達があっという間にああいう風になるんだなーと思って。」
客:笑

斉藤さんやたらと「一般の人」に厳しかった。笑

斉藤さんが「今日はこんなですけど盛り上がってるんですよね」みたいな事言ってたけど、ステージからしたらあんまりお客さんの歓声聞こえない?自分の席からは包み込まれるように歓声聞こえてたんだけど。(盛り上がってた)

斉藤和義のあこがれって曲が良かったなー。サビの感じがなんか好き。「もう一曲やっていいって」って言いながら最後にやさしくなりたいを歌った。

斉藤さんは年を取るごとにカッコ良くなっていくなー。でも歌声は瑞々しくて青いまんま。で喋ったらアレだし。永遠にモテそう。

斉藤さんは来年のツアーの告知してたけど山内くんは告知なにもしてなかった。


斉藤さんが歌っている間ぽっかり空いてるさっきまで山内くんが踏みしめていた絨毯が目に入って、「あ、さっきまでそこにいたな・・・」と時々その残り香を感じていた。

この曲が好きとかこの人の歌とか演奏好きとかあるけど、その一歩先をいく「はまる」っていうのはすごい事だなー、とじんわりと感じていた。いつも心の中にその人の為だけに席を用意するような。

君は特別。なんだかんだで出会ってしまったこの大好きな声で歌を歌う人とそこから生まれるいろんな感情を大切にしようと思った。


■ アンコール

斉藤さんと山内くんが出てきた。アンコールは山内くんの椅子も用意されていて二人とも座って会話。山内くんが斉藤さんの方をちょっと向いて座ってるのがかわいい。

斉藤「……山内総一郎!」
山内「斉藤さん!」
座ったままお互いにメンバー紹介。

山内「こうやって斉藤さんと2人でやるのは初めてじゃないですか?」
斉藤「やったことなかったっけ?」
山内「今までは浜崎さんがいたりとか、勘太郎さんがいたりとかありましたけど、二人でやるのは……」
斉藤「そういやそうだね。さっきからやってるやってるって言ってるけど、そういう意味じゃないからね」
客:笑
斉藤「俺は総ちゃんだったらいいけど」
客:笑
山内「・・・・・・・大丈夫かなー、斉藤さん、背が高いからなー・・・・」
客:笑(???笑)
山内「……先生とか、生徒さんとかいる前で……(笑)」
客:笑

斉藤さんすぐそういう事言う……。笑 前もGACHIの時藤巻さんに言って浜崎さんに止められてた。山内くんは「斉藤さんは背が高いからなー・・・・」って2回ぐらい言ってた。笑


斉藤「今からやるのは俺の曲なんですけど」
山内「この曲は昔イベントの時斉藤さんと志村君がボーカルチェンジして歌ってた記憶があります」
斉藤「そうだったっけ?」
山内「そのイベントの時、プロの人ってどういう風に来るんだろうなーと思ったら、斉藤さん、ベロベロに酔っぱらって来ましたよね(笑)」
客:笑
斉藤「当日飲んではいないよ。二日酔いだったけど」
山内「飲んではいないですね」
斉藤「ステージで飲んでんのは奥田民生だよ」
客:笑

ちなみその当時のイベント倶楽部AKANEIROのセットリスト

斉藤和義

歩いて帰ろう
大丈夫
古いラジカセ
アゲハ
FIRE DOG(セッション)
進め なまけもの(セッション)
歌うたいのバラッド

フジファブリック

TAIFU
ダンス2000
銀河

打ち上げ花火
追ってけ追ってけ
陽炎
花屋の娘
NAGISAにて

アンコール

僕の見たビートルズはTVの中(セッション)
線香花火(セッション)
茜色の夕日(セッション)


豪華〜。


進め なまけもの

アンコール、この時は2曲ぐらいしかやらないと思ってて「山内くん、これは歌わないかー」とちょっとガッカリした。この曲のスライドギターものすごく素敵だったけど、今日は山内くんの歌がすごく聴きたかった。ギターだけで満足できる日もあるけど、なぜか今日は、山内くんが歌わないと物足りない自分がいる・・・サビの最初の部分だけパクパク口は動かしてた。(マイクで声は通ってない)

ちなみにこの時のアコギの感じは山内くんがサポートで入った斉藤さんのツアーのライブビデオ「KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2010 STUPID SPIRIT at ZEPP TOKYO 2010.12.12」でかなり雰囲気再現されております!(突然の宣伝)久々に引っ張り出して見てみたら、山内くんを取り巻いてる空気が全然違う……!


斉藤「前ラジオで演る時一生懸命練習したんだけど本番ではあんまりうまくいかなくて。今日リベンジしたいと思って」
斉藤「総ちゃんの作る曲って難しい。普段自分が使わないようなコードとか進行とかで」
山内「逆に斉藤さんの曲もそうですよ。斉藤さんの癖というか個性があって」


ブルー

今日の声で聞けるブルー・・・。短い期間で永積さんと斉藤さんにカバーされるブルー。(斉藤さんはコーラスだけでメインは歌ってないけど)山内くんの声に斉藤さんのコーラスが乗るの、永積さんとはまた違った美しさ。うっとり。いつも山内くんが弾く間奏部分を斉藤さんが弾いて、ああ、斉藤さんはこんな風に弾くのかー、と山内くんとは違うその斉藤さんらしい解釈にも感動した。こういうの聴けるのいいなぁ。イベントいいなぁ。

永積さんといる時と斉藤さんといる時と山内くんの雰囲気変わる。斉藤さんといる時の山内くんってなんか好きだ。斉藤さんと一緒の時はちょっと男っぽくなるというか。後輩の男感。


斉藤「何やろうかな〜〜」
山内「……さっき講義でルーツの話をしたという話をしたんですけど、最初に触れた斉藤さんの曲がジレンマという曲で」
斉藤「でも総ちゃんが最初に買ったCDはウルフルズって言ってた」
客:笑

山内くんが「イエーーーーー!」って照れながらバンザイをちょっとサービスで歌う……と思ったら、斉藤さんがバンザイの前奏を弾き出して「イエーーーーーーー!!!」って。笑 それに合わせて山内くんも弾き始める。

せっかく山内くんが曲振ったのに(笑)。山内くんのジレンマ聴いた事ないから聴きたかったー!斉藤さんはなぜか自分の曲より他の人の曲をやりたそうな空気を醸し出してた。


バンザイ〜好きでよかった〜(ウルフルズ

最初に出てくるサビ部分を斉藤さんが「バンザーーーイ〜〜」って歌った後、「総ちゃん!」って山内くんに歌を受け渡した。そして山内くんが歌ったのち、斉藤さん!って感じで(言わないんだけど)斉藤さんに渡す、というのを割と細かく(笑)繰り返してるのがちょっとゆずの夏色っぽかった。笑(ゆずがテレビでお客さんの前で夏色歌ってる時、相方の名前を呼んで歌をリレーしていってるのを何度か見た事がある)

どう振り分けるのか?ここはどっちが歌うのか?とその臨場感にドキドキした。笑

斉藤さんが時々歌詞がわかんなくなってむにゃ〜って歌ってる中、山内くんはきっちり歌詞を覚えてた。さすが最初に自分で買ったCD。笑

1番で綺麗に収めて終わった。


客:ヒューーーーーーー!!!!!!
斉藤「今日一番の盛り上がり(笑)」
山内「ここにいない人の……(笑)!!」


斉藤「この前も奥田民生とか浜崎貴司とか一緒のイベントがあったんだけど、みんな声でかくて、話に入っていけない」
客:笑
山内「大縄跳びに入っていけない感じですよね。」
客:笑
斉藤「たまに喋ったら会話が止まったり」
山内「あ、斉藤さんって「ごめん」ってよく言いますよね」
斉藤「謝ったのにそれが聞こえてなかったり」
客:笑
山内「それって寂しいですね。」
客:笑(なんか言い方がおかしかった)

山内「去年、全然会話が盛り上がらない打ち上げがあって、朝4時5時ぐらいに全然盛り上がらなかったから飲み直そうっていって二人で二軒目行きましたよね」
斉藤「そうそう、つまんない打ち上げがあって」
客:笑(はっきり言った)

なんだろう、この会話が全然盛り上がらなかった打ち上げって・・・ギタージャンボリー?


イージュー★ライダー(奥田民生

続けざまに斉藤さん主導でイージュー★ライダーの前奏!(また他の人の歌。笑)山内くん巻き込まれるように乗っかる。Aメロ斉藤さん→山内くん、Bメロ斉藤さん、サビ斉藤さんがメイン歌って山内くんが即座にハモってた。なんでそんなすぐハモれるんだーと思ったらつい最近TOKYO SESSIONの番組内で奥田さんの歌にハモってたんだった。すごい、経験が即生かされてる…!この山内くんのハモりすごく好きだー!(帰ってからすぐTOKYO SESSION見直した・・・)

山内くんは何でも出来るし即興に強いし、ほんと使い勝手いいよな〜・・・笑 そりゃギターでも歌でもいろいろ呼ばれるわ。(ベースも出来ます。そのうちドラムも出来るようになります。)

ちなみにこの曲でも斉藤さんが途中で歌詞わかんなくなってうにゃうにゃ歌ってたけど山内くんはちゃんと歌えてました。笑

斉藤「次最後の曲です」
客:え〜〜〜・・・・


FIRE DOG

!!!!

以前Hello Worldというラジオ番組で斉藤さんと山内くんがスタジオライブやってるのを聴いて(あの時は配信もあったからラジオブース映像越しに)いいなぁ〜〜〜と感動して一人悶えてた斉藤和義山内総一郎のブルーとFIRE DOGが目の前で再現された感じ。素晴らしかった・・・この山内くんのハモりも好きだー!(帰ってからすぐHello World聴き直した・・・)

初めて生で触れたフジファブリックの音というのがFIRE DOGを弾く山内くんのギターの音なので、そういう思い入れもあって嬉しかった。終盤の斉藤さんとのギター合戦も最高だった。

最後は曲中に自然にお客さんが立ち上がって大盛り上がり。こういう雰囲気、いいなぁ!

斉藤さんがどっかで「リハしてた曲もあったんですけどね……(笑)」って言ってたんだけど、アンコールの自由さ、めちゃくちゃ楽しかった!

最後に斉藤さんと手をつないでツアーでやるみたいな万歳。ステージの真ん中で二人おもむろに手をつなぐから一瞬なにごとかと思ってしまった。笑 万歳をしたので「あ、ああ・・・」って。

    • -


新年、山内くんから発せられるエネルギーにビリビリ来たライブだった。ここから始まる今年がとにかく楽しみで仕方ない。


SET LIST

山内総一郎

カンヌの休日
カタチ
I will(The Beatles
ECHO
LIFE
劇的な瞬間(斉藤和義


斉藤和義

アゲハ
あこがれ
始まりのサンセット
マディウォーター
ずっと好きだった
歌うたいのバラッド
やさしくなりたい

アンコール(斉藤和義×山内総一郎

進めなまけもの
ブルー
バンザイ〜好きでよかった〜(ウルフルズ
イージュー★ライダー(奥田民生
FIRE DOG


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